
今月の6日、ラオスで開かれていたASEM アジア・ヨーロッパ首脳会議で中国の楊 潔篪 外相が以下のように発言した。
「釣魚島は昔から中国の領土として明の時代から600年間支配している。 日本の行動は戦後の国際秩序と原則への重大な挑戦だ」と、各国首脳が集まる国際会議の場で平然と嘘を吐いた。
中国が明の時代から600年間支配している。・・・
アホか。
そんな戯言が通るなら中国は800年前からモンゴル帝国の領土だ。
だが、しかし
民主党政府は今月実施の予定だった日米共同統合演習離島奪還訓練を米兵の暴行事件と訓練に反発する中国様を見て「刺激したくない」と言う理由から首相官邸の意向で中止させた。

刺激してるのは中国様だろ。 民主党の習性上、予想していた事だが愚か過ぎて呆れる。
合同訓練を中止にした結果がコレだ。
訓練を中止しても中共は好き放題に虚言を吐き、尖閣奪取を想定した強襲上陸訓練もやる。
中共の盗みをエスカレートさせるだけで予想通り殆ど連日の様に公船を接続水域に送り込み日常的に領海侵犯させて、自国の領土の管理だと強行に主張し既成事実を積上げて来る。
中共の顔色を窺い事件と領土防衛を混同するとはバカ丸出し、中共は笑っている。Orz
日米が合同演習で実力を仮想敵に示す事は戦争抑止の重大要素と言う事が理解出来んバカ
バカなだけでも問題だが、民主党は中共代理人の工作と利得の臭いがプンプンする。
日米間の安全保障上の機密情報も中共にダダ洩れ状態だ。
同盟国アメリカも当の日本がコレじゃヤル気も無くし、信頼関係も揺らぐ事になる。
しかもバカな鳩が・・・
「日本列島は日本人だけの所有物ではない、最低でも基地は県外、私は基地外。」
米国は鳩が「トラスト ミー」って騙しちまった、オバマ君が大統領に再選された。
これとほぼ同時に中国では一党独裁共産党の最高権力者が反日教育を受けて育ち、同じ思想を持つ同世代の軍幹部が支持する対日強硬派の習近平に交代する。
日米二国間で交した安全保障条約は簡単に揺るぐことはないが、それも米国の国益次第。
日米の信頼関係が薄らげば外勢が政治的介入を強め、防衛機密情報や施設装備の共有など平時に於ける警戒監視体制から有事の共同作戦にも影響してくる。
日本の国民自身が自国への軍事的脅威と侵略に対し脆弱で無関心のままではいけない。
東シナ海封鎖
将来、仮に日米両軍が尖閣諸島周辺に陸上基地戦力を配備する事になれば即ちそれは、
尖閣有事 = 日米 vs 中国 と言う直接対峙の図式となる。
尖閣に米軍・自衛隊または海保共同の演習場管理・海難救助基地を置き日米の国旗を掲揚。
軽武装・小規模な警備小隊であっても米海兵隊の駐屯で中共の目論みは座礁し水泡に帰す。
現在も朝鮮半島だけではなく台湾や中国沿岸から内陸まで及ぶ沖縄の米空軍海兵隊の作戦行動能力は第7艦隊の機動力と相俟って横暴な侵略に対して反撃と言う強い牽制になり中共軍は容易に手を出せない。
また九州から台湾までの南西諸島各島々に配備している電磁波測定器と高性能レーダー網を強化して対空ミサイルと射程200kmを超える地対艦ミサイル(12式地対艦誘導弾)を配備すれば有事の際は旅順港閉塞ならぬ東シナ海閉塞、中共艦隊を東シナ海に封込める。
外洋志向を持ち始め戦力増強を続ける中共海軍は東シナ海から太平洋への直接出入口を塞がれる形になり常に喉元を締められている様な圧力を掛ける事が出来る。
中国海軍は、主に下記の3艦隊からなる。
南海艦隊、基地司令部は湛江 担当海域は西沙・南沙諸島を含む台湾海峡西南海域。
東海艦隊、基地司令部は寧波 担当海域は台湾海峡、連雲港以南の東シナ海と黄海。
北海艦隊、基地司令部は青島 担当海域は連雲港以北の渤海と黄海。
中でも北海艦隊は中国海軍で唯一、原潜を配備している艦隊で沖縄と佐世保の監視任務を受持ち葫芦島・旅順港にも基地があり首都 北京の防衛と言う任務上、歴史的に配備される艦艇は3艦隊中で一番充実している。
中国初の空母「遼寧」も北海艦隊に配属され青島を母港にしている。
だが日米が注視すべきは空母より潜水艦であり海自も対潜ヘリ空母の配備を進めている。
中共のSLBMとミサイル潜水艦は日米のミサイル防衛体制を脅かし報復攻撃を可能にする。
しかし南西諸島を仮に海上封鎖されれば中国海軍は湛江を基地とする南海艦隊を除き東海と北海の艦隊が東シナ海から出るには南は台湾海峡を北は対馬を抜けるしかなくなる。
中国海軍から見れば南西諸島は高速料金所や検問所と同じ、有事の際にはゲートが閉じられ平時の様にタダでは通れなくなる。
水上水中を問わず艦艇の海峡通過や島間突破時に生じるリスクは非常に高く、兵站補給にも影響し中国艦隊は太平洋での行動を大きく制限される事になる。
これに備え中共は日本海の調査や南シナ海全域の制空海権の掌握を目論む事は必至。
中共が強行する大陸から遠い南シナ海の岩礁埋立や東シナ海の中間線付近の海上プラットホーム構築に於いてもガス田等の資源確保や領海12マイルや経済水域、局地権益だけが真の目的ではない。
戦闘機、艦艇の航続距離、レーダー・ミサイル網の到達射程距離、太平洋への戦略原潜展開航路、即ち実質的な制海空権の拡大と掌握にあり軍事目的に他ならない。
航空支援を受けられない中国海軍は制空権の無い裸の艦隊になる。
中共は中国艦隊を航空支援する中国沿岸部の航空兵力を増強し、東シナ海に防空識別圏を近い将来、必ず設定して来る。
ニアミスで済まなかった海南島事件を忘れた中国軍機は懲りもせずは日米の哨戒機への挑発行為をエスカレートさせ、東シナ海上空に於いては中国軍機への航空自衛隊戦闘機スクランブルも急激に増加する。
日本は南西諸島の対空対艦ミサイル配備、防空網の整備強化を急ぐ必要がある。
また中共は台湾、尖閣・沖縄を諦めず、経済と政治で米国と台湾を内部から浸食し続ける。
台湾が陥ちれば尖閣南西諸島もドミノ倒しで日本の生命線であるシーレーンが失なわれる。
米軍基地反対派が普天間の危険性より完全撤退や県外移設を叫ぶのは既に中共が支援する左翼に拠る日米離反工作は中共が沖縄で着実に成果を上げてる証拠である。
最低でも県外? 米軍基地を沖縄から無くせばどうなるのか。
アホでも判る中共の思う壺。
過去の歴史を見て欲しい、ジブラルタル、ボスポラス、ダーダネルス、マラッカ、ホルムズなどの海峡やスエズ、パナマ運河などが戦略的な要衝とされ、支配、制圧が如何に重要だったのか。
中国との海戦
過去にも琉球の帰属問題と朝鮮独立・覇権をめぐり日清戦争で日本と中国は海で戦った。
1894年当時、ドイツの造船所で建造された東洋一の新鋭巨大戦艦「定遠」「鎮遠」を含む82隻の清国北洋艦隊と帝國海軍は巡洋艦主力の31隻の艦隊で二度戦い二度とも勝利している。
初戦の豊島沖海戦、朝鮮半島中部西岸に海上輸送による清国の陸兵増派を阻止する海上封鎖の任務で佐世保を出撃した防護巡洋艦「吉野」「秋津洲」「浪速」(艦長 東郷平八郎大佐)の第一遊撃隊は輸送船を護衛する清国北洋艦隊との砲撃戦で防護巡洋艦「済遠」を大破、「広乙」を座礁自沈させ砲艦「操江」を拿捕した。
黄海海戦では平壌攻略戦で帝國陸軍に対峙する清国陸軍増援の輸送船団に伴う清国艦隊撃滅で黄海・渤海の制海権獲得を目指す帝國海軍が優勢な北洋艦隊に艦隊戦を挑み、日本艦隊の損害 大中破 4隻に対して清国北洋艦隊は撃沈3隻 ・擱座2隻・中小破5隻計10隻を失う。
黄海海戦で敗走し威海衛に籠城する北洋艦隊の残存艦艇撃滅と海軍基地の制圧に水雷艇部隊を威海衛湾内へ夜陰突入させるともに艦砲射撃を行い、北洋艦隊旗艦「定遠」大破、巡洋艦等4隻を撃沈して清国軍を降伏させた。
清国とは何れの海戦でも帝國海軍連合艦隊は圧勝している。

戦艦「鎮遠」戦後、戦利艦として帝國海軍が接収。 日本の国産防護巡洋艦「橋立」
国産防護巡洋艦「橋立」は黄海で三景艦の松島、厳島と共に奮戦して清国北洋艦隊を撃破。
日露戦争では松島、厳島、旧敵の「鎮遠」の3隻の第三艦隊第五戦隊で旗艦を勤めた。
ロシアとの海戦
帝政ロシアに拠る遼東半島(旅順・大連)確保と満洲及び朝鮮半島の支配を防ぎ日本の権益を守る日露戦争に於いて帝國海軍の初任務で防護巡洋艦「浪速」を旗艦に巡洋艦4隻が陸軍の先発隊を韓国・仁川まで護衛して無事上陸させ仁川港を包囲、港内のロシア海軍太平洋艦隊の防護巡洋艦「ヴァリャーグ」と航洋砲艦「コレーエツ」を自沈に追い込んだ。
「ヴァリャーグ」は自沈後に引上げられ日本で修理を受け帝國海軍の二等巡洋艦「宗谷」(練習艦)として就役、山本五十六は訓練士官で「宗谷」に乗艦、井上成美、草鹿任一、小沢治三郎、鮫島具重ら後の帝國海軍 大・中将達を少尉候補生として訓練指導した。

1916年 「宗谷」は日本海軍を除籍後、第一次世界大戦時にウラジオストクで再びロシアに返還され旧名「ヴァリャーグ」に復するもロシア革命の勃発に伴いイギリスに抑留され漏水の為に着床し解体という数奇な艦歴を持つ軍艦である。
日露戦争で最初に沈んだ軍艦「ヴァリャーグ」はロシア・ウクライナの御下がり中古空母で中国海軍が自慢する「遼寧」の前艦名、しかも縁起良く帝国海軍に追い込まれて自沈・・・
この中古タイム母艦も追い込まれ自沈・漏水着床 再び同じ運命を辿るのか。
バルチック艦隊 Baltic Fleet
開戦当時、帝國海軍に対する帝政ロシア海軍は極東ウラジオストク・旅順の太平洋艦隊。
欧州とアジアの間にある黒海に面するウクライナのオデッサ・セヴァストポリの黒海艦隊。
北欧の内海バルト海に面するラトビアのリガ湾・リエパーヤのバルチック艦隊の三大艦隊。
ロシアは太平洋艦隊の支援に、ヨーロッパから極東に向け黒海艦隊とバルチック艦隊を向かせようとしたが、ロンドン条約でロシア海軍は黒海から出る事を禁じられていたうえに日本の同盟国であるイギリスが圧力をかけ、黒海の出口であるボスポラス・ダーダネルス海峡がオスマン・トルコ帝国領であった為に商船に偽装した3隻を除き黒海艦隊は黒海に釘付けにされバルチック艦隊と合流させる事が出来なかった。
北欧を出撃したバルチック艦隊は日本の同盟国イギリス支配下スエズ運河の大型艦通航不可等の理由と日本海軍の水雷攻撃を警戒して艦隊主力はアフリカ大陸最南端の喜望峰を回る事になる。
また新型ガリバルディ級装甲巡洋艦の買収画策とウラジオストク港の氷解をマダガスカル島ノシベで3ヵ月も待ち、18,000マイル(約33,340Km)もの長大な距離を半年以上掛けて回航する。

日露戦争時代の艦船は蒸気機関の燃料である石炭の補給が約2週間毎に必要とされていた。
当時はアフリカ・アジアの多くが英仏の植民地支配下にあり、ロシア海軍艦艇はイギリス領に寄港はできず、長距離航海上での頼みの綱であったロシアの同盟国フランスの植民地での補給も英仏の関係から難しく、中立国の港では軍艦への補給や修理は困難であった。
更に修理中や未完成のまま出港した艦艇もあり艦隊全体の整備状況は悪く、足の遅い旧型艦など外洋に不向きな艦船を含む艦隊航海速力は5~7kt に落ちる事になる。
乗組員は航海中もイギリス艦の監視や追尾に神経を使い、初めての東洋の海への不安やウラジオと旅順の両艦隊を撃破した日本海軍への恐れと慣れない熱帯の気候は経験不足の水兵の精神を参らせ、また弾薬の補給も無い為、充分に砲撃訓練も出来なかった。
戦艦で約800名前後が乗込んでいたが、飲料水・食糧の調達補給も難しく当時は冷蔵保存が出来なかった為に水兵達の間に野菜不足から来る壊血病が蔓延し士気は下がり、健康状態も最悪な状態に陥って半年間の航海中に多数の乗組員が死亡する。
自分も船員時代に冷凍貨物運搬船で2度、日本から南アフリカのケープタウンまで往復航海した事がある。
航路はバルチック艦隊や第二次大戦中の遣日独潜水艦作戦Uボート・伊・呂号の航跡とほぼ同じでバシー海峡、シンガポール、マラッカ海峡を抜けてインド洋を横断、マダガスカルを掠めて喜望峰を目指す海路。
もう20年以上も前なので本船の乗組員は18名、機関はディーゼルでバンカーと食糧補給に途中のシンガポールに入港した以外は無寄港で片道まる約一ヶ月掛かった記憶がある。
補給と言っても乗務した本船にケープまで無補給航海能力が無いのではなくコスト削減の為に日本出港時に発注、A・C重油のF.O と L.Oも油価格が安いシンガポール港で補給した。
また酒・たばこ等の趣向品や食糧品等も日本より安価な物は外地の船食から取る。
往路はケープの漁業基地に集まる遠洋マグロ漁船に補給する物資や延縄用の冷凍餌を満載、復路は漁船が獲ったミナミマグロなどを集め全ホールドに満載して日本に戻る航海だった。
本船もカーゴ満載で足が入れば、平均速力は13~14kt 位だったので航海はとても長く感じたが、毎日美味しい食事とシャワーにお風呂、冷房が効いたブリッジに個室のベッド、船室の冷蔵庫には冷えたコーラやアイスにオヤツもビデオや音楽もある。
日露戦争当時は空調・冷蔵庫・造水機も無く、食糧も飲料水も不足し医療も遅れていた。
しかも石炭を燃やす蒸気機関の熱気と音に煤煙、灼熱の赤道直下、インド洋や熱帯アジアを低速で進む艦隊の航海は北国生れロシアの水兵達には想像以上に過酷だっただろう。
帝國海軍連合艦隊

一方、帝國海軍連合艦隊は帝國陸軍が遼東半島先端の旅順要塞を陥落させロシア太平洋艦隊をほぼ全滅させた事により、バルチック艦隊の到着までに哨戒網を築いて艦隊決戦の作戦を練り確り艦艇を整備して兵員は体力、精神力を養い、充分に操艦、雷撃、砲撃の訓練に励み海戦の準備は万端であった。

装甲巡洋艦「日進」イタリアで10隻建造されたジュゼッペ・ガリバルディ級 新型巡洋艦
鉄の塊を石炭レシプロ蒸気機関2軸推進で最大速力 20ktを可能した新鋭艦で帝政ロシアも購入を画策して日露戦争開戦直前に購入予定だったが、アルゼンチンから日本海軍が2隻を買い取り、もう1隻の一番艦は装甲巡洋艦「春日」で「日進」には若き少尉候補生だった山本五十六が乗艦して海戦に参加、山本は「日進」の艦上で左手の人差指と中指を失う。
日本海海戦・対馬沖海戦
「敵艦見ユトノ警報ニ接シ、聯合艦隊ハ直ニ出動、之ヲ撃滅セントス」
「本日天気晴朗ナレドモ浪高シ」

1905年5月27日、電文通り日本海海戦開戦当日の対馬海峡付近の天気は快晴。
視界は良好ながら浪は高い。即ち4~7mの波浪で天候までも日本海軍の味方をした。
Z旗信号文
「皇国ノ興廃此ノ一戦ニ在リ、各員一層奮励努力セヨ」

疲弊したバルチック艦隊は最後に寄港した仏領ベトナムで排水量限界まで積込んだ質の悪い石炭は黒煙を吐き速力や回頭性、復元力を落し、水兵は経験と訓練の不足、指揮官も多くの判断ミスを犯す。
海戦の結果
連合艦隊は水雷艇3隻沈没という艦隊決戦としては非常に軽微な損失に対して バルチック艦隊は16隻撃沈・5隻自沈・6隻拿捕・計27隻の艦艇をたった一度の海戦で失う。
日本海海戦(対馬沖海戦)は世界戦史上に残る大日本帝国海軍の圧倒的な勝利で終った。
海戦の勝因
バルチック艦隊の敗因は、上記の史実から読取れる他にも、同盟国イギリスから供給された情報・技術、また帝国海軍の優秀な装備、独自の新技術、弾薬、通信機、戦法、指揮統率力に水兵の高い識字率・士気・練度など艦隊決戦で直接有利に働いたのも重要な勝因。
しかし実際に優勢なバルチック艦隊が対馬海峡に到着するまでに叩かれ戦力を削がれたのは賢く優秀有能な外交官の努力による日英同盟の条約締結で同盟国イギリスやロシアと敵対する周辺国トルコやフィンランドなどの圧力や協力関係である。
戦争は軍事力の強化だけでは防げず、また同盟国の協力無くして勝利できない事が解る。
また日露戦争で極東アジアの新興国が当時国土は日本の56倍・人口3倍・歳入8倍・兵力15倍、海軍力2倍の国力差を持つ帝政ロシアを相手に勝利した事は世界中を驚かせた。
それは外交官・軍部機関による諜報活動や後にロシア革命にも繋がったレーニンを始めとする反帝政組織を工作・援助した謀略戦に拠るロシア国内の政情不安定化の結果でもあった。
何時の時代でも敵国の非主流にある側を支援するのは戦略的な常道である。
現在、中共は日本に対して、それを実行している。
日本もインテリジェンスな部分、つまり諜報・防諜機関を新たに創設して工作活動強化に力を入れ、交渉力が高く愛国心の強く賢い有能な外交官と駐在武官を育てるべきだ。
もう一つの勝因は、先ず制海権を確保し兵站補給が困難な大陸奥深く無駄に戦線を拡大せず大国ロシアが資源力・軍需生産力・輸送力などの日本との国力差を発揮する前に短期決戦で早期に片をつけて講和に持込んだ事である。
もしも、帝國海軍連合艦隊とバルチック艦隊がマダガスカル沖で海戦していたら、帝國海軍は対馬沖海戦の様に圧勝できただろうか。
日英同盟の条約締結がなければ? 黒海艦隊が合流していたら?・・・・・
過ぎ去った歴史にもしも、たられば?と言う想像はナンセンスだが考えなければならない。
大国ロシアに勝利した極東の小島国日本は急がず、背伸びせず、ゆっくり先進国を目指し、アジアの安定の為にも確りと国力を蓄え外交・軍事ともに強い経済大国になるべきだった。
包囲網
この21世紀に中国に武力侵攻する国など存在しない事は中国共産党指導部も解っている。
経済発展、人民の生活向上を第一に考えるなら軍拡を辞め国際協調し民主化を進める事だ。
だが、それは共産党の終を意味し、党や軍部高官の搾取、汚職、優遇、豪華な生活も終了。
軍拡は先軍と覇権を目論む証拠、中国共産党は人民の不満の捌け口や矛先を他国へ向けてでも党の権力維持を第一に考え、海洋権益を拡大する事で巨体を維持しようとしている。
中共の狙いは台湾・沖縄が浮かぶ東シナ海に南シナ海やマラッカ海峡だけではない。
中共の覇権拡大はインド洋上スリランカにパキスタン、豪州北部や地中海にまで及ぶ。
米中太平洋分割案を実行する為に中共は西太平洋諸島諸国への浸食を始めている。
現在の対中戦略を考えると、中国が覇権主義と侵略的野心を捨て常識ある民主主義国家になるまでは、日米同盟強化と平行し日本独自に防衛を強化して、チャイナリスク回避の為にもアジア諸国やロシアとの経済協力を推進し軍事同盟を組み、中共の軍事力による覇権拡大を押える包囲網を構築しなければならない。
武力と経済で周辺国を威嚇恫喝して覇権を拡大する中共は一党独裁と海空軍力を強化する。
日米同盟強化によるインド洋・東南シナ海・太平洋の安全保障政策が日米の国益に合致する。
海洋国家日本が同じ海洋国家の米英と同盟して大陸国家の中露を牽制する事は正しい選択。
また日本とアジア太平洋諸国が互いに強い防衛力を保持して協力、同盟関係を構築して諸国民と地域の安定平和を守る事は正しい道である。
日米同盟強化とASEAN諸国との協力深化、日印同盟や日英同盟の復活、更には軍事バランス安定の絆となるインド洋・太平洋条約機構の構築を目指すべき。
尖閣、南西諸島、台湾海峡、シーレーン防衛や自由中国である台湾の独立維持の為にも台湾との友好関係を維持し、また日中紛争や朝鮮半島有事の際に日本海側の防衛を考えれば対馬海峡の海上封鎖は必要である。
反日国であっても韓国とは嫌でも米国を挟み警戒しながら嫌嫌付き合わねばならない。
韓国の次期政権が賢ければ竹島問題は暫く保留にして日本と付合うハズ。
韓国国民は李明博の次はマトモな人格者を大統領に選んでくれ。
絶対に無理だろうが・・・
朝鮮半島は歴史を繰り返す。
歴史を見て判る通り、韓国は愚かな指導者と強い者に擦り寄る事大主義である。
朝鮮国は裏切りの民族だと言う事を忘れてはならならず、現在の韓国とは協力はしても軍事機密や技術を共有したり、友軍として宛てにしてはいけない。
韓国は金次第で日米との同盟を裏切り宗主国である中国に靡く国である。
ヨーロッパの火種、バルカン半島。 極東アジアの火種、朝鮮半島。
遠くても、近くにいる親日友好国。 近くても、気が遠くなる反日敵性国。
モンゴル帝国の元寇に始まり、清朝拡大、帝政ロシア東方征服、中ソ共産赤化南侵。
嘗て日本は強国に脅かされ統治が不安定な台湾・満洲・朝鮮半島を保護下に置いた。
古来、アジアで唯一日本だけが中国の朝貢支配に抗い属国に下らず、共産主義の浸食も堰止めて来た国である。
日本は周辺海域に眠る海底資源を開発し再び強い経済力と技術力の高さを取り戻さなければ中韓どころかアジア諸国や米国からも見限られ極東の三等国に落ちぶれる事になる。
他国の侵略を防ぐには軍事力だけではなく圧倒的な技術力と経済力で相手国をリードする。
高い意識と教育、技術力と食糧・エネルギー自給力、経済力の強さは国の強さだ。
何れ日中韓が心から信頼しアジア諸国と協力すれば、EU以上の共同体になれるだろう。
中国の国家指導者が覇権主義と領土資源侵略の野心を捨て中韓とも歴史捏造と反日教育を改め、正しい歴史事実と日本からの多大な援助を自国民に正しく伝える事だが、しかしそれは自国政府のこれまで行って来た指導や教育だけでなく自国の歴史と威信を否定するのと同じでカルト信者が自らを否定し、マインドコントロールを解く様なもので時間が掛かる。
何処の国でも愛国心を持つ事はとても良い事である。
しかし行き過ぎた思想教育による国威発揚はやがて自国の改革成長の首を絞め、国際交流や協調を欠き、ナショナリズムの暴走は他国と無用無益な摩擦を生む事にもなる。
勿論、反日の中国・韓国にも良識ある賢明な人もいる、反対に日本にもバカは沢山いる。
問題は近所の事より、先ずは日本国内のバカである。
平和と安全を謳いながら結果、国力を削ぎ他国の為に活動している連中が国会内にもいる。
中国には国家指導者がいるが、日本には指導者はいない。
日本は国民全員が国家であり指導者だ。
国民は国民の代表である国会議員・政党を見た目や美味しい言葉で選んではいけない。
国の改革とは国を破壊する事ではない、自由主義と利己主義とは違う。
国家を護り戦争をしない為にも強く賢い戦略的な外交努力が日本には必要だ。
大人の冷静な対応とは横暴な威嚇に屈して譲歩する事ではない。
柔軟と弱腰とは違う、理想や強行に物を言うだけでは賢い相手には勝てない。
常日頃から最悪の事態を想定し最悪の事態を回避し最悪の事態に備えるのが政治家の使命。
バカと紛れ込んだ外国工作員に大事な日本の将来を任せてはいけない。
賢明な日本人は日米安保反対、防衛費削減、友愛と言う横断幕に騙されてはいけない。
今日の日本はネットなどでも自由に知りたい情報が手に入る、国民は総選挙の投票に行く前に候補者や政党のHP以外の第三者が書いた情報をよく調べて見て欲しい。
これまでの候補者の言動・行動・活動・所属や支援団体をみれば思想や人柄が判る。
知らない人も多い様だが、民主政権下では、中韓朝の為に動き反日活動に参加し、公安から要注意人物としてマークされていた者を、国家の治安・防衛・外務・法務に携わるトップである大臣に任命している。
スパイを大臣にしたも同然、またシビリアンコントロールとは言えアホな防衛大臣(田中直紀君とか)では国防努力も無駄になる。
この体たらくを自分は国家に対するサボタージュ(破壊工作)だと思っている。
また企業利益の為に機密情報を売り渡して、ODAの額や領土・安全保障問題にまで口を出す商人(I.C丹羽とか)を、日本国を代表する全権駐在大使に任命するべきではない。
商社マンは何でも売る、また何を売ろうと自由だが、国まで売るな。
こんな連中を任命した政権の愚かさと、隠された意図も見えて来る。
素人の寄集め、芸人、チルドレン、ガールズにベイビーズの中に実績のある者がいるか。
国家観を持つ者が何人いるのか。
アホは、もう御免だ。
電文
「本日転機政労ナレドモ馬鹿多シ」「皇國ノ興廃此ノ一選ニ在リ、國民一投選考注力セヨ」