
先週の日曜日に常滑やきもの散策路を歩いてきて、急須で煎れたお茶を飲みたくなりましたが家にお気に入りの湯呑み茶碗がなかったので、日本六古窯のひとつ信楽へ器を探しに今日出かけました。
車は307号線より信楽駅へ信号を曲がってすぐ左手に無料駐車場がありましたのでそこへ駐車しました。
信楽といえば
狸 が思い浮かびますが、歩き始めると至る所に狸が軒先に並べられてました。
信楽狸は歴史があると思ってましたが、有名になったのは、26年の昭和天皇行幸の際、沿道に信楽狸を並べて迎えたところ、大変お喜びになり、一躍全国に広まったそうです。
近くで狸をみると、改めて愛嬌のある姿ですね。
信楽焼関連サイト:
HP
そこから窯元散策路がありますのでそちらへ歩いていきました。
ここは窯元があちこちに点在している場所で、観光客向けではなく会社としての窯元が多いようです。
そのなかでも窯元にギャラリーを併設している
谷寛窯 galleryほうざん
を訪ねました。
坂道を登っていくと煙突のある建物が見えてきます。入口に周ると時代を感じさせる建物の2階にギャラリーがあります。
ここの建物は明治の師範学校の講堂を移築した建物で木造校舎の温かみがありました。
中には谷井芳山氏の作品が展示されており、奥のスペースには、ここの窯元出身の作家作品が展示してあります。
中を一通り見させてもらい、楽しませてもらいました。
中でもサントリーのウイスキー樽の灰を使った釉薬で仕上げる独特の風合いをもつ作品を作っていて、確かにウイスキーの色合いがある味わい深い陶芸品でした。
サントリーのサイトでも販売していますので、興味のある方は、
こちらで。
ギャラリーで、お茶を頂き、谷井氏の奥さんとお話しができました。
こちらはほとんど陶芸の知識はありませんがわかり易く説明してもらいました。
ここだけの話しですが、御土産屋に売っている物は他の地域の物も多いようで信楽焼オンリーでは無い様です。
とは言うものの信楽には220人程の陶芸作家が活動していて、伝統の技法と新しい作品作りをされているとのことでしたので、焼き物の町としてこれからも続いていくと思いました。
今日はお茶を飲む為の器を探しにきたので、目の前に展示してあった器を手に取ってみるとなかなかシンプルで手にしっくりなじむなと思って谷井氏の奥さんに聞いてみたら、主人の作品で20年前から売っているお勧めの湯呑み茶碗とのこと。
その話しを聞いて、これにしようと決めました。
しかし、ギャラリーと言うと少し入りにくいというイメージはありますが、今日は自分好みの器を探す目的で行き、お気に入りの器を買うことが出来たので良かったです。
奥さんも昔は商社を通していた時はお客さんの声が分からなかったけど、ギャラリーで直にお客さんと話ができて作品作りに反映したりできるのがいいと言ってましたので、興味のある方は訪ねてみるといいかと思います。
帰りは窯元散策路を歩いていくと、陶園という喫茶店で休憩しました。
この店は壁一面に飾られた信楽作家の作品を見ながらコーヒーを楽しめます。
コーヒーの器もなかなか口当たりの良いカップでした。
中には音楽スピーカの本体が陶器で出来ているように見えましたので、信楽ムードが楽しめる喫茶店です。最近、喫茶店に入る機会が少なくなっていたので、ほっと一息つける喫茶店はいいですねw。
では、今日買ってきた器でお茶を美味しく頂きます!
谷寛窯:
HP
フォトギャラ:
信楽焼
Posted at 2007/11/18 00:23:25 | |
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