
10月12日 当部隊は
笠岡モガディシオ空港を強襲。
空港奪取の目的は制圧占拠した滑走路でのスクランブル発進と空戦訓練、多国籍軍合同演習の参加。
前回の演習から自分の機体A4 B7 Quattroはタービンを Garrett GTX2863R から GTX2867R にコンプレッサーをワンサイズUP、フラップレスIE製インマニ、エアクリ、ターマック専用にホイールを9J 幅に兵装を転換している。
仕様変更後のECUのセッティング、MAP見直しデータ取りの試走の意味もある。
当日
tigerひで機R32と
虎狛機400E、Mikkola機は山陽道SAで合流 3機変態で目標に向かう。
0800に三木SAで合流し自分が編隊先頭の超低速飛行で空港到着は1100になった。
当部隊唯一の外国人枠である サモア出身のパイロット
SCA6機 ブラックホークは休暇帰省していた九州方面から飛来し直接、笠岡モガディシオ空港に強行着陸していた。

笠岡モガディシオ空港の滑走路は全長800m C-130も離着陸空挺作戦可能な空港である。
エプロンには純国産機からランボルギーニや軽ナンバーまで多国籍多様な機種が集まった。
当部隊所属各機のスペック
虎狛機 Mercedes W124 400E ワンオフ可変吸排気・ファイナル変更・ブレーキ強化
SCA6機 Audi A6 Quattro 3ℓ V6 スーパーチャージャー・ECU・吸排気・ブレーキ強化
tigerひで機 VW Golf R32 ハイカム・エキマニ・ECU・DSG・吸排気・ブレーキ強化他
R32 vs A6 Quattro SC R32 vs 400E 爆音対決
ひでさんのR32、フライング勝ちか。
このオッサンは何時も相手より先にスタートしてるように見えるんだがw
車の速さは排気量や馬力だけではない。
虎狛機400Eは御知り合いの500Eと対決して変わらぬ速さ、良い勝負をした。
特にゼロヨンではギヤ比や重量が排気量以上に影響する。
自分は久々に見たカッコいいAudi R8のソフトトップに鼻クソをつけようとしてオーナーの情次さんに見つかってしまったw
何時も御世話になっているクリニックの看護婦さん夫妻も来られてたのでお話をした。
A4 Quattro vs R32 車内の会話は運転手のtigerひでさんとポリネシアンSCA6ちゃん。
「うわ~黒煙や~臭いわ~」 「グゥわ~ ディーゼルカーの臭いがします」って・・・・
おい!聞いてないと思って二人ともボロカス言うなよ。
A4はインチキECUマップのTDIじゃない、セッティングが間に合わず仕方ない。
ひでさんは思い切りインチキスタートの常習 フライングフィンw
なんで信号機があるのに、いきなり手合図発進するねんww
こら!オッサン、先にアクセル踏んでから手を降ろしてニヤケてるやんwww
やばい・・・ウハハハーやっぱり途中から加速して来たなぁハハハー って確信犯やろ~
フェイント掛けられて焦る。
これまでずっと無敗連勝してきたR32に負けるところだった。
「ゼロヨン向きじゃないっすねー」 「ブースト掛るの遅いぞーハハハハハー」って
それを言うな。 当人が痛いほど一番よく分っているOrz。
A4 Quattro 直4直噴 2ℓターボチャジャー vs A6 Quattro V6 3ℓスーパーチャージャー
サモア人パイロットのブラックホ-クと勝負
今度はカウントダウン方式、青シグナルでスタート。
A4もA6も車重があるうえにハイギアードなAT、0-30mまでは
弩ノーマルなNA1.8ℓのアリオンの方が断然、速いという悲しい現実。
タービンの大径化やインマニ交換フラップレス化で高速域でのレスポンスと吹けは向上して断然速くなった反面、アルミ製インマニ故の吸気温度上昇やインターセプトポイントが更に上がったことで、元々鈍速だった流速が左右するNA領域からのゼロ発進は悪化した様にも感じる。
だがフルブーストが掛かり発生した強烈なGでシートに抑え付けられワープする瞬間の快感
1速は遅い、2速は普通、3速でアホになるw
ハンマーで頭を殴られるようなターボ車は悪い頭を更に悪くする。
そしてA6の吠えるようなスーパーチャージャーのサウンドには萌える。
が、この直後、SCA6機ブラックホークが民兵が放つRPG-7に被弾したのであった
しかし気にせず腹がへったので空港の外に皆で食事に出た。
自分はA4をエプロンに駐機して虎狛機の助手席に乗せて貰った。
W124 V8エンジンと可変排気管は高回転域になると誰もが踏倒したくなる素晴らしい爆音。
エンジン、吸排気、足回り、ブレーキ、外観、皆それぞれに愛機への拘りが感じられる。
本日の昼食は笠岡名物のカブトガニ定食。
天然記念物・・・おいしかった。
最後は、SCA6機 V6 3ℓ SC vs 虎狛機 400E NA V8 4ℓ
2機が順番の列に並んでいた時にSCA6機ブラックホークからカタカタと異音が聞こえた。
漢だな・・・ それとも・・・アホなのか。
おかしな音がしていると忠告したのにサモアから来た勇士は戦ったのである。
結果は見ての通り。
合同演習終了、変態を組みモガディシオ空港を離陸して帰途に就く。
しかしスグにSCA6機から「大佐~段々と排気音が~!」って無線呼出しがあり、高速飛行に入る前にGSに寄って燃料補給しリフトを借りてSCA6機の下面を点検することにした。
前から後まで順に機底を見ていくと排気管を支える太いステーがポッキリ切断しとるがな
排気音も片肺になり、バリバリとアホみたいな煩い爆音になっている。
SCA6機撃墜 正直、自分の機体じゃないので・・・ちょっと笑ったw
芝生の中に隠れていた埋設物にヒットしたか。
自分は先日、思い切りジャンプして下面を強打した。
下部装甲の強化アンダーガードは必要だな。
高速道路で部品が落下しないように増し締めなど応急処置をした。
まだ空港にいる
Emu's Enginerringさんの松本社長に翌朝の修理入庫 を無線で御願いして
サモア人パイロットは神戸に一泊することに。
空港を貸切、演習を主催いただいた関係者の皆様、有り難う御座います。
参加者の皆様お疲れさまでした、また遊んで下さい。
気持ち良くリフトや工具を貸してくれた親切なGSの従業員さん礼を言い山陽道に上がる。
レーダーとステルス機に警戒しながらA4を先頭にA6と2機編隊で巡航していると岡山の合流付近でカーボンフードな黄色いFD RX-7が爆音で左側からA4の目前に強引に割込む。
次にイカしたFDは右車線に出て翼を揺すって、お尻ペンペン挑発的なフル加速。
ガラ空の空域でのお誘いに自分の手足が反射的に勝手な反応をする。
ゼロヨンは辛いが峠と高速域は超得意、フルスロットルならDモードでも一瞬で追い付く
FDをロックオンして自分が左車線に戻ると「途中で壊れたら困るので、ゆっくり走ります」と言っていた爆音のサモア人パイロットが後からA4を追い抜きFDの猛追を開始w
排気漏れA6の燃調が狂って頭も狂ったのか。
空戦の別れ際、並走した時に何故だかFDのパイロットの兄ちゃんは謝っていた。
自分はFDに笑顔で手を上げハザードで合図、フルアフターバーナーでサヨナラした。
自分のA4は無傷、ノントラブルで神戸に無事到着、二人で晩飯を食おうと部隊の駐機場にA4を格納してサモア兵が宿泊するホテルに向かい歩き出した時だった・・・
暗い夜道、自転車を避けようとした車が自分の方へ寄ってきた、自分は道幅一杯に避けると足を掛けた石積の側溝が崩れて石と一緒に深い溝に墜ちて足を強打して蹲った。
弁慶の泣き所を直撃、規格外の痛さに泣きながら笑っていた。
だがサモア兵と中華料理を食べる約束をしたので我慢して
例の店に行った。
帰宅してズボンを脱ぐと数箇所の傷から出血し青痣になってパンパンに腫れあがり、鞭打ちと腰痛、身体中がめっちゃ痛い。
A4は調子良く、整備手帳に書いていた「罰ゲームは終わった」と思っていた。
無事に基地へ帰投してから溝にハマって負傷する。って・・・・
いったい何の祟りなんだよOrz。
Black Hawk Down
身体の痛いのが治ったら・・・
NEWタービンとインマニのインプレと実験結果は整備手帳とパーツレビューにUP。
仕様変更に合わせ、ECUのMAPを見直し再セッティングする。
・・・が、歳をとるとケガの治りが遅い(泣