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今回の出来事は、手術後の事後報告ですので、心配ないです（笑
Audi TT Germanさんありがとうございます。

この日は朝からひどい倦怠感と、腹痛でした。
今夜は夜勤当直当番なので、早めに外来受診して仮眠を取ろうと思い、朝一で病院に出かけました。
最近スタッフが少なく、休みわけにはいかんのです。

今朝の体温は39度
ＴＴの窓が吐息で真っ白です。
町ゆく人はまだコートすら着ていませんが、私一人、南極に行くがごときのかっこです。寒いです。

今日の外科の外来は副院長先生。
採血、レントゲン、触診の結果
やはり虫垂炎。または胃潰瘍？
CRP(炎症応反)が異常に高く(CRP16)、痛みの中心部位が右側腹部に移っているので虫垂炎のほうが可能性が高い。
痛み出して数日たってるし、CRPが16と、とても高いのを見ると虫垂破裂する可能性もあり、すぐに手術したほうがいいとのこと。

※CRP：血液からわかる炎症反応を示す値、健康な人は0.30 以下
※虫垂炎：いわゆる盲腸

今日勤務すれば、2連休に入るので、ブスコパンかソセアタを処方してもらって、筋注しながら夜勤明けを待って、朝一手術を希望したのですが却下。
病棟師長さんごめんなさい（泣
根性でのりきれると思うんだけどなぁ。

※ブスコパン：内臓の動きを止める薬。痛み止め効果もあり
※ソセアタ：ソセゴン15mgとアタラックス25mg：混ぜて注射する、麻薬や、麻酔導入剤を除くと最強の痛み止め

診断が付いてから2時間後に手術が決定。
当然気持ちの整理は出来ていません。
本当にやだよ。手術は（涙
痛みに弱い私は、絶望の淵にいます。
いやです。

直ちに入院との事でしたが、2日ほどお風呂に入っていなくて臭いので、無理を言って一時帰帰宅

外来の先輩看護師『んじゃ、剃毛してきたら？』

僕『え？』

痛みで気が回らなかった。
職場の人に剃毛されるのはかなり恥ずかしい。
面白半分に冷やかしに来る先輩もいるだろうし
いざとなったら嫁さんか、もとカノさんのだれかな？

うっかり、ジュニアが元気になってしまったら・・
いや、むしろ楽しむか？(意外と余裕？


これからのことを考え、醜態を見せるわけにはいかないので
家で自分で剃毛
シャワー出しっぱなしのまま、ぐったり座って
だるくて辛い
剃っては休んで、剃っては休んで。
↑
だるくて、さっさと出来ない(涙

そして14時手術
奥さんもよやく仕事を抜けて着てくれた。
心強い
ＯＰＥ室メンバーのお休みの日だったので

手　 術 　医：副院長
麻酔兼助手：理事長
オ　 ペ　 看：病棟師長
外　 回 　り：外来主任(元オペ室主任)

初めて見る豪華なメンバー(汗
すみません・・・・



通常アッペは脊椎麻酔下で行われます。
患者さんは起きたままです。

※アッペ：虫垂炎の事

脊椎麻酔は理事長。
上手と有名ですので安心していたのですが・・・
効きません（涙
通常臍から下が麻痺して感覚が無くなるはずですが、
メスで切った場所が痛すぎる
っていうか、痛熱い？

※脊椎麻酔：腰椎に麻酔を注入し臍下の感覚を麻痺させる麻酔

　 私 　『すいません、麻酔効いてないようですが・・』

理事長『うそいえ、足動かしてみろよ』

いや～・・・動くんですわ（汗
※本来動かす事は出来ません

一　同 『本当に麻酔効いてないじゃん!?（驚』

副院長『もう切っちゃっているので、もう一度脊椎麻酔をするわけにはいかんからなぁ。局注でいくか（笑』

仕方なく局所麻酔で手術することに・・

※局所麻酔：注射した部分だけ麻酔が効きます。通常指を切って縫うときなどに使います。消化管手術じゃやりません

所詮局所麻酔なので、
切る感覚や、触っている感覚があり、お腹も動かせます。
痛いから動いちゃうんですよね。

だって、切るところにしか麻酔はかかっていないのです。
触っているところはナマ
ナマで内臓触られたら痛いでしょ？
そんなのわかんないか（笑

しかも痛かった、『麻酔をするか？』方式なので？
『痛！』『熱！』の連発(涙
電気メスだから熱いのか？？

理事長『内臓動かすな！やりにくい』
※自分のミスなのに・・(涙

　私　　『痛いんですぅ。すみません？（涙』

副院長『はっはっはっは。いや～、災難だなぁ（笑』

始終そのやり取り。
最近15kgほど太ったせいか、内臓脂肪が邪魔をしているそうで。
小さな術野ですので、指で腹腔内(主に脂肪)をほじるように手術を勧めていくのですが、その感覚が気持ちが悪いのです。そして痛い。

そうこうするうちに虫垂が見つかったようで
腸管から胃にかけて引っ張られまくり
吐きそうです。
噴門が裂けそうです。
副院長先生にそっと申し上げると・・・

副院長『そうか。そう感じる人もいるらしいねぇ。吐いてもいいよ。』

仰向けで吐くの？内臓も派手に動いてしまうし（涙
うーん、根性ーーーーー！

そして

パチン。ブチン。

どうやら虫垂を切開したらしい。
照明灯のメッキ部分に映っていて見えます。
内臓ピンクです（笑

あとは縫ってお仕舞かな？

結局、局所麻酔下の為、通常の倍以上の時間を消費し
通常の10倍痛い手術は終了。
ちなみに虫垂少しだけ腫れていました。

あせって切らなくて良かったんじゃない？？
その後は無理やりバルンを入れられて病室に戻りましたとさ（涙

※バルン：バルンカテーテルのこと。尿道から膀胱までカテーテルを挿入して、尿を付属のバックに貯めることで、おしっこにいかなくて良い