池袋グランドシネマサンシャインで見てきました。日本でフルサイズのIMAXを見られるのは、大阪の千里と池袋の2劇場だけ。池袋では12番スクリーンです。先週まで1日3回のこのスクリーンでの上映でしたが、コナンの新作に押されて月曜日から夕方17時からの一回のみでした。
事前にアメリカアカウントのAppleTVで見ていたので、話はほぼほぼわかっていました。ただ会話で聞き取れなかったところは字幕で確認できてよかったです。
映画好きなら、オッペンハイマーは池袋一択です。結構な部分で、フルサイズになっています。それも効果的に使われています。はじめは通常サイズからフルサイズに変わる時を気にしていましたが、映画が進むにつれスクリーンサイズの変化が全く気が付かなくなりました。映像の持つ力だと思います。
池袋と他の映画館で観るオッペンハイマーは別物と考えた方がいいでしょう。画面サイズの違いによって、自分が受ける印象は変わってきます。例えば、ラストでオッペンハイマーがアップになるシーンがあるのですが、通常サイズだと顔のアップ。でもIMAXフルサイズだと胸から上が写り、尚且つそれに背景が絡んできます。その画面サイズの違いで、その時のオッペンハイマーの心理状態の感じ方に違いが生じました。
いい映画であるのは変わりないのですが、2度目に見た感想としては、啓蒙的であるがために、説明的になっていると同時に、情報が詰め込み気味かなということ。テンポを落として役者に演技をさせるシーンがあってもいいかなと感じました。
でも仕方ないかな。ノーランの映画は、すごいスピードで突っ走る映画が多く、あんまり余韻を使わない監督さんですから。
IMAXフルサイズで見て唯一の不満は字幕の位置。通常画面の下部に字幕が出るのですが、その位置がフルサイズだととても目障りな位置になってしまいます。多分、吹き替え版があれば、もっとノーランの画面を楽しめることでしょう。
余談ですが、予告編でマッドマックスシリーズ待望の新作「フュリオサ」が流されました。これは楽しみしかないですね。
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2024/04/17 00:46:33