GW最終日。
ずっと体調不良で寝ていたので全く連休という感じがしませんが・・・・
明日から仕事だということもあってリハビリがてらにちょっとお出かけしてきました。
場所は・・・・
愛知県新城市にある長篠城址です。
5月5日といえば岩国の日米フレンドシップデイか新城の長篠合戦のぼり祭ですよね。
異論は認める(笑)
さて、会場は長篠の長篠城址となりますが、交通手段は4つしかありません。
1.JR飯田線
2.自動車
3.徒歩
4.瞬間異動
コスト的、時間的に考えて飯田線になったわけですが、始発駅となる豊橋駅から1時間に1本しかないので大混雑でした・・・・
こういう日は臨時列車出してよ・・・
到着したのは1000過ぎでしたが、予定では展示射撃は1145です。
やることない・・・・
しかも暑い暑い。
とりあえず会場にいって日陰で涼んでいました。
さて、展示射撃の前に式典では国旗掲揚、忠魂供養、演舞、陣太鼓展示、などが行われます。
まず目に飛び込んでくるのはこれ。
はい、グロいなんて言わない。
これは我が愛知の英雄、鳥居強右衛門をモチーフにした旗指しです。
鳥居強右衛門といえばこのあたりの人間で知らない人はいない英雄、武士の鑑。
天正3年、奥平信昌を中心とする500の兵は長篠城に立てこもり敵に備えていましたが、敵は15000という大軍の武田勝頼。
長篠城は完全に包囲されてしまいました。
そこで岡崎城にいる徳川家康に援軍を乞うことになりました。
もちろんガチガチに包囲されてるわけですから突破は容易ではありません。
なんとか脱出に成功し、岡崎の家康に援軍の要請に成功しました。
さらに家康側に援軍としてかけつけた信長軍が加わり、長篠城方面に進軍となります。
少しでも早く友軍にこの朗報を知らせようと再び長篠城へ鳥居強右衛門は戻ろうとしますが、武田軍に捕獲され、心理戦として「援軍は来ない」と叫べと勝頼に強要されますが、鳥居強右衛門は「援軍はくる!」と叫び、長篠城内の友軍将兵は湧き上がりました。
これに激怒した勝頼に鳥居強右衛門は磔にされてしまうわけですが、敵ではあるものの自分の命にかえて使命を全うし、その忠義に感動した武田側の武将・落合左平次道久がこの強右衛門の磔の姿を残して伝えていきました。
JR飯田線には鳥居駅がありますが、強右衛門にちなんだぐらいの有名な英雄です。
ちなみにこのわずか500名の将兵は強右衛門の援軍の連絡を受けて奮闘して織田・徳川連合軍がくるまで持ちこたえ、長篠の合戦で武田軍を打ち破ります。

さて、展示射撃の前に奉納演武として抜刀道の居合が展示されます。
この後でよさこい踊りの展示が行われ、いよいよ展示射撃です。

射撃の展示が実施されます。
まずは米沢藩稲冨流砲術隊による展示です。
「狙え!・・・放て!」

激しい銃声が会場を支配します。
砲煙からもその激しい銃声が伺えます。

「狙え!・・・放て!」
引き金を引いて火縄先が火皿の口薬に触れて着火した瞬間です。

銃口から砲焔が出た直後(ちょうど銃口から焔を噴出してるシーンは写真とれず^^;)ですが、かなりの反動があるんでしょうね。

続いて日本前装銃射撃連盟による展示です。
まずは礼射です。
弓道と同じように火縄銃でも礼射が行われます。

続いて短筒です。
所謂ピストルのようなもので、馬上で使用したり上級武将が護身用に用いたといわれています。

こちらは4発の早撃ちの展示です。
火縄銃は現在のように弾丸と発射薬が一緒になった薬莢の形ではなかったため、銃口から火薬と弾丸を入れてさく杖で押し固め、火皿に口薬を入れて・・・・と大変な工数を要します。
そのため連続射撃ができず、1発射撃した後に次弾を発射するまで時間がかかります。
今回は4発射撃がどれだけ早く出来るかを展示しました。

次は百五十匁大筒です。
上の写真と比べると銃身の巨大さに圧倒されます。
一般的な火縄銃は発射薬が10グラム程度ですが、この銃は60グラムを使います。
あまりに巨大なため、もはや一人では操作できず、もう一人の射撃の支援が必要になってきます。
威力はもちろんですが反動もものすごいことは言うまでもありません。

もはや銃というより「砲」という感じです。
三百匁大筒の射撃です。
あまりに強大なために構えて撃つことが出来ず、このように俵をつかって射撃する「俵撃ち」が行われます。
そのすさまじい射撃音はご想像にお任せします(^^;

横一列になって順次射撃を行って砲術隊の展示を閉めます。

最後は長篠・設楽原鉄砲隊の射撃です。
設楽原に火縄銃の轟音が響いた1日となりました。
本当はこのあと第2回目の射撃展示があるのですが、あまりの暑さでバテ気味だったことと明日からの仕事に支障がでないこと、帰りの電車での混雑を避けるためにここで立ち去りました。
Posted at 2010/05/05 22:21:49 | |
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