ランサーを発見・回収したついでにタカスサーキットで開催された”DUNLOP DIREZZA CHALLENGE 2009”という走行会に参加してきました。
この走行会はタイヤメーカーであるダンロップが主催する全国規模の走行会で、物凄く簡単に言えば、ストリートリーガル車両に限定したラジアルタイヤでのタイムアタック大会のようです。
車の排気量や駆動方式に応じ、全部で4つのクラスに分かれており、当日は80台近い参加者が集まるという、かなり大規模なイベントです。私が参加したのは”排気量1901cc以上の4WD”のクラス4で、ランサー、インプレッサ、スカイラインGT-Rなどがメインとなるカテゴリーです。
【会場の様子】
”DUNLOP DIREZZA CHALLENGE 2009”は、全国で4回開催され、各々の会場で上位の方々は秋に開催予定の決勝大会に進出できるとのことで、遠方からも多くの参加者が来ているようです。とにかく北陸(富山・石川・福井)以外のナンバーの車が目立ちます。
エントリーしたクラス4の参加車両は、かなり手の入った”本気仕様”の車が極めて多いように感じます。エンジン換装、タービン交換、エアコンレス、内装ドンガラ、でかいGTウイングetc・・・などは全く珍しくありません。
私が陸運局の検査員だったら絶対に車検不合格にするような印象の車ばっかりで、逆に自分の車のノーマル然とした姿に違和感を感じます。
【ドライバーズミーティング】
当日はクラスごとに、10分の練習枠が1回、15分のタイムアタックが2回行われ、2回のタイムアタックの平均で順位を競うルールのようです。
エントリーしたクラス4のトップクラスな方々は、暑さが残るこの時期にも関わらず、1分切り前後のタイムで骨肉の争いが予想されているようです。Z1☆での過去自己ベストが1:00.923の私にとっては無縁の世界ですが、同じ参加費を払っている以上、そんな輩に恐縮することは全く考えません。空気を読まずに以下の目標を立てて頑張る事にしました。
・交換したブレーキ周りのフィーリングを確認する
・過去の走行履歴より目標タイムを1分1秒台と設定する
・テンパっている方々を応援する
・今度こそ自走して神奈川まで帰る
【練習走行】
タイム>1:01.752
エア>F:3.0/R:2.5
早々に目標タイムをクリアすることができる好スタートですが、ブレーキの印象がよくありません。
フルブレーキングしようとすると、即座にABSが発動してしまっているようで、思うようにコントロールことができません。過去にフロントローターを大径化していた時期がありましたが、フィーリング的にはその時の印象に酷似しています。
開いていないキャリパーに交換したことによって、今までよりもしっかりとした、強い制動力が発生している事や、交換したプロジェクトμのローターにスリットが入っていることなどによる影響ではないかと自己分析します。
対策としてブレーキパッドをもっとコントロール性の高いものに交換することが有効のように感じましたが、もちろんそんな準備はしておりません。
【タイムアタック1回目】
タイム>1:01.772
エア:F:2.5/R:2.5
本番のタイムアタックなのにも関わらず、ブレーキの踏み方などを色々探りながら走行してみますが、特に変化は感じられず、結果も練習走行同様な感じです。
1回目のタイムアタックが終わると、一緒に参加した面子の中に、予想通りテンパる方々が現れ始めました。もちろん、そんな場でも空気を読まずに精一杯の念を込めて応援します。
【タイムアタック2回目】
タイム>1:01.654
エア:F:2.5/R:2.5
タイヤのエア圧や、ショック減衰、車高などを調整して、ブレーキのフィーリングが変わらないかなぁ・・・と妄想してみましたが、逆効果になることも十分考えられるので、結局車のセットは最後まで全く変えずに望みました。(保守)
当然タイムも殆ど同じで、ある意味安定感があります。
6月に参加した”POTENZA EXICITING STAGE 2009”では、最終走行枠で車にトラブルが発生した為、別な意味でのプレッシャーを感じていましたが、おかげさまで無事走りきることができました。
【総合結果・感想など】
当日ベスト:1:01.654
タイムアタック平均:1:01.713
クラス順位:18位/23台
総合順位:22位/79台
事前練習などなく、久々に参加したサーキット走行にしては、十分満足できる結果が得られましたし、何よりも設定した目標を全てクリアできたことが嬉しいです。
尚、クラス4の上位は新旧のGT-Rが独占する形となり、タイムも58秒台が連発するという物凄い好記録が飛び出したようです。凄いですね。
軽い気持ちでエントリーした”DUNLOP DIREZZA CHALLENGE 2009”でしたが、正直言って他の参加者の方々のレベルの違いを強く感じた一日でした。(熱意、緊張感、車の仕様、エントリー体制、運転技術etc・・・)
私のような生半可な思いで参加するのには、相応しくない走行会だと思えましたし、そういったカツカツさが楽しいと思えるようになるのは、現在の私にとっては相当高いハードルだと感じます。
Posted at 2009/09/28 21:24:43 | |
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