今日で最後となるであろう葛西選手のジャンプですが…
残念な結果ではありましたが、何だか感慨深かったです。
葛西選手は私より若いとは言え、40代も後半です。
サッカーのカズさんは50代になってもなお現役選手。
一昨年引退した投手の昌さんも50歳まで現役続行…。
こうしてみると、比べるなんて超おこがましい話ではありますが、
それでもほら、同じ人間だし…日本人じゃないですか。
このくらいの歳で負けてたらホント、ダメだよなって思います。
うーん…もうボロボロで、あと10年も持ちそうにないですが(汗
先に金メダルを獲った羽生選手がポソっと、結局のところ…
「健康が一番大事ですね」だって。めちゃんこ若いのに(笑
身体を動かすのって、結局…普段の生活に必要以上になると、
どれだけ気をつけていても間違いなくガタがきますね、うん。
わかっちゃいるけど止められないのはタバコや酒と一緒で(爆
あ、私は何とか一応?止めれましたけどね、酒とタバコは(汗
そうです、イモトさんが年末に南極遠征をしていたからです。
今まで彼女が制覇した山は、まだ登頂出来るかは別として、
行けなくもなさそうな場所でしたが、ついに南極かぁ…と(汗
氷の塊とコウテイペンギンがいるくらいのイメージですが(汗
最近では南極の観光ツアーも増えてきましたが、まだまだ高額。
安いツアーでも7~80万円。通常では200万円近く必要です(汗
逆に言えば、それだけ出せば誰でも南極点を目指すことが出来るので
最近では中国の富裕層が団体で南極に押し寄せてるんだとか(汗
そしてペンギンに餌やりをするなどして、環境問題まで発生し始め…
最近はどこへ遊びに出かけても中国人だらけで辟易するんですが、
まぁ仕方がないんでしょうね。別に中国人がイヤなワケじゃないですが。
今でこそ日本人は誰でも手軽に海外に行くようになりましたが、
ひと昔前まではそんなんじゃありませんでした。
そして、よく中国人をバカにしますが、30年前までは日本人は
どこへ行っても今の中国人とさして変わりませんでしたからね。
当時アメリカにいた私はボロカスに言われて随分恥をかきました(涙
話は戻って…。
イッテQでも、とりあえずは南極点を目指したようですね。
コレが本当の…「世界の果て」ですよね。まさに番組の趣旨そのもの(笑
私がこんな所へやってきたら、きっと…人生観が変わると思います…(汗
因みに、一般人でも死ぬ気とお金があれば登頂は可能な山の1つで、
おおよそ500万円も出せばガイドが同行、テント泊が出来そうです(汗
今回なんかは番組企画なので、その10倍以上かかるでしょうけどね。
下手すりゃ億単位かかるエベレストと比べたらお値打ち登山ですが(爆
雪山登山と言えば、避けては通れない…このアホみたいな傾斜…(涙
私は2年前に同じ角度の斜面を滑落して死にかけましたが(汗
去年、同じ傾斜の雪山に登って、何とか克服出来ました。
怖いっちゃ怖いんですが、グリップさえ確実にしていれば、
見た目ほどの恐怖感は無かったりします。
勿論、一歩ズレたら即死の可能性は高いんですけどね(汗
スキーのジャンプでも、同じくらいの斜面を滑走しているので、
まぁスキーの上級コースを何とも思わない人なら平気か、と。
頂上の稜線では、いわゆるナイフリッジと呼ばれるポイントが付き物。
これも、見た目ほど実は怖くなかったりします、信じてもらえませんが。
ただ、それは風がほとんど無い場合で…風の有無で全く違ってきます。
こうした稜線や鞍部って、上昇気流とかガンガン吹き上がって来るし、
とにかく台風並みの強風になってる場合が非常に多いので、
どちらかと言うと、風で飛ばされそうになったり、極寒状態になる方が
高い場所とか足場が小さいとかよりも恐怖です。少なくとも私は、ですが。
正直、今回の登頂は、アイガーとかマッキンリーに登頂成功させている
イモトさんたちの登山班であれば、特に険しいものではないでしょうね。
ただ、レスキューも頼れず、天候の影響で弾丸山頂アタックだったので
その条件下で登頂出来たのは、本当に凄いと思います。
お金も莫大にかかってるんだろうけど、一応これ、バラエティだから、
単に淡々と登頂するだけでなく、いちいち要所要所でフザけたり、
笑いを取ったりしないといけないところが、それ以上に凄いなぁ、と。
あと、標高も5000m近くなれば、酸素は地上の半分以下です。
私なんかは心臓も弱いし、過去には心肺機能停止して救急車で
ICUに担ぎ込まれて闘病生活を経験してるので、こういう高地では
まともに呼吸が出来るのか、とても心配です。いや、行かないけど(汗
富士山頂でも…数時間いただけで、軽く高山病になりかけましたしね。
フツーの女性のように?クリスマスを過ごせませんでしたが、
コレはコレである意味、めちゃくちゃ贅沢なクリスマスだと思います。
これだけスタッフを率いて登頂するなんて、とんでもない費用だし、
何せ…仕事ですもんね。ほんと、もはや完全にプロの登山家です(笑
因みに…
この南極では、最高峰に登頂したにも関わらず、気温は-27℃と、
思いの外暖かいのに驚きました。いや、十分極寒ではありますが。
だいたい、今頃だと富士山だって、そのくらい寒くはなりますしね。
少し前の八ヶ岳山荘ですら、天気が晴れていても-21℃ですし(爆
ただ…風速25mってことなので、体感温度は-52℃ですが(爆
そして、私の中ではワリと寒かったと言えば、冬のアルプスです。
ちょうどその年はヨーロッパ全域で大寒波に見舞われていて、
パリ市内では何人ものホームレスが凍死していたそうで。
ちょうどその時、フジテレビがパリ市内で取材をしていたので
私も受けました。ホームレスだと思われたかもしれません(涙
ま、実際、真夜中に町中をウロウロしていたのでアレですが。
そして、あまりにも寒くて、そうだ!南へ行こう!ってことで、
その場の思い付きで世界地図を広げていざ、南へ向かいました。
どうしようもない方向音痴なので、世界地図が手放せません(笑
大昔の話ですので、当たり前ですが、携帯電話もデジカメもなく、
唯一所持していたのは、安物のカメラだけ。ほとんど撮影できず。
とりあえずヨーロッパの最南端へは来れたようなので、
現地の人にいろいろ訪ねて、アフリカ大陸を目指します(笑
船の中で揺られながら唯一撮った写真が↑でした…(汗
アメリカ大陸、ヨーロッパ大陸はまぁ特に感動もないですが、
アフリカ大陸は初めてだし、なかなか上陸出来ない所なので
ちょっとした感動でしたが、まだ"最果て感"は無いですねぇ。
アフリカ大陸に上陸後は、とりあえずサハラ砂漠を目指します。
因みに、この時の旅では…ほぼ手ブラです(爆
何百キロと歩きすぎてクツも旅の途中で何とか仕入れました。
下着と安物のフィルムカメラだけですね、所持していたのって。
残りは現地調達したり、物乞いしたりとか…そんな感じです(汗
自動操縦を持ってる輩が多かったんで、タリバンっぽい人に
つたない英語で話しかけたら、「内紛なう!」だってさ…(笑
この頃、ソ連崩壊しかけてたり、ボスニアも紛争していたり、
なんだか世界中で戦争しまくってた時代だったんですよね(汗
そういや社会の授業でもやってたな、と改めて思い出す私(汗
怖くなったので、用心棒を1人$20で雇ってお出かけです。
アラビア語が全くわからないので、通訳が必要でした。
おかげでヤバそうなアジトみたいな所とか連れていかれて
あれ?もしかして私、拉致られてる?って一瞬焦りましたが、
日本人のコドモは珍しいってことで、比較的親切でした(笑
しかし…
結局、これ以上旅を続けても殺されそうだったので退却。
っていうか、さすがにサハラは暑いです。やってらんない。
…で、再び世界地図を取り出して…その場で行先を決めます。
そうだ!アルプスなら涼しそうじゃん!(汗
ちょうど来る途中で
植村直己さんの書籍を読んでいたので、
その中に登場してた「
アイガー」を目指すことにしました。
当時まだ彼が遭難して間もなかったんですよね…(遠い目
しかし、おそろしく単純発想です。まさに若気の至り!
途中、いろいろありましたが…電車の脱線事故だとか(爆
船と電車とバスと徒歩で50時間くらいかけて…アルプスへ。
この時、あまりの寒さに安物のカメラは凍結してしまって
ほとんど撮影することもできませんでした…残念。
ってか、随分以前にもこのブログで少し書いてましたね。
この時は電車の中から出た瞬間だけパシャっと…。
真冬にアルプスに来る人なんていないので駅員さんに。
元々、旅をしてもせいぜい2~3枚しか撮ることもないし、
絶望的にカメラの知識もセンスも無いので…(汗
全ての記録は頭の中にしっかり焼き付けるのみです。
ただ、昔からあまりにとんでもない所ばかり行ってたので
写真は証拠写真として撮影していたような感じです(汗
さて。
極寒の地へ来てやりたかったのは…そう、ただ1つ!
水で濡らしたタオルを回してトッキントキンにしたり(謎
お湯をぶちまけてダイアモンドダストを作ること!<アホ
…しかし、残念ながら大寒波到来中で、現地は吹雪で(涙
時折晴れ間が見えることもありましたが…断念しました(汗
でも、頑張って登山口までは行けたので良しとします(笑
書籍で読んでいたあのアイガーを目の前に見ることが出来て
ちょっとだけ感動しました。イモトさんもこのウン十年後になって
こんなとんでもないところを登ったのかと今思うと感慨深いです。
なかなか神秘的でした。かき氷が食べたくなる光景です(笑
この時は異常気象で氷点下20℃くらいまで下がりましたが、
普段は真冬でも-10℃くらいで、比較的暖かい場所です。
因みに…
初夏にもなると、同じ場所でもこれだけ変わっちゃいます(汗
まさにメルヘン、ハイジの世界そのまんま…ですね(笑
当時、まだインターネットなど一切ない時代でしたが、
アメリカでは90年代にはあったので、超機械音痴でしたが
インターネットだけは誰よりも早く手を出していたこともあり、
帰国後にブログを開設し、旅行記を書いたらヒットして、
書籍化の話も頂いたのですが、あまりにも写真が少ないので
最終的にお流れになってしまったのが今でも悔やまれます(涙
お金さえ出せば、いくらでもどこへでも旅することが出来ます。
しかし、それでは全く芸がないし、全く面白くも何ともないので
基本的には旅は手ブラに限ります。パスポートさえ持ってれば
あとは現地で何とかなります。演奏して小銭もらったりとかね。
放浪っていうのは良いもんです。いずれ仕事がなくなったら、
体力が残っていたらまたフラ~っと放浪したいもんですね。
それまでは…しばらくは山登りですね。
数年もすれば飽きるかと思ってましたが…まだ飽きてません(笑
山登りも、どれだけお金を出しても体力と根性が無かったら
登頂はできませんからね。苦労があるからこそ!なのです。
イモトさんは南極点という、地球の最果てを訪れましたが、
私は"三途の川"という、彼女が未到達なこの世の果てに
足を運んでる分、まだまだ頑張れそうな気がします(笑
でも、いずれ私は将来事故って死ぬような気がします…(汗
そもそも毎年何かしら事故ってますしね…(危
また押し入れの整理で写真が出てきたらブログネタに使おう(笑
最後に、本日はこのカッチョイイ曲をBGMとします。