神奈川県ダムカードコレクション ~2015年9月完全版~
投稿日 : 2015年08月09日
1
相模ダム
所在地:神奈川県相模原市
河川名:相模川水系相模川
形式 :重力式コンクリートダム
ゲート:
ローラーゲート×5門
スルーゲート×1門
堤高・堤頂長:58.4m・196.0m
総貯水容量:6320万㎥
管理者:神奈川県企業庁
着工/完成:1941/1947年
★ランダム情報
1964年に開催された、東京オリンピックのカヌー競技会場として当時、相模湖は世界中の注目を集めました。現在でも、県立相模湖漕艇場設置されボート競技の会場として利用されています。夏には花火大会「相模湖湖上祭」が開催されます。湖面に映る数々の花火、中でもナイアガラ花火が有名で、多くの人がこれを楽しみにしています。
★こだわり技術
相模ダムは、1938年に事業計画が決定した相模川河川水統制事業(我が国最初の河川の総合開発事業)の基幹施設として物資の不足する戦中戦後に建設がすすめられ1947年に完成したダムで当時、多目的ダムの先駆けとなりました。現在では、利水専用ダムとして、今なお電力や上水、工水の供給という重要な役割を担っています。
2
三保ダム
所在地:神奈川県足柄神郡山北町
河川名:酒匂川水系河内川
形式 :土質しゃ水壁型ロックフィルダム
ゲート:
ラジアルゲート×4門
ローラーゲート×1門
堤高・堤頂長:95.0m・587.7m
総貯水容量:6490万㎥
管理者:神奈川県
着工/完成:1974/1978年
★ランダム情報
三保ダムでは、ダム湖(丹沢湖)やその周辺を利用したカヌー競技をはじめ、マラソン、駅伝競技が盛んに開催されています。特にダムの完成と共に歴史のある丹沢湖マラソンは、毎年多数の参加者が集まります。このほかにも、水源地を活かした数々の取り組み、行事が行われており、2005年に丹沢湖は、㈱ダム水源地環境整備センターより「ダム湖100選」に選ばれています。
★こだわり技術
三保ダムは、地震に対する安全性確保などからダムの斜面(のり面)が緩やかに設計されています。このような斜面に、現在では植生が繁茂しており、遠目から眺めると丘陵を思わせるような美しい風景は、一見の価値があります。
3
城山ダム
所在地:神奈川県相模原市
河川名:相模川水系相模川
形式 :重力式コンクリートダム
ゲート:
クレストラジアルゲート×5門
オリフィスラジアルゲート×2門
堤高・堤頂長:75.0m・260.0m
総貯水容量:6230万㎥
管理者:神奈川県・神奈川県企業庁
着工/完成:1961/1965年
★ランダム情報
城山ダムの両岸に位置する県立津久井湖城山公園水の苑地、花の苑地には、多数の桜が植えられており、階下の時期にはライトアップされます。また、毎年、4月上旬には両苑地を会場に「津久井湖さくらまつり」が開催され、地元芸能の披露や地域特産品の販売などが行われ、期間中多数の来場者で賑わいます。
★こだわり技術
クレストラジアルゲートは高さが16.7mと当時国内最大、オリフィスラジアルゲートについても高さが7.4mで同2位の大きさを誇りました。これらゲートは、戦艦「大和」を建造した造船所で、技術的な問題点を克服して製作されたもので、呉港から横浜港までの海上輸送を経て、城山ダムの据え付けられました。
4
本沢ダム
所在地:神奈川県相模原市
河川名:境川水系境川
形式 :中央土質遮水壁型ロックフィルダム
ゲート:
余水吐(ゲートレス)
放流管×1本
堤高・堤頂長:73.0m・234.0m
総貯水容量:393万㎥
管理者:神奈川県企業庁
着工/完成:1962/1965年
★ランダム情報
ダムの名称を「城山湖」といい、「かながわの探鳥地50選」や「かながわの公園50選」にも選ばれました。周辺の散策路では野鳥観察のできる休憩所などがあります。
★こだわり技術
本沢ダムは、我が国の大規模な重揚水式発電所である城山発電所の上池として建設されました。揚水発電を行うにあたり、当時世界にもあまり例のない28mに及ぶ水位の変動をわずか5~6時間で繰り返せるよう建設されています。
5
道志ダム
所在地:神奈川県相模原市
河川名:相模川水系道志川
形式 :重力式コンクリートダム
ゲート:
ローラーゲート×5門
堤高・堤頂長:32.8m・74.0m
総貯水容量:153万㎥
管理者:神奈川県企業庁
着工/完成:1953/1955年
★ランダム情報
堤体の上に県道76号が走っており、ダム堤体を真近に見ることができます。ダム直下には河川維持放流を利用した道志ダム発電所があり、自然エネルギーの有効活用を図っています
★こだわり技術
道志ダムは、本体工事の工期短縮のため、仮締め切りに米国プレパクト社特許のプレパクト工法を我が国初めて採用するなど、最新の科学、技術を高度に利用し建設されました。また、大制水門の13.4mという門扉高は、当時我が国最高のものでした。
6
寒川取水堰
所在地:神奈川県高座郡寒川町
河川名:相模川水系相模川
形式 :重力式可動扉付フローティングコンクリート堰
ゲート:ローラーゲート×4門
堤高・堤頂長:6.0m・270.0m
管理者:神奈川県企業庁
着工/完成:1962/1964年
★ランダム情報
近隣の寒川神社は、相模国一宮と称され、平安時代中期の『延喜式』神名帳に記載されている歴史神社です。古くより八方除の守護神として信仰されており、また、「視聴率祈願の神社」としても知られています。
★こだわり技術
相模川は、「鮎川」と呼ばれ親しまれてきました。寒川取水堰では、魚がのぼりやすい川づくりのため、階段式と舟通しデニール四季の2種類の魚道が設置されています。また、底生魚等の遡上効果を勘案し、階段式魚道には「うなぎ穴」が設けられ、その中を蟹も上流にのぼれるよう蟹ロープが設置されています。
7
宮ヶ瀬ダム
所在地:神奈川県相模原市、神奈川県愛甲郡愛川町、神奈川県愛甲郡清川村
河川名:相模川水系中津川
形式 :重力式コンクリートダム
ゲート:
高圧スライドゲート×2門
高圧ラジアルゲート×1門
ジェットフロートゲート×2門
選択取水設備 円形多段式ゲート(5段)
堤高・堤頂長:156.0m・375.0m
総貯水容量:1億9,300万㎥
管理者:国土交通省
着工/完成:1984/2001年
★ランダム情報
平成18年度のダム周辺の年間利用者数は約181万人。4月~11月の毎週水曜日、毎月第2日曜日、毎月第2第4金曜日の午前11時、午後2時に毎秒30㎥の観光放流を行っています。また、ダムサイトには「宮ヶ瀬ダム水とエネルギー館」、「インクライン(ケーブルカー)」があり、ダム湖では遊覧船が運航されています。
★こだわり技術
堤高156m、堤体積約200万㎥の超巨大規模ダム建設を設計施工の合理化と新技術適用で実現し、37ヵ月という短期間での堤体打設を可能としました。また、残土で埋め立てた沢(東沢、鷲ヶ沢、及沢)には新たな自然環境の創造を図り、生物の多様な生息空間を確保するビオトープ整備をダムで初めて実施しました。
8
石小屋ダム
所在地:神奈川県愛甲郡愛川町
河川名:相模川水系中津川
形式 :重力式コンクリートダム
ゲート:
ホロージェットバルブ×2門
堤高・堤頂長:34.5m・87.0m
総貯水容量:55万7千㎥
管理者:国土交通省
着工/完成:1993/2001年
★ランダム情報
宮ヶ瀬ダム下流にひっそりとたたずむ小さなダム、宮ヶ瀬ダムからちょっと離れていて足を運ぶ人も少ない地味なダムですが、石小屋ダムは宮ヶ瀬ダムにとって重要な役割を果たしています。愛川第1発電所の放流水や、観光放流で流される水は、このダムに一時的に貯めこまれ、愛川第2発電所を通して下流中津川へ放流されます。また、ダムのコンクリート表面が岩模様になっていたり、ダム両側が自然の岩山のようになっていたりと、非常に凝ったつくりのおしゃれなダムです、一見の価値ありです!
★こだわり技術
小さなダムでもでっかい技術!石小屋ダム建設では日本で初めてPCD工法を採用するとともに、自走式ディストリビュータ(コンクリート打設機)を使用することで工事期間の短縮を図りました。また、ダム表面には石模様のプレキャスト型枠を使用し、ダム建設前の中津渓谷の景観にマッチさせました。
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