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2009年06月13日 イイね!

西部警察傑作選第特別篇~西部警察SPECIAL~前編

西部警察傑作選第特別篇~西部警察SPECIAL~前編メーテレの西部警察傑作選、今日は特別篇として2004年に放映された西部警察スペシャルです。
裕次郎さんの23回忌なのに裕次郎さんが登場してない西部警察SPECIAL?
いえ、ある意味でこの作品こそ裕次郎さんの23回忌にふさわしい作品ともいえるんです。
元々このSPECIALは「西部警察2003」として2003年に放映する予定でした。
裕次郎さんの17回忌のときに大々的に事前発表され、9月に放映をまつばかりでした。
が、8月にこのSPECIAL後の第一話(連ドラ化の予定だったんです)の撮影事故で延期となってしまいまいました。
結局「西部警察2003」は制作打ち切りになってしまったわけです。

連ドラ化は悲劇的な結末を迎えてしまいましたし、このSPECIALの評価も決して芳しいとはいえませんでしたが、「西部警察」という作品そのものが裕次郎さんが特別な思いで作られていたわけですし、この西部警察SPECIALでも故裕次郎さんの”木暮課長”が特別な存在で描かれていますので裕次郎さんのために作った作品といえなくも無いと思います。

作品の中でも木暮課長を偲ぶシーンがありますが、やはり西部警察というのは石原プロにとって特別な作品だったんだなと伺えますね。

【厳しい評価について】
西部警察SPECIALは残念ながら過去の西部警察ほど高い評価は得られたとはいえなかったのは事実だと思います。
何が違うのか?
あくまで私の考えですが・・・・

・映像に違和感
「西部警察」はフィルム撮影でしたが、「西部警察SPECIAL」はビデオ撮影でした。
ビデオ撮影での映像は非常に鮮明ではあるのですが、最近のドラマの主流の安っぽい映像のような雰囲気を感じてしまいます。
水戸黄門なんか判りやすいと思いますが、内容は大きく変わらないのに過去の水戸黄門を見た後に今の水戸黄門をみると違和感を感じるのと同じものがあったんだと思います。
ものすごくお金と労力をかけて作った作品なのですから、撮影はフィルムにここはこだわってほしかった・・・(フィルム撮影のほうが高価らしいです)


・細かな効果音に違和感
例えば拳銃を撃つ音は西部警察では「バギュン」ですが、西部警察SPECIALでは「パン」です。
また爆発音も西部警察のあの独特な「ボギャーン!」ではなくSPECIALは「バン!」という音でした。
確かに銃声は乾いたような音ですし、爆発の音も「バン!」というのが本当なのでリアルではありますが、リアル=良い効果とはいえません。
またパトカーのサイレンは「ウー」という本物のパトカーと同じような音ですが、西部警察ではそんな音を使ったのは消防車だけです。
西部警察でのパトカーのサイレンといえば覆面車は「ファンファンファン」ですし、白パトは「ヒュンヒュンヒュン」という音です。
「西部警察らしさ」という点でこういうところがマイナスになってしまった部分はあると思います。

・演出に違和感
採掘場に鳩村軍団が乗り込んでいくシーンではバックにクラシックがかかっていました。
(たぶんこのシーンは西部警察PARTⅢ「大門死す!男たちよ永遠に・・・」の藤崎がワルキューレを聞くシーンのオマージュだと思うのですが。。。)
せっかくのパトカーが破壊されるシーンや数々のアクションが台無しになってしまってます。
迫力や臨場感が音楽で消されちゃってるんですね。

・テンポが悪い
西部警察は基本的に1時間ドラマです。
普通の刑事ドラマなら2話、下手したら1クール使うようなストーリーも1時間でやってます。
だから2時間(111分)では相当な内容を詰め込んだり途中にアクションをいれて起伏をつくらないとどうしても間延びしてしまいます(もちろん他の刑事ドラマと比べれば展開は5倍ぐらい早いのですが)。
冒頭のNYのシーンや新美(兄)をつれてくるまでのやりとり、銃撃戦がはじまってから要塞爆破までの時間(これは長すぎ!)をもう少しメリハリだせなかったのかな?とちょっと残念です。

・制約が・・・
西部警察といえばとにかく犯人逮捕ならば多少のムチャをするのがお約束です。
厳しい取調べや捜査は見所のひとつです。
が、取調室では非常におとなしいやり取りでした。
口に拳銃の銃口をつっこんだり、しゃべるまで鉄拳を続けるぐらいの演出はほしかったです。
もっとも今のご時世では無理ですが・・・(でも格闘の後に銃でとどめをさしたシーンを入れたのは立派!)
取調べ室で新美(兄)を「さん」付けで呼ぶのもどうなんだろう・・・

・役者の演技が(?)
いえ、役者の演技力が悪いという意味ではありません。
たぶん演技指導とかそういう役だったりシーンに問題があるのだと思います。
例えば橘刑事がNYで同僚のボブが撃たれたシーンですが、ひたすら「ボブ!ボブ!」と叫んでるだけ。
西部警察らしさを出すならここで犯人に3発ぐらいぶち込んだ上にトドメをさそうとしたところを止められるぐらいほしいです。
また堀内刑事がやたら橘刑事につっかかってましたが、ちょっとやりすぎです。
「1発ぶん殴った後は鉄の絆」ぐらいの雰囲気でいてほしかった。
日下刑事は唯一の女性メンバーですが、これが微妙です。
爆弾処理という非常なハードな役をやるのですが、これは本来「メカに強い」という設定の松山刑事がやるべきです。
爆弾処理のシーンはサービスなのかもしれませんが、作品の雰囲気が完全に変わってしまって違和感を感じます。
西部署の一員であるのならば、犯人を次々と射殺したり、格闘で相手を倒すアクションをしてほしかったです。
また爆弾が爆発する寸前のバスからなかなか下車しない橘刑事を心配するシーンは”女らしさ”を強調しすぎです。

・登場車両に違和感
西部警察といえばスーパーマシンというイメージを持ってるファンは非常に多いです。
刑事ドラマに車という要素が大きくかかわってるのは古今東西西部警察ぐらいなものでしょう。
だからだと思いますが、今回登場した高級外国スポーツカーという形になってしまったのだと思います。
この当時はフェアレディZやインプレッサSTIなど高性能車が売られていましたが、スーパーマシンには成りえなかったと思います。
というのも「スーパーマシン」の機能の多くは今の車に普通に搭載されてるんです。
カーナビなんかまさにそうですが。
「スーパーマシン」ですから普通の車とは違ったナニカを演出する必要があるのです。
スーパーZやマシンRS、マシンXは基本的に市販車ですが、そこに「特殊能力」という付加価値をつけています。
が、市販車が進化してしまった現代では難しいわけです。
しかもその機能をつけたところで登場する機会はなく、「かっこいい覆面パトカーのひとつ」になってしまうのでスーパーマシンには成りえません。
「西部警察」ではまるまる1話を使って特殊機能を披露してたからこそスーパーマシンが成立できたのであって、わずか1回のスペシャルでは難しいでしょう。
だからこそ誰の目でみてもわかるような高級外車という形をとったのだと思います。
「スーパーマシン」にこだわるのであればこの形しかなかったでしょう。

・・・とまぁいろいろ厳しいことを書きました。
が、西部警察SPECIALはファンからの評価は厳しかったですが、それは多くのファンからの大きな期待があったからこそです。
評価が厳しいとはいえ、それは面白くないというわけでは絶対にありません。
従来の西部警察と比べると批判点が出るというだけであって、ひとつのアクション作品としてはかなりのものだと思います。
(というか私はぶっちゃけ大好きです。20回ぐらい見てますし)
後編ではそこのとこを。




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西部警察傑作選第2回 PARTⅡ第1話「大門軍団・激闘再び」へ
西部警察傑作選第3回 PARTⅡ第18話「広島市街パニック!!」へ
西部警察傑作選第4回 PARTⅡ第26話「北都の叫び・カムバック・サーモン!」へ
西部警察傑作選第5回 PARTⅡ第38話「決戦・地獄の要塞-名古屋篇-」へ
西部警察傑作選第6回 PARTⅢ第17話「吠えろ!!桜島-鹿児島 篇-」へ
西部警察傑作選第7回 PARTⅢ第19話「決戦!燃えろ玄界灘-福岡篇」
西部警察傑作選第8回 PARTⅢ第23話「走る炎!酒田大追跡-山形篇」へ
西部警察傑作選第9回 PARTⅢ第25話「長いお別れ」へ
西部警察傑作選特別篇 西部警察SPECIAL(後編)へ
西部警察傑作選最終回 PARTⅢ第31話「思い出さがし」へ
Posted at 2009/06/13 20:29:10 | コメント(1) | トラックバック(0) | 西部警察 | 日記
2009年06月12日 イイね!

西部警察傑作選第9回 PARTⅢ第25話~長いお別れ-~

西部警察傑作選第9回 PARTⅢ第25話~長いお別れ-~メーテレの西部警察傑作選第9回・・・・
といきたいところですが、やってしまいました!
ビデオの録画ミス!
誤って予約解除してました(号泣)
ということで今日は傑作選を見てません。

・・・が、くやしいので以前スカパーで録画したやつで今回は見ていきましょう。
新聞にもメーテレの番組表にも今日のサブタイトルが載ってませんでしたから何を放映したのかわかりません。
でもいろいろ調べていくと今日はこれのようです。
PARTⅢ第25話「長いお別れ」(監督:村川透/脚本:柏原寛司)

傑作選を直接見てないので厳密には傑作選レヴューにはならないのですが、今回はこれで行きたいと思います。

西部警察では全国縦断ロケが注目を浴びますが、やはりレギュラー放送あっての西部警察です。
この「長いお別れ」では故裕次郎さんメイン話ですが、甘く切ない第31話「思い出さがし」とはある意味で対照的なところが面白いですね。
ではみていきましょう。

【ストーリー】
木暮課長がビリヤード場でとある女と出会う。
女はシャブの運び屋・岡本の情婦で、木暮は情報を得るために近づいたのだった。
そんな時に針尾商事の2人が殺される事件が発生。
運び屋組織は取引先の銀竜会と針尾組を天秤にかけてシャブの値を吊り上げていた岡本と佐久間を狙って返り討ちにされたものだった・・・・


【見所&つっこみどころ】
今回はなんといっても課長がメイン。
キザでかっこいい”スーパー課長タイム”を楽しみましょう。
岡本の情婦に「君の瞳にカンパイ」と言うなど、ここまでキザなキャラ&セリフはまず「ありえない」レベルです。
でも、そのキザすぎるセリフがまた似合うんですね、裕次郎さんは。

刑事と悟られないために岡本の情婦に近づく木暮課長ですが、そのあまり~にキザな言動は鳩村刑事と山県刑事がめまいがするほど。
見てるこちらもめまいしそうです(^^;
大門もキザすぎる課長を鳩村から聞いて笑っています。

それにしても課長、全篇にわたってノリノリです(^^;
刑事と悟られないために課長が情婦に近づいたのですが、確かにどこからどう見ても、誰が見ても刑事にみえない(笑)
ハデ~な格好がバツグンに似合いますが、裕次郎さんのイメージまんまなので不思議と違和感がありません。
課長のファッションは裕次郎さんにしか似合わないなぁ。

”スーパー課長タイム”に隠れがちですが、今回は鳩村刑事と山県刑事にも注目。
息の合った動きを披露してくれます。
この2人はよくコンビを組みますが中心となって進む回は意外と少なかったりしますからね。
あぶない刑事のタカ&ユージを彷彿とさせるシーンがてんこもりです。
射殺事件の容疑者の佐久間
「昨夜針尾商事の若いのが2人が殺されまして、殺ったのはこちらのジェントルマンではないかと思いまして」
「ハバナイスディ~」
とクール&ダンディに振舞っています。
これに対して佐久間も冷静に対応。
今までにない「できる犯人」との対決も面白いですね。

クール&ダンディーだけではなくコミカルなのも鳩村・山県コンビです。
逃亡する容疑者を追いかける鳩村が「まて~!」といった直後に「待てって言って待つわけないか」と自分で自分にツッコミいれたり、息を切らして言葉が出ない鳩村に変わって山県の変なアテレコ(?)をしたり、ここは見ものですよ♪

今回は針尾組と銀竜会、まったくいいことありません。
シャブを入手できなくて売人に泣きつかれたり、佐久間の抹殺に失敗して「何であの2人にやらせたんだ!(きっと「つかえない子」だったんだなあ)と怒鳴ったり、岡本に平謝りをしたり、”なさけない”姿を見せ付けてくれます。


ではつっこみを。
・木暮課長と出会う岡本の情婦。
その格好はなんだ(ヒョウ柄の服に左肩は丸出し)?岡本の趣味なんだろうか・・・

・岡本の右腕の佐久間を尾行する鳩村刑事たち。
あいかわらず尾行はバレバレだ。

・射殺された針尾商事の2人の現場検証を途中で抜け出す鳩村刑事と山県刑事にあっけにとられる南刑事たち。
佐久間について南刑事たちは何も知らないような感じですが、さては昨夜の尾行をまかれたことを報告してないな?ダメじゃん!!

・シャブの値をあげるために流通を一時的に押さえたため西部署管内では中毒患者の錯乱事件や乱射事件が発生!
流通がちょっととまったぐらいでこんな事件が多発とは、なんて治安が悪いんだ。

・今回めずらしく”セブン”に普通のお客がいる!
しかも4人もいる!

・そういえば七重ママは第22話でセブンを去りましたが、誰が切り盛りしてるんだろう?(まさか美代子?)

・美代子「ああつまんない つまんない つまんない つまんない~♪」
新曲ですがタイトルはズバリ『つまんない』
すごい曲名だ・・・・

・美代子の歌を聞いて平尾刑事「歌変わったんじゃない?」
北条刑事「つまんない」
平尾「つまんないって失礼だろう」
北条「『つまんない』ってい新しい曲なんですよ」
地方ロケじゃなくてもイッペイのPRタイムは冴えまくってます(^^)

・情婦「コルトローマンMk3。いい度胸してるわね」
課長「こうみえてもね、かなりの修羅場くぐってきましたからね」
うん、確かに・・・・修羅場どころのレベルじゃありませんが。

・情婦「暴力団とのつきあいはあるの?」
課長「いろいろと顔が広いもので」
嘘はついてないですね。
どちらかといえば取り締まる側ですけどね(^^;

・スーパーZが出撃だ!
ガレージからの出撃シーンでのナンバープレートは「品川59 た35-27」
取引現場に現れたスーパーZのナンバーは「品川33 た35-27」。
(撮影用に2800CCのA/T車と2000ccのM/T車があったそうですからこれでしょうね)

・6kgのシャブを受け取った情婦の女と木暮課長。
どうでもいいっが後ろの車、やたら車間距離が短い・・・・(1メートルない?)

・壮絶な銃撃戦!
毎度のことですが、ドラム缶のわずか数ミリに満たない鉄板では拳銃の盾にならないと思う。

・銃撃戦の途中まで晴れてたし、署に連行する木暮課長のシーンで晴天なのに大門が撃つシーンでは地面に水溜りが・・・いつ降った?


今回はツッコミどころはあまり多くは無かったですね。
全国縦断ロケがツッコミどころあまりに多いのでどうしても比較しちゃいます(^^;




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Posted at 2009/06/12 20:26:55 | コメント(2) | トラックバック(0) | 西部警察 | 日記
2009年06月11日 イイね!

西部警察傑作選第8回 PARTⅢ第23話~走る炎!酒田大追跡-山形篇-~

西部警察傑作選第8回 PARTⅢ第23話~走る炎!酒田大追跡-山形篇-~メーテレの西部警察傑作選も今回を含めて残り4回となりました。
全国縦断ロケを中心に放映してるのでどれも鼻血が出るぐらい熱くなりますね。
では、今回もいってみましょう。

今回は西部警察ARTⅢ第23話「走る炎!酒田大追跡-山形篇-」(監督:村川透/脚本:宮下潤一)です。

西部警察といえば拳銃や爆弾や自動小銃(!)で善良な市民を恐怖に陥れる極悪犯人と大門軍団との戦いの日々ですが、敵は数々の武器を用意し、驚くべきものをターゲットにしてきました。
米軍の多目的装甲車(PARTⅠ第1話・第2話「無防備都市」)、恐らく5000億円の偽札(PARTⅠ第64話「九州横断大捜査網!」・第65話「博多港決戦!」)、ボツリヌス菌(PARTⅠ第76話「灼熱の追跡」)、対戦車ミサイル!(PARTⅠ第109話・第110話「西部最前線の攻防」)、洗脳した北条刑事(PARTⅡ第4話「殺しのキーワード」)、火炎放射器(PARTⅡ第23話「凶悪の焔」)、超金属メルカロイX(PARTⅢ第9話「白銀に消えた超合金X」・第10話「雪の会津若松岳決戦」)、生物兵器プラストマイセスブラジリエンス(PARTⅢ第17話「吠えろ!桜島」)、原子爆弾!!!(PARTⅢ第32話「杜の都・激震」・第33話「仙台爆破計画」)・・・とすさまじいものばかりですが、これと並びます。
戦術ミサイル!!
すげぇぜ・・・

あ、そうそう。
今回からオープニングで七重ママのシーンがなくなってパトカーが爆発するシーンにさし変わってたの気がつきました?
七重ママは第22話で降板しちゃったのよ。
セブンは誰が経営してたんだろう?

【ストーリー】
”セブン”の前で男が殺された。
体内からは殺傷能力あげるために水銀が封入された弾丸、水銀弾が発見された。
7年前酒田市で起きた事件で使われた弾丸と同一のものだった。
被害者は亜細亜重工の技術者とみられるが、亜細亜重工から5人の技術者と戦術ミサイルMX-83が姿を消した事件と関係があった・・・


【見所&つっこみどころ】
今回の酒田篇はとにかく展開が早い!
西部警察は所謂「普通の」刑事ドラマと比べると展開が5倍ぐらい早いですが、そのレギュラー放送のさらに10倍ぐらいの早さて展開が進みます。
捜査もあっというまに進みます。
思わず「えええ?」と思うほどの超展開をお楽しみください。

まず冒頭の美代子の歌(いつもながら誰に歌ってるんだろう・・・)の途中で悲鳴が。
わずか開始から13秒後に殺人事件です。
いきなり飛ばしてるぜ!

さらに水銀弾から犯人と思われる重要人物が浮かんでくるまで開始から1分50秒!

戦術ミサイルMX-83が盗まれたという情報が大門の耳に入るまでここまでわずか3分!

戦術ミサイル強奪の手引きをした男が浮かび上がるまで5分!

組織の黒幕が浮かび上がるまでなんと開始からわずかに7分18秒!
今の刑事ドラマならここまでたどりつくのに軽く2話はつぶすぞ。

さらに犯人のアジトが判明するまで16分10秒・・・・
展開が超スピード過ぎます。

武器と展開もすごいですが、キャラクターはそれに負けてないぐらい強烈です。
犯人組織の黒幕は香港マフィアのヘンリー野口。
怪しい日本語と個性的なの風貌は西部警察に登場する印象的な悪人では間違いなくトップ3にはいるでしょう。
(私的には残りの2人は第1話・2話「無防備都市」の米兵JJ、最終回「大門死す!男たちよ永遠に・・・」の藤崎が印象的かな?)

犯人が個性的なら大門軍団側のゲスト(?)も個性的です。
酒田警察署の杉村刑事はかなり「オイシイ」キャラです。
マイペースですので大門軍団と微妙にかみあってませんし(悪い意味じゃないよ)、かなり訛ってますので捜査のシーンが大変楽しいです。

大門軍団に匹敵、いや完全に食ってしまうほどの個性キャラ、ヘンリー野口と杉村刑事に注目!

さてここからはアクションの連続です。
今回は展開を早くした分、残りを全てアクションにしています。
なんという心遣い!

従来のカーチェイスと違い、ボートをパトカーで追いかけながらの銃撃戦といういつもとは違った展開になっています。
これはすごい!
埠頭では犯人の手りゅう弾と無反動砲が炸裂しまくってえらいことになっています。
ラストは平尾刑事ののるパトカーが海にダイブ(笑)

敵のアジト(秘密基地)を包囲する大門軍団ですが、今回は酒田市の英雄、酒田市消防局が協力です。
サファリとは違った「本場」の放水をとくと御覧あれ。

ミサイルを処理しようとする鳩村・山県刑事と敵基地を攻略しようとする南刑事たちの両方向作戦がすすめられます。
銃撃戦は列車と基地で繰り広げられるわけですが、すさまじいの一言。
特に橋から降下して列車を制圧しようとする鳩村刑事と山県刑事はほとんど特殊部隊の働きです。
走る列車の連結部で連結を解除しようとする山県刑事やミサイルにプラスチック爆薬をしかける鳩村刑事はもはや刑事というより特殊部隊です。
この一連の動きは最大の見所ですよ~!
そこからは大爆発大会。
いつもより激しく爆発してます(^^)

ではつっこみを。

・冒頭の殺人事件の目撃者から話しを聞く平尾刑事と北条刑事ですが、相手がコテコテの山形弁で相当まいってる様子で笑えます。
(「酒田市」しか聞き取れてないぞ、きっと)

・戦術ミサイルMX-83の形や発射台はもはやつっこんではいけない気がする・・・

・南刑事の事件のあらましの説明を聞いてびっくりしながら、佐川係長「キミ、えらいこったな、本庁ではホシの手がかりは?」
なぜ上司の貴方が知らない・・・・捜査情報ならともかく本庁からの連絡事項だろうに(^^;

・ヘンリー野口は存在そのものがツッコミ対象だと思う(^^;

・酒田署の杉村刑事はかなりマイペースなので焦る山県刑事たちが空回りしてるのが笑えます。

・杉村刑事「あたしゃ山形の警察に長くいてね、こっちにきて日が浅いんだわ、まんず」
マイペースに語る杉村刑事に山県刑事と五代刑事、完全にスルーしてます。

・本間ゴルフクラブ製作所に情報を聞きにきた南刑事「すべて手作りですか、大変なお仕事ですな」「捜査は足でやるしかないし、クラブは手でつくるしかないんです」どんなに忙しく、切迫したときでも企業PRと説明は欠かせないぜ!

・組織の一味の小西と口封じのためそれを殺そうとする組織を追う山県刑事と杉村刑事たち!
杉村さん、なぜ銃を構えてるのに1発も撃たない?

・口封じのため撃たれた瀕死の小西からなんとか情報を聞き出そうとする山県刑事たち。
そんな聞き方じゃ死ぬの早まるぞ・・・・

・組織と思われる不審な無線を偶然聞いた酒田共同火力発電所にいた間組。
しっかり無線の会話を全部録音してるとは只者ではない。

・南刑事「これはすごい規模ですな」発電所職員「恐らく規模は日本一でしょうね」
どんなに忙しく、切迫したときでも企業PRと説明は(ry

・不審な無線から思い当たった中町商店街を紹介する杉村刑事。
延々と酒田の大火とふれあいの門について延々と説明してるが、山県刑事たちは明らかに「長いよ、早く追われよ」という顔をしてる(^^;
杉村さん、マイペースすぎます!!

・アジトにたどり着いた大門軍団に対してヘンリー野口「ガッデェ~ム!」「オッケェイ、グッツ!」怪しい英語まじりの日本語ですが、
「どうしてここが?」「戦闘配置につけ!」とときおり日本語が流暢になります。

・毎度のことながら犯人の投げる手りゅう弾の距離がハンパじゃない。
いったい何メートル届くんだ?

・西部警察でたびたび登場するバズーカー砲は実は無反動砲。
砲の後方から強烈な爆風が出るはずなのですが、犯人はそんなのものともしないぜ!

・敵の秘密基地といえばやはり何だかわからないパラボラアンテナだぜ!

・犯人に拳銃をつきつけられて運転を強要される機関車の運転手。
顔色ひとつ変えずに運転してるまさに運転のプロ!

・犯人に撃たれて列車から投棄された人質、どっからどうみても200%人形です(汗)

・犯人から国鉄の駅に大門宛に要求電話!
「あと5分後にかけなおす」とは何てやさしい犯人なんだ!!

・ヘリコプターから犯人を狙撃する大門。
人質がいる貨車にも遠慮なくぶちこみます(^^;

・撃たれた列車の犯人は見事な運動神経で次々と川に、自ら飛び込みます。
(コンクリの地面にぶつかったら危険なので・・・)

・大門「チョーさん、そっちの状況は?そっちの状況は?」
それどころじゃない。

・機関銃に次々となぎ倒される警官隊。
でも弾はどうみても当たってない。

・ヘンリー野口「ファファファファ!ジャスト12時!!」
最強すぎる名セリフだ・・・・

・ミサイルが爆発し、誘爆する敵基地。
いったい何を備蓄してたんだ?と思うほどの第爆破&第炎上です。
杉村刑事が本気であっけにとられてます。



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Posted at 2009/06/11 21:07:36 | コメント(4) | トラックバック(0) | 西部警察 | 日記
2009年06月10日 イイね!

西部警察傑作選第7回 PARTⅢ第19話~決戦!燃えろ玄界灘-福岡篇-~

西部警察傑作選第7回 PARTⅢ第19話~決戦!燃えろ玄界灘-福岡篇-~メーテレの西部警察傑作選も折り返しです。
EPGで見たところ15日がラストのようなので全11回になるようですね。
(うち1回は西部警察スペシャル)
では、いってみましょう。

第7回の今回はPARTⅢ第19話「決戦!燃えろ玄界灘-福岡篇-」(監督:小澤啓一/脚本:宮下潤一)です。
全国縦断ロケ第7弾の福岡篇は、放送当時九州ロケの3連チャン(第17~19話)でやってました。
実はこの第19話は第18話「パニック・博多どんたく - 福岡篇 -」の後日という設定で始まっています。
博多での事件を解決して新聞に取り上げられた大門軍団ですが、事件解決を祝って博多の夜を満喫してるところに事件が・・・という展開です。

【ストーリー】

福岡での誘拐事件を解決した大門軍団。
新聞にも取り上げられてまさに日本中で知るところになる存在に。
山県刑事たちは事件解決を祝って博多の町を満喫していた。
そのとき、山県刑事と五代刑事の前に助けを求める女性が。
山県刑事が救急車を呼びに行っている間に五代刑事と女性が拉致されてしまう・・・

【見所&つっこみどころ】

さすがに全国縦断ロケも第7弾ということでどんなに過激なアクションであってもマンネリ化になる危険性があります。
が、そこは西部警察です、各所に工夫を凝らして今までにない形態のアクションを見せてくれますので全く飽きさせられません。
むしろみなぎってきたぞ!
爆破・炎上が地方ロケによって演出が異なるので見比べると大変興味深いです。

今回の壇ノ浦篇ですが、何と漁船を爆破します。
100トンですから結構大型の漁船ですね。
海上保安庁の30メートル型巡視艇の総トン数100トンぐらいといえばイメージつくでしょうか?
漁船の爆破は後述するとして・・・

冒頭は事件解決後の「オフ」の大門軍団の様子が描かれています。
自慢のカラオケを歌う南刑事とお義理の(?)拍手をする木暮課長、鳩村刑事や北条刑事たちがサウナで肉体美を披露するシーンは女性ファンサービス(?)でしょうか。
きっとこのシーンをみて当時のナウいヤングな西部ギャルはキャーキャー言ってたんでしょう(^^)
ちなみにサウナのシーンでは女性マッサージ師に乗られてとっても嬉しそう(笑)
またサウナ後にゲームコーナーで鳩村刑事たちが遊んでいましたが、音から判断してイインベーダーゲーム!
時代を感じますね。
事件に関わっていないときの普段の刑事の皆さんの姿は劇中ではあまり描かれないので
貴重かもしれません。

女性を人質に取られて犯罪に協力を強要される五代刑事ですが、大人しく従うところは西部署の新人刑事らしいですね。
西部署のみなさんは結構拉致されて犯罪協力を強要されてますが、例えば大門ならオービスにわざとひっかかって状況を残そうとするなど試みます。
ベテラン・中堅刑事と新人刑事の対応の違いなどを見比べるのも面白いですね。
もっとも今回は最初から五代刑事が犯人に利用されてると判っているのでその必要性もなかったのかもしれませんが。

今回は漁協のみなさんとの衝突と協力という展開も見所のひとつです。
ルール無視の密輸グループは大切な魚網を破り漁場を荒らしてしまうので漁協組合員が団結して警察や海上保安庁に協力したのに、逆恨みされて協力者が殺される。
こんなのやってられるか!というものですが、確かにそうだなあと思います。
頑なに協力を拒む漁協ですが、ラストは木暮課長の説得でものすごい協力をします。
その「協力」は最大の見せ場ですよ!

結局女性は犯人の一味だったわけですが、大門軍団はおとりとして女性が働くキャバレーに連れて行きます。
この後キャバレー内での壮絶な銃撃戦となるわけですが、今回は室内ということもあって装飾品が吹き飛ぶわ、シャンデリアが落ちるわで見ごたえバツグンです^^

クライマックスは海上シーチェイスです。
漁協の「協力」とは漁船数十(100隻ぐらいいるのかな?)隻で逃亡する犯人の乗った船を囲みます。
大漁旗を高々と揚げ、数十という漁船が犯人の船を取り囲むシーンは「圧巻」としか言いようがありません。
「ここまでやるか!!」という言葉はまさにこの会のためにあるんじゃないかとすら思えるほどです。
ラストの漁船大爆破は「すごい」の一言です。



・新聞に「西部署大門軍団の功・・・」「西部署大門軍団 九州でも大活躍」
でも新聞を一時停止して見てみると「一月に不出馬が決定した都留重人・元一橋大学長のケースについては・・・」
全く別の記事じゃんw
いったい何の記事なんだろう?

・サウナプラザで平尾刑事「スカッとさわやか、サウナに入ろう」
「サウナ大好きなんですよ」
今回もイッペイの企業PRは絶好調です(^^)

・押収品が強奪された!現場に向かう大門軍団と福岡県警のパトカーですが、明らかに「いかにも」パトカーが1台・・・
(ヘッドライトの電球の明かりがやたら暗い)

・奪われた押収品は拳銃、ライフル、マシンガンがそれぞれ100丁、銃弾2万発、それに手りゅう弾。
あいかわらずすごい火力だぜ!
既に手りゅう弾がデフォルト装備と化してるのが怖い。

・転倒した鳩村刑事のオートバイの修理はもちろん警察車両整備場やディーラーではなくオートバックスで。

・漁協の人「警察のみなさんにお話しすることは何もありましぇん
あれ?もしかして・・・噛んだ?それとも方言?
漁協の人たちとの会話は微妙に棒読みで結構笑えます。

・あいかわらず今回も展開が超スピード。
いきなり課長が犯人の超重要情報を。
いつもながら課長の調査能力・情報能力は刑事の聞き込み数十人分だぜ・・・

・手がかりの女性が映っていたテレビを見て「1チャンネルどこだ?」「KBC九州朝日放送!」
しっかり自局のPRもわすれません♪(制作協力は九州朝日放送)

・舞台のひとつとなったスポンサーのキャバレー「日本一の桃太郎」ですが、考えてみたら従業員がシャブ中で犯人の片割れという”汚れ役”なのによくOK出したなぁ・・・すごく太っ腹です(^^)

・商店街を逃げる強盗犯に山県刑事が発砲!見事取り押さえますが、発砲のときすぐ後ろに一般人が・・・・

・犯人一味の女性をおとりにしてキャバレーへ犯人グループをおびき寄せる大門軍団。
銃撃戦前提なんですから何も店内にそんなに一般客を入れなくても(^^;

・隙をみて脱出する五代刑事!
竜神会と密輸グループが取引してる最中に脱出しなくても・・・
見つかっちゃうよ?
ほら見つかった。

・五代刑事を追いかけてきたトラックが電話ボックスをぶっ飛ばす!
え~!床がベニア板?

・トラックがつっこんできて五代刑事が再び拉致!
すぐに南刑事に連絡を取る大門だが、五代刑事がが襲われたわずか10秒後には南刑事たちがその現場で聞き込みをしてる。
「一足違いでした」と南刑事は言ってますが、一足どころじゃないぞ^^;
というか10秒後なら現場に到着した南刑事たちは犯人を目撃してるはず・・・・
(ちなみにやはり今回もトラックのナンバープレートを告げるシーンは傑作選では音声修正されてます)

・五代刑事を襲ったトラックは日産プリンスの営業所からすぐに手配情報が入る。
なんという警察と日産販売店の緻密すぎる連絡網!!

・犯人の乗る漁船を取り囲む勇気ある海の男たち!
犯人の自動小銃や手りゅう弾なんかものともせずに包囲するぞ!!
って・・・勇気ありすぎるぞ!!

・ヘリコプターから大門が犯人を次々と狙撃!
山県刑事は五代刑事が人質にとられてるから逃亡を許してしまったのに、それをものともしない大門はまさに漢の中の漢!
そしてこのとき五代刑事を人質に使わない犯人たちも正々堂々としすぎだw

・航跡を見れば判りますが、犯人の乗る漁船は包囲されたときから完全に機関停止してます。
つまり逃げずに大門軍団と勝負をつける覚悟をしてる?
やはりこの犯人たちは正々堂々としている。

・犯人の手りゅう弾が爆発!
あれ?手りゅう弾のレバー外れてないよ?
(手りゅう弾はピンを外してもレバーがついてないと中の火薬に着火しません)




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西部警察傑作選第5回 PARTⅡ第38話「決戦・地獄の要塞-名古屋篇-」へ
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Posted at 2009/06/10 21:24:35 | コメント(2) | トラックバック(0) | 西部警察 | 日記
2009年06月09日 イイね!

西部警察傑作選第6回 PARTⅢ第17話~吠えろ!!桜島-鹿児島 篇-~

西部警察傑作選第6回 PARTⅢ第17話~吠えろ!!桜島-鹿児島 篇-~前回までに書いた西部警察傑作選5回分レヴューを改めて読み直してみたんですが、誤字脱字がひどいですね。
文章として成り立ってないとかザラです。
ひどいもんだ(^^;

でもって文章が長い!
第1回;1919文字、第2回;2422文字、第3回;2028文字、第4回;2077文字、そして前回の第5回が2887文字でした。
原稿用紙5~7枚分もあったらそりゃ読みにくいですね(汗)

あ、EPGで確認したら傑作選は来週月曜までのようですね。
土曜は2004年に放映された西部警察スペシャルをやるようです。
あと6回、気力がもつかな?(笑)

それではいってみましょう、メーテレの西部警察傑作選。
第6回目の今回はPARTⅢ第17話「吠えろ!!桜島-鹿児島篇-」(監督:小澤啓一/脚本:永原秀一)です。
「前回の名古屋篇もそうですが、サブタイは「編」じゃなくて「篇」ですよ。

今回からPARTⅢですが、PARTⅡに対して変わったことといえば沖田刑事がいなくなったこと(第6話)と第7話で山県刑事が、第8話で五代刑事が登場したことでしょう。
第8話からオープニングがガラっとかわりますが、会津若松篇の要塞爆破、広島篇の市電爆破、名古屋編のエントツ倒しなど、各名場面のオンパレードでものすごいことになってます。
オープニングを見ただけで釘付けになってしまうのは石原プロ作品ならではですね。
それにしてもオートバックスの前で満面の笑顔の鳩村刑事、さわやか過ぎます(爆)


【ストーリー】
沖縄で米軍の輸送部隊が何者かに襲われた。
強奪されたのは死亡率100%の生物兵器だった。
そんな折、東京で一人の男が殺される。
捜査を続けるうち、この殺人事件と生物兵器強奪事件に接点が浮かび上がる。
大門軍団は被害者のフィアンセが住む鹿児島に飛んだ・・・・


【見所&つっこみどころ】
いきなり冒頭で米軍車両が襲われます。
盗まれたものは金塊でもバズーカー砲でもなく生物兵器!!
ついに生物兵器まできちゃいました(^^;
(もっとも第32話はその上を行くものが犯罪に使われるのですが・・)
やはり西部警察、ハンパではありません。

さて今回はカーアクションがハンパではありません。
カーアクションに定評のある西部警察ですが、今回のカーチェイスは「本気」です。
「本気」と書いて「マジ」とよむというぐらいすごいです。
もちろんレギュラーでのカーチェイスはすごいです。
黒パトが犯人の車にガンガン当てたり、ひっくり返る白パトなど、他の刑事ドラマではありえないほどの凄さです。
が、今回はそのはるか上を行きました。
石原プロが本気を出したカーチェイス、しびれます。
複数のパトカーが複数の犯人車を追いかけるのでとにかくめまぐるしく動きます。
犯人の車の鼻先をかすめるように走るパトカー、あちこちでスピンしまくってます。
この激しさは西部警察のカーチェイス史上でも1,2を争うものだと思います。
とにかくスピード感がハンパじゃありません。

また中盤で犯人の乗るヘリコプターから4WD車で逃げる鳩村刑事たちのシーンでは砂浜で大爆撃大会です。
刑事が犯人を「追いつめる」のではなく「追い詰められる」という全く逆の立場でのカーアクションは新鮮です。
にしても犯人に手りゅう弾はもはやデフォルト装備のようです(汗)

ラストの桜島での大追跡劇はいつものように、「逃げる犯人の手りゅう弾攻撃からパトカーがやられる」ではなく、あらかじめ犯人が仕掛けておいた遠隔操作地雷にやられてます。
姿の見えない敵に猛火につつまれるパトカー軍団という珍しい構図になってます。
これは見逃せませんよ。
人がいない桜島の広い場所での撮影ですからいつもにも増して火薬とガソリンの量が多いですね♪

パトカーの大炎上大会に続く壮絶な銃撃戦も見所のひとつ。
敵はトーチカまで用意してます。
旅順要塞の203高地でも攻めに行くんですか?というぐらい、えらいことになってます。

今回の特徴はいつもとは流れが違って「犯人を捜査する」というよりは犯人が自ら出てきてドツボにはまるという展開です。
いつも以上の超展開は目がはなせません。

やはりこのものすごい早さで進む展開、「お約束」、そして超展開は西部警察ならではですね。
面白いです。

ではつっこみを。

・米軍と防衛隊の車列といえば強奪フラグ、お約束です(^^)

・強奪された生物兵器の名前は”プラストマイセスブラジリエンス”。
舌噛みそうだ。
潜伏期間はなく、感染直後に発病し、抗生物質も効果なくワクチンも開発されていないので死亡率100%。
ひぇぇぇ~(汗)

・でもプラストマイセスブラジリエンスはなぜか感染力がなく、直接吸い込まないと発病しない。
生物兵器なのに何て空気を読んだ細菌なんだ!!

・プラストマイセスブラジリエンスは高熱で焼却しないと完全廃棄できない。
高熱?焼却?
あ・・・・フラグ立った(笑)

・もはやお約束の本庁からの極秘任務。
今回は生物兵器ということでまさに国家的危機ですが、直に西部署に話が降りてくるのは方面本部長や警察庁長官が理解のある人なのかな?

・いつも思うけどセブンにいる流しの歌手・美代子の歌、誰か聞いてあげろよ・・・

・ホテル本場大島紬の里で銃撃事件発生!
犯人を追いかける大門軍団!
しかし犯人グループよ、パトライトがついてて明らかにパトカーだとわかるRSやスーパーZの横に何故車を駐車させておいた?

・スーパーZのサイレンが「てーなーてーなー」
あれ?マシンX?

・大門「県警各移動は産業道路に急行しろ!」
鹿児島県警、ついに大門軍団の指揮下に!

・犯人を壮絶なカーチェイスの末に追い詰めた大門軍団。
RS-1の二連装機関銃により犯人の車を・・・って、重要な手がかりをもってるかもしれない犯人死んじゃうってば(^^;
ほら、死んだ(笑)

・残った1台の犯人の車に大門が1発!
転倒する瞬間、よく見ると犯人の車のフロントガラスがない。

・SOS信号を受けて急行する鳩村と山県たち。
なぜ走りにくいのに4WD車がわざわざ波打ち際を走る?(かっこいいけど)。

・船の中で瀕死の本庁外事課の刑事。
重要なことをはっきりとした言葉で全部言ってから息を引き取るとはさすが本庁のエリート刑事!

・鳩村刑事たちが船にかけよるときはひざまで海水だったのに戻るときには完全に海水が引いてた。
船のシーンの撮影長引いちゃったのね・・・・

・かろうじて敵から船で逃げた外事課の刑事たち。
よく見ると船が流されないようにロープがはってある。
鳩村たちに情報を伝えるために瀕死の状態なのにここまで用意するとはまさに刑事の鏡だ。

・鹿児島空港で犯人の要求する金を支払うことを大門に告げる木暮課長。
あの~周囲の人に全部聞かれてますが・・・・
極秘じゃありませんでしたっけ?(^^;

・聞き込みをする鳩村刑事と平尾刑事。
バックにあるスカイラインのパトカーはどう見ても本物。

・地方ロケといえばお約束の日産の販売店に聞き込み。
今回ばかりは情報ナシ、残念。

・敵のアジトがわかって桜島にフェリーで向かう大門軍団!
フェリーに積まれていてもパトカーのパトライトとヘッドライトつけっぱなしなのは仕様です。

・桜島にある敵のアジトを急襲する鹿児島県警と大門軍団!
ケンメリスカイラインはほとんど「滑り落ちる」かのように走っていくぞ!
(テレビ画面に分度器を当てたら斜面の角度が45度ぐらいありました)
さすが日本車、走破性がハンパじゃない!

・生物兵器プラストマイセスブラジリエンスを噴霧する犯人グループ。
あれ?確か戦時中に米軍が接収して長く地中深く埋めていたはず・・・
タンクが新品同然とはさすが米軍の管理です。

・犯人アジトの入り口の鋼鉄の扉は非常に薄そうだ。

・防毒服を着て猛毒のプラストマイセスブラジリエンスもこれで大丈夫!
でも防毒マスクで覆われてるのは顔だけで頭皮も顔の横も露出してます。
白い防毒服の意味は・・・・

・大門「タイショー、放水だ!」
サファリで敵アジトを放水して制圧する大門軍団。
あれ・・・今日水タンク車もってきてないよ?

・サファリの放水で敵アジトの蛍光灯や電灯がショート!
ええっ?これが原因で大爆発?
電気火災には気をつけましょう。
というかこんなにすさまじい爆発とは、いったい何をこのアジトに溜め込んでおいたんだ・・・

・アジト大爆発!
その直後に刑事の皆さん防毒マスクを外してますが、周囲にはまだ結構濃度の高いプラストマイセスブラジリエンスがあるのでは・・・・



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Posted at 2009/06/09 20:31:16 | コメント(6) | トラックバック(0) | 西部警察 | 日記

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