ちょっと風邪で寝ていたら、「NECガラケー終息へ」というニュースと「P501iって機種ありましたね」と聞いた、
振り返ってみようかと思う。
かつてNTTDoCoMo imode P501iという機種が発売されていました。
写真はありませんが、動画で発見しました。
1台目:P501i(ハニープラチナ)
高校1年で入学したての時ぐらいかな?
持ってるだけで自慢できたが全く使いこなせていない、
それでもP207のユーザーは「カッコいい!」と絶賛、
ちょっと敷居が高いツールに思えたあの当時、
あんまり通話に使わなかったなぁ、洞窟で喋ってるというか、
地下鉄の雑音というか床下の雑音というかかなり雑音が多く、
とてもクリアな音質と言えなかった。
端末自体もP207をimodeの機能を搭載した感じのモノで、操作感は結構似ていたし、でべそとか、「ボタン取れたん」とか言われたナビゲーターはマウス感覚で使い勝手は悪くなかった。
大画面でimode使いやすい端末だったし、通話だけでもなかなか優しい使い心地だったと思う。
この時代が今と比べ物にならない位、ショボいが、
ある意味一番携帯が楽しかったんかもしれない。
どこ行っちゃったかな?もう捨ててるのかな出てきません。
2台目:SO502i
廃棄済みなのでここをクリック
P501iでかけたら
「ドコモの音質が最悪だ、cdmaOneを見習え!」
「J-フォンのほうが絶対エラーとか音質は良い!」
と言われて機種変更。
が、謎の不具合に襲われる、まともに動かない、熱暴走も起きていた。
使えないし、欠陥なので文句を言うが、テスターはOK。
最終的にP501iに回線を移しました、2万5千円ほど損したかな・・・
代替ですら使えないのでリサイクルに出しました。
3台目:N2701(実質の3台目、P211iを親の手伝い中に水没して短期にアウト、P501iの外装交換電池交換で乗り切る)
これもP501i同様引っ越しで捨てたかどこかにしまい込んでるのか不明なのでここをクリック
大学進学と同時に変更
さすがにコンテンツも非対応が目立ち、
そろそろ501iも老いたなと思い変更、
SO502iの欠陥とP211iの水没事故でP501iがかなり腐れ縁になっていたのだ。
5年ほど使っていたと思う、短期とはいえ別の機種に触っていたのもあり、飽きてても嫌にならずにN2701に変更することでやっとP501iと別れられたのだ。
ありがとうP501iでしたが、ムーバがひっ迫すると音質はP501iと同じになった。
・・・やっぱ基本的な部分は似ている("^ω^)・・・
当時はFOMAが普及しない←(当時は業界でエリアに難ありまくった)のに業を煮やしたNTTDoCoMoが、ムーバ(日本独自方式)も使えるようにして、
使えるエリアはぐっと増やそうという為のデュアル端末。
先にデュアルネットワークサービスを行いムーバと2台持ちさせている客は一一ムーバに切り替えていたが、これでかなり便利になった。
ただ初期のエリア拡大までの暫定策なのでこれ以降は後継機が出ずに、
コイツを何年も使っている客も多かった。
(ムーバ停波まで残っていた稼働機もたくさん)
ヤンチャだったけど傷や破損は起こさなかったというよりデカいケースでホールドしていた。(P211iの二の舞を神経質なぐらい嫌った為、おかげでP501iも傷ひとつなし衝撃には神経を使った。N2701は5万ほどしたし、P501iは外装交換で爪で擦れて剥げた外装と電池パック交換で5000円ほど投資した為!)
4台目:P-07A

左側のガラケーです。
N2701のデュアルネットワークサービスがムーバの停波(廃網)でFOMA網しか使えんくなり、そうなると単なるFOMAの2Gしか掴めない、当時既にMOVAの800MHz周波数はFOMAに転用が行われていて、間引きも行われていたのだ。
そういうわけで譲ってもらったP-07Aに変更した。
海外もそのまま使えたというメリットもあった。
インドネシア・台湾で日本と遜色ないcdmaの音質はすごい!
この時期に引っ越しとなった、同じ市内ではあるが、この時に
P501iとN2701をリサイクルに出したか、それともいまだ持っているのか不明。
この07Aで世界対応で実際にインドネシアと台湾で使い驚いたのと、世界規格を実感した。
5台目iPhone5c(上の写真の右側)
スマホに変更した。使い勝手はよくなり、世界スタンダードになるが、
実はご先祖様はガラケーメーカーのパイオニアだ。
IDOの523G (今のKDDI、方式はデジタルでMOVAローミングも使えた)
デジタルツーカーのタイプCA (今のソフトバンク、デジタルフォンにローミング)
デジタルフォンDP211 (今のソフトバンク、デジタルツーカーにローミング)
方式がPDCでそんなに大容量のデーターのやり取りが出来ないうえ、
電話会社も力を入れてメリットをPRしない、使い勝手面での良さは薄れて、
重い、使いにくそう・・・
と敬遠されてしまったし、ドコモはimodeでヒットしてしまいブラウザフォンが標準になる通信方式も使い方もガラパゴスになってしまった。
当時はP(松下)・N(NEC)・D(三菱)・DE(デンソー)・KO(日立国際電気)・K(ケンウッド)・PE(パイオニア)などいろんな日本企業が頑張っていて、
方式が独自な分海外からの参入はあまり行われず
、日本メーカーにOEMという珍産業だったが故、
すごく楽しく、時期によって内蔵メロディが似ていたり、
ベースが他社なのにP207ベースだこれとかとにかくいろいろ触りたくなる心理があって、
よく話題になったり噂も流れたが、
今はあまり話題にならないし、
ケータイニュースサイトもあまり見なくなってしまう・・・
つまらないからだろう、
日本メーカーの撤退、逆にサムスンなどのアジアンメーカーの進出、
海外規格が故の独壇場、端末も個性が無くなり、道具と化した・・・
仮に今でもMOVAが方式として残り、デュアルが続いていたとしたら、
小型化というより方式だけ世界規格と日本規格が共存してガラパゴスになっていただろう。
規格が無くなった時点でガラケーは失われる運命だったのかも、
ガラケーを守り続けたのは電話会社じゃなく、日本独自規格、
日本独自規格が無くなると、海外から参入しやすくなり、利便性の高いスマホに変わってしまう。
ガラケーの終息は一概にNECを責めるわけにはいかないだろう・・・
海外規格のFOMA(W-cdma)やcdmaOneの登場で経営資源を集中、
ガラパゴス時代のサービスも経営資源が減るんだ。
ガラパゴスのサービスが減る分客はスマホに流れる、
方式は同じ方式だから使い続けたいならいいけど、OS面では劣ってしまう。
将来的にDoCoMoやKDDIがガラケーのサポートを切らないかが重要な課題だ、
ムーバも切り替え促進で最後は電池の供給すら止まったからね。
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