磐田市の福田漁港では自衛隊も協力が行われていました。
自衛隊地方協力本部、海上自衛隊、陸上自衛隊が参加してトン汁の無料配布、輸送艇の展示、装甲車の展示などの広報活動も行われました。
LCU-2002”輸送艇2号”(満載排水量540トン)が一般公開されました。
輸送艇2号はその名のとおり、輸送艇1号型の2番艇で平成4年に竣工されています。
”輸送艇2号”の艦橋です。
小柄な艦艇ですので乗員は僅かに28名となっています。
艦首から中央にかけては車両搭甲板となっているので大変シンプルな艇影となっています。
主機は三菱S6U-MTK型ディーズルエンジンを2基搭載しています。
輸送艇2号の艦橋です。
マスト基部に多銃身20ミリ機関銃が装備されています。
艦橋に機銃が配置されてるのは射界をなるべく広くとるためとされているようです。
ランプを展開中の”輸送艇2号”。
僅か570トンという満載排水量にもかかわらず、軽車両または完全武装の人員70名を輸送することが可能です。
艇内からランプを見たところ。
輸送艇1号型は地方隊の業務輸送や沿岸の僻地や離島などに車両や物資を輸送することを任務としていますが、戦車の搭載能力はありません。
輸送艇2号の装載艇です。
装備簡略化のためゴムボートのみとなっています。
輸送艇2号のクレーンです。
貨物揚搭用ですが、やはり装備簡易化のため搭載は1基のみとなっています。
(輸送艇1号型よりやや大型の輸送艦”ゆら”型は2基)
艇内では艇内作業(消火作業用)の装備品も展示されていました。
輸送艇2号の艇尾です。
実は”輸送艇1号”型は海上自衛隊初の国産輸送艇です。
この輸送艇2号は横須賀基地の横須賀地方隊直轄として配備されています。
陸上自衛隊からは駒門駐屯地から第1戦車大隊本部管理中隊の96式装輪装甲車と偵察用オートバイが展示されました。
地方協力本部のブースでは南極の石と氷が出展されていました。
南極の氷は・・・冷たかったです(笑)
一般公開はされていませんでしたが、海上保安庁も漁港祭に協力していたのか、輸送艇2号の後方には20メートル型巡視艇CL-14”ふじかぜ”(総トン数23トン)が停泊していました。
小型の輸送艇2号ですが、”ふじかぜ”はさらに小型ですね。
巡視艇”ふじかぜ”を前から。
”ひめぎく”型巡視艇の4番艇で平成4年3月に竣工しています。
以上、福田漁港祭の自衛隊広報イベントでした。
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Posted at
2009/05/24 22:30:03