
南シナ海の領有権めぐり対立する中国と東南アジア諸国の緊張が高まっている。
5月2日、南シナ海の西沙諸島(パラセル諸島)周辺の海域に中国は掘削設備を搬入して、3日には掘削作業を開始、掘削地点から半径3マイル(約4.8キロ)以内への外国船の進入を禁じると一方的に通告した。
ベトナム政府は「この海域はベトナムの排他的経済水域であり、主権侵害である」として設備撤去などを要求。
中国に拠る恒久的掘削施設の建設を阻止する為に警備船など約30隻を現場海域に送り掘削設備の護衛に派遣された約80隻の中国公船と複数回衝突、ベトナム船員6人が負傷、8隻が損傷した。
ベトナム当局は中国船が意図的に衝突、放水してきたと主張、平和的手段で解決を目指すとしながらも「中国船が体当たりをやめなければ、報復もあり得る」としている。
中国外務省は記者会見で同諸島を中国固有の領土とした上で「ベトナムは国際法に違反して中国の主権と管轄権を侵犯している」と掘削を正当化した。
ベトナム当局は「中国は空からも支援させベトナム船の威嚇を企て放水砲が使用された」と述べた。
ベトナム政府は南シナ海での中国の掘削活動に強く抗議して中国海洋石油(CNOOC)に掘削設備の撤去を求めたが、中国は同諸島付近の実効支配を強めて事態がエスカレートする恐れがある。
一方、南沙諸島(スプラトリー諸島)では
5月7日、フィリピン沿岸警備隊の監視船がフィリピン南西部のパラワン島から約100kmの海上で、ワシントン条約の指定絶滅危惧種でフィリピン国内法でも捕獲が禁止されている ウミガメ 約350匹を積み違法操業を繰り返していた中国の密猟漁船を拿捕、中国人船長ら11人を逮捕した。
中国政府はフィリピン政府に対して「中国は南沙諸島周辺海域に争いようのない主権を有している」と主張し、乗組員と船を直ちに解放するよう要求。
また「フィリピンには、二度と如何なる挑発行動を行わないよう再度警告する。」と述べて中国政府は現場海域に海警局の公船を派遣したことを明らかにした。
中国漁船による領海侵入と密猟は南シナ海や東シナ海だけではく、日本海や小笠原諸島周辺から伊豆諸島までやって来て乱獲している。
当然、これらの中国漁船の中に紛れて周辺国領海内の水深や潮流、底質などに加え防衛監視体制を秘かに調査、スパイする情報収集工作船もいる。
これまでも中共は計画的に海洋資源紛争を起こし、外交と政治の手段として利用して来た。
5月15日、フィリピン外務省は南沙諸島のジョンソン南礁(中国名・赤瓜礁) を中国が今年に入って急速急激に土砂を大量投入して埋立てていることに憤慨、写真を公開した。

フィリピン政府は「ジョンソン南礁はフィリピンの領域内で中国の行為は国際法に反する」と、中国を非難して今月ミャンマーで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議の場で非公式に加盟国に問題を提起し、中国に強く抗議した。
中国政府は「南沙諸島は自国領であり何を造ろうと中国の主権範囲内」と抗議を無視した。
中共は大陸から航空支援が届かない南沙諸島に軍用航空基地建設を一方的に強行する。
現在、中共はアジア太平洋での覇権拡大を目論み軍拡を推し進め、東南アジアの弱小国に対して誇大な武力と経済力で脅し高圧的な侵攻を行い周辺諸国と衝突を起こしている。
中共の軍事力重視、国際条約・契約軽視の歴史は今に始まった事ではない。
中国は昔から法も約束も守らない国である。
国家資本主義の導入で経済成長して世界第2位の経済大国となり益々強欲横暴になった中共は 南シナ海全域で無茶な領有権を主張し、経済と軍事力に物を言わせベトナムやフィリピンに対して優勢な武力で威嚇しながら南シナ海の実行支配を強行している。
国連海洋法条約に基づき設定されるEEZ 排他的経済水域は自国の基線から200海里だが、問題の掘削リグはベトナムのEEZ内に約60海里、密猟漁船はフィリピンのEEZ内に146海里も入り込んで拿捕され、航空基地を埋立建設しているジョンソン南礁も明らかに中国領ではない。

中共の主張は「南シナ海も東シナ海もぜ~んぶ自分の物アル。」と言ってるのも同然。
中共よ、欲張るにも程があるだろ。
呆れても物は言わなければならない、日本に関係ない他人事では済まされないことだ。
台湾・バシー海峡からマラッカ・シンガポール海峡に至る南シナ海は中東からの石油、東南アジアやアフリカから天然資源の輸入に頼っている日本にとっても海上輸送の生命線で安全を確保しなければならい重要な海路海域でもある。
東南シナ海からインド洋、紅海に至るシーレーンの自由な航行は日米の安全保障対象。
現在、外洋志向を持ち始め増強を続ける中国海軍は水深が浅い東シナ海から太平洋への直接出入口を常に監視され頭を抑えられているが、戦略ミサイル原潜が水深の深い南シナ海から太平洋に出れば米海軍の攻撃型原潜に追尾されず米国本土を直接狙える位置に着ける。
また対米戦に於いて海軍力が圧倒的に勝る米国の海軍力を削いで優位に少しでも大陸に遠い海域で海戦に持込む為には南シナ海の制海権確保が必須となる。
中共は経済軍事大国に対しては臆病だが、弱小国に対しては容赦なく武力で脅し恐喝する。

歴史を捏造し、国際条約を破り、司法を捻じ曲げ、人や船舶を拘束して人質にもする。
自分の物は自分の物 他人の物も自分の物。
中共は軍事力の後ろ盾の無い外交や話し合い、司法の裁定が通うじる相手ではない。
南シナ海の横暴を黙って見逃せば、東シナ海の尖閣、沖縄、台湾に対しても行動を始める。
今そこにある危機
中共は海洋資源だけに及ばず、南シナ海全体を中共軍の制海空権下に置く為に動いている。
中共の南シナ海・東シナ海全域の制海空権制覇の侵攻は今、始まった事ではない。
計画好きな一党独裁国家は10年20年の長いスパンで侵略計画を立て粛々と実行する。

一見、突発的にも見える行動も計算尽くであり、中共は薄く弱くなった力の隙や安全保障の空白部分を透かさず突いて来る。
ダルマさんが転んだ。・・・・・・匍匐前進。
知らぬ間にジワジワ忍び寄り、見つかれば開き直り、引けば押し他国が慣れるまで待つ。
最初は灯台、避難港、宿泊施設、無線、気象レーダー、冷凍倉庫、漁業基地、民間人を守る名目で海警に解放軍を駐留させる。
先ずは侵入占領して後は国内問題だと突っぱねるのが中華帝国主義の侵略兵法だ。
黙って放置していると気付いた時には、小さな洗岩どころか海域まるごと全部盗まれる。
中共の狙いは台湾・沖縄が浮かぶ東シナ海に南シナ海やマラッカ海峡だけではない。
中共の覇権拡大はパキスタン、ミャンマー、インド洋上スリランカにマダガスカル、豪州北部や紅海入口のジブチ、アフリカ、地中海にまで及ぶ。
米中太平洋分割案を実行する為に中共は先の大戦中に大日本帝國陸海軍が米豪分断に嘗て立案計画した「FS作戦」を踏襲するソロモン諸島、ニューカレドニヤ、フィジー、サモアなどのミクロネシア・メラネシア・ポリネシアの西太平洋諸島諸国への浸食を始めている。
普段から後進国へ経済や軍事援助交流を行い反対発言力を削ぐのも中共の長期計画。
貧困弱小な後進国を力と金で黙らせ港湾施設を接収する。
中共は周辺国や海域への領土領海拡大の侵攻計画を絶対に諦めない。
だが綿密に計算された故に中共の計画的な行動は予想し易いとこれまでにも書いてきた。
中共の計画遂行に東シナ・南シナ両海域を重要な生命線とする日本と自由な経済圏とアジアでの行動の自由を確保したい米国に拠る日米同盟の抵抗対抗が大きな障害となる。
これが海洋覇権と外洋進出を目論む中共が日本を敵視して反日排日・反米反基地工作に励む理由と要因である。
中共の計画的な覇権拡大はロシアの隣地ウクライナに於けるプーチン政権の既得権益維持や同化政策とは、全く比にはならない広域に及ぶ。
今、中共の野望を挫いておかねば、やがて世界は取り返しの付かない状態に陥るのは必至。
日米欧州はウクライナ問題でロシアを追い込み孤立させても再び中露を政治的・経済的・軍事的にも親密に接近させないよう注意すべきだ。
ベトナムでは一般市民が「侵略者中国打倒!」を叫び、ホーチミンやハノイ、ダナンなど各地で反中デモが起きて在外フィリピン人達も世界各国で領土侵略に対する反中抗議デモを行っている。
しかし脳ミソまで平和な日本では尖閣諸島や沖縄の侵略を進める中共に対する反中デモではなく、
日本政府に対して集団的自衛権の反対抗議や同盟国の米軍に日本から出て行け!と太鼓叩いてドンチャン騒ぎのとんデモを外国勢力の洗脳と左翼の煽動されたアホが今日も元気に行っている。
ベトコン NVAは強い。
彼らは深い熱帯ジャングルと泥濘をホーチミンサンダルで駆け抜け、掘り廻らせたトンネルに潜み、降り注がれる枯葉剤とナパームの雨に耐え、ネズミを食いながら餓えを凌ぎ、物量に物を言わせる米軍との戦い勝利した。
ソビエトから軍事支援を受けていたホーチミンを是としないが、彼は共産主義者である前に愛国者であり、南ベトナム政府政権は腐敗しベトコンが蜂起、内戦を起した。
嘗て旧日本帝國軍の頭痛の種であった援蒋ルートの如く北ベトナムからラオス・カンボジア領内のジャングルや山岳地帯を通過する兵站輸送路ホーチミン・ルートは米軍を悩ませた。
ベトナムは8年に及ぶインドシナ戦争を戦い抜きフランスから独立を勝ち取り、更に米国とは10年も戦い続け列強を追い返してカンボジアのクメール・ルージュを駆逐、ポル・ポトを支援して6倍の兵力で攻め込む中共の人民解放軍にも負けなかった。
領土、自由とは命の上にあるもの。
主義思想や国を問わず 祖国の為に命を捧げ勇敢に戦った将兵には敬意を持つべきだ。
しかし中共は賢い、フィリピンのようにベトナムやミャンマーにも時間を掛け経済で縛り、経済制裁という武器を手に入れている。
またベトナムが強かったのはジャングルや山間部での陸戦であり、艦艇の優劣と数が勝敗を決する海戦に於いて、ベトナム軍が中共海空軍に勝利する事は困難である。
中越戦争当時とは違い、機を見て実力侵攻を開始した中共にベトナム一国だけでは立ち向かえず、国連が機能不全に陥っている現在、日米とASEAN諸国の協力を必要としている。
静かなる浸食
「世界2位の経済大国中国は無茶しない。」「日本が挑発しなければ中国は何もしない。」
「尖閣は挑発した日本が悪い、戦争は始まる前に判るから、それから考えても遅くない。」
・・・・・アホか。
何の保証能力もない奴らが、無責任な嘘つくな。
第五列、左翼は反戦を名目に自衛権と防衛力の放棄を謳い、平和、命、安全、非武装中立と叫び、マスコミ、教育界、デモ、基地訴訟など、あらゆる手段を使い日本の防衛力を削ごうとする。
反対派が普天間基地の危険性より、完全撤退や県外移設を叫ぶのは既に中共が支援する左翼に拠る日米離反工作は沖縄で着実に成果を上げてる証拠。
平和や人権、環境保護を言いう団体が、北朝鮮の核ミサイル実験や拉致問題、中国の領海空侵犯に密猟乱獲や珊瑚礁の埋立は黙り込むから判り易い。
沖縄から基地を追い出し、太鼓と拡声器で平和は維持できない。
県外移設、沖縄から米軍基地を無くせばどうなるのか。
アホでも判る中共の思う壺。
殺してでも奪い盗る気満々でやって来た武装強盗に対して、「私達は丸腰だから撃たないでほしい、盗まないでほしい、話合えば分る。」と言っても、強盗は仕事をやめない。
右肩を撃たれたら左肩を差し出せと、
通州事件を知らぬ者、見ない振りをする者が言う。
突然、外国兵に玄関扉を蹴破られ、大切な嫁や娘が連れ去られてから気付いても手遅れだ。
敵が表向きは条約を守るべき正規軍であっても戦場で相手の都合に合わせ容赦などしない。
他国から侵略を受ければ家族が如何に悲惨な運命を辿る事になるのか。
日本人は知らな過ぎる。
「無抵抗なら殺される事はない、強姦や残虐行為もない、言う事を聞けば強制労働もない」
歴史と現実を見よ、如何にオメデタイ考えだと言う事が判るだろう。
時に中国共産党の私兵がクメール・ルージュより残虐な事をチベットの人々は知っている。
大戦後、中国共産党は自国の人民を思想権力の為に中国国内だけでも6,000万人以上を殺戮し、粛清を繰り返して来た人命軽視の悪党である。
左巻が信奉する共和国は「地上の楽園」などではなく、刈り上げ君の絶対君主先軍制王朝であり、中国は一党独裁、習近平は笑顔で自転車に乗る人民服の優しいオッサンではない。
一見、汚職腐敗を正す高級党員軍人の摘発処分は人民の目眩ましで政敵と派閥潰す粛清。
習近平は文革で大粛清をやった爺のアップグレードバージョン、毛沢東Mk.Ⅱだ。
日本国内の親中派は中国の現状を理解せよ。
もはや中国は東方紅を合唱する貧しい第三世界の共産主義国ではない。
国家資本主義をやっている中共は中華思想を掲げ、内外を金と力で牛耳ろうとして人口経済と軍事力をひけらかす巨大マフィア組織である。
「中国は将来巨大になっても覇権は求めない。もし中国が覇権を求めるなら世界の人民は中国人民と共に中国に反対すべきである。他国を侵略、圧迫、搾取などすれば中国は変質であり、社会主義ではなく打倒すべきだ。」と、ソ連の覇権主義を批判した共産主義者 鄧小平の大嘘、騙し文句。
鴨緑江を渡り中国人民義勇軍に50万以上の戦死者を出した毛沢東より、習近平は狡猾だ。
利用価値が衰えた北朝鮮より経済成長した韓国を取込み日米韓の同盟関係を崩そうとする。
共産圏の支援も無い今の中共は最初から全面戦争を仕掛ける確率は低いが局地侵攻はやる。
ベトナムも共産党一党独裁の社会主義国家だが、同じ共産圏である中共に侵略されている。
主義思想信条宗教は他国からのミサイルや弾丸はおろか、政治的外交交渉の楯にならない。
平和と国家の存続に思想主義など関係なく、独立主権国家である為に権利となる他国からの侵略を抑止する軍備兵力が必要である事を自覚すべし。
アジア諸国との同盟関係深化
世界の歴史を検証すれば如何に同盟関係が重要なのか理解できる。
アジア極東の新興小島国が日清・日露の戦役で大国に辛くも勝利して太平洋戦争で大敗した要因は国力兵力だけではなく、他国との同盟関係にある事を日本は身を持って証明した。
フィリピンのスービックとクラーク両米軍基地撤退直後に中共が始めた強引な侵略を見よ。
中共の工作員と左翼が米軍を追い出したが、フィリピン国民は再び米国に助けを求めた。
「I shall return 」 そして米軍は、フィリピンに戻って来た。
28日、米国・フィリピン両政府は新たに国防協力強化協定に調印、米海軍は南シナ海の要衝であるルソン島中部にあるスービック湾、空軍はクラーク基地へ、それぞれ回帰駐留する事が決定した。
これまで日本もフィリピンの沿岸警備隊に海上保安官を送り、10年以上にわたり法執行機関の隊員としての育成に携わりODAなどで巡視船も提供して来たが、今年から更に10隻が供与される。
ルソン島の西220km フィリピンのEEZ内に位置しながら中共に実効支配されている スカボロー礁の埋立基地建設は絶対に阻止しなければならない。
スカボロー礁はスービック、クラークの両基地を対艦ミサイルの射程と攻撃機の行動範囲に収めるだけではなく、南沙・西沙諸島と合わせ3点の基地の存在は南シナ海全域を中共軍の制海空権下に置かれることになる。
だが後進国故に親米フィリピンでさえ政府大統領が再び左傾化すれば中共に靡く事になる。
この状況下、アジア諸国にとっても日米同盟強化は望ましいが、オバマ民主党政権を見ても解かるように米国が自国の経済利益を最優先にする事は当然で中共に対して融和的である。
武力と経済で周辺国を威嚇恫喝して覇権を拡大する中共は一党独裁と海空軍力を強化する。
やがてオバマ政権も中共の増長に気付き、東南アジア諸国の不安を払拭する最低限の政策をとり日米同盟とアジア政策は再び重視される。
南シナ海に於ける中共の身勝手且つ軍事的な不穏な動きに危機感を持ち始めた米国議会も重い腰を上げ、米海軍は警戒監視体制を強化し南沙諸島の中共軍を牽制する。
だが米国は国力や国内世論の対外政策への支持力が低下して共和党政権下でも冷戦時代のような強力な軍事的カバーは期待できず、日本にも自主防衛能力の強化を求めてくる。
日米同盟強化によるインド洋・東南シナ海・太平洋の安全保障政策が日米の国益に合致する。
海洋国家日本が同じ海洋国家の米英と同盟して大陸国家の中露を牽制する事は正しい選択。
また日本とアジア太平洋諸国が互いに強い防衛力を保持して協力、同盟関係を構築して諸国民と地域の安定平和を守る事は正しい道である。
日米同盟強化とASEAN諸国との協力深化、日印同盟や日英同盟の復活、更には軍事バランス安定の絆となるインド・太平洋条約機構の構築を目指すべき。
敗戦国日本の武装を解除して日本国憲法を草案しながらも朝鮮戦争勃発で警察予備隊を編成させ日本を再武装させた GHQのダグラス・マッカーサーは集団的自衛権の行使は合憲で後に日本は行使する権利があるとした。
集団的自衛権とは
集団的自衛権とは、他国から武力攻撃を受けた場合に直接攻撃を受けていない第三国が協力して共同で防衛できるという国連加盟国に認められている国際法上の正当な権利である。
集団的自衛権は国家間の相互防衛援護協力による共同生存の権利だが、世界中で日本一国だけが権利の行使を躊躇し放棄している。
例えば共同海上警備に於いて隣の友好国の海軍艦艇が攻撃を受けボコられていても、日本の艦艇が直接攻撃を受けるまで反撃もせず突っ立って見ているのか。
陸上の国連PKO活動に於いても近隣のキャンプ若しくは移動中の別隊列が武装民兵に包囲攻撃されても日本人が攻撃されなければ自衛隊は他国部隊と難民を見殺しにするのか。
自分が危ない時に支援協力を求め、友好国が危ない時は助けない身勝手な平和主義で金銭と口だけで済ませようとする卑怯な国は同盟関係を築けず、国際的にも信頼されない。
日本はPKO部隊を戦闘地域へ派遣しない方針で事前に調査検討し安全地帯と認定されても攻撃を受けた瞬間に戦闘地域となる故に現場指揮官の判断で応戦や僚軍支援を許可すべき。
「日本に軍隊は要らない、日本が侵略されたら国連軍が介入して助けてくれる。」
現在、中立性を欠き母国への利益誘導と自己保身や権力拡大に走る無能な事務総長と拒否権を振り回す中露が安保理常任理事国を務める国連は機能不全に陥っている。
また日本が侵攻され国連軍が動くという事は他国の軍隊を日本の為に戦わせることになる。
他国の若い兵士達が日本を守る為に血を流して戦い、命を落としても日本人は平気なのか。
自国の平和は他国の血や恩情から与えられるものではない。
現実を無視した左翼が国際海上交通の安全の為に海賊対処活動に対する自衛隊の派遣を強行に批難反対しながら、ピースボートの航行護衛を要請した事は身勝手で偏狭な都合主義だ。
朝鮮半島の有事にはSM-3艦対空弾道弾迎撃ミサイルを搭載する日米のイージス艦が日本海に展開して共同で北朝鮮の弾道ミサイルから日本国民を護る。
日本国民を護る同盟国米艦の防護を日本の自衛隊が行う事は当然ではないのか。
また日本の同盟国の大都市に向かい多くの市民の生命を奪うと判明した弾道ミサイルを同盟国からの要請があれば、人道的にも日本は阻止、防御迎撃すべきであろう。

日本に味方する同盟国や友好国の市民や将兵を判っていながら見殺しすることはできない。
何も丸腰で守れと言っているのではない。
守れる装備体制を持っているなら防御すべきだと言っている。
有事の際に憂慮されることは同盟軍の戦略戦術上、集団的自衛権を行使する部隊と行使できない部隊との共同防衛戦に於いてエリア分担した場合も混成展開した場合でも同盟軍の防護反撃力は半減されるという欠陥。
敵の航空機や艦艇は集団的自衛権を行使する部隊を先に攻撃殲滅して兵力を削いだ後に僚軍への攻撃を黙って見ていた残存部隊を順次攻撃するのは常識的な戦略である。
歴史を見れば判るように現在に於いても有事の際の同盟国や友好国との相互支援と協力関係は国の存続に重要で集団安全保障は必要不可欠となる。
集団的自衛権は戦争する為ではなく、友好国と共にアジアの安全と侵略戦争を抑止防衛する為に必要な権利であり、地域の一員としての国際的な責務でもある。
また対象国や適応範囲は議会で決定するもので他国の営利戦争に追従する必要はない。
仮に停戦中である南北間で朝鮮戦争が再発し日韓の同盟国である米国が直接参戦しても日本が邦人救出や復興支援以外で朝鮮半島に派兵する必要などない。
これはイランやウクライナでも同じことで日本は仲裁や抗議、経済制裁を行う事はあっても軍事的な参加や協力は拒否できる。
「NOと言える」公平対等な同盟信頼関係には、寧ろ双方の集団的自衛権が必要になる。
世界有数の経済先進国となった日本は先の大戦で迷惑を掛け、協力してくれたアジア諸国の平和と安定、発展に貢献するという役割から逃げてはいけない。
集団的自衛権は最悪の事態に備え、国防に必要な友好国間の集団的な共同生存の権利であり、国際法上、国連全加盟国に認められている正当な権利を日本だけが放棄する必要はない。
有事の際に当然必要な権利を自ら放棄する事は無責任且つ武力侵略に利する行為だ。
反日をやる韓国でさえ軍部は北朝鮮による脅威から日本の集団的自衛権を容認している。
東シナ海の尖閣などに於ける日本の領海への侵犯には海上保安庁の警察権で対応する。
だが海上民兵や便衣兵、武装工作船による侵攻に海保の警察能力だけでは限界がある。
「治安から防衛」に「個別から集団」に切り替えをシームレスに行える法整備も必要。
攻めんとする敵に対し時間的な隙や法的なウィークポイントを態々知らしめるのは愚かだ。
「憲法9条」は あらゆる外敵にとって日本の防衛力を無力化する最強の兵器になっている。
戦後、日本人は憲法9条に縛られ、9条が有ったから戦争をしなかったのではない。
日本人が平和を愛し、日米安全保障条約に拠る核の傘と海上保安庁や自衛隊、米軍に守られていたからで、私達が毎晩、枕を高くして眠れるのは誰かが起きて護っているからだ。
現在、中共が日本に全面戦争を仕掛けて来る可能性は低い、それは現在の国際世論と日米と中国の経済と軍事バランスの結果であって憲法9条が有るからではない。
「憲法9条」が有れば戦争にならないと思うな、平和と安全はタダではない。
9条の解釈の変更や改正は日本を戦争する国にするのではなく、侵略させない国にする。
9条の全てを無くせと言っているのではない。
自衛隊法も改正し自衛隊の潜在能力と個別自衛権も充分に機能させよと言っている。
尺余の筒は武器ならず 寸余の剣何かせん。
今日現在の自衛隊のことである。
言うまでもなく米国は世界の正義でも警察官でもない。
自国益を優先し国策に拠って軍事介入してきた国である事など誰でも知っている。
先の大戦で日本は米国をはじめとする連合国との植民地争奪戦に敗れ、完膚無きまでに叩きのめされたが、アジアを侵略し植民地化していた欧米列強に正義があった訳ではない。
大戦後、日本は西側先進国の一員となり、現在も米国の安全保障同盟国である。
日本は米中の間を泳ぐ韓国のような事大主義、蝙蝠外交はやらない。
日米が安全保障上の利益が一致し同じ民主主義の価値感を持つ限り同盟関係を維持する。
「NO」と言える日本には最低限、保護国から自律し自国を護れる防衛力と法整備が必要。
左巻は米国の犬だと安倍政権を批判して集団的自衛権を徴兵制や海外派兵と直結し喚く。
常に日米同盟を批判し反対するが、反米左巻は安全保障に対する具体的な対案は示さない。
「侵略されぬような対話が政治家の仕事だろ。」
と無責任に政治家だけに安全保障を擦りつけるな。
紛争戦争など武力行使に至らぬように政策を執り、外交交渉を尽す事は口にせずとも当然であり、常日頃から最悪の事態を想定し最悪の事態を回避し、最悪の事態に備えるのが政治家の使命。
「徴兵制復活、お前が志願しろ!」「お前が戦争に行け!」「自分の子を真っ先に戦地に送れ!」
とバカが言う。
「お前らら戦争がしたいのだろ!」・・・
今の日本に戦争したい者などいない。
外国から支援を受ける国内の左翼は、日本ら永世中立国スイスを見習うべきだという。
スイスは国民皆兵が国是であり、徴兵制度を採用している事は無視するのか。
同盟を破棄させ米軍を日本から追い出すなら日本は一国で守る覚悟と装備兵力が必要だ。
しかしながら現代の航空、海、陸戦に於いて兵員数が兵力の全てではなく兵器や装備による戦術が優劣を決する為、兵役義務よる徴兵よりもハイテク兵器と使いこなす専門技術と知識を持ち語学にも堪能な錬度と質の高い志願職業軍人が必要となる。
また先の大戦のように外地占領と防衛を日本が行う事もなく、現代兵器の破壊力や国際情勢からも長期消耗戦には至らず、同盟関係強化はそれを防ぐ為でもある。
徴兵制度は必要ないが、国民の国防への理解を深め、防災や救命知識を高め備える事は悪い事ではない。
有事の際、予備役として国内の災害派遣や治安警備や後方支援の不足を補う事ができる。
また左巻は己の尺度から集団的自衛権行使を認めれば志願者は減り退官者が増えると喚く。
事に臨んでは危険を顧みず、身をもつて責務の完遂に努め、もつて国民の負託にこたえる。
服務の宣誓を行い高い志を持ち日々厳しい訓練に励み、祖国を護る自衛官をバカにするな。
日本国自衛隊
百年兵を養うは、何の為か。
愛する家族や国を護りもせず、他国に侵略された時、自衛に反対し戦う権利を放棄する者が日本の子供達の為に何をしてくれるのか。
沈む船から乗客を見捨て救助もせず、真っ先に逃げる何処かの臆病で卑怯な船長と同じだ。
いざという時、家族や友人の危機に戦えない、戦わない者に平和を守る事などできない。
自分は必要とされ呼集されれば何時でも再び海に出る。
戦うも亡国、戦わざるも亡国、戦わずしての亡国は魂までも喪失する永久の亡国である。
今の日本は国連会議場を退席したりしない。
日本国民も文官も戦争を望まない、また自衛官も平和を望む日本国民である。
日本の防衛力強化は戦争遂行の準備などではない。
日本国自衛隊は侵略戦争をさせない為にあると知れ。
We had a Fleet in Being、they would not dare make an attempt。
強固な防衛力、優れた艦隊は戦わずして存在する事で、国の安全を保障するべきもの。
強く優秀な不戦艦隊は今日現在の日本にも必要である。
本日も中国中央電視台CCTV東京中継局は強い電波を流している。
「ベトナムの船が中国船の針路を遮るように見えます。」って
また報道ステーションの馬鹿コンビが恥ずかしげもなく真顔で解説していた。
アホか。
両船の航跡を見れば中共が針路変更しベトナム船に体当りしているのは一目瞭然である。
中共は寧ろ組織的に体当を指示して一、二隻のベトナム船を沈めてでも強い意思を見せ、この海域からベトナムを退かそうとしている。
尖閣での中国船の巡視船体当り事件や
護衛艦「おおすみ」衝突事故でもバカを言い続ける左巻き。
「ベトナムもフィリピンも中国を排除せず、取り合いじゃなくてお互い共有しようよ」
なら古舘よ、お前の銀行通帳にキャッシュカードや家も家族も外国人強盗に共有させろ。
ハノイやマニラに行って、同じ事を言ってみろ。
お前らは中共の本質を理解できない生まれつきバカのか、それとも金で買われているのか。
中共が主張する海域、国際法である排他的経済水域を無視した無茶苦茶な境界線を見よ。
奴らは「軒を貸して母屋を取られる」どころでは済まない、「岩を貸して海を盗られる」
一つ小さな岩を許せば、周辺の制海空権と海洋資源は根こそぎ盗り、借りた物は絶対に返さない。
他人の物を自分の物だと言い張るのが中共である。
「集団的自衛権を何故、急ぐのでしょうか?議員削減とか税金や社会保障の問題とか」
「外交や安全保障の問題より先にやって貰わなきゃいけない事があります。」
外交安全保障には相手国があり、世界の情勢変化も激しく後回しにしてよい問題ではない。
バカと売国のハイブリッドは毎回、毎回、全国放送でアホな事を言うな。
アホな売国党を全力応援した、お前らは何処の国の放送局だ。
トイレ貸して全財産を取られるアホである。
歴史を再検証しようとすると邪魔する。
憲法9条を改正しようとすると邪魔する。
解釈を時世に合わせようとすると邪魔する。
日本と周辺の平和を守ろうとすると邪魔する。
他国と同盟関係を強化しようとすると邪魔する。
日本独自に防衛力を強化しようとすると邪魔する。
自給効率の高い、エネルギー資源政策の邪魔する。
周辺弱小友好国の装備を支援しようとすると邪魔する。
覇権侵略国に経済・外交的制裁しようとすると邪魔する。
日本が国連平和維持活動に参加しようとすると邪魔する。
日本が国連海賊対処警備活動に参加しようとすると邪魔する。
日本が国連安保理事会の常任理事国になろうとすると邪魔する。
何時も売国対日捏造工作プロパガンダ新聞の頭の中は日本を弱体させる事でいっぱいか。
お前らは北京で壁新聞でも書いてろ。
左翼政党は集団的自衛権は危険だと喚くが、中共や北朝鮮の危険には一切口を閉ざす。
米国はベトナムやイラクへの侵略戦争をして来たと批難し中共によるベトナムやチベット、ウィグル、ブータン、インドなどへの侵攻の歴史は言わない。
靖国神社に参拝するな、日本兵は残虐略奪行為を行い慰安婦を軍が強制的に徴用したと捏造して家族や国の為に戦い亡くなった方々を愚弄し貶める。
自衛隊を税金泥棒の人殺しと罵りカンボジアやイラクに行くなら「自衛隊は丸腰で行け!」と言ってた奴らが都合に合わせ「自衛隊員達の命がー!」って心にも無い事を言うな。
嘘ツキどもには吐き気がする。
昼夜問わず身を挺して国民を護る自衛官も海上保安官も人の子や親であり日本国民である。
亡くなってもよい命など一つもない。
真に彼らを犠牲にしたくないと言うなら日本やアジアの平和を脅かしている無頼国を利する日本の防衛力と戦争抑止力を削ぐような活動を止めよ。
自分は親米、欧米追従主義でも国粋主義、排他主義、民族主義、軍国主義、右翼ではない。
中共指導部が悪いのであって、中国人民の全てが悪い分でもなく、嫌いでもないし憎んでもいない。
以前も書いたが、日本と中共の間にホットラインは無い。
中共は周辺国や海域への領土領海拡大の侵攻計画を簡単には諦めない。
勿論、外交による解決が最優先であるが、欧米とは違う中共の本質を見誤ってはいけない。
今すぐには全面戦争を仕掛けて来ないが、対日戦を視野に入れ粛々と準備周到する中共に対して日本は防衛力や経済力と共に法的にも力の隙を与えず、早急に侵攻抑止力を高める必要がある。
開戦準備を整え中国と戦争しろと言っているのではない。
中共におかしな妄想を起こさせないようにせよと言っている。
例え武力粉争に至っても現代のアメリカ人や欧州人は最後まで核兵器使用に躊躇し反対する。
核武装に熱心な中共と北朝鮮は己党存続の為なら核兵器を躊躇なく使いたがる輩だ。
チベットやウイグルの人々、中共、北朝鮮の左翼に煽動された無知な人民の末路を見よ。
周辺国に攻め入り、自国民を粛清し大量虐殺を行って来たのが、共産主義者の真の姿だ。
一部指導層が先軍政治を行い労働者階級を統制搾取しているのが中共、北朝鮮の実態。
特権階級が繰返えす搾取と市民に行う弾圧に中国国民ですら腐敗した共産党を憎んでいる。
日本の対中共ODA、これまでの総額3.6兆円。 何時まで続けるつもりなのか。
世界第二位の経済大国になり軍拡を進める中共に毎年300億円を援助する価値はない。
もう、そろそろ日本に砲身を向ける中共に弾を送るのは止めよ。
アジア諸国とは特定アジアの反日国だけではない、多くの国は日本に期待と親近感を持っている。
中共の他に日本の経済技術援助を必要としている国々がアジアには沢山ある。
「集団的自衛権は兎に角、危ない、日本は戦争できる国になり地球の裏側まで戦争に行く」
基地外か。
危ないなら、己の車だけ定員を1名にして速度リミッターで時速30キロ以下に制限しろ。
自分だけが車に乗らなくても事故は起こる、また安全運転を心掛けても100%安全な道路はない。
憲法タリバン9条信者よ、
拝んでいて平和が保たれる、国が護られるなら、自衛官どころか国会議員も必要ない。
人には思想や物事に好き嫌いに恐怖もある事は当然だろう。
天皇制であったり、資本主義、憲法、靖国神社、国旗、国家、旭日旗、日本、日本人、日本の歴史、政治、経済、通商、外交、社会保障、教育、医療、福祉、食糧、資源エネルギー、防災、治安維持、領土保全、安全保障、秘密保護、自衛権、自衛隊、自衛隊の国際貢献、核武装、同盟、在日米軍、オスプレイ、親日発展途上国援助、空港、新幹線、工場、廃棄物処理場、発電所、原子力に鼻血。
国民全員が一致する政策などない、あれもこれも嫌と言うは自由だが、自ら検証し将来や現実世界を考慮せず、何でも不要反対と無責任に喚くのは止めよ。
原発停止による日本の損失毎年数兆円であり、電気代、燃料代、雇用、給与、物価として一般家庭にも振り掛かり、日本の経済成長の足を引く。
ウクライナ危機を見よ、日本の反原発派が聖書の様に提唱していたドイツの電源エネルギー政策はフランスと地続きでなければ破綻している。
原発反対を叫びながら経済や雇用、景気、賃金、税金に不服を言い、海外からのエネルギー資源に頼りながら、シーレーン防衛や領土保全に必要な集団的自衛権には反対し安全保障には無責任。
日本の生命線の海上輸送路上に敷設された機雷から商船を護る掃海作業さえ反対する愚者。
通商が破壊され生活を脅かされ、海上輸送に従事する船員は死んでもよいと言うのか。
平和と安定、生命を守れと言いながら、海賊対処活動や機雷掃海に反対する頭がわからん。
化石燃料を大量消費しながら環境破壊を批難し、代替エネルギー開発研究は他人任せ。
日本の国土内からガンガン天然ガスが沸きだせば原発は減らしても良い、世界中が核兵器を廃棄し通常兵器武装も解除、中共が覇権侵略を止め、北朝鮮が民主主義に変わり軍を解散、朝鮮半島から反日利用が絶滅すれば日本は自衛権を行使しなくても済む。
左翼は原発と核兵器廃絶を叫ぶなら、日本に被害を及ぼす危険な老朽原発と核ミサイルの照準を日本に合わせている中朝にも抗議しろ。
偽りの平和と見せ掛けの安定に溺れ、日本に仇なす国を利するだけの反対は日本とアジアの平和の為ならず。
強い経済力と資源エネルギー自給力は国力であり、通商、経済関係は間接的な戦争抑止力となり、同盟関係や防衛力と共に国の安全保障を担う。 と、これまで幾度も書いてきた。
一つ、一つの物事を切り放さず、日本人は勇気と知恵、知識を持って広い視野で世界と日本の現実を見て近い将来の事を考え選択してほしい。
国境の島からの声。
「NO」と言える日本
国防軍を創設せよ
Patriot Games 5 「防空識別圏」