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2024年08月19日 イイね!

過去の番組と主役の自動車たち

過去の番組と主役の自動車たち










8月も中旬になり、旧盆が終わった今日から、全米民主党総会がイリノイ州シカーゴで始まりました。ぼくらはすでに予備投票済ませ、大統領選挙まであと3ヶ月に迫り、我が国の先行きはどうなるのか。

シカーゴは全米で3番目に大きい都市です。お馴染みブルース・ブラザースが撮影された場所ですね。ポーランド国外でポーランド人が一番多く住む都市でもあります。

永遠の名作。ブルース・ブラザース。名セリフの数々。でも最近の若い人には全然通じないです。。。


自分はシカーゴで学校へ行き、航空整備免許を取得し、ルノー屋で働いていたので、想い出深い場所です。

これがシカーゴ風のホットドッグ。ビーフで出来たウインナーにこれでもか、これでもかと具を盛り沢山載せます。トメートの輪切り、刻んだなま玉ねぎ、ホットペッパー、キューカンバーに甘いレリッシュ。通常ケチャップは使わずマスタードだけを加え頬張ります。こう言ったホットドッグ店が街角至る所にありその昔、働いていた頃はフレンチ・フライ盛りだくさんとソーダが付いて1ドル50セントくらいでしたっけ。ホットドッグはセイントルイスで発明されたと言う定説と、ニューヨークで発明されたと言う話がありますが、セイントルイスは兎も角、ニューヨークのホットドッグとやらは細くて縮み上がったウィンナが寂しく載っているだけの悲惨なもので、シカーゴ・スタイルに慣れた人には見向きもされません。キャリフォーニアで育った父も、戦前我が家は、ホットドッグ派?それともハンバーガー派だったの?と一度聞いた事がありますが、父は即、ホットドッグだったと答えました。



ブルース・ブラザースと共に、シカーゴが有名になった銀幕で、トム・クルーズ主演の青春影視、1983公開の、リスキー・ビジネス。


あの頃、影視には必ず主役と同格の重要な役割を受け持つ自動車が登場したものでした。ジェイクとエルウッドの相棒はご存知、警察から払い下げになった 1974年型ダッジ・モナコ。リスキー・ビジネスは1979年型のポーシャ・928。その撮影に使われた3台中の一台が今週競売にかけられるそうで、数年前に落札された価格より若干下がり、2.6億円くらいになると予想されています。


このV8エンジンでトランスミッションが後にあるスポーツカー、撮影に使われた車両は手動変速機仕様で、それまで自動変速機しか乗った事の無い当時21歳だったトム・クルーズが、クラッチを操作して変速する運転練習をした車両だとされています。


夜の街で親の車乗り回してる馬鹿野郎とヤジられる図。その相手がスバルDLと言うのが面白い。。。このスバルはステアリングが当時の基準からしてもエラく重たいのです。ぼくはこの車で自動車免許の実地試験受けたのでよく知ってます。。。



この現車、最初は白色だったのをこの金メタリックに塗装して、劇場車を専用に貸し出す会社からリースされたと聞いています。この金メタリックは1981年から選べる色で、撮影年の1983年の最新の色にしたかったんでしょうかね。トム・クルーズはこの928を余程気に入ったんでしょう、撮影が終わると新車の928を購入したそうです。

余談ですがトム・クルーズ、若い彼の買った初めての車は、彼がまだ18歳、ハイスクールに通ってる時に入手した、中古の1976年型ダッジ・コルトだったそうで、この三菱製小型車を運転し、俳優目指して地元のシラキュースからマンハッタンまで上京して行ったそうです。1976年と言えば排気ガス規制の始まった頃。ダッジ・コルトは1,600ccのエンジンにサーマルリアクタを後付けし、排気マニフォールドから火を炊く機関車如きの形相で走っていたんですよね。それに自動変速機ですから、さぞかし性能は緩やかだったんじゃ無いかしら。


その Risky Business. 多分この影視以前に使われてた広告宣伝キャッチフレーズと言われていますが、彼の呟くセリフの一言。”Porsche. There’s No Substitute” (ポーシャ。他に代用出来る物はありえない)このセリフが全米中での流行り言葉になり、当時、初めて赤字に転落し苦しんでいたポーシャ社のイメージ向上に、何十年も後にも、貢献したのは有名な話です。


シカーゴは数々の有名な電視番組やら影視が生まれた都市ですが、あそこは非常に独特な文化と言うか、政治がありまして、部外者にはさっぱり判らない冗談などが頻繁に出てくる特徴があります。1988年に封切りされた ”Switching Channel” もその一つで、バート・レイノルズ、クリストファー・リーヴとキャサリン・ターナーの絶妙なコンビ(撮影時、レイノルズ氏とターナー女史は犬猿の仲で大変だったらしいですが)脚本が緻密に描かれていて、特に当時のイリノイ州の政治を多少でも知っている方にとってはたまらない筋書きで、ぼくの好きな作品の一つです。

バート・レイノルズ、キャサリン・ターナー、クリストファー・リーヴの元気だった頃。シカーゴの筋書きなんですが、撮影はほとんどキャナダって言うのが興醒め。



今でも見たいと思う番組らが、30年経った今、ふいとユーチューブで見られるようになったのは、感無量です。長生きしてヨカッタ。。。

その一つが、80年代に全米で人気のあったABCのミステリイ・コメデイの、
”Moonlighting” です。


飛ぶ鳥をも落とす勢いの人気女優マデイー・ヘイズ(キャサリン・ターナー)が他人任せで資産運営し、知らないうちに大損出の多角経営にのめり込んで行って、その内一つの赤字会社、ブルームーン・探偵所を管理するデイヴィッド・アデイソン(ブルース・ウィリス)と一緒に事件を解決すると言う筋書き。

初回の放映で、マデイー・ヘイズの人気ぶりを示す、世界中の雑誌の表紙に飾られた顔写真の数々、その内の一つが何故か、”週刊女性” となっています。


(ムーンライテイングとは副業 ー秘密でやっている感じのー 事です)主題歌を歌うのはあの、アル・ジェロウ氏。ひょんな事から探偵事務所のパートナーになってしまった性格の正反対なこの2人が巻き起こす珍騒動。たまにはシリアスな恋愛感情。その他は常に喧嘩の続く探偵捜査。この時間帯に放送される普通のシナリオからはみ出て実験的な構成を試したりしたのですが、実はこの2人も、撮影現場で非常に仲が悪く、その上、シェパードが妊娠してしまった事もあって、結局1985年から1989年の5シーズンで終わりになっちゃいました。中に出てくる主役の自動車は1985年型のBMW635CSI。所謂E24ですね。これもカーチェースやったりぶつけたりで数台使ったらしいです。



次が同じE24が出てくる番組で、こちらは ”Shannon’s Deal” (シャノンの賭け)と言う題で、1990年から1991年までたったの14エピソードしか作られなかった珍しい番組で、ぼくらの年代でも覚えている人は殆どいないと思います。それが最近、ユーチューブで全作見られるようになったのです。


主役のアイリッシュ系の俳優、ジャック・シャノン扮するジェイミー・シェリダンは企業弁護士。それが複雑な問題から仕事を辞める羽目に。女房にも娘を連れて出ていかれ、その上全財産を失い、走った先は賭け事。それも巨額のタチの悪いギャンブルで多額の借金を背負う事に。ようやく目覚めた彼は弱い者を助ける駆け出し弁護士として、一からやり始める、と言うのが初回の話です。その以前働いていた企業弁護士会社の同僚にいじめられ、同僚自慢のE24のドアを一蹴りするのです。

ジャック・シャノンは自動車買う財力もなく移動は自転車。E24は元同僚の自慢車。




そして主題歌を含め、背後に流れる音楽は全てジャズの有名な奏者、ウィントン・マーセリスと言う趙豪華な話し。フィラデルフィアを舞台に、東海岸特有のアイリッシュ文化を混ぜ入れて、相棒が、キューバ系の女優、エリザベス・ペニャ(残念な事に彼女は2014年に病気で他界しています)。このアイリッシュの負け犬弁護士と、悩みを抱えも逞しく生きていくヒスパニック系女性秘書のやり取りが素晴らしいんです。放映が始まると、評論家の評判は良かったのですが、わずか2年で終了。また戻ってくると言う噂があったんですが、結局ダメでした。そのお気に入りの番組が33年後に再度見られるのは嬉しいです。

常に博打の誘惑から逃げ去ろうと戦っているジャック・シャノン。どこだかの運動選手の通訳を思い出しました。そう言えば焼きそばで有名な明星食品の一平ちゃん、我が国では生麺版もあるんですよ。インスタント版も国内工場で作られているのか、最近結構目にします。

要冷蔵。


一平ちゃんは昔の職場でも大人気で結構載せてました。。。


題名、Equalizer (イコライザー)と言うCBS系で放映されたスパイ・スリラー。



1985年から1989年まで88話。主演は英国はサリー生まれのエドワード・ウッドワード。その息子役がウイリアム・ザブカ(空手キッドでブロンドの敵役で有名)息子役が米語訛りなのがつまらない。。。


ウィリアム・ザブカ、空手キッドの悪役図。


空手キッドII、沖縄背景の筈が、撮影は殆どオアフ島東部だったらしい。。
ミスター宮城の場面はクアロアランチで撮影。



このイコライザー。音楽はあの有名な英國合唱隊、ThePolice のドラム担当のステユワート・コープランド(米国人、お父さんは中央情報局の局員)


主演の役者以上に主役なのは1984年型の黒塗り、泣く子も黙るジャギュアXJ6。クイーンズイングリッシュ訛りのウッドワード氏の足にするのには打ってつけですね。


主役のウッドワードは、ロバート・マコールを名乗る、あまりはっきりしない、ある政府の秘密機関を退職した口数少ないマンハッタンに住むおじさん。新聞に一行広告を出し、”問題抱えていますか?チャンスは絶望ですか?イコライザーに電話を” 電話をかけてくる顧客はいずれも特殊な問題を抱えた人ばかり。一筋縄では片付かない問題をこの黒塗りジャギュアに乗ったミステリアスな人が解決してくれると言う筋書きです。



このイコライザーは相当人気があったのか、のちに随分オリジナルとは筋書きが違っていますが、影視が The Equalizer、The Equalizer 2、The Equalizer 3 と3本も作られ、電視版も2021年に再度、復興版を出しています。もっともこのリ・メイク版は主人公がクイーン・ラテイーファになっていて残念ですが。。おまけに出てくる車両が最新の(一応黒塗りは守り通していますが)ジャギュアのSUV、F-Pace と言った具合で、オリジナルを知っている人は見ない方が良いかもしれませんが。

エドワード・ウッドワード氏は随分前に他界されましたが、同じ雰囲気を持つ英国の俳優は、ロンドン生まれのマイケル・ケインさんですね。彼は喜劇からシリアスな役までこなし、我ら ”米語” を喋る者にとっては、彼らの訛りがなんとも魅力的に映るんです。

今は ”サー” の称号を持つマイケル・ケイン氏。最初に買ったロールスロイスは
初代のコーニーシュ、確かまだお持ちだった記憶が。



1987年の銀幕。フレデリック・フォーサイスの小説を元にした冷戦スリラー、
題名、”The 4th Protocol”  (第四外交儀礼、こちらもユーチューブで見れます)。撮影はどっかで見た事があると思った背景だったんですが、RAFアッパー・ヘイフォード基地周辺だったらしく、ぼくはミルデンホール基地と確かレイケンヒースだけだったので思い違いだったのか。MI5の部員扮するマイケル・ケイン。ロシアの工作員はピアス・ブロズナン(彼実際はアイリッシュ人)。フォード・トランジットがブロズナン駆るフォード・エスコートを追っかけるのも迫力がありますが、マイケル・ケインの乗るこれまた黒塗りC登録の、ローヴァーSD1がセイント・パンクラス駅構内のプラットフォームで演じるハンドブレーキ・ターンする場面に痺れます。




これも担当したのがあのカーチェイスで世界一有名な、ジョン・フランケンハイマー氏です。”RONIN"(浪人)でメルセデス450SEL6.9とシトロエンXMのカーチェイスを企画した人と言えば分かるかもしれません。最後の場面でマイケル・ケインの自家用車が登場します。多分に漏れず、矢張りジャギュアのXJ6。似合うもんですね。。。

ローヴァーSD1はたったの一年半、北米にも持ってきた時代があったのです。されど抜群の信頼性、高価、と虚弱な販売網。あれだけ認定に投資したのに全く売れず、最終販売台数は1,100台程度だったらしいです。ビュイックのV8。大柄な車体。大陸には結構向いていた気がするんですがね。

あの金欠状態のBLが大枚叩いて北米仕様に改造したのに。。。。




ローヴァーはこれにも懲りず、その後ホンダ・レジェンドの兄弟車、ローヴァー800の北米版をスターリングと名乗って、新、旧両型を5年間販売しましたが、矢張り、人気はSD1と大して変わらず。全部で35,000台程度を売った後、北米市場から撤退。

話は変わり、一昨日は、旧盆ナカヌヒーの盆ダンス。日本領事館となり、ヌーアヌ通りが暫しエイサー会場に早変わり。。ハワイの盆ダンスもあと2週間を残す所。日没が随分早くなりました。。
Posted at 2024/08/20 14:54:27 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記

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何シテル?   05/30 15:26
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