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油圧タペットの洗浄





届いたエンジンをばらした時、オイルに漬けて保管してた油圧タペット。
組む前にエア抜きしようとオイルの中でプランジャー？部を押すも、16個のうち半
分近くが固着気味で全く動きませんでした（泣

外した時に確認するべきでしたが、走行距離からしてまさかです。。。


何とか復活出来ないかネットで検索すると、関西の有名ショップの記事で
「温めたオイルの中でしつこくプランジャー？部を押し続けると動きだした」
ってのがあったので、オイルを暖めて固着気味のタペットを押すこと数十分・・・

固着気味の半分のうち何個かは復活しました♪　が、まだまだ硬いのが多数・・・　

更に押し続ける事数十分・・・・

少～し動きが出てきましたが、もう指が痛くなってギブアップｗｗｗ
エンジン回せば動くかもしれないし、気力も限界なので先に進む事にしました＾＾；


タペットをヘッドに載せて、カムをセット。
このエンジンにはABF（GOLF3-GTI）のIN側カムを流用します♪



画像上からABF－IN　PL－IN　PL－EX


ABFとPLではカムの角度がIN側のみ20度近く違い（ABF220度・PL200度　1mmリフト時）
リフト量はPLカムの9.0mmに対しABFカムは10.8mm　（EX側は微違いでほぼ一緒）

バルタイが少し違う様ですが、ポン付けでOKな筈
うまくいけばノーマルのPLエンジンより少しパンチがでるんではないかと！



IN側はABFカム・EX側はPLカムのハイブリッド（笑


ガスケットを載せて、カムカバーを載せ、タイミングベルトを掛けます



前回のTDCズレ事件！？があるので、クランクプーリーのTDCマークは信用してませんｗ
PLもダンパー付きなので、ダイヤルゲージでTDCを確認してベルトは組みます。
かといってダンパー無しのソリットなクランクプーリーは駄目な筈。

ベルト掛けると一段とエンジンらしくなってきました♪


しか！！！　

ここまできましたが、やっぱりタペットが気になるのでまたバラして何か対策しま素。


気分転換にｗ　
インジェクターのOリングでもはめてみますが、リングの穴が小さめで意外と大変（汗





リングを傷つけない様にピックアップツールを使って何とかかんとか終了。

ヘッドが面研から帰ってきたので続きです








残しておいた作業のバルブ擦り合わせ




痛みの少ない吸気側から・・・　左が擦り合わせ後　

　

地味に１６箇所やります。。。

排気側は痛んでるので最初は荒目でしつこくｗ　仕上げは細目で

久しぶりにタコ棒でやったら手のひらが痛くなりました＾＾；


新品のステムシールを組み込んで・・・




バルブを組み込んだら・・・



よかーー♪（笑


メタルのガスケットを載せて・・・




ヘッドボルトをトルク＆角度締めでようやく合体♡



そういえば・・・

TTのオーバーホールKITに入ってたメタルヘッドガスケットは、あの！？VictorReinz製　



8V用の普通のガスケットは？？な印象ですが、メタルは悪くないと思います←なんとなく（笑


意味も無くカムカバーをのっけて（笑　今日は終了ー




だんだん形になってきました♪

なぜか磨いてあるサージタンクがあるので再利用ｗ






くすんでいたのでピカールで再度磨きつつ、スロットルの掃除と
ガスケットの交換をしました。


こうなってくると、カムカバーやインマニもそのままじゃ残念なので軽く塗装。




オイルパンも残念な感じだったので剥離して・・・




ここは耐久性重視でペンキを刷け塗り（笑　っても剥がれますが・・・




インジェクターも外してOリング交換ついでに洗浄



噴出し部分のこってりしたスラッジも綺麗に落としました


あさって辺りにヘッドが帰ってくれば段取りがいいんだけど～

　　うちはもう手狭なんで（笑

　SUE44さんちに移動してばらしました






ガーン！！！

ピストン首振りでシリンダーに傷が・・・

このブロックはアルミ製でシリンダーはコーティングなんで再利用不可です・・・


潤滑不良で子メタル全損　　

痛々しい4番コンロッド＆ピストン




クランクも・・・




ストレーナーには破片がびっちり・・・



１・２・３番もシリンダー、ピストン、子メタルに擦り傷がありました。


実はこの車、オートポリス走行中のオイル潤滑不足でブローしたのは2回目
前回もほぼ同じコーナーで油圧が極端に下がりブローしてます。


2ZZは左コーナー時にオイルをタイミングチェーンでヘッドに巻上げ、油圧が下がり
ブローしやすいって情報があったので、某社のバッフルプレート付きオイルパンを
予備対策として装着済みでした。（2回のブロー前に装着済み）

ブロー1回目後はオイルポンプにエアかみして割れる・高回転多用でノーマルオイル
ポンプは割れる・・・って情報があったので、追加で戸田の強化オイルポンプに交換

んで今回なんで　？？？です。


以前このバッフルプレートを組む時気づかなかったけど、今回全バラして思った事が一つ
ぱっと見バッフルプレートもいい感じなんですが・・・




よく見ると、タイミングチェーンの部屋からオイルパンへの戻り導線を
このプレートで完全に塞いでしまってます！？


プレートを外した画像がコレ




コレいいのか悪いのかの検証も出来ないし、素人個人の考えなんで詳しくは書きませんが、
気分的にこれはもう使わない方向で満場一致。　この話題は終了～


唯一よかった点が♪　ヘッドが無事だった事！（燃焼室側が見えないですがｗｗ）



このヘッドは師匠が作ったSPLヘッド
燃焼室・ポートは鏡面加工されてるのでスラッジの付着も少ないでした

ブロックが変わってもヘッドはずっと生き続けて欲しいです！


2ZZエンジンOHじゃ無くなりましたが、一部の2ZZヲタの為に（笑）引き続き経過記事はUPします。

ブロックだけ探して、戸田のキャパシティアップ1933KIT とか希望（爆

　　　クランクの前後オイルシール交換






このエンジン、ブロックとオイルパンのフランジ部や他のフランジ部に液体ガスケ
ットを併用した箇所が多数あって、それが経年劣化で強烈にこびりついてます＾＾；

液ガス併用で次回剥がし易くなるって記事を見たことがありますが、
液ガスの種類が違うのか！？剥がし難いのなんのって・・・（過去最強レベルｗｗ）

部品の洗浄以外に、このガスケット剥がしに時間が掛かり大変でした（汗


子部品も綺麗になったので、前後のシーリングフランジを取付け
NEWなウォーターポンプに合わせブリーザーやオイルクーラーを軽く塗装し装着



ふぉー　美しい♪（自己満爆


日曜は朝から2ZZをやる予定