今回跨る事になったHONDA VFR800ですが、朝方の空気が0℃近くになるほど冷え込むようになった師走の時期に購入したわけで、バイクにとってはオフシーズン真っ只中。そのおかげなのか定かではありませんが、中古車両の球数も多く、自分の好みに合ったオートバイを見つけるのにさほど苦労はしませんでした。
しかし、2輪車に乗るには車両だけではなく、乗り手に対する装備が意外と必要な事が判明。必要最低限の範囲に限ればそれ程大きな出費にはならないのですが、高度な安全性と一定の快適性を担保するには相応のアイテムが求められるんですねぇ。
加えて、これらがまた物欲をそそる物ばかりであり、乗り出し価格を考慮すると車両本体価格を抑えざるを得ないほど。思わぬ出費に頭を悩ませる事になった訳ですが、そんなライディング・アメニティを少しご紹介します。
01 posted by
(C)per
1. SHOEI フルフェイスヘルメット Z7
バイクに乗るのに必須アイテムであるヘルメット。まずはこれを買わないと始まらないわけですが、価格帯は概ね4〜5万円程度であり、その値段の高さに驚きました(汗)。私が無知だっただけですが、まさかこれほどのコストがかかるとは思っておらず予想外だった印象があります。とは言え、頭部を守る重要な機能を担うアイテムのため、ここの値段をケチってはいけません。
一言でヘルメットと言えど、その種類は多種多様ですが、顎までカバーするフルフェイス型を選択。国産2大メーカーとも言えるAraiとSHOEIで悩みましたが、東雲のライコランドで試着を重ね吟味し、店員のアドバイスも考慮した結果、SHOEIのZ7に決めました。
教習所ではジェットヘル型を被っていましたが、フルフェイスは顔全体を覆うため圧迫感が比較的強く、最初はこれで大丈夫かなと思いましたが、これまで実際に乗ってみた感覚では長時間の装着でも不快感はほとんど感じられず、どうやらジャストサイズのようです。内部のパッドも簡単に脱着出来るので、日頃の手入れが楽チンなのも高評価でした。
02 posted by
(C)per
03 posted by
(C)per
2. SIMPSON ネオプレーングローブ & GOLDWIN ウィンターグローブ
ヘルメットに次いでこちらも重要な装備の1つであるグローブ。会社の同僚Iさんとバイクショップで品定めをしたのですが、まずその種類の多さに圧倒されました。11月という冬到来の時期だったため、陳列されていたのは3シーズン用と冬用のものが主であり、3シーズンタイプとして操作性に優れたSIMPSONのネオプレーングローブと、耐寒性能に優れたGOLDWINの冬用グローブを購入。教習所での免許取得中は軍手を使っていたので、これでちゃんと操作出来るのか心配でしたが、SIMPSONのグローブは指先の可動範囲が割と大きく問題ありませんでした。GOLDWINの方は分厚い生地で作られていると共に内部が起毛仕上げとなっているので、操作にはもう少し慣れが必要そうですが、GOLDWINなら間違いないという同僚のアドバイス通り、今の所手先が寒さで悴む事は一切ありません。
グローブは消耗品ゆえ、今後も色々なメーカー・タイプの商品を買うことになるでしょうが、初グローブとしてはさほど選択は間違っていなかったようで安心しました。
04 posted by
(C)per
3. HYOD ウィンタージャケット
乗り手の上半身を保護するジャケットも今回購入。ライダーと言えば革ジャンだ!(え?)と勝手な妄想を抱いていましたが、革製のライダージャケットの値札を見て驚愕しあえなく断念し、ナイロン製の冬用ジャケットをチョイスしました。
HYODというメーカーは初めて目にしましたが、2輪アパレル業界ではメジャーな企業の1つのようで、コーポレートカラーのオレンジが彩られたデザインもお洒落です。内側には脱着可能なインナーが付属されているので、真冬だけでなくまだ朝晩の寒い春・秋にも十分活躍出来そう。肩や肘、背中に柔らかめのプロテクターが内蔵されており、安全性を確立しつつ着心地を妨げない作り込みも気に入りました。オプションで販売されているチェストプロテクターも購入し、上半身はこれでバッチリです。
05 posted by
(C)per
4. KOMINE デニムジーンズ & RSタイチ ニーガード
ジャケットを購入したとなれば、次は下半身を覆うパンツを探さないといけません。教習所では外付けのニーガードを使っていましたが、不恰好であるのに加え硬質な素材のため長時間の装着には向いていないと思いました。さてどうしたものかとネットで探していると、2層構造となった生地にプロテクターを差し込めるタイプのKOMINE製ジーンズを発見。付属のニーガードは硬かったので、柔軟性に優れた低反発性のRSタイチのプロテクターを別途購入しました。
パッと見の出で立ちはどうしても膝部分が浮いてしまいますが、冬場は内側に着こむ量が多いので目立ちにくい印象です。サマーシーズンの際にはメッシュ仕上げのパンツの購入と合わせて再検討が必要かもしれません。
06 posted by
(C)per
5. もちはだ もちジョイ インナーシャツ・パンツ
冬用ジャケットを購入したものの、風雨に晒される身体を保温するためのインナーを用意しなければなりません。普段使っているヒートテックだけでは心もとないなぁと思い、ワシオ株式会社が販売している「もちはだ」を購入しました。これはTSUTAYAで借りた「アメトーーク」でやっていたバイク芸人特集で扱っていた品物で、おススメっぷりが半端なかったので試しに買ってみたわけですが、着た瞬間にじんわり温かさを感じるほどの抜群の保温性を持っておりました。気温一桁台の夜明けのハイウェイを走ってみるとさすがに寒いと感じますが、バイクを止めたくなる程のレベルまでにはならず、陽の光を浴びる時間帯だと街中では汗ばむ位。製法特許による独自の起毛方法ならではの着心地は抜群であり、普段使いに応用出来るとともに、キャンプの防寒具としても素晴らしいアイテムを手に入れる事が出来ました。
07 posted by
(C)per
6. RSタイチ ドライマスター ボアライディングシューズ
最初は、普段Z4に乗っている時に使用しているスニーカーで十分かと思っていましたが、オシャレは足元からとも言いますので、オートバイ専用のシューズを購入する事にしました。
ガチガチのレーシングシューズからカジュアルなブーツ、果ては雨風をものともしないゴアテックス仕様まで、まぁ色んなタイプがありますが、私の場合はバイクの操作性だけでなく旅先で少し歩いたりキャンプで使う事も考慮し、歩きやすさに針を振ったカテゴリを選択。そんな中バイク用品店のNAPSで見つけたのが、RSタイチ ドライマスター ボアライディングシューズです。
履き心地は普通のブーツと何ら変わらなく防水性も付加されている優れもの。加えて最も特徴的な点としてBOAシステムが採用されているのですが、くるぶし辺りに付いているダイヤルをくるくる回すことで靴紐の役割を担うワイヤーが巻き取られる仕組みであり、まるでスキーのブーツのようです。最初は壊れやすそうだなと思ったのですが、試着してみると着脱性能は秀逸であり、そのままお買い上げとなりました。
08 posted by
(C)per
7. ROK ストレッチストラップ
Z4の場合は狭いながらもトランクルームに荷物を放り込めばよかったのですが、バイクの場合は積載できる箇所に限りがあります。購入時から付属のトップケースは相当の収容能力を誇るのですが、横幅や高さに制約が多く大柄なキャンプギアを収めるのは難しい状況でした。
そこで、タンデムシートに荷物を括り付けるわけですが、ROKストレッチストラップは非常に簡易な方法で荷物をシートにガッチリ押さえつける事が出来ます。バイクは前後左右にGが掛かるので、たった2本のストラップで本当に大丈夫なのかと心配でしたが、ホームページにでかでかと高耐久・信頼性の追求を謳っているだけあって、そんな心配は無用でありました。ただ、括り付ける荷物はある程度大きいサイズで単一である方がその効果を最大限に発揮できると思います。
09 posted by
(C)per
8. TANAX タンクバッグ マグレス9000S
主に貴重品やカメラ・Gopro等の電子デバイス、ツーリングマップルを収納しています。バイクを下りて持ち歩くのに適しており、日帰りツーリングであればこのタンクバッグ1つで十分対応可能。タンクバッグの固定は磁石式と吸盤式の2タイプがあり、VFR800のタンクはどちらも対応可能なのですが、電子機器を入れる事を考慮し吸盤式のTANAX製を選択しました。
容量は9~17Lですが、容量拡大を行うと走行中に乗り手の胸部と干渉してしまうので、基本は9Lサイズで使用しておりますが、キャパシティとしては今のところ全く問題ありません。小銭の取り出しが面倒なのですが、会社の同僚のIさんに聞いたら外側にマジックテープ開閉で小銭を収容できるスペースがあるのが当たり前だとの事。どうりで他のライダーはスマートに素早く料金所の支払いを済ませているなと納得しましたが、ETCが付いているので有人支払いの機会はそれほど多くないだろうという事で目をつぶる事にしました。
10 posted by
(C)per
9. SYGN HOUSE B+COM SB4X Lite
車の場合はナビゲーションの情報は目・耳で受け取る事が出来ますが、バイクの場合はヘルメットで頭部が覆われているとともに、走行中は風切り音が凄まじいので聴覚からの情報収集をすることが叶いません。どうしたものかと悩んでいましたが、そんな心配はご無用とばかりにBluetoothでのバイク用のワイヤレスインカムがラインナップされており、そのハイテク機構に驚きです。値段はかなり張るのですが、数あるメーカーの中で信頼性の高い会社の1つであろうサインハウス製のインカムを選びました。こういった電子機器は国産メーカーに限ります。
最新のギアではバイク同士での会話も可能で、走行中に多少離れてしまってもコミュニケーションが出来るようです。時々見かける集団でのツーリングではこうしたアイテムを活用しているようで、いやはや便利な世の中になったものですね。
まぁこうして見ると、見事なまでにメーカーがバラバラのパッチワーク状態であり、統一感の欠片もない装備になっています(笑)が、限られた資金でのスタートアップですので仕方ありません。ライダーに必要なギア達ですが、これらの道具の予算が想像以上に膨らんでしまい、結果として車両本体予算のボーダーラインを下方修整するに至りました。しかし、今回購入したものは冬用装備であり、いずれ来たるサマーシーズンに向けて物欲を抑えられるかどうか今から心配です(汗)。
11 posted by
(C)per
ブログ一覧 |
VFR800 | 日記
Posted at
2017/02/19 20:45:12