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アンチコのブログ一覧

2009年03月12日 イイね!

春日井駐屯地駐屯地創立42周年記念行事(3月8日)その4~装備品展示2~

それでは引き続き装備品展示です。
ここからは主に豊川等春日井以外の駐屯地から展示に参加したものを哨戒します。


守山駐屯地から参加した第10化学防護隊の除染車3形です。
2500リットルの水槽と散布装置を搭載したもので、生物・化学兵器により汚染された地域の除染を行う装備です。


滋賀県今津駐屯地から参加した第10戦車大隊本部管理中隊の96式装輪装甲車です。
96式装輪装甲車は1996年に制式化された装輪式の装甲兵員輸送車で、主に普通科部隊に配備され敵の脅威があるような場所での人員輸送に使われます。
第10戦車大隊は普通科部隊ではありませんが、戦車に付随できる機動力をもっているため少数が配備されています。
第10戦車大隊はこのほかに74式戦車が体験搭乗のために参加しています。


こちらは豊川駐屯地より参加した第6施設群第371施設中隊の75式ドーザです。
75式ドーザは昭和50年に制式化された装甲ブルドーザで、小銃等から乗員を守る装甲と中型ブルドーザと同等の作業性をもったブルドーザです。
カンボディアPKOでは大活躍しています。
豊川に第6施設群、ここ春日井に第10施設大隊と2つ工兵部隊がありますが、これは部隊の編成が全く違うためです。
第6施設群は第4施設団隷下ですがこれは中部方面隊に対する工兵支援をする部隊で、第10施設大隊は第10師団に対する工兵支援を行う部隊です。
方面隊(軍)全体を行う支援と師団個々の支援を行うという任務の違いがあります。


豊川駐屯地から参加した第10高射特科大隊第2中隊の81式短距離地対空誘導弾発射機です。
第10高射特科大隊は第10師団に対する野戦防空を担当する部隊です。


81式短距離地対空誘導弾(SAM-1)の模擬弾です。
81式短SAMは昭和56年に制式化された国産の短距離地対空誘導弾で赤外線パッシブ誘導方式の地対空ミサイルです。
現在この短SAMを改良した81式短距離地対空誘導弾(C)と呼ばれる改良型の配備もすすめられつつあるようです。
こちらは”電波弾”と呼ばれるアクティブレーダー誘導方式と”光波弾”と呼ばれる赤外線・可視光画像誘導方式の2つのタイプのミサイルがあります。


豊川駐屯地から参加した第10高射特科大隊第1中隊の93式近距離地対空誘導弾発射機です。
93式近SAMは高射機関砲L90の後継として配備された近距離対空戦闘用の地対空ミサイルでSAM-3と呼ばれています。
ミサイル発射機個人携帯式の地対空誘導弾91式携帯地対空誘導弾(SAM-2)の発射機を用いたもので発射機と赤外線・光学照準装置を高機動車に載せたものです。
このほか豊川駐屯地からは155ミリりゅう弾砲FH70や120ミリ迫撃砲RLなどが展示されていました。

ここからは車両ではなく火器を紹介していきます。

87式対戦車誘導弾です。
昭和62年に制式化された国産の対戦車ミサイルで”中MAT”と呼ばれています。
レーザ光を目標に照射してそれをたどって突入していくシステムとなっています。


これは91式携帯地対空誘導弾(SAM-2)です。
携帯できる地対空ミサイルでスティンガの後継として平成4年度より部隊配備がはじまりました。
誘導方式は画像+赤外線誘導方式となっていて、目標を「イメージ」として捉えることが出来るようです。


こちらは01式軽対戦車誘導弾です。
84ミリ無反動砲の後継として導入されたもので、従来の無反動砲や対戦車ロケットランチャ、対戦車ミサイルと違って発射機後方へのブラストが小さいため狭い家屋やトーチカ等からも発射できるようになっています。
”LMAT”又は”軽MAT”と呼ばれるこのミサイルは誘導方式をそれまでの発射機側の誘導装置で有線やレーザーなどで命中まで誘導をし続けていたのに対して赤外線画像誘導システムを採用しています。
そのため撃ちっぱなしが可能で射手の安全性を向上させました。
また弾頭はタンデム弾頭を装備しているためリアクティブアーマー(反応装甲)に対しても有効な打撃を与えられるとされています。


こちらは12.7ミリ機関銃M2です。
戦車や装甲車等の車両から、又は三脚を立てて地上に接地して射撃を行います。
米軍での制式採用は昭和8年といいますから実に70年もの間現役というすぐれた重機関銃で、航空機搭載型としてはF-86戦闘機はこれを機首に6丁装備していました。


こちらは84ミリ無反動砲。
”カールグスタフ”と呼ばれスゥエーデンから導入された無反動砲で対戦車砲弾のほか発煙弾、照明弾、対人りゅう弾などさまざまな砲弾を発射できるのが特徴です。


こちらは5.56ミリ機関銃MINIMIです。
62式7.62ミリ機関銃の後継として導入されたものでベルギーのFN社が開発をしたものです。
分隊支援火器として世界中で採用されています。


こちらは64式7.62ミリ小銃。
昭和39年に仮制式になった国産の自動小銃で、命中精度が良好なため照準機をつけて64式狙撃銃としても用いられています。


陸上自衛隊の主力火器といえばこの89式5.56ミリ小銃です。
64式小銃の後継として平成元年度から取得が開始されました。
64式小銃に比べ発射速度(64式の500発/分に対して850発/分)と軽量化(64式の4.4kgに対して3.5kg)が向上しています。


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Posted at 2009/03/12 21:34:27 | コメント(1) | トラックバック(0) | ミリタリーイベント | 日記
2009年03月12日 イイね!

春日井駐屯地駐屯地創立42周年記念行事(3月8日)その5~各種アトラクション~

それではここからは観閲行進、装備品展示と並行して行われた各種アトラクション等を紹介します。


第10戦車大隊の74式戦車による戦車体験搭乗です。
戦車に乗る機会はそうあるものではないので大人気でした。


こちらは弾薬庫横の施設部隊訓練場で行われた第10後方支援連隊の高機動車による体験搭乗です。
「体験」といいながら何気にかなり起伏のある路面です。


こちらも体験搭乗でのひとコマ。
施設科部隊の設置した応急の橋を渡っています。


今年の目玉(?)プールの水を浄化して作ったお茶は本当にプールの水を浄化していました。
この浄水セット(逆浸透)は1時間当たり3.5トンの浄化能力を持っています。
このほか装備品展示の一環として災害派遣用器具の展示も行われました。


こちらはアトラクションではありませんがイラク復興支援と東チモール派遣の記念碑です。
灼熱の砂漠で、ジャングルで、そして銃弾が飛び交うかもしれない平和からかけ離れた場所での地道な作業の一つ一つが国際社会の中で日本の評価と信頼を獲得していき、その汗で勝ち取った国益によって私たち国民一人一人が恩恵を受けていることを忘れてはいけません。

観閲式終了後のグランドでは第10音楽隊の演奏と第10偵察隊のオートバイドリルが開催されていました。


大型トラックから勢いよく展開する第10偵察隊のオートバイ員


一方レンジャー資格をもった偵察隊員が建物からロープを使って降下を実施します。


第10偵察隊のオートバイドリル。
6台のオートバイの息のあった動きを披露してくれます。


2台のオートバイが1人の隊員の周囲を高速で回転します。
間違ってもオートバイの兄ちゃんに絡まれてるわけじゃありません(爆)


3台づつ、2隊に分けて中央の1人のまわりを回転します。
このとき横一列を崩さないために一番外側のオートバイは速度が速く、内側は逆に速度が遅い状態になります。


やはり偵察隊といえばオートバイによるジャンプです。
3台づつ、2隊に分かれて次々とジャンプを実施していきました。


最後はジャンプ台からジャンプしてそのまま前輪を接地せずにウイリー走行を披露します。
このような高度なオートバイ技術が有事の際にものをいいます。
新潟県中越地震では車両の入っていくことの出来ない土地にいち早く陸自のオートバイが投入され、大きな活躍を見せています。
陸上自衛隊の偵察隊に配備されているオートバイはホンダ製XLR250Rとカワサキ製KLX250を陸自仕様にしたものです。
オートバイは軽快な機動を活かして斥候に向いている反面、武装は自衛用の小銃程度で装甲ももっていないので威力偵察ができず、偵察部隊にオートバイを用いてるのは陸上自衛隊を含め世界の一部だけです。
平地が少なく山が多い日本という国土ゆえの運用ともいえますね。



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Posted at 2009/03/12 21:33:01 | コメント(2) | トラックバック(0) | ミリタリーイベント | 日記
2009年03月12日 イイね!

春日井駐屯地駐屯地創立42周年記念行事(3月8日)その6~訓練展示~

ではここからは訓練展示です。
春日井駐屯地には直接戦闘部隊は第10偵察隊しかありません。
どのような設定で進められるのか大変気になります。
ではその模様を。
状況開始!
敵ゲリラ部隊が我が国に侵入し、それに対して陸上自衛隊が戦闘をしているという設定で行われます。

ゲリラの攻撃を受け陸上自衛隊の車両が行動不能になりました。
また激しい銃撃のため隊員1名が負傷した模様です。


止血等の応急措置を実施する陸上自衛隊員。
陸上自衛隊の隊員は負傷時には仲間と、又は一人で応急措置を行うことを訓練されています。
またこのとき味方部隊に救援の連絡を行い、敵と応戦しつつ応急措置を行い味方部隊の救援を待ちます。


救援部隊の先鋒として第10偵察隊の軽装甲機動車が進入して来ました。


救援部隊は直ちに負傷した隊員と行動不能になった車両を支援します。


さらに増援として第十偵察隊の87式偵察警戒車と82式指揮通信車が到着しました。


警戒行動をとる87式偵察警戒車。
偵察警戒車は25ミリの機関砲を装備しているので敵部隊に対して有効な打撃を与えることが可能です。


82式指揮通信車が敵ゲリラ部隊に対して機関銃の射撃を実施します。
その間に負傷した隊員の救援を進めます。


78式戦車回収車が到着しました。
今回の訓練展示では行動不能の車両の設定はトラックでしたが78式戦車回収車は74式戦車のような重量級の装甲車両にも対応が可能です。


第10後方支援連隊衛生隊の救急車が到着しました。
衛生隊は隊本部、救急車小隊、治療中隊からなりなっています。


偵察警戒車、軽装甲機動車の支援のもと、救急車は隊員の収容を、戦車回収車は行動不能車両の回収作業にかかります。


機関銃を射撃しつつ回収準備を進める78式戦車回収車。
78式戦車回収車は自衛用の武装として12.7mm機関銃を装備しています。


ゲリラを警戒しつつ迅速に負傷隊員をストレッチャに乗せて移動する救援部隊。


負傷した隊員は救急車に収容されました。
このまま後方の野戦病院に移送します。


我が部隊の反撃の前に敵ゲリラ部隊は沈黙しました。
我が部隊も撤収を進めます。
行動不能になった車両は戦車回収車により牽引されていきます。


第10施設大隊が進入してきました。
部隊が展開する際には様々な障害が設置されていたりあるいは荒地のため行動に支障が出る場合が予想されます。
そのため施設科部隊が整地や障害の除去を実施します。
今日は時間の関係上紹介のみです。


第10施設大隊本部管理中隊の3 1/2トンダンプ。


同じく第10施設大隊本部管理中隊のバケットローダ。


同じく本部管理中隊の81式自走架柱橋。

以上で訓練展示は終了です。
戦闘部隊と後方支援部隊の緊密な連携を判りやすく展示した見事な訓練展示でした。



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Posted at 2009/03/12 21:31:25 | コメント(2) | トラックバック(0) | ミリタリーイベント | 日記

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