
水道工事になりました。
(掲載許可を頂きましたので公開です。)
途中もはや水道工事じゃなくなるという事態になった。
石膏ボードを切るので養生~
切ってみたら珪カル板だった!
驚き・・・珪カルにそのままクロス貼ってる・・・
アスベストはこれ怪しいですよ、
珪カルでも古い奴はアスベスト入ってるやつありました。
(まぁ、吹き付けじゃないからマシだけど・・・)
ワード
珪カル:
珪藻土カルシウム板、軒天とかによく使われる耐火ボード
アスベスト:
高度経済成長期~バブル期に多用されまくった燃えない、摩擦に強い、安い、丈夫で長持ちという当時としては夢の素材だったが、発がん性があり健康被害が起きてしまうという物質、ク?タが悪いわけではない、安いからと建設ラッシュでヤバいと薄々言われながら使いまくってた当時の政治家が悪い。
当時は「そのうちなんとかなるだろう」「後は次の世代がする」「次の世代に任せなさい」と結構楽天的というか、大らかというかそういう考え方でした。
床も養生~
珪カルとクロスの屑が落ちるから結構汚れる!
養生シートも結構使ってしまうが、ポリのモノがお勧め。
塗装とかは紙のモノが良いが、こういう現場はすぐに破れてしまう・・・
こいつは石膏ボードに取り付けた点検口、
これも下地が板だったから良かったけど、角材だったらかなり面倒だったところだ。
石膏ボードは割れたから、コーナンで買ってきた。
安いけど既存と目を合わさないとダメだから、ロスが多い・・・
点検口設置完了
珪カルは既存材がそのまま活用できた。
クロスもそのまま使えてラッキーでした。
クロスが手に入らない場合、その分だけ発注しないとダメなんですが、既存がそのまま使える場合はその手間も省けるから安くなる。
内装屋もこれだけというと嫌がるし、一石二鳥。
流し台を外したら、ゴキブリの巣!
糞だらけ・・・
しかも内装屋が落としていった古いクロスの切れ端も落ちてる始末・・・
この範囲の流し台を外すだけでもかなり重いという始末・・・
隣の分はもっと重いんだろうな・・・
配管切断をしてコーキングを切り動く状態にしないといけないが動かないという始末・・・
ある程度流し台も壊します。
これが頑固でなかなか動かなかった、ものすごく丈夫でした。
まだ使えるんですが、配管取り出しの邪魔になるから、
取り外して工事することになり、ちょっともったいない気もしますが、
退役してもらうことに。
オールメタルの本来は木で生産されている部分も鉄にホーローだし、
流し台自体はステンだし、
結構昔の日本は良い材料を使っていたんだなと実感。
かなりもったいないが、これ、産廃ですよ、
タカラスタンダード製でも年式不明ですが、
昭和50年代かそれ以前だろうね、使える部分だけは使おうという方向になりました。
メチャクチャ重たいです。
解体を試みたが、溶接されているために切らない限り解体は無理でした・・・
やはり、良い材料を使いすぎてて現代のパーティクルボードのモノにするのは勿体ない気がするが、一度外したら信頼性も欠けるから廃棄処分です。
これを産廃置場に連れて行くのも大変な感じです。
ドアまでスチール製ですから、かなり高かったと思うね・・・
正直、今の日本はこんなにいい材料が要らなくなってきている、
パーティクルボードや人工大理石が主流になる今、洗濯機でもアジアン家電でもステン洗濯槽が主流で日本だけじゃなく欧米でも中国の製品を買っているし、
日本製を買ったとしても最終工程を行った国が生産国になるから、最終組み上げだけ日本とか当たり前になっててそうなると日本は金属があまり使わなくなったと実感できてしまう。
ワード
パーティクルボード:
解体された建物の木材を焼却したら二酸化炭素も出てしまうし第一資源がない国で新材を輸入ばっかりしていたら国が持たないし、国が負けるという事で、
解体した建物を分別して、廃材木材を破砕し粉砕した木くずに耐水性のある接着剤を混ぜて固めて再度建材として使われた新建材。
耐水性のある接着剤とはいえ、耐水性は良くないから上からコーティングとかでしっかり保護している。
最近は住設だけじゃなく壁とかにも結構使っているから結構新しい建物は再生材を使われていると考えて良い。
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