
前回までに書いた西部警察傑作選5回分レヴューを改めて読み直してみたんですが、誤字脱字がひどいですね。
文章として成り立ってないとかザラです。
ひどいもんだ(^^;
でもって文章が長い!
第1回;1919文字、第2回;2422文字、第3回;2028文字、第4回;2077文字、そして前回の第5回が2887文字でした。
原稿用紙5~7枚分もあったらそりゃ読みにくいですね(汗)
あ、EPGで確認したら傑作選は来週月曜までのようですね。
土曜は2004年に放映された西部警察スペシャルをやるようです。
あと6回、気力がもつかな?(笑)
それではいってみましょう、メーテレの西部警察傑作選。
第6回目の今回はPARTⅢ第17話「吠えろ!!桜島-鹿児島篇-」(監督:小澤啓一/脚本:永原秀一)です。
「前回の名古屋篇もそうですが、サブタイは「編」じゃなくて「篇」ですよ。
今回からPARTⅢですが、PARTⅡに対して変わったことといえば沖田刑事がいなくなったこと(第6話)と第7話で山県刑事が、第8話で五代刑事が登場したことでしょう。
第8話からオープニングがガラっとかわりますが、会津若松篇の要塞爆破、広島篇の市電爆破、名古屋編のエントツ倒しなど、各名場面のオンパレードでものすごいことになってます。
オープニングを見ただけで釘付けになってしまうのは石原プロ作品ならではですね。
それにしてもオートバックスの前で満面の笑顔の鳩村刑事、さわやか過ぎます(爆)
【ストーリー】
沖縄で米軍の輸送部隊が何者かに襲われた。
強奪されたのは死亡率100%の生物兵器だった。
そんな折、東京で一人の男が殺される。
捜査を続けるうち、この殺人事件と生物兵器強奪事件に接点が浮かび上がる。
大門軍団は被害者のフィアンセが住む鹿児島に飛んだ・・・・
【見所&つっこみどころ】
いきなり冒頭で米軍車両が襲われます。
盗まれたものは金塊でもバズーカー砲でもなく生物兵器!!
ついに生物兵器まできちゃいました(^^;
(もっとも第32話はその上を行くものが犯罪に使われるのですが・・)
やはり西部警察、ハンパではありません。
さて今回はカーアクションがハンパではありません。
カーアクションに定評のある西部警察ですが、今回のカーチェイスは「本気」です。
「本気」と書いて「マジ」とよむというぐらいすごいです。
もちろんレギュラーでのカーチェイスはすごいです。
黒パトが犯人の車にガンガン当てたり、ひっくり返る白パトなど、他の刑事ドラマではありえないほどの凄さです。
が、今回はそのはるか上を行きました。
石原プロが本気を出したカーチェイス、しびれます。
複数のパトカーが複数の犯人車を追いかけるのでとにかくめまぐるしく動きます。
犯人の車の鼻先をかすめるように走るパトカー、あちこちでスピンしまくってます。
この激しさは西部警察のカーチェイス史上でも1,2を争うものだと思います。
とにかくスピード感がハンパじゃありません。
また中盤で犯人の乗るヘリコプターから4WD車で逃げる鳩村刑事たちのシーンでは砂浜で大爆撃大会です。
刑事が犯人を「追いつめる」のではなく「追い詰められる」という全く逆の立場でのカーアクションは新鮮です。
にしても犯人に手りゅう弾はもはやデフォルト装備のようです(汗)
ラストの桜島での大追跡劇はいつものように、「逃げる犯人の手りゅう弾攻撃からパトカーがやられる」ではなく、あらかじめ犯人が仕掛けておいた遠隔操作地雷にやられてます。
姿の見えない敵に猛火につつまれるパトカー軍団という珍しい構図になってます。
これは見逃せませんよ。
人がいない桜島の広い場所での撮影ですからいつもにも増して火薬とガソリンの量が多いですね♪
パトカーの大炎上大会に続く壮絶な銃撃戦も見所のひとつ。
敵はトーチカまで用意してます。
旅順要塞の203高地でも攻めに行くんですか?というぐらい、えらいことになってます。
今回の特徴はいつもとは流れが違って「犯人を捜査する」というよりは犯人が自ら出てきてドツボにはまるという展開です。
いつも以上の超展開は目がはなせません。
やはりこのものすごい早さで進む展開、「お約束」、そして超展開は西部警察ならではですね。
面白いです。
ではつっこみを。
・米軍と防衛隊の車列といえば強奪フラグ、お約束です(^^)
・強奪された生物兵器の名前は”プラストマイセスブラジリエンス”。
舌噛みそうだ。
潜伏期間はなく、感染直後に発病し、抗生物質も効果なくワクチンも開発されていないので死亡率100%。
ひぇぇぇ~(汗)
・でもプラストマイセスブラジリエンスはなぜか感染力がなく、直接吸い込まないと発病しない。
生物兵器なのに何て空気を読んだ細菌なんだ!!
・プラストマイセスブラジリエンスは高熱で焼却しないと完全廃棄できない。
高熱?焼却?
あ・・・・フラグ立った(笑)
・もはやお約束の本庁からの極秘任務。
今回は生物兵器ということでまさに国家的危機ですが、直に西部署に話が降りてくるのは方面本部長や警察庁長官が理解のある人なのかな?
・いつも思うけどセブンにいる流しの歌手・美代子の歌、誰か聞いてあげろよ・・・
・ホテル本場大島紬の里で銃撃事件発生!
犯人を追いかける大門軍団!
しかし犯人グループよ、パトライトがついてて明らかにパトカーだとわかるRSやスーパーZの横に何故車を駐車させておいた?
・スーパーZのサイレンが「てーなーてーなー」
あれ?マシンX?
・大門「県警各移動は産業道路に急行しろ!」
鹿児島県警、ついに大門軍団の指揮下に!
・犯人を壮絶なカーチェイスの末に追い詰めた大門軍団。
RS-1の二連装機関銃により犯人の車を・・・って、重要な手がかりをもってるかもしれない犯人死んじゃうってば(^^;
ほら、死んだ(笑)
・残った1台の犯人の車に大門が1発!
転倒する瞬間、よく見ると犯人の車のフロントガラスがない。
・SOS信号を受けて急行する鳩村と山県たち。
なぜ走りにくいのに4WD車がわざわざ波打ち際を走る?(かっこいいけど)。
・船の中で瀕死の本庁外事課の刑事。
重要なことをはっきりとした言葉で全部言ってから息を引き取るとはさすが本庁のエリート刑事!
・鳩村刑事たちが船にかけよるときはひざまで海水だったのに戻るときには完全に海水が引いてた。
船のシーンの撮影長引いちゃったのね・・・・
・かろうじて敵から船で逃げた外事課の刑事たち。
よく見ると船が流されないようにロープがはってある。
鳩村たちに情報を伝えるために瀕死の状態なのにここまで用意するとはまさに刑事の鏡だ。
・鹿児島空港で犯人の要求する金を支払うことを大門に告げる木暮課長。
あの~周囲の人に全部聞かれてますが・・・・
極秘じゃありませんでしたっけ?(^^;
・聞き込みをする鳩村刑事と平尾刑事。
バックにあるスカイラインのパトカーはどう見ても本物。
・地方ロケといえばお約束の日産の販売店に聞き込み。
今回ばかりは情報ナシ、残念。
・敵のアジトがわかって桜島にフェリーで向かう大門軍団!
フェリーに積まれていてもパトカーのパトライトとヘッドライトつけっぱなしなのは仕様です。
・桜島にある敵のアジトを急襲する鹿児島県警と大門軍団!
ケンメリスカイラインはほとんど「滑り落ちる」かのように走っていくぞ!
(テレビ画面に分度器を当てたら斜面の角度が45度ぐらいありました)
さすが日本車、走破性がハンパじゃない!
・生物兵器プラストマイセスブラジリエンスを噴霧する犯人グループ。
あれ?確か戦時中に米軍が接収して長く地中深く埋めていたはず・・・
タンクが新品同然とはさすが米軍の管理です。
・犯人アジトの入り口の鋼鉄の扉は非常に薄そうだ。
・防毒服を着て猛毒のプラストマイセスブラジリエンスもこれで大丈夫!
でも防毒マスクで覆われてるのは顔だけで頭皮も顔の横も露出してます。
白い防毒服の意味は・・・・
・大門「タイショー、放水だ!」
サファリで敵アジトを放水して制圧する大門軍団。
あれ・・・今日水タンク車もってきてないよ?
・サファリの放水で敵アジトの蛍光灯や電灯がショート!
ええっ?これが原因で大爆発?
電気火災には気をつけましょう。
というかこんなにすさまじい爆発とは、いったい何をこのアジトに溜め込んでおいたんだ・・・
・アジト大爆発!
その直後に刑事の皆さん防毒マスクを外してますが、周囲にはまだ結構濃度の高いプラストマイセスブラジリエンスがあるのでは・・・・
西部警察傑作選第1回 第48話「別離のブランデーグラス」へ
西部警察傑作選第2回 PARTⅡ第1話「大門軍団・激闘再び」へ
西部警察傑作選第3回 PARTⅡ第18話「広島市街パニック!!」へ
西部警察傑作選第4回 PARTⅡ第26話「北都の叫び・カムバック・サーモン!」へ
西部警察傑作選第5回 PARTⅡ第38話「決戦・地獄の要塞-名古屋篇-」へ
西部警察傑作選第7回 PARTⅢ第19話「決戦!燃えろ玄界灘-福岡篇」へ
西部警察傑作選第8回 PARTⅢ第23話「走る炎!酒田大追跡-山形篇」へ
西部警察傑作選第9回 PARTⅢ第25話「長いお別れ」へ
西部警察傑作選特別篇 西部警察SPECIAL(前篇)へ
西部警察傑作選特別篇 西部警察SPECIAL(後編)へ
西部警察傑作選最終回 PARTⅢ第31話「思い出さがし」へ