
パフォーマンスのための事業仕分け(笑)が終わったと思ったら今度はばかばかしい政策コンクールです。
国民の税金をどう政策に活かすかなのに、人気取りのためなのか「コンテスト」という通称からしてばかげていますが、驚くような結果になっています。
朝日新聞の記事ですが、政府専用機の整備費用増額、認められませんでした。
しかも
>評価会議は「政府専用機の将来のあり方は検討が必要」と廃止を示唆する意見まで付けた。
だそうです。
http://www.asahi.com/special/jal/TKY201012030271.html
・・・・バカですか?
あきれます。
政府専用機の整備費用が増額要望出すには理由があります。
政府専用機はボーイング747-400をベースにしていますが、整備や乗員の教育等を日本航空に委託しています。
ところが日本航空は経営再建のため大型機をリストラ中。
ボーイング747も全機リタイヤを決めています。
そうなると整備費用が上がるのは当然です。
そのための予算ですが、認められないわけです。
ちなみに日本航空からボーイング747が消えるのは今年度中。
もう時間がないわけです。
にもかかわらずですからね。
政府専用機といえば皇室の方々や首相が海外にいかれるときに使用される機体です。
いわば、「日本の顔」でもあるわけです。
日本版エアフォース・ワンなわけですが、それだけ重要なのに、たった41億円が認められないわけですから理解できません。
しかも「将来のあり方」なんていってますが、予算は来年度です。
来年の整備費用をどうするかなのに、「将来」ってアホでしょう。
ちなみに国会議員ひとりあたりに使われる歳費は給与含めてだいたい1億円です。
恫喝したり、売国したり、居眠りしたり、反日運動に参加したり、自分から飛び込んで大怪我のふりをしたりする国会議員であっても一人当たり1億円が使われます。
子供手当てを満額支給すると5兆円ではすみませんし、中国に対しては鳩山イニシアチブで決まった3年間で1兆7500億を中国にポンと差し出します。
高校無償化では平成22年度予算案では3900億円超えです。
こんなにばらまいておいて、重要な政府専用機の整備費用のわずか41億円が出せないわけです。
不思議でしょ?
政策コンテストの結果はこちら
http://seisakucontest.kantei.go.jp/article/wp-content/uploads/2010/12/101201_3rd_hyokakaigi.pdf
認められたものの中には優先順位として「?」なもものチラホラありますね。
財源がないならいますぐ子供手当てや高校無償化などのばらまきをやめるか、消費税を上げるべきです。
消費税アップは私もかなり痛いですし、景気にも深刻なマイナスですが、国家が破綻することに比べればマシです。
それに子供手当てには財源が必要なんて誰でもわかるはずですから、昨年子供手当てを期待して選挙に望んだ人は消費税についても拒否なんかしないでしょう(皮肉です 苦笑)。
Posted at 2010/12/04 22:12:28 | |
トラックバック(0) |
政治・外交・安全保障 | 日記