キャデラック　７０年代へのいざない。

あっと言う間に8月です。

自動車運転免許証の更新、最近法規が変更になり、更新に時間がかかるとの噂だったので、半年前からできるので役所に行ってきました。と言っても役所へ行く事4回。新型免許証は連邦政府に求められる要求を満たす高度な物なので、提出書類も発行も手こずります。社会保険番号の記された最新の給与証明書、在住住所を証明する書類は政府か銀行発行の物と言われたので住宅ローンの請求書と電気代の請求書、米合衆国に合法的に滞在している証明書　（私たち市民は有効な旅券）　持参。これでやっと受理され、写真、指紋、目の検査と支払いで、紙切れに印刷された臨時運転免許証をもらいます。（これ、他州でも使えるの？）本物の免許証は後日郵送で3週間で来ました。これで向こう8年間有効の自動車運転ができます。因みに車両最大定員15人まで、貨物車は最大車両重量が18000パウンド、約９トンまでです。

さて、本題。70年代のキャデラック。

冒頭写真は拾って来た画像、（ごめんなさい）、ジャイアント馬場さんとキャデラック・エルドラード。場所は多分アラ・モアーナショッピングセンターエーヴァ側かしら。。。後ろのアンドレーデのサインは昔あった衣装屋さん。

1971年に新型に変わった大きい奴、そうです、フリートウッドはデヴィルより長いんです、は窓枠の無い個性的な上屋なんですが、よーく観察すると、72年型には前後のドアの間、Bピラーの下に細長いパネルがのぞきますが、73年型はドアの後端にすぐ後ろのドア前端が来て、この細長い余計なパネルがありません。って事は、73年型は前のドアが前年より長く、Bピラーを隠しているんです。車体の長さは同じなのに、なぜこんな事になったのか、不明です。。。







ダウンサイズ初年、77年型は前部のターンシグナル、ヘッドライトの横にある、が透明仕様なので直ぐわかります。そしてグリルの格子が横長で荒い。。そして尾灯が縦方向に半分サイズ唯一の年です。



翌年78年はグリルの格子が縦型になり、クロームの上にキャデラックのエンブレムがつきます。ターンシグナルのレンズがアンバー。


79年型、マイナーチェンジ直前はグリルの格子が細かい正方形になります。


それと79年型、フリートウッドは後輪後ろ下側にクロームの飾りが後ろバンパーまで走ります。でもこの飾りはそれ以前の年の車両にも部品で買って付けた人が結構いたみたいです。


77年と78年型のステアリングホイールは長方形。


79年型は上端左右が削がれた新し形状だけではなく、耐久性が向上した材質に変更されてます。


79年は燃料消費を考えて大改良される直前のモデルで、結構細かい所の変更があります。重量削減に貢献するアルミナム製のフッド（これがデカイ）シートベルト忘れ防止音がブザーからチャイムに、ラジオに時計が内蔵されたので中央にあった個別の時計の廃止、その他防音性能の向上、樹脂使用での重量削減などなど。。。そう、78年型はフレームと車体の間にある緩衝ゴムのチューニングが改良され乗り心地と静粛性の向上が図られています。

そう言えばセヴィルも79年にステアリングが同様に変更されています。この画像、ラジヲの上に注文装備のトリップ・コンピュータが見えます。非常に珍しい装備です。


代々キャデラックの高級版に付いている、いわゆるオペラランプ、は電球発光ではなく、電圧を与えるとほのかな光を放つエレクトロルミネンスと言う半導体で消費電力が極めて少なく故障の少ない装置です。これが付いているか付いていないかでぼくの脈拍は大幅に変化します。ダウンサイズされたエルドラード、ビアリッツ仕様、よーく見ると細いのが付いているんですよね。。。。