目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
専用のスクレーパーでガスケットを剥がします。
剥がした後はOILストーンで削り過ぎない様に注意しながら綺麗にします。
ベアリングを外します。
(カウンターウエイトのベアリングも交換です)
ニードルベアリングは交換しません。
中央にベアリング(メインシャフトL)が残っていますが、これセンターにOIL用の突起がある為
通常の内掛けベアリングプーラーが使えません。
(突起を折れば外せますが・・・)
プロはどうしているのかと?ネットでNS系エンジンをOHをしているショップのHPを見ましたが、
有名なショップは外した写真をあげています。
が、殆どのショップが「全てベアリングを交換しました」と言いながら
何故か左ケースはベアリング交換後?の写真か、表写真(外側のスプロケカバー側)を掲載しています。
(右ケースは内側ベアリング側の写真を載せているのに・・・)
かなり?と言うか、思いっきり怪しいですよね?
疑いたくは無いのですが、もしかしたら外せなくて写真を載せる事が出来ないのではないでしょうか?
(酷い所なんて、ベア交換しました。という写真なのに古いベアリングの中に新品のベアリング(シャフトL)が含まれていました・・・)
2
一度灯油で洗浄し、ヘキサンで綺麗に洗浄します。
テキトウにマスキングをして耐熱シルバーで塗装。
はい。サンドブラスト持ってますが準備するのが面倒でブラスト処理はしません。
3
次の物を塗装したいのでドライヤーで強制乾燥。
4
こちらも同じく塗装します。
そうそう、今回使用するケースは
AC08E-220****番台の92年式用になります。
在庫の中から一番良い物を使用しました。
5
テキトウ、テキトウ。
6
荒業ですが、ベアリングを挿入する為にストーブで温めます。
この作業は冬に限りますねw
ってか、冬はバイクを弄る季節ですからね。
熱し過ぎは厳禁ですが、この方法は昔から四輪二輪のチューナーがおこなってきた匠の技になります。
この方法は学校出たての最近多いマニュアルメカニックマンと同様の頭の堅い人達にとっては受入れがたい方法でしょうけど・・・
7
火傷に気を付けて、
各部にベアリングを置いていきます。
簡単にストンッと入りますよ。
ケースが冷めると、がっちりハマり込みます。
熱による歪を利用するのですが、実はストンっと入るのは熱し過ぎなんです・・・
多少抵抗があり、叩き入れるくらいが良いかと思います。
とは言ってもねぇ、楽な方がイイじゃんwww
ベアリングの抜き差しを冷間で何度も行うとケースが駄目になります。
ってかベアリング交換なんてそう何度も行わないですけどね。
8
左ケースです。
最初の写真で外せなかったベアリングを自作工具で外す事ができました。
要らない引っ掛けスパナを削ってケースを温めてスライドハンマー方式で外しました。
ここのベアリングの外し方はネット上で見た事が無いので初投稿かも?
右下の写真が外したベアリングの裏側になります。
使用していた物はこの様にシール部が茶色く変色します。
新品はとても綺麗なオレンジ色ですよ。
注意:
このベアリング部分の中央の突起は邪魔だからといって絶対に折らない様に!
OILの為の需要な部分なので、もし折ってしまったら、そのクランクケースはゴミとなります。
エンジンの分解組立は基本メーカーのサービスマニュアルを参考にしてください。
が、それはソレ、これはコレで、十人十色
なので其々の考えで楽しく組めば良いと思いますよ。
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