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2019年08月06日 イイね!

前輪駆動のキャデラック  ジュージアーロの座席

前輪駆動のキャデラック  ジュージアーロの座席火曜日の朝は本社と電話会議があるのですが、何せ当地、持ち株会社と時間差が6時間もあるので、火曜日の朝は起床するのが朝4時45分なので、一日中頭が朦朧とします。ってな具合なので今日のブログもまたキャデラックに関して。。。。

近代に入り我々中年はXXX車は昔と変わってダメになったとか、自分の周りでは特に今のシトロエンは昔のシトロエンじゃ無い(メルセデスも同様)と嘆くのをよく聞きますが、まあ、ごもっともな話では御座いますが、時代の流れに上手く乗れないと結局は本末転倒なので、最新型VWゴルフが昔のクラウンと同じくらいの寸法になろうとも、川の流れに追いつけない自分を見ては悶々としている次第でございます。

特に変化で非常にためらうのは車両名称の変更です。ダットサンを辞めニッサンに。コローナを辞めてプレミオに(ぼくの好きな4扉車の一つ)。一番有罪になるのは矢張りキャデラックやリンカンを三文字にしちまった経営陣でしょう。長い間、高級車は車名の響きだけで確実に上下の関係が即判断でき、その名前の響きに憧れ、恐れ、尊敬をしていたのが、多分欧州車に影響されたのか、初めは標準モデルのサブネームだったのが逆になり、購買層は混乱。新しい顧客を取り入れる事だけに熱中したこの経営陣は数年経つと他社へ移ったりで悪改名だけは残りますから始末が悪い。。。1980年代後半に始まったキャデラックのDTSやらSTSの命名がまた今度変わるそうで、最初のアルファベット二文字の後に数字が一つ。再度残念と思っていましたが、その名の与えられる新型キャデラックを見たら、あんなもんに伝統ある昔の名前つけない方が余程いいと感じて、ナットク。歳をとるのって嫌ですね。。。。



今日は1985年に再びダウンサイズされたキャデラックのお話です。

既に第一次ダウンサイズが行われた1977年からデヴィルもフリートウッドも同一車種になり、二つの違いはただトリムと装備が変えてあるくらいの興ざめ状態で、1985年の小型化の際にも変更は無く、110.8インチのホイールベースに寸ずまりの角っぽい車体は1977年の変化の時に比べ、大幅な販売台数減少に見舞われました。

そこでフリートウッドのお客さんの要望に応じて1987年型から、フリートウッドよりさらに上級車種を設け、昔懐かしい Sixty Special 仕様を出します. これは老舗のコーチビルダー、ヘス&アイゼンハード社に委託製造されて、Bピラー以降を切って貼って5インチの延長をして115.8インチのホイールベースに改造、後席ヘッドレスト、後席天井には折り畳み式の鏡、後席フットレスト(1977年からの復活!)ABSブレーキ標準装備、ステインレススチールの排気管、それに延長部分の継ぎ目を隠す為のパデッド・ルーフ(セヴィルと同じ)などなど。値段もデヴィルと同じ長さのフリートウッドよりさらに高く、オマケにこの長胴仕様はたったの2年間だけの生産で終わっちゃったんです。文句の多かった普通のデヴィルとフリートウッドが1989年に113.8インチのホイールベースに統合された際、Sixty Special も同じ車体になり(お陰で2インチ短くなった)Sixty Special の名前は残りましたが、単なるフリートウッドの豪華トリム仕様に終わりがっかりです。

1987年式、普通のデヴィル。


1987年式、このフリートウッドも廉価版のデヴィルと長さ同じ。エレガンスはオペラランプ付き



同じ1987年式でもフリートウッド Sixty Special は5インチ長い特別仕様。後扉のドア取っ手の位置が違うのと、後扉の窓枠が幅広なのが判ります。フリートウッドにはパデッドルーフ有無両方ありましたが、1987と1988年式のSixty Special は切り貼りして車体延長しているので、溶接継ぎ目を隠す為、全てパデッドルーフが標準です。





1989年式からデヴィルもフリートウッドも Sixty Special も全ても同じ長さ。
これは1992年式のデヴィル。


これは1992年式のフリートウッド Sixty Special、デヴィルと普通のフリートウッドと長さは同じ。翌年のモデルからフリートウッドの名称はこの前輪駆動車体から消えます。フリートウッドは差別をはかるために後輪にフェンダースカートがついてます。


面白いのは同じ頃イタリヤで作られていたピンファリーナ製のアランテと同様に、イタル・デザインのジョージェット・ジウジアーロさんが1989年型のフリートウッド Sixty Special 用に22ウェイパワーシートをデザインするんです。デトロイトの自動車にイタリヤの内装!それも手で選ばれた厳選された牛革が座席だけではなく内装にふんだんに使われ(通常GMの革座席は ”着座面革張り” と但し書きが書かれて広告されている) 序でにと同じ頃のビュイック・エレクトラの最上級仕様ウルトラにも同じ機構の座席が用意されました。特にビュイックのは凝っていてキャデラックと同様、基本の座席制御は扉の肘掛けに付いているのですが、細部調整は座席中央をかバット引き起こしタッチパネルを操作するのです。このタッチパネルは例のオペラランプと同じエレクトロルミネセン方式で灯られているので、操作パネルを引き起こすとスイッチが入りバッテリー電圧が37V交流にインヴァータを用い圧昇され作動すると言うからくりで、意外と堅牢設計みたいでした。。。その代わり星の数程ある座席内の空気袋が経年変化で空圧を保てず、って言うのは仕方なかったのかも。。。。

ジュージアーロ・デザインのキャデラックの22ウェイパワーシート。



下部の飲み物置き場は電動でせり出します。



こちらは基本的に同じ座席ビュイック仕様。


ビュイック仕様の基本操作は肘掛けに。


細部調整はコチラで。。。


ビュイックの後席。足置きはないのね。


この車体最後の年、1993年はフリートウッドの名称は後輪駆動の大きい従来型キャデラックに譲られ、前輪駆動の1985年から続いた方はデヴィル、フリートウッドの代わりはSixty Special, 一番豪華でこの特別座席装備の奴だけ Sixty Special Ultra と名前を変え最後になり、翌年から大型化された前輪駆動車体に衣替えをします。。



短胴故に文句が出た所で、コーチビルダーは待ってましたとばかりに色々企んでは見るのですが。。。。このマローニー社のストレッチは繋ぎ目から錆びたり工作水準の低さから評判よくなかった様です。面白いのはホイールベースを延長しただけでなく、後ろのオーヴァーハングも伸ばして何とかバランスを保とうとしている試み。。


キャデラックの最新型。。。。目もあてられない。。。。。嗚呼、神よ!


産みの親が同じだったのかしら。。。。此方はニッサン 。


オマケ。以前フォード・マスタングの次期提案にランボー型とブルース・ジェナー型があったのは有名な話でしたけど、このフォックス・シャーシに生まれ変わるマスタングの提案。。。。


あっと思う程、これに似てませんかねえ。。。。あの初代ソアラーが登場した時、衝撃でした。。


いいな〜、サイズも手頃な2扉車。ハードトップなのがエエ。

Posted at 2019/08/07 09:56:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2019年08月04日 イイね!

スキャン写真 その他

スキャン写真 その他冒頭画像は近所にある曹洞宗 松嶽山 大陽寺の盆ダンス。









いつかどこかに運んだ三菱パジェーロ。


多分1981年、最初に借りたポンテイアック・フィーニクス。簡素仕様。


大学時代の親友、ギリシャ人のペリーくんは突如キャデラックが欲しいと言いだし買ったのがこの黒塗り。縦格子のラジエータグリル、太さが一定のBピラーから1978年型デヴィルと判ります。オペラ・ランプはエレガンス仕様。


ペリーくんの実家はペンキ屋さん。彼の家に散々呼ばれてギリシャ料理の味を覚えました。。。キャデラックの前は、セリカが彼の愛車。車輪、どこかで見た様な。。。
隣はぼくの乗っていたルノー・R5一号車。イリノイ州の冬はアラスカより寒いのだ。。。


中東のある国へ運んだパサート群。


米国車のお尻に巨大なるフィンが聳えていた頃、ポーシャは、ウチの車に生えているフィンはブレーキドラムだけです、と皮肉った広告。確かコーヴェットのブレーキドラムにフィンは生えていた記憶が。。。。


コーヴェアって実際に見るとフェラーリくらい車高が低いんです。。。


マイクロネシヤとか中央太平洋の島々ではぶつ切りのマグロ刺身をココナッツ・ミルクに浮かべて玉ねぎ、トマートなどを一緒に入れて、それに島ライムを搾ってたらしてチップスですくって食べるのですが、これが中々美味しいです。勿論山葵を効かせて醤油でも食します。これはマーシャル諸島のマジュロ、ロバート・レイマー・宿にて。


ロスアンジェリースはサンタモニカに出現したミシガン登録のダットラ。製造元登録の試験車。
Posted at 2019/08/05 12:15:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2019年08月04日 イイね!

工場の再利用

工場の再利用ここ数年街中で見かけるへんちくりんな自動車。まるでホンダ・エレメントを1960年代の共産国で設計した様な外観、コヤツはVPG社のMV−1と言います。最初は新時代のタクシー専用車として開発されたのが元で、身体障害者用の車両として再出発したのですが、資金不足に陥り、その後昔のAMCの産業車両部門AMジェネラルと製造販売の契約を交わし、(軍用のハンヴィーを作る会社)ハンヴィー2の生産終了したインデイアナ州はミシャワカの古い工場で生産を開始(以前郵政省向けの郵便配達ジープを作っていた工場です)したのですが、2016年辺りで生産につまずき販売も終了。個人向けの豪華版もあったのですが、兎に角こう言った車両は資金の出所が微妙でして、我が国は昔から戦争で負傷した人達が沢山いるのでその人達の移動、雇用、居住を保護する厳しい法律があって、トイレの出入り、駐車場のアクセス、職場環境など対応が必須な他、それらに関する施設・装備などを生産する側には政府から補助金などが出ますので、非常に政治的な懸案になるのです。。

この冗談みたいな外観のがVPG社が最初に作ったタクシー専用車。


MV–1は幾らかマシになってますが、それでも街中では異様に見えます。生産終わって3年目、そろそろ部品供給が問題になってます。。


ミシャワカの工場はその後、メルセデス・ベンツのRクラスの受託生産をアラバマの工場から移設して来て、北米では不評でとっくに販売辞めたこの自動車、主に中共向けに数年間生産しますが、こちらも立ち消えになり、もうダメかと思ふきや、今度は中共の電気自動車を作る会社が工場もろともAMジェネラルから買い取り去年から小型多目的車の生産準備を始めたのですが、先月に突如の閉鎖を宣言して、殆どの職員解雇の目に。。。。中共の本社の方の財政がよろしくなかった上に中共からの製品の課税問題がトドメになった見たいです。


中共の会社が作ろうとしていた多目的電気自動車。


その公共のお金やら補助金目当てに大プロジェクト初めてツンのめるのはいつもある事で、それに投資をする側は慎重にならないといけないのですが、政治的理由も絡め、危ない橋をどうやって渡るかがキモになります。

元警察のお偉方と自動車会社の役員が始めた会社もその特殊融資を環境庁からアテにして、これまた自動車産業の税制有利なインデイアナ州で始めたのがカーボン・モーターズ。こちらはBMWのジーゼルエンジンを積んだ警察のスーパー・ポリスカーで、融資元も政府なら納入先も政府と言うお話。結局融資の目当てがつかず現実には厳しかった様です。。。。


電気自動車やらは環境庁からの融資が色々あるらしく、数年前に潰れたイリノイ州ブルーミングトンの三菱自動車ダイアモンド社の工場は、電気で走る新しいピックアップトラックなどを計画するリヴィアン・オウトモテイヴ社 (Rivian Automotive) に買い取られ現在準備中です。

リヴィアンね、リビヤンじゃなくて。。。。


日本語にはRとLの区別が無いから表現が難しいです。。。


Posted at 2019/08/05 11:00:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2019年08月02日 イイね!

切った張ったのキャデラック

切った張ったのキャデラックまた飽きず、懲りず、キャデラックのネタです。もう数回載せるかもしれないので御覚悟を。。。

欧州には昔からシューテイング・ブレークと言う貨客両用の豪華車がありましたので、当然我が国の裕福層が同じ類の車両を求めるのは自然ななり行きなのですが、キャデラックは最近まで頑としてステーションワゴンを作るのを嫌ってました。

されどキャデラックは昔から専用車向けの特殊仕様の基本車種を揃える、所謂プロフェッショナルカー部門に長けていましたから、それらを改造するコーチビルダーがステーションワゴンの車体を架装する場合もあった様です。

不思議な事にその様なキャデラックのステーションワゴン、僕が知る上で実際に量販したのは僅かに二社か三社で、この手の架装屋さんはインデイアナ州、イリノイ州かミシガン州に集まっているのが常なのですが、ステーションワゴンは西部キャリフォーニア州で改造され、主にハリウッドの俳優やら有名人が顧客だったみたいです。エルヴィス・プレスリーとデイーン・マーテインが有名な顧客でしたね。

窓枠の無いフリートウッドと4扉ハードトップのデヴィル。後ろ半分を他のGM車、それもミッドサイズがフルサイズのステーションワゴンを切って貼ってあります。



コーチビルダーと言えばまだ健在な会社がいくつかあり、プロフェッショナル・カーと、リヴリー用のロングホイールベース版、及びリムジンの製造してます。

最新のXTSにも商業用のロング版があり、昔で言うコーチビルダーの有名なスーペリア社製で、勿論キャデラックのキャタログに載っている正式車種です。

普通丈


長丈


以前あったDTS、デヴィル・ツーリングセダーンにもスーペリア社が2年だけ、長いのをキャタログに出しましたが、初年度は後扉を作れず、その代わりCピラーを幅広にして丈を伸ばしています。最後の年、2008年型は後扉が長くなりCピラーが元の幅に戻ります。個人的には幅広のCピラーの方が素敵だと思ふのですが。。。

初年度2007年式。Cピラーが広い。


2008年式。後扉が長い。


標準型。


役に立たない知識その1。
何故か70年代半ばまでキャデラックはウィンドシールドワイパーのスイッチが運転席の扉に付いていた。。 パワーシートのスイッチに注意。


アウデイにも同じ物が。。。


役に立たない知識その2。
GMハリソンラジエータ社のHVAC操作パネルは。。。。


ハイ、アウデイにも使われていました。


GMが自己診断装置のあるエンジン制御システム、CCC、コンピュータ・コマンド・コントロールを出す前後キャデラックではこのHVACコントロールパネルの裏コマンドでメモリに記憶されている故障コードを読み取れたり、各種センサーの数値を呼び出したりできました。普通のシェヴォレイなんかはコネクタの端子を直結させて、燃料計の針が何回振れたかを数えてコードの数字に代えて診断してました。


ベイカーさん、後窓の傾斜角、如何でしょう?これだけ立てば許せるかしら?
Posted at 2019/08/03 10:46:45 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2019年08月02日 イイね!

滚石合唱団

滚石合唱団昔のハワイには日本語放送局が数局ありましたけれど、現在はAM放送一局だけになりました。内容はほぼ、日系及び日本を離れて長い方々向けで、毎日朝夕二回ある、もしもし電話相談の番組も、電話を掛けてくるリスナーはかなりご年配のおじいちゃん、おばあちゃんが英語とカタコトの日本語混じりでカワイイ会話のやり取りを樂しめます。

ある日の相談。

リスナー1。あのう、肉じゃがのレシピ知りたいんですが、何方か簡単なの、教えてくれませんか?

リスナー2。ええ、ミック・ジャガー?あの人は確か英国のロックミュージックの謡唄いですよ。日本でも流行ってるかもしれません。

リスナー3。英国でも肉じゃが食べる習慣があるんですか?味付けも同じなんでしょうかね。ご存知の方いましたらお願いします。

リスナー4。まずお鍋に味醂と醤油少々、それから味の素を入れて角形に切ったじゃが芋を10分煮てから豚肉を。。。。。

リスナー1。いえいえ、ミック・ジャガーではなくて肉じゃがです、お惣菜の。。

リスナー4。英国の食べ物はあそこに軍で駐留していた亡き夫が、あそこは美味しい食べ物何も無かったと何時も言ってました。

この様な会話が延々と続きました。


何故か秋雨の夜のポートランドではローリングストーンズの曲が似合います。

因みに我が家では基本的に英語が標準語で、次に日本語と広東語になりますが、これに当然地元のハワイ語も混じるので独自の文化になっています。

電話 = テレワ (テレフォンに電話のワ)
持ち込み = キャリコミ (運ぶキャリーと持ち込みのコミ)
ネヴァーハプンよ〜 = 絶対ダメね。父の口癖でした。
マイタン・ハセヨしとく? = 韓国料理屋にて、お勘定する?(広東語の埋単マイタン、お勘定の事です)

MJも今年で76歳。
Posted at 2019/08/03 04:49:33 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「ウェブサイトの不調 http://cvw.jp/b/1945280/48563877/
何シテル?   07/26 10:58
I'm JetBoy. Nice to meet you. 実家は西キャナダ、住むのは米ハワイ州オアフ島、家族は香港と日本の、日系アメリカ人です。多分...
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