前回はあまりにも慌てて書いたせいで見落としてた詳細部分とか、
若干間違ってたかもしれないところもあったので、改めて詳細を検証!
ってなワケで、今回もボルボのXC40について誰も指摘しないであろう
ユーティリティなどを中心に自分なりに掘り下げていきたいと思います。
まずは、何と言っても特に気になるのが、「センサスコネクト」。
要するに、ボルボの次世代インフォテイメントシステムのことですが、
こちらは既にXC90やXC60にも搭載されているので情報も多いですが、
あまりレビューも見かけないので、自分でいろいろ調べております(汗
最初に目にした時はなかなか衝撃的というか、画期的ではありましたが、
やはり、この手のデバイスは日進月歩ですね。たった数年でも大変化。
凄く細かいところですが…
輸入車なので、当然、言語は全て日本語に翻訳されるのですが、
その際、半角カタカナとかで表示されるのが物凄く陳腐に思えて
正直何かイヤだったんですが、ボルボの場合はそうでもなさそうです。
但し、ナビゲーション等一部では半角カタカナも交じってましたが(汗
そして、特に気になっていた音楽ソースについて。
VWゴルフのディスカバープロでは、CDやDVD再生は勿論、USBも可。
さらに後期ロットにもなると、AUXでステレオミニジャックまで配しています。
それだけでなく、SDカードもスロットルが2か所、勿論、Bluetoothも可…と、
実はめちゃくちゃ多彩ぶりを発揮していたんだ、ってことに気が付きます(笑
私の知る限りでは…トップクラスじゃないですかね、この汎用性を見ると。
但し、AVアンプ自体は最近の軽自動車の純正オーディオよりもショボく(汗
なんでこんなにアンバランスなのか、未だに疑問だったりしますが…。
ボルボの場合は、CDやDVDも無ければSDカードも無いというのは
前回もお伝えした通りで、音楽再生はスマホかUSBデバイスのみ。
なので、もしも今までのように大量の音源が再生可能なSDカードを
使いたければ、改めてUSBメディアプレイヤーみたいなデバイスを
購入して、わざわざUSB差込口に常時インプットする必要があります。
この点だけを考えると、間違いなく面倒だし、全然スマートじゃないです。
価格帯は違えど間違いなくライバルになり得るホンダの新型CR-Vも
全く同様に、音楽ソースはスマホかUSBのみ、という強気設定です(汗
どうやら、次世代のオーディオはもはや円盤を必要としていない様子…(涙
かつて、カーステからカセットが消滅し、代わりに登場したMDも消滅し…
そして、次はいよいよCD/DVDってことなのでしょうかね?
でもまぁ、今のVWゴルフで、CDやDVDを再生してるか?…と言えば、
ぶっちゃけ、ほとんど使ってません、はい。SDカードで十分足りるので(汗
128GBのSDカードが2枚も挿せたら、洋楽と邦楽で音源も整理出来るし、
何より、何万曲といつでも自由に再生できるので、超便利なんですよね。
因みに、ボルボだと音楽再生画面はこんな感じ…。
まるで味気も無ければディスカバープロのような面白味も無し。
まぁ、シンプルでわかりやすいっちゃわかりやすいんですけどね。
それに…
ディスカバープロのように、カエラちゃんがどこぞのババアの画像に
ハメ込まれてしまうようなことも…きっと無いと思いますしね、ええ(爆
まぁエンタメ系に関しては前回も述べているのでこのくらいにして。
VWゴルフと同様、液晶パネルにあらゆる機能が集約されていますが、
ボルボの場合は、さらに進化してエアコン関係までもタッチパネル扱い。
一部の映像では、このように…ステアリングヒーターも紹介されてます。
最近の本革ステアリングには続々と導入されてる快適装備ですよね。
但し、日本版のカタログにはステアリングヒーターの記載は一切無し(汗
メーカーオプション扱いという表記も本国の資料で見かけたのですが、
その設定自体、日本版に無いということは、導入されてないのでしょう(涙
この辺は一応?高級車の部類であれば備わってて欲しかったですね。
しかし、ボルボの日本国版サイトを見ると…
あれ?あるじゃないですか。しかも!シートベンチレーションまでも(汗
VWだと、パサートHLに標準装備されていて、めちゃ好印象でしたが…
本革シートであれば、このベンチレーションはかなり必要だと思うのです。
ま、標準であったらラッキーだな~!くらいに思っておきましょうかね(笑
他に…ボルボコンサスでは、フリーハンド入力にも対応しているようです。
メルセデスだと、コンソールにタッチパッドがあって、同じように
文字を指でなぞって入力するというシステムがありますけどね。
日本語だとどうかな?と思いますが、英文字だったらラクかも。
そして、これだけ機能満載となると、間違いなく…覚えられません。
そこでボルボコンサスは、取扱説明書を丸ごとブチ込んでいます。
いちいち分厚い説明書を取り出す必要がないのはラクかも。
最初は単純にPDFファイルが入ってるだけだと思ってましたが…
該当ページを開くと、各パーツがクリッカブルになっていて、
いちいち索引なんかを見なくても直感で説明が開けるようです。
こういうのも、9インチ以上の大画面ならでは…ですよね。
液晶画面も縦型だし、枠外に唯一の機械式ボタンがついていて、
ホームボタンとなっており、まるでiPadを操作するような感覚です。
次に…センサスシステム以外のところも改めて。
センターコンソールのスマホ置き場に照明が設置されているのは
物凄くありがたいです。正直、ゴルフにはなくて夜間は不便でした。
しかも…ゴルフの場合は、良くも悪くも親切丁寧にフタ付き。
普段の使い勝手を考えたら、この方が…結局のところスマート。
ワイヤレス充電じゃなくても、ケーブルが取り回しが短く済みます。
センターコンソール…アームレストのすぐ手前にあるゴミ箱ですが…
このように取り出すことが出来ます。側面にネットが設けられてますが、
ここにゴミ箱を汚さないように予備のビニル袋を入れておくらしいです。
プレミアムなカーですよね…確か。ほんと…軽自動車かよ(笑
こういうゴミ箱みたいな実用装備の有無は、意見が分かれそうです。
私は今のゴルフのドアポケットに、ちょうどこれと同じくらいのサイズの
ゴミ箱をフックで引っ掛けているので、コレがあると助かりますけどね。
助かると言えば、前回紹介しきれてませんでしたが…
大抵この個所って、コインポケットなんかがあったりしますが、
XC40の場合は、カード入れだけで、収納ポケットはありません。
運転席と助手席は、このように座面が約5~6センチ張り出します。
他の高級車でもよく見かける機能ですが、XC40の場合は手動です。
ゴルフ7の場合、HLやGTIは最初から少しストレッチさせてますよね。
あと、こちらも前回紹介していた後部座席の自動可倒式ヘッドレスト…。
普段、後部座席に誰も乗車していない場合であれば、このように
ヘッドレストを倒しておけるので、リヤウィンドウ全体が見渡せます。
写真ではセンターが伸ばしてありますが、こちらは手動です。
メルセデスのAクラスや最近だとトヨタのCH-Rなんかもそうですが、
デザイン重視もあってか運転席からの後方視界が絶望的ですよね。
次に…エクステリアも少々。
給油口ですが、XC40はキャップレスになってるようですね。
最近では国産車でも増えているようで…なにげに助かります。
なにげに助かると言えば…
リヤゲートを開けた際、このハッチの裏に照明があるのは良いです。
街頭の無い場所で夜間、ハッチを開閉する機会も多い私の場合、
こうして天井から荷室を照らしてくれると助かるんですよね。
ただ、ラゲッジルームの照明は、どうやら運転席側の1か所のみ。
一応、後方に設置されているので、荷物で照明が遮られることは
あまり無さそうですが、それでも左右1つずつ設けて欲しいところです。
ラゲッジルームにもシガーソケットがあるのは地味に便利ですよね。
そして、こうしたところにフックや固定バンドがあるのも実用的です。
スペアタイヤについては、どうやら標準仕様には存在しないようです。
ひょっとしたらディーラーオプションで用意されるかもしれません。
スペアタイヤレスの場合は、修理キットと電動ポンプが備わるそうです。
因みに本国ではタイヤを収納する袋まで丁寧に用意されてます(笑
あと、こちらも…ちょっと気になりました。
ボンネットですが、XC40の場合はラッチは左右に2か所ある模様。
なので、ボンネットを開ける際は右端を探らないと開けられません(笑
やはり、そこそこ重量があると、こういう仕様になるのでしょうかね?
エンジンルームで驚いたのは…こちら。
エンジンカバーはソフトパッド仕様?プニプニしていますよね…(笑
ど素人の私にはサッパリなのですが…静粛性向上に寄与するとか?
前席に乗り込むと、スカッフプレートがありますが、これも標準装備。
モデル名が光れば面白いんですが、残念ながらそういうのはなく。
そういうことはしないところが…品の良さを売りにする?国らしい(笑
しかし、こちらにはLEDが埋め込まれてるようですね。
そういや高級車の証?でもあるカーテシが無いじゃん!って、
思っていたら、ドアの肘掛け下部から照射する仕様だそうで。
ドアポケット内も照らすことが出来て一石二鳥?って気もしますが、
ドア解放時に後続車への視認性向上の為に、最低でも反射板くらい
設置されていても良さそうなんですけどね…どうなんでしょうかね?
因みに、ドアには前席だけでなく、後部ドアにもLED照明がつき、
さらにドアノブにはこのようにキーの差込口が隠れているようです。
ゴルフの場合は、プラスティックのカバーを外す必要がありますが、
XC40の場合は、ドアノブを引くだけのようです。使用頻度激少ですが。
そして、気になる燃費については…US版だとこんな具合です。
JC08モードでは、12.8キロとなっていますが、T5タイプのみです。
低スペック版であるT4やT4のFF仕様については現時点で非公表。
US版も、T5でAWDなので、ある意味一番悪い方…となりますね。
で、こちらは最近増えてきた実用燃費表示になっています。
1ガロンあたり26マイル…ということは、リッターに直すと、
11キロちょいになりますね。アメリカは燃費にシビアなようです(笑
市街地走行は約10キロ/L、郊外では約13.5キロって感じです。
4気筒2リットルターボで車重約1700キロというのを考えたら、
まぁこのくらいになってしまうんだろうけど…正直、良くはないですね。
…となると、ディーゼル仕様への期待が高まるのですが、完全未定。
というか、今のところ導入する気もないし、寧ろPHEV優先らしいです。
それでも、多くの評論家たちはディーゼル仕様の導入を唱えています。
それもそのハズ…姉妹車であるXC60はガソリン仕様もディーゼルも
車両価格は一緒!しかも、燃費はリッター20キロ以上と、優秀です。
…それでいて静粛性が高いのであれば断然ディーゼルですよね。
先日も書いたマツダCX-5なんかだと、車両価格差が30万円以上。
なので、単純にエコの観点でディーゼルを選ぶのはナンセンスですが、
ボルボの場合は違うようです。2019年仕様にディーゼル仕様を
是非とも追加してもらいたいものですね…絶望的らしいですが(汗
最後に…カタログの一部を載せておきます。
最初、このラインナップを見た際、Rデザインかな?と思いましたが…
こちらのプライスリストを見ると、最上位モデルであるインスクリプションが
圧倒的にコスパが高いというのは、一目瞭然なのでした…マジでか(汗
Rデザインではボディ色にホワイトパールを選ぶだけで+10万円。
しかし、その上位モデルであるインスクリプションとの差額は10万円。
インスクリプションは特別塗装代がかからないので、既に勝負あり?
しかも、Rデザインではオプション扱いとなるワイヤレス充電(3万円)、
さらに、ハーマンカードンのAVシステム(10万円)までも標準装備。
おまけに、リアシートヒーターとか余計な快適装備までも標準装備…。
んじゃ、Rデザインにあって、インスクリプションに無い装備は?と言うと、
Rデザイン専用の硬めのサスペンションに、パドルシフト…くらいです。
他にブラック塗装の専用ルーフとか、そんな程度なんですよね。
私としては、ガチコチの乗り味よりも、フンワリの方が好みなので、
スポーツサスは不要かな。だいたい、欧州車なのでノーマルでも
国産車よりも硬めのセッティングであることは想像し難くないですし。
パドルシフトも正直、今乗ってるゴルフでほとんど使ってないので
間違いなく、今後も積極的に使うことはないので不要ですしね。
あ、あと…インスクリプションだとそもそもシートが本革仕様ですね(汗
大抵それだけでも30万円近く上乗せられてもおかしくないですが、
ボルボはオプション扱いが恐ろしく少ないです。いや、ありがたい。
なので、車両価格250万円です!といって、お?安いじゃん!と
喜んで見積もって、気が付いたらオプションと諸費用を含めたら
400万円を超えてしまうこともザラな昨今のクルマを思うと良心的。
例えば私なんかだと、インスクリプションを選んだとしたら、
オプション追加するのは自動リアゲートだけで済みますしね(笑
おまけに、前回もみん友のシンクレアさんが指摘していましたが、
専用フロアカーペットから3年間メンテナンス料までも標準装備。
なので、車両価格としてはとんでもなく高いクルマではありますが、
トータルで見た場合、それほどバカ高くはないかな、と感じますね。
…というワケで、まだまだ悩みまくりの時期は続きそうです…むむむ。