ではここからは訓練展示です。
春日井駐屯地には直接戦闘部隊は第10偵察隊しかありません。
どのような設定で進められるのか大変気になります。
ではその模様を。
状況開始!
敵ゲリラ部隊が我が国に侵入し、それに対して陸上自衛隊が戦闘をしているという設定で行われます。

ゲリラの攻撃を受け陸上自衛隊の車両が行動不能になりました。
また激しい銃撃のため隊員1名が負傷した模様です。

止血等の応急措置を実施する陸上自衛隊員。
陸上自衛隊の隊員は負傷時には仲間と、又は一人で応急措置を行うことを訓練されています。
またこのとき味方部隊に救援の連絡を行い、敵と応戦しつつ応急措置を行い味方部隊の救援を待ちます。

救援部隊の先鋒として第10偵察隊の軽装甲機動車が進入して来ました。

救援部隊は直ちに負傷した隊員と行動不能になった車両を支援します。

さらに増援として第十偵察隊の87式偵察警戒車と82式指揮通信車が到着しました。

警戒行動をとる87式偵察警戒車。
偵察警戒車は25ミリの機関砲を装備しているので敵部隊に対して有効な打撃を与えることが可能です。

82式指揮通信車が敵ゲリラ部隊に対して機関銃の射撃を実施します。
その間に負傷した隊員の救援を進めます。

78式戦車回収車が到着しました。
今回の訓練展示では行動不能の車両の設定はトラックでしたが78式戦車回収車は74式戦車のような重量級の装甲車両にも対応が可能です。

第10後方支援連隊衛生隊の救急車が到着しました。
衛生隊は隊本部、救急車小隊、治療中隊からなりなっています。

偵察警戒車、軽装甲機動車の支援のもと、救急車は隊員の収容を、戦車回収車は行動不能車両の回収作業にかかります。

機関銃を射撃しつつ回収準備を進める78式戦車回収車。
78式戦車回収車は自衛用の武装として12.7mm機関銃を装備しています。

ゲリラを警戒しつつ迅速に負傷隊員をストレッチャに乗せて移動する救援部隊。

負傷した隊員は救急車に収容されました。
このまま後方の野戦病院に移送します。

我が部隊の反撃の前に敵ゲリラ部隊は沈黙しました。
我が部隊も撤収を進めます。
行動不能になった車両は戦車回収車により牽引されていきます。

第10施設大隊が進入してきました。
部隊が展開する際には様々な障害が設置されていたりあるいは荒地のため行動に支障が出る場合が予想されます。
そのため施設科部隊が整地や障害の除去を実施します。
今日は時間の関係上紹介のみです。

第10施設大隊本部管理中隊の3 1/2トンダンプ。

同じく第10施設大隊本部管理中隊のバケットローダ。

同じく本部管理中隊の81式自走架柱橋。
以上で訓練展示は終了です。
戦闘部隊と後方支援部隊の緊密な連携を判りやすく展示した見事な訓練展示でした。
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Posted at
2009/03/12 21:31:25