長期休暇⑥　山形の吾妻屋旅館（新高湯温泉）

ちょうどこのブログを書くのに吾妻屋旅館の近況を確認したら、うっすらと雪が積もってました。ここから数日、日本はぐっと寒くなるようなので、より雪深い景色が待ち受けていることでしょう…
宿のご主人が言っていましたが、天元台高原ロープウェイの発着駅である白布温泉湯元駅からの一本道はとても勾配がきつく、舗装されていない部分がほとんどです。平時でも四駆は必須だと。ちらっと自分のTT Coupeを眺め、「Quattroか…」と独り言を言いながら、一番いいのはスバルのレガシィ・アウトバックであって、フォレスターでもレヴォーグでもないと自分に言い聞かせるように言ってましたね…笑

ここは「日本秘湯を守る会」のお宿の一つです。立ち寄り湯が出来ないので宿泊がマストです。なかなかキャラの強いご主人ですが、話しているととても楽しい♪

さて、前回の中房温泉への一本道では左後輪へのガリ傷がトラウマとなっていますが、林道のダートに似つかわしくないAudi Sportの20インチホイールを気遣いながら慎重に登って行きました。

お猿さんにも見送られながら…苦笑

大樽川を遡上します。マイナスイオンをたっぷり浴びるアオハルJr号！

そして夕暮間近に吾妻屋旅館に到着しました♪

ご主人に部屋を案内されると、すぐにストーブに火を入れてくれました。1階のロビーでも、どっしりと構えたストーブから暖がとれます。

まずはここのウリである5つの絶景露天風呂に向かいます。さすがに平日の宿泊なので駐車している車は5台程度ですね。名湯をしっかりと味わいます…

最初は鍵が閉められる貸切源泉の1126でドライブの疲れを癒し、スマホのメールや、今日撮ってきた写真の整理をします。

明治35年の開湯です。決して古い訳ではないのですが、標高1,126m（イイフロ）で味わう「カルシウム-硫酸塩泉」は素晴らしいの一言。

天元台高原の手つかずの自然における四季の移り変わり。清流の音を聞きながらの湯あみは、山の湯ならではの爽快さを満喫できますね。

そして本格的な露天風呂巡りの始まりです。まずは滝見露天風呂です♪

露天風呂には先ほど見かけた猿や狸が遠慮なく遊びに来て困るとご主人は言ってました　笑　最も高い所にある滝見露天風呂は、煩悩を忘れさせてくれる自然の深い慈愛を感じて浸かることが出来ますぞ♪

次は眺望露天風呂に向かいます。火照った身体を夕方の少し寒さが増した山風に包まれながら…

効能は、うつ状態、きり傷や皮膚乾燥症、末梢循環障害、冷え性、胃腸機能の低下、関節リウマチ、軽い高コレステロール血症、軽症高血圧、五十肩、腰痛症、痔の痛み、神経痛、疲労回復など…なんでもござれです！

結局夕暮れが早かったこと、女性専用時間が設けられていることから、露天風呂巡りから一時撤退して内湯に浸かりました。

早朝にも再度全ての露天風呂をまわり、硫黄泉の効能をしっかり吸収させていただきました。内湯は男女別ですが、基本露天風呂は混浴ですね。

さらに特筆すべきはここで出されるお食事です。部屋出しというのがありがたい…　そして、一品一品が全て手作りだということです。バラエティ豊富、しっかり米沢牛のステーキも別途注文しましたぞ♪

朝に出された切り干し大根の煮物などは、その朝早くから仕込まれたものです。

栄養満点の、バランスの良い食事を朝から堪能させてもらいました！

そしてお宿で飲める水は、西吾妻地蔵倉水源の一番搾りと呼ばれる絶品の水です。もちろん水に味は無いのですが、その硬度、ミネラル感、キレの良さをしっかり味わうことが出来ました。

朝日に染まり始める、米沢の象徴である兜山…

時の流れを忘れさせる美しさ…

世俗のしがらみ、仕事のストレスを老体の垢と一緒にしっかり洗い流してきました。人生万歳、温泉万歳！ 日本人に生まれてきたことに感謝です…


アオハルJr号も頑張りましたぞ…ははは！