2009年09月16日
新政権が誕生しましたね。
鳩山氏が内閣総理大臣に選ばれて組閣を行ったわけですが、顔ぶれを見て正直オイオイ・・・と思ってしまいました。
まぁ予想の範囲内ではあったんですが。
副総理・国家戦略相は菅直人。
法務相は千葉景子。
はい、この2人は北朝鮮による拉致事件の容疑者(というか政治犯であり北朝鮮のスパイ)、辛光洙をふくまれる政治犯の釈放に署名活動しています。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090916/plc0909161950031-n1.htm
まぁ管氏についてはその後ちょこちょこ北朝鮮に厳しい論調をしてるので百兆歩譲って、まだいいのでとして、千葉氏は何で社民党じゃなく民主党なの?というほどの「そっち系」の政治姿勢です。
死刑廃止論者ですしね。
どんな主義主張があろうが、法務大臣になったら死刑の書類にサインをしなさいよ。
それが法律で決まっている法務大臣の使命なんだから。
財務相は藤井裕久。
いきなりやってくれましたね。
http://www.47news.jp/CN/200909/CN2009091601000643.html
日本の財務大臣といえば一言で世界経済を左右するほど影響力があります。
軽々しく為替介入に反対なんていう事の恐ろしさ、本当に判ってるんでしょうか?
あの有名な
「財源にはそこまで触れなくていい。どうにかなるし、どうにもならなかったら、ごめんなさいと言えばいいじゃないか」発言もありましたね。
元大蔵大臣なのに・・・・
郵政・金融担当相は亀井静香。
そういえば防衛大臣を打診されてたとか報道されてませんでしたっけ?
国家の根幹になる安全保障分野を連立を組む小党にわたそうとしたのが事実なら安全保障に対する姿勢が見えてきますね。
それはともかく
中小企業には返済猶予をとかいってますね。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090916ddm008010226000c.html
そりゃ短期ではいいかもしれませんが、「オカネはしばらくかえさなくてもいいよ」となったら誰がお金を貸してくれるんでしょう?
借金の返済以上に資金を調達できずに貸し渋りで倒産してる会社が相次いでるわけですから、現実との整合性をとらないと、日本経済と産業を支えている中小企業が軒並み倒産なんてありえます。
私も仕事の付き合いのある部品会社が銀行の貸し渋りで何件も倒産しています。
この2年間で10件はあったでしょうか?
救済という一見よさそうな政策がかえって首を絞めることにならないかは気になるところです。
ムチャクチャ不安なところがありますが、ホントにしっかりやってくださいね、新政権さん!
Posted at 2009/09/17 01:05:02 | |
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政治・外交・安全保障 | 日記
2009年09月16日
新政権は今までの政権とは大きくやることを変えるわけですが、人間に例えれば、学校を卒業したばかりの新社会人が新しい生活をするようなものです。
まずはどんな仕事をしたいかとか、どういう仕事につくか、またはどんな勉強をしたいかを考えるべきなのに、それが決まっていないうちから新生活ではティッシュペーパーの無駄遣いはもったいないからやめようとか、スーパーの火曜特売を利用しようなんて言う人はいませんよね?
それと同じで、まずはどのような国家をつくり、どのような外交安全保障をやっていくかを考え、行政の骨格を組み立てていくのが最優先のはずです。
その具体性が見えてこない(二転三転した閣僚人事や方向性が定まっていない国家戦略室をおくことと事務次官会議をやめたぐらいですよね)うちから「無駄遣いをやめよう」「天下り防止」という優先順位としては疑問なところばかり言ってるものですから不安で仕方ありません。
(あ、安全保障では米軍の核は持ち込ませないことと給油支援活動はやめること、外交では友愛と中国重視ってはっきりいってましたっけ。そんなとこばかり具体的なんだからな・・・)
ところで”普通の国”では政治家が官僚をコントロールして行政をやっていますが、日本は官僚が行政を事実上コントロールしていると言われています。
法律案も政治家ではなく、役所が作るのがほぼ常識になっています。
その是非はともかくとして、現実問題として戦後60数年間それでやってきて、世界有数の経済大国にまで成長してるわけです。
脱官僚・政治家によるコントロールはやらなければならない重要課題ではありますが、国家運営の経験がない新政権ですから不安要素はかなりありますし、そんな初めて政権で国家運営をすんなりできるかどうかも疑問です。
個人的にはまず「脱官僚」ありきではなく、国家運営の経験がないのですから、まずは官僚主導の行政からはいっていき、行政の体裁を整えた上で徐々に「主官僚従・政治家」から「主政治家・従官僚」に変わっていくのも手じゃないかなと思います。
ぶっちゃけ政治家だろうが官僚だろうが、大切なのは「誰」がやるのではなく、「どんな内容」の国家運営かが重要なんじゃないかと思います。
ただし、そうはいっても今までどおりの官僚主導では有権者の意思はどうなってしまうのだという民主主義を蔑ろにしてしまうジレンマもありますが・・・
「とりあえずやってみればいいじゃない」「できなかったらしょうがない」「ちょっとまってもらいたい」は小学校のクラス会ならいいかもしれませんが、1億2千万人の生命財産がかかってる国家運営ですから、それはあり得ません。
政権が変わることで利権構造が変化したりチェック体制や今までとは通用しないなど一部期待するところはあります。
が、バリバリ洗脳教師集団が教育に積極的に介入したり、在日外国人参政権の付与など国家の基幹が根本からかわってきそうなものまで手を出すといってます。
期待以上に不安がてんこもりなのは事実。
マジでしっかりやってくれよ、新政権!
まぁ・・・・仮に国がボロボロになって取り戻すことが出来ないような状態になったとしてもそれが国民の選んだ代表者によってなされたのならそれが民意ですから仕方ないんですけどね・・・
Posted at 2009/09/17 00:13:00 | |
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