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2022年07月06日 イイね!

独立記念日

独立記念日












おそばせながら独立記念日の報告です。一昨日でした。で、いつもなら当地ハワイでは朝から夜遅くまで花火やら爆竹の音で夜も眠れない状態ですが、今年は天候がぐずつき気味で、打ち上げ花火は一応許可書制で夜9時以降は禁止ですが、通常なら深夜までドンパチやっているのが、一昨日は夜10時になるとハタと止まって通常就寝につけました。

独立記念日と言えば46年前、1976年に建国200年を迎えた時、それに繋がる前、1年間に繰り広げられた国中を巻き込んだ建国200年祭の一大行事がありました。丁度ヴィエトナム戦争に負けて皆が元気なかった頃、猫も杓子も赤・白・青の星条旗の色を基本に、食べ物から建物、はたまた自動車、飛行機まで、キャッチフレーズの ”76年の意気込み” 、スピリット・オブ・76 と塗りたくられ、または宣伝され凄いイヴェントになったのでした。

ケチャップも ”スピリット・オブ・76” でも我が家はハインツですが。。。


勿論、各商業会社はまたとない商売のチャンスと捉え、記念行事の公式スポンサーと名乗ってあらゆる特別商品を売りまくったのは当然と言えば当然か。。。

特に自動車ではシェヴォレイが凄かったですね。同時期にシェヴォレイが展開したスローガン、以前にも書きましたが、野球、アップルパイ、ホットドッグにシェヴォレイ車、と言うキャッチフレーズが大当たりして、これ程愛国的な自動車は無い!とばかりに、まあ、野球、アップルパイ、ホットドッグの売上に変化があったかは知りませんが、自動車業界の不況の真っ只中でもシェヴォレイの人気の繋がりに貢献しただけでなく、ぼくらの年代は今でも ”シェヴォレイ” と言えば特別な感情を抱く、一番愛国精神の高いブランドと感じ、かつ今でも覚えているフレーズですから、この広告代理店は歴史に残る成果を上げたと言えましょう。



シェヴォレイは公式スポンサー、数車種に特別仕様を設けました。


座席の生地がアメリカ合衆国を象徴する禿鷹図になっています。




当時、総アルミナムエンジンの冷却問題で売れていなかった経済車のヴェイガに随分ハッパをかけていた様子。





フォードも負けちゃいられません。。。


蝶ネクタイのロゴもこの時代は、赤・白・青に変更。


でも隣国、キャナダ仕様は普通の蝶ネクタイ。


そのホットドッグ。我が家も雲天の下、俄雨に追われながらお昼ご飯として頂きました。


自分個人としては、以前住んでいた中部の都市、シカーゴのホットドッグが懐かしくてたまりません。我が家は父上の家族がサクラメントに住んでいた戦前からホットドッグ派でハンバーガーには目もくれません。そのホットドッグ、大雑把に分けてシカーゴ式とニューヨーク式に分かれていて火花を散らす論議がいつも交わされています。ニューヨーク式は中に入っているウインナが老人のそれ如き細くて乗せるものがせいぜいサワークラウトぐらいでしょうか。その上、毎年恒例の爆食競争なんかに使われていて、下品と言うか、美味しい食べ物とは感じ難い感触、それに比べてシカーゴ式は凄いです。蒸したホットドッグ・バンに有名なポーリッシュ・ヴィエナソーセージのぶっとい奴を蒸して入れ、その上にこれまた長ーいキウリ、玉ねぎ、トメートの粒切り、サワークラウトなどなど、これでもか、これでもかとトッピングを載せ、大抵マスタードだけ(僕はケチャップを付けますが)でフレンチ・フライズと一緒にデーンと出てきます。その総本山が、今もあるかなあ、ミスターJと言うお店で世界中からこのホットドッグを食べにくると皆が言ってました。あの頃、ルノー屋で働いていて、このホットドッグ、フレンチ・フライズと氷の沢山入ったソーダで1ドル50セントでしたっけ。よく頬張ったものでした。

これが典型的なシカーゴ式ホットドッグ。


そのシカーゴ式でも一番有名なブランドがヴィエナ・ブランドのポーリッシュ・ソーセージ。ブルースブラザースの一場面にも出てくるこの看板、シカーゴはポーランド以外で一番ポーランド人の人口の多い街として知られ、ポーランド系の食べ物は本格派で美味しいです。



それに比べるとニューヨーク式は寂しく、それに彼方は場所柄、ジュイッシュの人口がずば抜けて高いので、食べるもの、何でもコーシャーと言って教団から認定された物しか食べれないので、まあシカーゴもニューヨークもウィンナには豚肉は入っていないんですが、少々興醒めのきらいが有ります。ぼくがJFK空港勤めだった頃、住んでいた界隈はジィッシュさん達の密度がずば抜けて高い地域で、子供から大人、老人までキッパを被り歩くのが普通でした。彼らが通うジュイッシュの超級市場が結構興味深く、売っている食品は当然、全てコーシャー食品で、面白いのは寿司と緑茶がコーシャーらしく、連中こぞって買っていました。

米国西部では余り知られてないですが、食品のレイベルをよく見ると、謎の ”K” やら、”U”  文字が記されています。これ、皆、ジュイッシュの人が食する、コーシャー認定食品のマークです。







話は前後しますが、その独立200周年記念の一環で、奇抜な発想でいつも皆を樂しませてくれた、今はなきテキサスのブラニフ航空が、有名な米国の彫刻家、アレキサンダー・カルダー氏にデザインを発注して、ダグラスDC-8に、空飛ぶ米国の魂(北米と南米の両方を意味する)と称し、思いっきり彫刻家発想の塗装をしました。


数年後、アメリカ合衆国独立200周年記念として、同様に今度は、空飛ぶ北米の魂と称して、ボーイング727に赤・白・青の色を塗りたくった事が評判になりました。。。



そのカルダー氏がDC-8の塗装の際、立ち合いで格納庫に寄った際、ある整備士の希望に応えて、例の赤いスナップオンの大型工具箱にお馴染みの、”Calder” と言うサインを実筆してから、その工具箱は世界で一番高価な工具箱になったとかならなかっとか。。。。



そのカルダーさん、他界する少し前に、BMWが確か今でもやっている、”芸術車” シリーズの最初の車を担当したので、当時話題になりました。(その後、アンデイー・ワーホーとか加山又造氏も手掛けました)。


話を少し切り替えて。。。レストラン・チェインのアンナ・ミラーズ、日本の最後のお店が閉店して、ウチの近所のアイエア店が世界で唯一残った店舗になったそうで。ペンシルヴェニア・ダッチを彷彿させる料理と胸豊かな女給さんで有名な筈のこのお店、でも始まりは北加州とかで東部には余り縁のなさそうな話、その上ハワイに開店したのが1973年とかで、メニュウは完全にご当地仕様化されていて、サイミンとか、チキン・カツとか、まあ、アップルパイみたいな物も用意されているようですが。 因みに Miller  ミラーと言う姓名は南独国のミューラーが米国化?したと言うのが定説です。


1960年型フォード・ギャラックシー・スターライナー。バンパ内の尾灯は反射鏡。


こっちの方が格好エエ。


典型的なプリムス・ヴァリアント、ダッジ・ダートは安風情の経済車。。


でも1974年からの豪華仕様、その名もブロウハム。急遽作ったよりよせ豪貧の差がかえって虚しい。。なんか窓枠・上屋が三菱デボネアーに似てる気がするんですが。


日っぺりの大型機、先週から再就航。観光さん、もっと来て。


冒頭のお顔は、アレクサンダー。カルダーさん。
Posted at 2022/07/07 16:42:44 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

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「合衆国のVW文化、その4 http://cvw.jp/b/1945280/48458481/
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