前回の内装編の記事が案の定?膨大になってしまったので、
後編ということで、今回も
インテリア編…です。
運転席はひと通りチェックしたので、続いては助手席へ移ります。
助手席のドアも、こんな感じで…特にメッキ装飾は無いんですね。
助手席に座ってみると…
助手席もなかなか良いですね。ポジショニングも自然です。
何より、運転席と同様の全自動シートがとても快適です。
私のゴルフだと、自動なのは運転席だけで、助手席は手動…(汗
30万円近く出してオプション追加しても、その程度なのですが、
XC40の場合は全自動標準。そりゃ車両本体も高くなるワケです。
センターコンソールはゴルフ7と同様に、運転席に向いていますが、
助手席からセンターコンソールの視界は、さほど悪くはなさそうです。
続いて、いろいろと気になった点を挙げていくと…
まず、センターコンソール脇のポケットについて。
実車を見る前のレポートでは、助手席の同乗者が持つスマホを
ここに置いておける…と書いていたと思うのですが、誤りです(汗
…スマホはどう頑張っても置けません、ズリ落ちます(涙
写真ではイマイチ判り難いですが…このスペースでは家のカギとか、
板ガムとか、そんな程度の本当の小物しか入れておけません。
どうせならもっと凹っとしてもらいたかったです。何故コレなんでしょう?
あと、何故?と言えば…
最初、必死で運転席の足元を探ってしまいましたが…
まさかボンネットの開レバーが助手席の足音にあるなんて(爆
滅多に開けることはないとは言え、何故わざわざ助手席に…??
それと、もう1つ。コレも納得できませんでした。
助手席の座面の真下を覗いてみると…ケーブルとか乱雑すぎ。
普段あまり見えないところまでは配慮出来なかったようですね。
助手席側もパワーシートなので、配線の類は仕方がないとして、
それなら運転席のようにアンダートレイを設けて欲しかったですね。
実際、そのようなスペースもありますし。というか、同じっぽいですし。
トレイが備えられないのであれば、化粧板で覆って欲しいですよね。
結構座面の際のところまで配線があって、足元が気になっちゃいます。
次に…ダッシュボードの収納ボックスを見てみましょう。
これも正直、写真ではあまり分からなさそうですが…
ダッシュボードを開けると、ちゃんとシリコンの中敷きがあります。
さらに奥にはETCカードユニットも取り付けられています、勿論標準で。
このボックス自体はさほど大きくもないので、何かを入れるとしても
単行本が数冊入る程度ですが、ちゃんと照明までもついています。
助手席側のダッシュボード上部には、大きめのVICSがあります。
あれ?ゴルフとかって…もっと小さかったような?まぁいいか(笑
そして、コレもちょっと気になるところではありますね。
安全装備の1つでもあるので仕方がないのですが…
この頭上のユニット…デバイスが結構なデカさですよ(汗
ここからドラレコを設置しようと思ったら…相当悩みそうです。
さすがに今のゴルフ7の様にユニットの真下では無理なので
設置するとしたら、助手席側の窓になりそうかなぁ…うーん。
続いては…今度は後部座席に移ってみましょう。
後部座席全体の写真を撮り忘れたので、1枚のみ転用してます。
後部座席は、倒した際にフルフラットにさせる設計の影響か、
ゴルフ7の後部座席シートなんかと比べると凸凹は若干少なめ。
なので、ホールド性という点では、確実にゴルフに劣るでしょう。
それに、後部座席の背もたれの傾斜が限りなく90度に近いです。
姿勢良く着座出来ると言えば聞こえは良いのですが、実際に座ると
せめてあと5~6度は斜めになっていたらなぁ、と思いました。
ただ、我が家だとあまり後部座席は使いませんけどね、荷室重視で(笑
後部ドアって、大抵コストカットの影響でソフトパッドが
硬いただのプラスチックになっていたりするんですが、
XC40の場合は、前席と同様にソフトパッドが使われています。
さて、実際に座ってみましょう。
運転席のシートポジションは自分仕様のまま後部座席に乗り込むと、
レッグスペースは相当広く、ゲンコツで例えると4個分くらいになります。
これは、前出の背もたれの角度が直角に近い分、深く座り込んでいて
上半身が少し起きた状態になるので、自然に足元も広くなるワケですが、
まぁそうでなくても広いと感じます。そもそもホイルベースが長いですしね。
ついでに、さらに足元を覗いてみましょうかね…(笑
後部座席同乗者用のエアコンダクトとカーステの音響装置が。
さらにもう1つ。以前紹介した際、完全に間違ってたのがコチラ。
後部座席用のエアコン吹出口のすぐ下にあるソケットは…
どうやらマイクロUSB仕様が1つのみ?…だそうでした。
他の画像も良く見てみると…この隣にあったのはインスクリプションの
標準仕様となるリアシートヒーターでUSB差込口ではありませんでした。
あと、後部座席に座ってドアを閉めると…
ドアと座席のスペースが思いのほか広いことに気づきます。
そして、以前も紹介した座面脇の謎のポケット…仕切り付き(笑
このサイズ、このカタチだと、一体何を置くべきスペースだか!?
しかし…ここでも私は気づいてしまいました。<だから何
この日持ち合わせてはいませんでしたが…例えば雨の日なんかに
後部座席へ乗り込むと、皆さんは傘をどのようにされてますかね?
このスペースに…それまで差していた傘を畳んで寝かせておけば
傘の所在に困ることがないかも…しれません、この広さであれば。
他にも…後部座席が4:6の可倒式なのはド定番仕様なのですが、
長尺モノを積載する際に使う、リヤアームレストを引っ張り出すと、
とってもチープで残念に見えるペラペラなカーペットが現れます(汗
さらにそいつをめくると…そうですね、センターヘッドレスト構造です(笑
というワケで、後部座席もこのくらいにして…いよいよラゲッジルームへ。
自動リヤゲートは全グレードでオプション設定となっています。
足をゲート下に翳してハンズフリーで開けられるのは超便利なのですが、
XC40の場合は、閉める時もハンズフリー。両手に荷物でも安心です。
このハッチの裏にも照明がついているのは以前紹介した通り。
そして、前回ラゲッジルームは運転席側しか照明が無いとしましたが、
実車を確認したところ…左側にもちゃんと照明がついてました(大汗
なので、ラゲッジルームは3つも照明が装備されていて明るい!
そもそも、今までそうじゃなかったクルマがどうかしてますね(汗
ラゲッジルームへの荷物の出し入れも、バンパーが出っ張ってない分
非常にスムーズに行えます。これだけの差で、リーチも変わりますしね。
また、荷物の出し入れで車体を無駄に傷つける可能性も低そうです。
ラゲッジルームは、標準ではこんな具合ですが…見た目以上に狭い。
この辺については既に海外のレビューでも結構言われてますね。
車体のサイズ感のワリには、さほど広さを感じません。
とは言っても、ハッチバック車なんかよりは確実に大きいです。
しかし、単にラゲッジスペースがデカいだけではスマートじゃないです。
日本仕様ではやはり…スペアタイヤは無いらしいですね。
その分、フラットボードの下にはかなり深めに窪みが作られてます。
ちょっとした買い物袋なんて、ここだけで収まってしまいそうです(笑
ボードを山折にすると、手前にはレジ袋などがフックに下げられますが…
その山折にしたボードの奥にも、後部座席背もたれとの間に
段ボール箱が収まりそうなスペースが生まれるんですよね。
これだと荷室がゴチャゴチャしないですし、荷物も安定しますよね。
プレミアムなクルマなのに、日本の軽自動車みたいな実用性…。
徹底的に普段使いを考慮した結果の、まさにグッドアイデアです。
私は年に何度も旅に出かけますし、恐らく多い方だとは思います。
しかし、それでも年に10回も宿泊を要する旅など出来ません。
要するに…年365日の内、200日以上は仕事へ出かける為に、
残りの100日は近所へ買い物へ出かけたり、ジムへ通ったり。
結局、どう考えても"普段使い"がメインになるワケですよ。
であれば当然、普段使いを最優先とするのはごく自然な発想です。
次に…トノカバーを収納してみます。
ゴルフもそうですが…ハッチバックやステーションワゴン等で
ちょっと面倒なモノと言えば、このトノカバーだったりするんですが、
XC40は、このようにボードの下へキレイに収まる設計なので、
使わない時にわざわざ別の場所へ保管したりする必要も無し。
因みにこのフラットボードは裏側を見ると…こんな具合です。
人間が乗っかっても…勿論、大丈夫だそうです。
で、フルフラットにしてみました。なかなか奥行きがありますよね。
身長が170センチくらいまでの小柄な人なら十分寝られます(笑
それ以上の人になると…前席を倒すかナナメになる必要あり(汗
ゴルフでは後部座席が完全に倒れてくれないので傾斜が出来、
さらに荷室も広くはないので、いざ車中泊となると厳しいですが、
XC40は万が一の場合でも、程よくスペースが確保できますね。
しかも、後部座席を倒してフルフラットにしても、前席とのスペースに
まだ相当余裕があるので、前席がかなり背もたれを寝かせられます。
こうした国産車や昨今の軽自動車ではごく当たり前な仕様でも、
輸入車では違っていたんですよね…XC40を除いては。
最後に、XC60をお借りして、同じ仕様の「センサス」について少々。
基本的にはデバイスそのものはXC40も60も90も同じ仕様です。
デジタルメーターは個人的にはアウディが一番好きですが、
ボルボもそこそこ見やすいし、慣れたらどうってことなさそう。
ディスプレイはいわゆる「夜」画面と「昼」画面が選択可能。
音声認識は、いろいろ試しましたが…うーん、スマホ並みには行かず。
しかし、発声される音声コントロールはわずかですが選択肢アリです。
エアコン関係の設定だけでも、結構細かく用意されてるんですね。
地デジの視聴は、ノーマルだとこんな具合になるのですが…
やはり…ゴルフの画面に慣れてると、小さく感じちゃいますね。
設定で、画面ギリギリまで使って表示させることは出来るようですが…
16:9じゃなくなるので、当然…全体的に面長になってしまいます(汗
放送局リストはゴルフのDiscover Proと限りなく近い雰囲気ですね。
因みに、EPG(番組表)を表示させてみると…こんな具合です。
次に、特に気になっているナビについて。
パッと見は悪くはないんですが、どことなく頼りなさげで…(大汗
2D表示から3D表示にしてみると…
ん?地図の向こうの方は…ちょっと霧が発生してますね~(違
地図をさらに詳細にして…最大尺度にすると、こんな具合。
思ってたよりはデカくないですね。ただ、見づらいほどでもないです。
しかし、3Dにすると…Discover Proと同様で、ビルが立体的になります(笑
そして、最後に…
360度アラウンドビューとなる、4方向のカメラをチェック。
いや~、物凄くハッキリと周囲の状況が見てとれますね!
右下の青いのは…別の試乗車と営業マンです…(汗
4方向それぞれのカメラは、任意で画面に表示させられます。
ゴルフ7だと、あくまでシフトをリバースにした時のみの表示。
任意で映像が出せれば、狭い道路で対向車とすれ違う際とか、
カメラで確認しながら進んだりも出来るので安心ですよね。
センサーだけでも、映像だけでもなく…ガイド線の有無までも
選択出来るので、自身の好みに設定出来て良いですよね。
ガジェット心としても、なかなかワクワクさせてくれそうですが、
一番ネックになっているであろう車幅や最小回転半径の面は
こうした安全装備や快適装備でカバー出来そうです。
以上…ザックリでしたが、XC40を実際に見た上でのレビューでした。
書きこぼしもありそうですが、何かありましたらコメントの方にて。
まだまだ正規カタログにすら無いような仕様とかもいっぱいあるので
正確な情報が入り次第、追って投稿していきたいとは思ってます。
因みに…
ここまで書いておいても、未だに「検討中の1台」にすぎません。
まだ本命ベスト3のうちの1台がようやく発表されただけなので…。
そもそも、はるかに予算オーバーなので、購入見込み薄です(涙