
今日も昨日に引き続き西部警察傑作選の放送がありました。
メーテレの第2回目は西部警察PARTⅡ第1話「大門軍団・激闘再び」(監督:小澤啓一/脚本:新井光)です。
タイトルが「激闘再び」となってるのはこれが西部警察の第2シリーズだからです。
西部警察は故裕次郎さんが第88話の撮影中に大動脈瘤で倒れ、長期の入院をされていましたが、第124話で復帰されました。
その後第126話で放送終了しました。
裕次郎さんが入院中に応援してくれたファンのための恩返しをしたいということで始まったのが全国ロケツアーを盛んに行った第2期の西部警察PARTⅡです。
PARTⅠの最終回が昭和57年4月18日、PARTⅡの第1話が5月30日ですから約1ヵ月半ぶりの大門軍団ということになります。
だから「激闘再び」ってわけなんですね。
メンバーは木暮課長、大門団長、鳩村刑事、北条刑事、平尾刑事、そして国立鑑識員はPART1から引き続き出演。
PART1の松田刑事は第123話で殉職、谷刑事と源田刑事が降板して浜刑事と沖田刑事が登場、そしてアコちゃんが古手川祐子から登亜樹子にバトンタッチしてます。
そう、西部警察ではPART1とPARTⅡでは妹まで変わってしまうんです(爆)
他には飲み屋がカド屋からセブンに変わって朝比奈さんから七重ママに交替。
でも流しの歌手の矢島は引き続き登板。
細かいことは気にしない西部警察らしいですね(^^;
ではレヴューを。
今年は23回忌ですから傑作選のレヴューは可能な限り書きますね。
【ストーリー】
トラックにニトロをトラックに仕掛けたという犯行電話が西部署にかかってくる。
手配をするがトラックは爆発、警察官と通行人が死傷する事件が発生。
そんなときに沖田と名乗る男が西部署に突然赴任してくる。
そのとき犯人からバスにニトロを仕掛けたという予告電話がかかってくるが、沖田刑事が飛び出していく・・・・
【見所&つっこみ所】
まさにPARTⅡ第1話にふさわしいアクション満載の回です。
沖田刑事初登場の回ですが、過去を隠したりいろいろ不審な行動がありますが第2話以降への複線になるわけです。
とにかく沖田刑事のアクションが凄いの一言。
運転手が狙撃されて制御不可能なバスを止めるために沖田刑事が取った行動は・・・トラックからバスに飛び移る(!!)
スタントマンなしですよ(^^;
実際には低速で走って撮影してるのでしょうが、それでも十分すぎるほど凄いです。
見てるほうがドキドキするぐらい。
沖田のアクションはさらに過激になります。
クライマックスはヘリコプターから貨客船に強行乗船(!!)するのですが、ちゃんとヘリコプターから梯子をたらして降りてます。
もちろんスタントなし(!!)
ヘリコプターのシーンをカメラが引いて撮影するシーン(高度が結構高い)はスタントマンでしょうけど本人の顔が映ってるシーンでも地上10メートルぐらいはふつうにありそう。
さすがです。
ではツッコミを。
まず冒頭で犯人が西部署に予告電話。
よくよく考えてみれば犯人が西部署の捜査課の直通電話番号を知ってるのもすごいですよね。
電話帳で調べたのでしょうけど、犯人が犯行予告をする場合は高い確率で捜査課を指名してきます。
犯人の目的は大門軍団を”護衛”として銀行から金を奪って逃亡することですが、わざわざ史上最強の刑事たちを指名しなくても(笑)
だから犯人も死亡フラグたつんだよ(爆)
大抵犯人が警察に向かって「言うことを聞け!」とやるシーンでは人質に銃をつきつけるのがお約束ですが、西部警察では爆弾もそのひとつです。
今回は大量のニトロをフェリー船にしかけ、無線をつかって爆破すると脅すわけです。
だから犯人は銃をつきつけるのではなく、怪しい無線機を口に当てるわけです。
う~ん、新鮮すぎる。
ニトロが凶器ということで今回は演出やカーアクションもすごい。
小型のトラックが爆発するシーンではパトカーが近くを走ってた乗用車と衝突。
哀れw
バスがニトロで爆破されたシーンはバス丸ごとぶっとんでます。
車内にもちこんだニトロが爆発するのに、なぜか明らかに車体の下からも爆発が発生してるのは気にしないでくださいw
クライマックスでの投棄したニトロが海面で爆発するシーンは海上自衛隊の観閲式の映像かな?
沖田刑事がバスに飛び移る一連の流れではなぜか路駐の列の乗用車車数台(たぶん10台以上あるんだろうなあ)がバスのバンパーでかわいがられてました(^^;
かわいがられるといえば逃亡する犯人の車を阻止しようと、やはりパトカー数台が犠牲になってます。
さすが西部警察!
やはり「阻止」といえばパトカーをガンガンぶつけなきゃね。
今回十何台廃車送りになったんだろう?(汗)
ではこまかいツッコミを。
・沖田刑事がバスを強行乗車して止めたシーンですが、刑事のみなさんは誰も沖田が転属してきたなんて知らないわけです。
つまり「謎の男」。
大門たちは沖田が警察官なのかすら知りません。
にもかかわらず事情聴取もせずそのまま返しちゃってます。ってお~い!。
・大門軍団が犯人グループを護衛(パトカー7台+サファリ+特機隊の白バイ/黒バイ11台)するシーンでは大門はサファリの監視カメラから様子を伺ってます。
でもあのカメラより身を乗り出して見た方が絶対に監視しやすいぞ。
・沖田刑事がフェリーのニトロを処理するシーンでは犯人グループ敵数名を射殺または動けなくさせてますが、ニトロの横にいた犯人の一人は殴って気絶させただけ。
銃もったままですし、そもそも犯人グループが何人乗っていたのか不明。
誰が後始末したんだろう・・・・
やはり警官隊もヘリコプターで強制乗船したんだろうなぁ。
日本の警察官は命がけだぜ・・・
・フェリーの中でニトロがしかけてあったトラックのコンテナに「東京」と謎の文字。
すごく気になるぞ?
犯人は正体を隠すどころか堂々と大門軍団の前にやってくるし、さすが西部警察、面白ければこれでいいんです!
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西部警察 | 日記
Posted at
2009/06/03 20:52:28