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2020年04月18日 イイね!

魚運び 救難装備 

魚運び 救難装備 

















外出規制発令数週間前から既に到着便が激減し、と言う事は出発便も減りますので、一番困ったのは鮮魚屋さんです。ハワイで水揚げされた、または近海から空輸された鮮魚は殆どその日の内にベリーフレイトと申しまして、旅客機の床下貨物室に搭載され米本土または日本・アジアに送られるのですが、その旅客便がなくなればベリーフレイトも消えるのですが、海に出た漁船は次々に鮮魚満載して戻ってきます。既に大口顧客のホテルの食べ放題等も全て閉鎖。行く場所を失った鮮魚が港で叩き売りされていると聞き、まだ外出自由でしたのでホノルル港の38番埠頭へ急ぎました。

行ってみると漁船が丁度戻ってきた所で数人のアンちゃんがたかっています。頭風情のネーネーに頼んで卸してもらったのはイエローフィンと言う、日本でキハダマグロって言う種類ですね。




ぼくは以前南太平洋で鮮魚の運搬機飛ばしていたので鮮魚は少し詳しいんですが、今回、コレ等はまあ、業界で言うBグレード、刺身で食べられる中の下辺りの等級ですが、僕らにとってはジョートーです。店頭価格が普通1キロ3,200円くらいの奴が、1キロ何と、195円です!  5パウンド程買い求めます。



帰宅後即、夕飯分除いて冷凍。胡麻油、醤油と薬味を混ぜた当地の名物ポキにして食べた所、流石に新鮮ですね。いっぺーまーさんだったさあ〜。




以前の仕事では、航空機運行する親会社が水産会社を持っており、系列の漁業基地から魚を運ぶのですが、陸側に膨大な投資をしても魚の漁れる海域って一定ではなく常に動いており、数年おきにあそこの工場閉鎖して次はあそこの島でまた始めると言うやり方で、その上地球温暖化と資源確保の動きと、次第に鮮魚を食べない中共の人とか西洋人も刺身を食べだす傾向が強まり、魚をいかにして供給するか、国際規制やらコストやらの問題もありますし、結構複雑なギョーカイでした。

港に入るのを待つ漁船群。


キハダマグロ。冷凍ではなく冷蔵です。


魚工場。


梱包され積んだ魚。非常に綺麗で匂いも全くしません。アイスパックみたいなものを内蔵に入れている場合もありますが、温度管理はこっちが心配する程、厳しく言われてませんでした。自分は気を使って飛行中はギンギンに機内、冷やしてましたけど。


赤道越えて南半球にある米領サモア。こんなに合衆国から離れていても領地なので郵便も通過も合衆国本土に準じます。んで、ここで作ったもの獲れたものは米国産になるのでその国内生産と言う特権を利用して、スターキストと言う老舗のブランドのツナ缶工場があります。そこ所属の漁船。


漁船には大抵小型のヘリポクターを搭載し、魚群を探しに飛びまわります。


従業員割引で持って帰ったマグロ。小分けして真空パックにして冷凍します。






漁港のあるマーシャル諸島の夜明け。


運んできた鮮魚、地元のお店で見かけます。


南洋では刺身をココナッツ・ミルクに浮かべて島ライムをギュッと絞ってチップスと一緒に食べたりするんですが、これがまたまーさんど〜。。。





型は古いがシケには強い。。。。


話は変わって、昔むかし、遠洋に出る船舶やら航空機は皆、これを持っていました。その名もギブソン・ガール。この中に何やら色々入ってます。最初に普及しだしたのが第二次世界大戦中。。。


遭難時、ライフボートに乗り移った後、まずギブソン・ガールの箱から凧を取り出し空に上げます。コレ、タコ糸が電線になっており、上げるとアンテナの役割をします。


そして配線を接続し、スイッチを入れ膝に挟んでストラップを締め、クランクハンドルをエイッサエイッサと回すと、発電機が動き出し短波の遭難信号を自動送信できるものなのです。


500キロサイクル送信周波数で、5ワット弱の出力を出し、到達距離は300キロ程。けど結構重労働みたいです。定格発電力になると電気が灯り、スイッチにより自動救難信号、手動モースコード、はたまたは照明灯接続も出来ます。戦後は8メガヘルツも送信できるようになり、軍用・民生とも使われてたとか。たまーに海岸を歩くと落ちているなんて話も聞きました。


この救難送信機を何故にギブソン・ガールと言うかと申しますと、膝に挟んで使う際、グリップし易いように本体中央がくびれています。そのくびれ形状が当時流行ったギブソン・ガールと言う女性の描写を彷彿させたからだそうです。


ライフヴェスト、日本語では古典的に救命胴衣と言いますね。。。あれは我が国では年配の人はメイ・ウエストと呼びます。

航空乗務をしていると数年おきに緊急装備の取り扱い実施訓練をさせられます。


我が家の風呂場の扉には元パンナムの機体潰した際にもらってきたデモ用の救命胴衣をかけてあります。


なぜメイ・ウエストと呼ぶかと言いますと、この救命胴衣を着用すると浮きの形状から胸が出るんです。それが昔の女優、メイ・ウエストを彷彿させるから使われた名称になったんです。



今週の悩み事。


1960年代のクライスラーだと思っていたんですが。。。


1965年型のキャデラックでした。




モロカイ島のカネミツ・ベーカリーが我が町にも来た! 創業1935年!


これこれこれ、コレ何ですよ。モロカイ・ホットブレッド。今回はブルーベリー入り。


ビッグワンよ。
Posted at 2020/04/19 09:51:05 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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