長潟和郎（NAGATA）のブログ一覧

前回のブログで取り上げた、乾電池の電圧測定を行った。
タイの企画でダメんなった乾電池を徹底的に回収して、並列にして容量を確保してスマホの充電をする企画があったが、結構残って捨ててるんです。
そういう訳で電圧を測定して、本当にダメなのか？見てみようという訳だ。



1.0程度の電圧を保持していたPanasonicベルギー支社製アルカリ電池、コイツは保安灯で酷使された物だ


コイツがナショナルブランドの日本製マンガンだ、モーターを使う噴霧器で酷使されていたが、
年に数度しか使わないモノで今年まで頑張ってくれたのだ、意外と品質劣化とかはしていないと思われるが、古いのでいざという時に液漏れしてしまう危険も捨てきれないので、実用的にはOKレベルだが、もう乾電池回収箱に入れて供養してあげた方が良い。
1.2～1.0V程度電圧を残していたが、大容量じゃ厳しいのだろう。
「モーターを回すならアルカリ」と思われるかもしれませんが年に数度しか使わないし、
劣化すると液漏れしやすいし、自己放電も起きていくのでマンガンで数年で交換した方が良いのだ。
液漏れがしにくいアルカリもあるが、それでもここまで粘らせると液漏れの可能性も疑われるから、マンガンで使い漏れる前に電圧が不安定になるから動かなくなり気づきやすいというメリットがある。

ちなみに廃乾電池回収で供養するには惜しいぐらいの性能だが、
やはり劣化が心配なので連続点灯実験で電圧測定して完全に天命を全うしてもらった。
25分ぐらいまで元気に点灯をしてあとは電圧ガタガタと落ちていきました…


コイツは新品の日立マクセル(マンガン)だ、メチャクチャ明るくてしばらくつけていると電球が熱くなるよ。
当たり前だが新品は放電実験するつもりはないので、「連続点灯でいくら持った」とか聞かれても答えることができません。
初期電圧1.6Vを指していて元気ハツラツです！

今回で全く使えなくなった電池は廃乾電池回収に出してきちんと環境汚染にならぬ形で処理します。
それまで保管することになるが、その時には回収して再生させます。
マンガンや鉄分、亜鉛などは無害処理となる。