サムネは贅沢になった日本人のエゴの塊です。
「ちょっとぐらいいいじゃん」「そんな細かいこと言ってたら大きいことができない」と無分別で捨ててくれと持ちこまれた混ざりまくるゴミ袋です
未開封の冷凍食品も大量に入ってて、空き缶やらペットボトルやら瓶やら、それに雑紙やら生ゴミやらで大変なことになっていた状態。
4月13日の『金曜ロードショー火垂るの墓』で感じたが、今の時代だからというのは大きいと思う。
正直、半分は現代にのこのこ暮らしてるのを自覚してるからなおさら辛いと思いました。
昭和の後期に生まれて、戦争というよりバブル前夜という感じで「消費は美徳」と言われたおかしい時代でした。
まさに地球環境や日本政府のマイナス面を考慮なんて誰もするわけもなく、
「今さえよければいい」、「高齢だし、地球環境も日本政府も亡くなるまで持てばいい」という時代で国を国民も政治家も潰していた、
バブル真っ只中の昭和64年(1988年)に公開。
「この異常な状態にこの映画を公開するのはいい薬」だと思ったという日本人が少ないけど居たそうな、
仮にバブルがあと10年崩壊が遅ければナウル共和国状態になっていたに違いない。
その警鐘だと感じたし、
「良薬口に苦し」で反響も多かったと思います。
最初に観たのが「小学2年」で、先生は反戦・反米・反日な授業でした。
焼夷弾が落とされて町が壊されて焼け出されて無くなっていく、
母親は大やけどで包帯ぐるぐる巻き状態、
亡くなったら亡くなったで他の戦死軍人や一般者と共に荼毘に付す状態。
骨帰ってきても本当に誰の骨か分からない状況で死を受け入れろという時代、
人権なんてないよ、明日生きるか死ぬか分からないから
女子は泣いていました
「日本の軍隊はこんなに残酷なんです」と言う先生、正直今から考えたら無茶な授業だと思った。
冒頭から死亡して御霊の回想シーンという映画で、つまり映画のほとんどが御霊の回想シーンなのに、
何か助かる手はなかったのかなと思ってしまったりする。
それで最後の清太が死んだ節子を棺桶替わりの俵箱に入れ、防空頭巾・人形を副葬し荼毘に付して、灰と小さな骨をドロップの空き缶に入れてそれから壕には戻らずに数日で三宮駅で死んでしまった。
当時、見せられた時は小学2年で7~8歳、意味も分からず「残酷だ」という子もいた。
馬鹿な男子は「生きてたら何するんだよ~」と出てきたりしてとか笑ってる子がいた、信じられん。
俺は思ったけど、女子は火葬すると知らなかったんだろう、お前も俺も最期は火葬だぞと思った。
笑ってる馬鹿男子はあり得ないと思ったね。
(ちなみにレンタルじゃなく「金曜ロードショー」の録画、費用ほとんどかかっていない授業でした)
素直に見たら、
みんな明日生きるか死ぬかで必死だったと思う。
見えない戦争、不安も多い、食糧難、明日の生死に関わる問題、
西宮もおばはんも、清太を殴りまわした農家のおじんも責められないと思うし、
警官は「ここまで殴ったらもうええやろ」と農家のおじんを帰らせていたけど、俺もそんな態度しか取れないと思うし、
あの当時で畑荒らされたら、俺は殴らないという保証もできない、殴りまわしてるかもしれない。
西宮のおばはんもあの当時清太は「塩も醤油も配給だけじゃ足りん」と自覚してて海行って手ぶらで帰ってきたから、「せめて海水汲んできて、かまどで塩ぐらい採ってくれよ」と思ったから
ある意味おばはんの言うことも正論だけど、
清太はまだ14で子守りすることになり、しかも戦争になるまでは母親に扇いでもらいながらそうめん食ってたから労働とか知らないんだなと思う、
貯金はあるけど、あえて働かないし当時は「男は台所に立つな」という良家も多く、
清太がああなるのもうなづけたりするし、
清太も責められる立場じゃない
そう考えると登場人物は悪く言えないし「戦争が悪い」としか言えない、
アメリカが悪いとも言えない。
ただ辛い、気持ち悪い、悲しいと揃ってて当時は反響があったのは異例だと思う。
清太がニートだとかいうが、
正直、今の時代は裕福なのでまったく訳が分からないと思うが、
子育てと仕事の両立を成立させないといけなくなるとそりゃ清太にも問題があったかもしれんが、
責められる立場じゃないだろうね。
一緒に観ていたパートナーはわんわん泣いていました。
以前見たときは友達とみてて「かわいそう、うっうっ…う…うわ~~ん!」と泣かせていましたが…
かといっておばんや農家のおじんみたいに
人を殴ったり文句を言うかどうかと言われたら必死なのでそれは責めにくいと思う、
俺も殴るし文句言うと思う…
殴られるシーンは目を背けてしまった。
ただ登場人物が全員余裕がなくなると人が腐ってくるように感じる、
人間が嫌になるし、あまり見たら病んでしまうと思う、
そこまでダメにしたもの戦争だと思う…
その戦争の反省を表現した映画だと思うが、
戦争をしないことをいいことに半島と大陸は侵略をしてくる、
ムカつくからできるだけ台湾や東南アジア製に切り替えて買わないようにしているが、
それもひどいと思う。
ただ、現代の日本人が全員そっくり、あの当時にタイムスリップしたら、
西宮のおばんと農家のおじんは勿論、清太から登場人物すべてに殴り殺されると思います。
品切れが嫌だからと、大量に輸入しまくり廃棄も大量。
発注してかなりの量をすててしまうから大量の廃棄食品を乾かすのに重油をかけて乾かしているとかありえないし腐った国に堕落したと思う。
ドロップが店先に並んでいるが、かなり辛いパッケージでかつて発売したり、
復刻版の缶で出したりしているが正直辛くてこの時代と現代のギャップはあり得ないと感じたりして辛かった。
現代の人は今ならいくらでも買えるのにというが、
あんな時代を経験したからこそ食糧廃棄を考え直す時期じゃないかなと思う、
重油かけて乾かしてるとか正直異常です。
それだけ食糧廃棄が多く、国民が食品を捨てたり腐らせるのが平気な国になってしまったと思う、
この映画を見たら正直外食しても無理に食べるようになってしまったり、
「サンマの骨揚げたら食えるんじゃないか」とか考えだすようになった。
普段ブラックで出されて砂糖とミルク使わずにおいておいたらそのまま捨てている店員を見た、
外で飲むときは入れるようになったこともあった。
辛い映画だけど現代からするといい薬かもしれない。
ブログ一覧 |
日常住宅ネタ | 日記
Posted at
2018/04/19 11:27:55