サーキットにて、グレードアップしたタイヤとブレーキの効果を確認してきました。
【条件】
①タイヤ:ダンロップZ3(F:225/40-18、R:255/35-18)
②ブレーキパッド&ローター:プロジェクトミューHC+&フロントスリットローター
その他:電子制御オフ(TRCボタン長押し)
【場所】
TSタカタサーキット(初走行)
前々から気になっていたサーキットです。路面もきれいで、各コーナーに目安となるパイロンが設置されており走りやすかったです。アップダウンもあり飽きのこないレイアウトだと思います。ですが、どのコーナーもタイトで、コーナーからコーナーまでが近く、IS350には少し狭く感じました。
走行回数:12分×3枠
ベストは1枠目走行中で、64.9秒でした。
【確認結果①タイヤ】
全体を通して、リヤグリップが勝ちすぎてしまい、常にアンダー特性でした。前回の岡山国際サーキット走行時に感じたリヤのフラつきなどは一切無く、最終コーナーから1コーナーにかけての高速安定性は申し分なし。ちょんブレで狙ったところに向いてくれますし、アクセルも安心して踏んでいけます。リヤタイヤのグリップに関しては、期待以上でしょうか。進入では、もうちょっとリヤの動きが欲しかった。
比べてフロントグリップは、過大すぎるリヤグリップに、完全に負けてしまっています。低速コーナーではフロントヘビーのせいもあるのか、ステアリングこじらないと向きが変わらないので、舵角が増えてしまいます。増やすとフロントタイヤがヨレて角が摩耗していき引っかからなくなるので、またこじる、と悪循環です。ムキになって攻めてしまい、フロントタイヤの角は無くなってしまいました。ミニサーキットに関しては、フロント225だと前後タイヤグリップの釣り合いが取れていないと言う事が分かりました。
フロント摩耗につれてどんどん曲がらなくなり、タイムも落ちてきたので、走行は終了しました。
3枠走行後の左フロント(↑が外側)
無理な走りをしたせいで、センターリブとアウトサイドリブの角が極端に減ってしまいました。接地面積が減って、タイヤのおいしいところはお終いです…
空気圧に関しては、高めの設定の方がいいような気がします。2.9程度に上がる度に0.2ずつ減らしつつ走行しましたが、結果的にタイヤがヨレる原因だったのかもしれません。このタイヤは空気圧の変動があり過ぎて、いいところを見つけるのが難しい感じがします。
【確認結果②ブレーキ】
熱が入ってきてからの初期タッチも分かりやすく、制動力も良好。踏力に対してやや効く方向ですが、リリース側のコントロールもしやすかったです。1枠12分程度の走行でしたが、タッチの変化もなく、走行後の焦げ臭さや、煙が出ることはありませんでした。ミニサーキットと言う事もあり、走行風があまり当たらず、ブレーキングも忙しい印象でしたが、ブレーキに関しては期待通りで満足です。
ブレーキの慣らしは、これで完了とします。
3枠走行後のフロントパッド
ブレーキパッドが白くなると熱入れ完了のサイン
【今回分かったこと】
タイトコーナーに対しては、フロントタイヤのグリップ力を上げる必要がありそうです。フロントヘビーなクルマの性質上、フロントタイヤへの負荷が高いみたいなので、フロントが細い前後異径である必要は特にないと思います。今後はタイヤローテーションも考えて、前後同サイズにするのが良さそう。スポーツ走行するZやS2000などが前後同サイズにしているのも納得です。
ただし、一度このサイズのまま岡山国際サーキットを走ってみて、高速域でのグリップ感を確かめてから結論を出してみようと思います。
ブレーキに関しては現時点で不満なし。今後もクーリングに気を使いながら走ってみようと思います。
電子制御は全オフで問題無しです。車速による自動復帰もされません。現タイヤセットはアンダー特性なので、進入は思い切って飛び込めます。コーナリング中も介入はありませんでした。ただし、内輪が長時間空転し過ぎるとスロットル抑制されるみたいなので、アクセルオンは慎重にしなければなりません。
【今後の予定】
この仕様のまま、岡山国際サーキットを走行し、高速域でのタイヤ、ブレーキ特性の確認。
フロントタイヤ、ホイールのサイズアップの検討。
今後を見据えて高性能ATFへの交換。
Posted at 2022/02/04 09:41:17 | |
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