リアドアスピーカー交換 昭和の迷品→ダイソー300円⁺税USBスピーカー
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
昨年の11月に取り付けたばかりのリアドアスピーカーですが、それ以前からやりたかった小型スピーカーの取り付けを今回やってみることにしました。
取り付けたスピーカーの音が小さいのがどうしても気になっていて他のスピーカを一度試したかったのがその理由です。そして使ってみたかったネオジム磁石使用の小型スピーカーの販売がもう終了したそうなので、それ以外ですぐに入手できるダイソーのUSBスピーカ(口径約5センチアンプ内蔵2個組)で試すことにしました。
写真はダイソースピーカーのエンクロージャ(ケース)を分解してリアドアスピーカのホールキャップ(穴塞ぎ板)にテープで張り付けたものです。今回スピーカーユニットだけじゃなくエンクロージャ丸ごと(アンプ基板等は除去)取付ける事を考えたので、まずはそれができるかどうか実際にはめて確認する事から始めることにしました。
早速以前の作業の写真を探してリアドアの内張りを剥がしてはめ込んでみるとなんとかハマってくれました。
2
リアドアの内張りは作業前に前回作業時の写真を見て予習したのでスムーズに行えました。ウインドウスイッチの配線のカプラー外しにはダイソー先細ペンチ改造を初使用しました。今回はたまたま簡単に外せはしましたが、ペンチのふたつの先端が同じ位置にあるのはあまりよろしくない感じがしました。リリースボタンがどこにあるのか知っていれば問題ないんですがやみくもに力を入れて掴むとカプラーを壊しそうな気がします。
別のスピーカを組み込む場合にどれくらいの奥行の余裕があるのか知っておきたいと思ったのですが、サイズを測るのが面倒だったのでそばにあったマスキングテープのリールをそのまま張り付けてはめられるかだけチェックしてみました。ちょうどテープのサイズ分はみ出る感じでした。リアドア内のスピーカ取り付け位置にはバーがあってにそれに当たってしまうようです。
このスピーカを丸ごと組み込むことは可能と分かったので次の作業はまずはひとつだけホールキャップにスピーカを取り付けて左右で鳴りの違いを確認をする事にしました。
3
まずはホールキャップの中心に丸穴をあけていきます。手持ちの木工用51mmホルソーがあって程よいサイズだと思ったのでそれを使いました。この段階ではこのスピーカと元のスピーカ音の鳴りの違いを急いで確認する事なのですが、せっかく道具を出してあるので念のため左右用二つとも穴をあけておくことにしました。
4
このダイソーのUSBスピーカのエンクロージャの構造ですが、前面パネルと後部ボディのふたつに分割できます。前面パネルの四隅にはタッピングビスが締め込まれる細めの円筒が飛び出していてスピーカユニット四隅の穴にはまるようになっています。一方の後部ボディ内側の四隅には裏側からタッピングビスを差し込める太めの円筒があってスピーカユニットの四隅の穴に当たるようになっています。言葉で説明するのは難しいですがなかなかよくできた構造だと思いました。前面パネルには意味不明な突起が1本突き出していましたが、これは樹脂の射出成型絡みの痕跡のようなので手で摘まんで除去しました。
なお、右用スピーカーには音量調整可能なオーディオアンプ基板が入っていて加工が面倒なのでまずはスピーカコードだけが付いている左側用スピーカを使いました。そして鳴らし比べの結果を見て可能なら反対がの加工もして完成させる、あるいは加工を中止して元に戻すか決める方針とします。
5
スピーカホールキャップを挟んでエンクロージャを仮組みしたらなかなか良い感じでした。付属のコードは細くてギボシ端子の圧着に耐えられそうもない感じだった事と作業中にコードの片側のコードがスピーカの端子から外れてしまったので手持ちの太いコードに変更しました。コードの長さは30センチ以下だったと思いますが測ってないので不明です。
ここまでスピーカユニットの組み込み作業に結構時間が掛かってしまいました。当初は片チャンネルのスピーカの組み立てをして新旧のスピーカを左右で鳴らし比べをしてから交換するかどうか決めるという思惑だったのですが、ここまで来たらもう左右両方のスピーカの組み立て作業をやってしまう事に決めました。鳴らし比べはしてみますがよほどの事が無い限り交換しないという選択は無理かなぁと。
6
右側スピーカに内蔵されているアンプ基板は別の用途に利用できるので写真を撮影しておきました。音声入力の右チャンネルの配線(オレンジ色)半田付け不良でした。左右同様の加工を行いました。ですが、最終段階のエンクロージャ裏からのねじ止めが困難を極めました。とにかく全然締まってくれません。まず第一に位置合わせがとても難しい。それとホールキャップの厚み分タッピングビスの長さが不足しているんだと思います。手持ちの長めのビスをいくつか試しましたがやや太くて使えませんでした。もう日没が近づいたので諦めてリアドアの内張りを元に戻そうと思ったのですが、最後にひと踏ん張りしてしっかり位置合わせをしたらなんとかねじを締め込むことができました。といっても締め込みはやや甘いので念のためホットボンドで補強とねじの脱落防止をしておきました。
7
日没間際に作業が終わったのでまずは新旧鳴らし比べ。
右リアドアにダイソーUSBスピーカーを取り付けて左はクラリオンフラットコーンそのままでチェック。結果は…
どっちも同じような控えめの音量でした。おそらく純正オーディオのフロントとリアのアンプが同等ではないのだと思います。
その他の違いですが、ダイソーUSBスピーカーは口径5センチ未満なので低域出ませんね…。高域はよく出てる感じがしましたがクラリオンフラットコーンの圧勝かなと。ですがもう交換する事に決めていたのであとは見た目勝負です。日没時間で寒空写真撮影はできませんでしたが見た目ではホールキャップ+ダイソーUSBスピーカーが圧勝です。さっさと内張りを戻してウインドウスイッチの動作チェックを済ませて後片付けをして作業完了です。どうやら半日かかってしまったようです…。
その後気づいたのですが控えめ音量のリアスピーカーですが、ダイソーUSBスピーカーを使うと高音域の定位がやや後ろに引っ張られる感じがしました。なんとなくツイータになってる感じです。キャパシターかまして低域カットしてツイータとしてフロントに足すのもありかも?
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