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アンチコのブログ一覧

2010年05月22日 イイね!

明野陸軍飛行学校天龍分教所跡

航空自衛隊御前崎分屯基地の帰りにここによってきました。
竜洋の袖浦公園です。


ここにはかって明野陸軍飛行学校天龍分教所がおかれていました。
写真には飛行場格納庫の一部と思われる構造物が並んでいます。


このようにコンクリ製の壁のようなものが縦に2列並んでいます。
飛行場跡という予備知識がないと結構不気味ですね。


この2列の壁の中央付近に航空自衛隊で使われていたF-86F戦闘機が展示されています。
明野陸軍飛行学校といえば、大日本帝国陸軍の搭乗員教育や戦技教育を行う為の機関でしたが、日支事変の拡大等のために搭乗員の育成が急務となり、入校生の増員が行われました。
これに対処する為、各地に分教所を設置しました。
天龍分教所は戦時中の昭和14年に工事が始められ、1600メートルの滑走路を2本設置されたようです。


F-86F戦闘機です。
元は浜松基地にて展示されていたようですね。
終戦後、明野飛行学校解散に伴い天龍分教所も廃止され、跡地に公園がつくられました。
それを記念して浜松基地より寄贈されたとのことでした。
Posted at 2010/05/23 11:15:57 | コメント(2) | トラックバック(0) | ミリタリー関係 | 日記
2010年05月22日 イイね!

平成22年度御前崎分屯基地創立52周年記念行事その1

GWがあけて約半月、入梅間近となった5月22日に静岡県は御前崎市にある航空自衛隊御前崎分屯基地にいってきました。


創立52周年記念行事があったからです。


御前崎分屯基地は航空自衛隊の防空システムの「目」となる防空監視所、所謂レーダサイトがおかれています。
そのレーダサイトを御前崎分屯基地にて運用しているのは中部航空警戒管制団(入間基地)隷下の第22警戒隊です。


やはり空自基地といえばこの通信アンテナが設置された鉄塔ですよね。


O/H多重送信装置のアンテナ。
4基ほどありました。
超超短波の通信用です。


ゲート(?)ガーディアンとなったT-3初等練習機。

比較的防衛機密の部分が多いようでしょうし、施設の公開は残念ながらなかったようです(^^;
一度監視所の中を見てみたいですが、さすがに問題ありそうですしね(^^;

では飛行展示機と装備品展示を見て行きましょう。


午前9時過ぎより飛行展示が始まりました。
基地そのものがちょっと大きな中学校ぐらいの大きさですので、さすがに派手な飛行展示はできませんが、それでも周辺の基地より飛来して記念行事に花を添えました。
こちらは浜松基地より浜松救難隊のU-125A救難捜索機です。


続いてUH-60J救難ヘリコプター。
この救難隊からはこの2機が基地上空をフライパスしました。


基地が狭いためか、救難展示は行いませんでしたが、U-125A、UH-60Jの両機が幾度となく会場上空を航過していきました。


浜松救難隊といえば長くMU-2とV-107を使っていた部隊でしたが、老朽化のために現在は全てU-125AとUH-60Jに更新されています。
以上、U-125A、UH-60Jの飛行展示でした。


続いてお隣静浜基地より飛来した第11飛行教育団のT-7初等練習機です。
こちらは2機での参加です。


会場上空を旋回するT-7初等練習機です。
T-7はT-3の後継ですが、T-3がレシプロエンジンだったのに対して、T-7はターボプロップエンジンを搭載してるので、機体の大きさや形が似てるのに音はかなり異なります。
意外と音も小さいんですよ。


もう1機のT-7も旋回。
見事な飛行展示を行いました。


T-7練習機はT-3の後継として平成12年度に選定された初等練習機です。
第12飛行教育団(防府南基地)と第11飛行教育団(静浜基地)に配備されてパイロット育成を行っています。
初等練習機は、初めて操縦桿を握るパイロット候補生を育成する為の練習機ですが、私たちが自動車教習所で初めてハンドルを握ったときの何百倍もの緊張と難しさがあるんでしょうね(^^;
以上、T-7の飛行展示でした。


続いて飛行点検隊(入間)所属のYS-11FC飛行点検機です。
YS-11といえば我が国が開発した戦後初の旅客機ですが、航空自衛隊、海上自衛隊にも採用されています。
航空自衛隊には輸送型(人員/貨物)、飛行点検型、電子測定型などを保有して運用しています。


白い機体に赤と垂直尾翼のチェックが鮮やかですね。
YS-11FCは飛行点検型の機体で、機内に点検装置が搭載されています。


飛行点検隊はその名のとおり、飛行点検機を運用して全国の自衛隊航空施設の飛行点検を行う部隊です。
飛行施設やむ線施設に設置してある無線航法装置や計器着陸装置の状態を確認して調整を行う非常に重要な任務を負っています。
以上、YS-11の飛行展示でした。

ではここで地上展示の様子を見てみましょう。


浜松基地からは高射教導隊が参加していました。
こちらは待機車、炊事車、高いアンテナを展開してるのはペトリオット地対空誘導弾のアンテナマスト・グループです。
高射教導隊はペトリオットを装備する高射部隊に対して教育や研究を行う部隊です。
ちなみに「ペトリオットのランチャはきてないんですか?」と伺ったところ、分屯基地のゲートが狭くて搬入できないために見送ったようです(^^;


こちらは何処の部隊でしょう?
対空機関砲VADS1改が展示されていました。
VADSは基地防空の最終段階を担う対空機関砲で、20ミリ機関砲(ヴァルカン砲)と測距レーダ(写真左側の円盤状のもの)、リードコンピューティングサイト(機関砲の上に見える丸い形のもの)を組み合わせた簡易な対空火器システムです。
おや?足元に・・・・


VADSの砲弾がハート型になっていました(^^)
VADSの機関砲弾は砲径が20ミリで、非常に大型のものです。


こちらは91式携帯地対空誘導弾(SAM-2)です。
可視光画像+赤外線誘導を用いた小型の地対空ミサイルで、バズーカのように肩に担いで射撃します。

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Posted at 2010/05/23 00:58:13 | コメント(4) | トラックバック(0) | ミリタリーイベント | 日記
2010年05月22日 イイね!

平成22年度御前崎分屯基地創立52周年記念行事その2

さて、再び飛行展示へ。


YS-11の次はC-1輸送機です。
こちらは入間基地から飛来した第2輸送航空隊第402飛行隊のC-1中型輸送機です。
2機がフライパスを行いました。
飛行展示の機動に定評のあるC-1ですが、さすがに今回はフライパスのみ。


C-1輸送機は航空自衛隊基地間の輸送を行う飛行機で、所謂兵站を受け持っています。
どんなに高性能な戦闘機でも部品がなければ飛ぶことはできません。
どんなに高度な防空システムでもそれを支える物資がなければ発揮できません。
航空自衛隊を支えるのが輸送部隊です。
以上、C-1輸送機の飛行展示でした。


続いてはお隣浜松基地から参加のT-4中等練習機です。
浜松基地にはパイロットの中等教育を行う第1航空団が置かれていて第31飛行隊、第32飛行隊の2個飛行隊が隷下におかれています。
今回参加したのは第1航空団第32飛行隊の2機です。


会場上空をフライパスするT-4中等練習機。
T-4はT-33練習機の後継として開発された純国産機で、第1航空団には昭和63年より配備されています。
ブルーインパルスの使用機としておなじみですね。


以上、T-4練習機の飛行展示でした。


続いては飛行展示最後となります。
小松基地より参加の第6航空団第306飛行隊のF-15J要撃戦闘機です。


日の丸と組み合わせてみました(^^)
低速で侵入していますが、フラップをおろして脚とスピードブレーキを展開、さらにアレスティングフック(所謂着艦フック)まで展開しています。
F-15は艦載機ではないのでが、緊急時に飛行場に短距離で着陸できるようにこのようにフックが搭載されています。
滑走路にワイヤーを設置しておいて、これをフックにひっかけて短距離・短時間に機体を停止させます。


2機並んだ状態で。
小松基地の第6航空団にはF-15が2個飛行隊(第303飛行隊、第306飛行隊)が置かれています。


以上、F-15の飛行展示でした。


続いて地上展示の様子を。

こちらも浜松基地からの参加です。
第2術科学校の81式短距離地対空誘導弾の発射機です。


こちらは81式短距離地対空誘導弾の射撃統制装置。
81式短距離地対空誘導弾は発射機2両、射撃統制装置1両の計3両+誘導弾8発で構成されています。
陸上自衛隊、海上自衛隊も使用していますが、航空自衛隊では基地防空用に配備されてます。


こちらは81式短距離地対空誘導弾の目視照準装置です。
これに連動して発射機も動かすことが出来ます。


次はなんと埼玉県の入間基地からの参加です。
第2移動警戒隊の地上展示となります。
日本の空はレーダーサイトが24時間体制で担っていますが、レーダーサイトの故障や災害などが発生した場合、または敵の攻撃を受けて損害を受けた場合は防空にがいてしまいます。
そのため、警戒システムを車両に載せて移動させ、臨時のレーダーサイトを開設する必要があります。
それが移動警戒隊です。


こちらが移動警戒隊の基幹となる移動式3次元レーダ装置J/TPS-102の監視装置です。
世界初の円筒形レーダのようで、非常にコンパクトにつくられていますね。
シリンドリカル・アクティブ・フェーズドアレイ・アンテナを採用している為に全方位の電子走査方式で従来のシステムよりも捕捉・追尾性能が向上してるそうです。


こちらは地上移動局衛星通信装置です。
基地外にて展開している部隊が人工衛星を使用して通信手段を確保する装置です。
有事はモチロンですが、災害時でも通信手段の確保は最重要な課題のひとつですから大きな威力があるでしょう。


こちらは自活車。
基地外の野外に展開する為、時には連続して数日以上の活動となります。
その場合隊員の衣食住が問題になりますが、ベッドやシャワー室、テーブル、冷蔵庫など、長期間での野外での活動に欠かせない必需品が装備されています。


こちらは水タンク車。
部隊の活動で飲料水の確保は欠かせないものの1つです。
5キロリットルの飲料水を搭載することができます。
もちろん災害派遣でも飲料水確保は大変重宝がられるのでしょうね。

以上、御前崎分屯基地記念行事の模様でした。

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Posted at 2010/05/23 00:58:06 | コメント(4) | トラックバック(0) | ミリタリーイベント | 日記

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