ステアリングホイールの革メンテナンス
| 目的 |
修理・故障・メンテナンス |
| 作業 |
DIY |
| 難易度 |
 初級 |
| 作業時間 |
3時間以内 |
1
緊急事態宣言が解除されつつあるます。知らないうちに季節は初夏へ、そして紫外線が強列になってます。皆さんのステアリングホイールの革はお元気でしょうか? 今日はステアリングホイールの革が剥げてる事に気がつき、慌ててメンテいたしました。
ステアリングホイールの裏側って普段見えないから、発見した時は驚きました。
「何じゃこりゃ〜!」と声が...😂
皆さんの愛車も即チェックしてあげてください。
そして問題ある方も、ない方もこれからの季節に合わせて適切なメンテを行なってください。
施工前と施工後の写真ですが施工後は日が沈みかけ暗くなって黒さが増してますが実際はもっと白っぽいです。
黒靴クリームがほんのり、うす〜く乗っているイメージです。
実際に施工されて、がっかり🤷♂️しない様にお願い致します。色の剥げ方が酷い場合、時間、日数をかけて何度も施工します。
2
<革が劣化、色落ちしてる方>
色が落ちている場合、メンテの主役は靴クリームです。革の色に合わせた靴クリームを使って下さい。
私の場合は革がブラックなので靴クリームもブラックを使います。
靴クリームの色は真っ黒ですが主成分は蝋で染料や塗料ではありません。
なので塗っても真っ黒にはなってくれませんし、塗布した革に触れても拭きあげてあれば、手は黒くなりませんので安心してステアリングホイールのメンテに使って下さい。
<施工ポイント>
塗り→浸透→塗り→浸透を繰り返して色を革に載せます。
3
そして脇役はブラシとタオル(綿でもポリエステルマイクロファイバーでもOK)です。
ステアリングホイールに塗布するには歯ブラシが使いやすかったです。
4
<施工方法>
ステアリングホイールの革部分で色落ちが酷い場所をメインに靴クリームをブラシで塗り込みます。
1回目〜3回目塗布はステアリングホイールに付いた汚れの除去とクリームを革へ浸透させる事が目的です。
ブラッシングは力をかけるより軽く左右、上下に高速で擦る感じです。
「シャシャシャシャシャ」て感じです😂
とにかくスピード、超高速で滑らせる様にブラッシングしてクリームを塗り込みます。
この時、靴クリームが飛び散らない様に「注意!」。
私、やっちゃいました😓
靴クリームが飛び散ってしまったら、直ぐに拭き取ります。
Aピラーの布地についた場合は石鹸を擦り付け霧吹で水をかけてタオルでゴシゴシやって吸い取ります。
5回ほどで見えなくなります。
靴クリーム塗布後10分放置して、タオルで拭き取ります。
靴クリームを革に浸透させます。
色剥げが酷ければ2回、3回と続けます。
浸透させる時間は長ければ長いほど良い様に感じます。クリームの色も定着してくれる様に感じました。
汚れが取れ、クリームも浸透したら最後の仕上げです。
再度、靴クリーム塗布後、タオルを革の上を滑らせる様に拭き取り艶出しします。
ちり取りで、埃をパタパタと叩く様な感じ拭き取りです。
決して力を入れずに、そっとタオルを滑らせて拭きあげるとピッカピカに仕上がります。
5
白く剥がれた部分が、まだ僅かに残ってますが緊急補修としては満足出来る状態に持って行けました。
1枚目写真と同じ部分です。
革の色の補修に関しては白髪染めをいずれ試してみたいと思ってます。髪も革も同じタンパク質なので同じ酸性染料で色補修出来るはずです。
ただ黒色の濃度など色合わせは不可能なので全体を補修する必要があると思います。
6
<色が剥げてない方、靴クリームメンテ終了した方>
最後の仕上げは、Johnson’s ベビーローションをベタベタと塗り込みます。
このベビーローション、驚くくらいに革に浸透し潤いを与えます。
洗車後の手荒れ防止にも使えますので一本あると便利です。
7
こんな感じにベッタベタにベビーローションを塗布して乾拭きし、靴クリームなどのステアリングホイールに残っている汚れを一度拭き取ります。
↓
綺麗になった革に、再度ベビーローションをドバドバに塗布して、次は2時間程放置します。
一晩放置すれば完璧です。ベビーローションは革に凄く浸透しますので「やべ〜付けすぎだな〜」と思うくらいで良いです。
↓
2時間後、ベッタベタに塗布したベビーローションが革に吸収され殆どなくなっています。
革の継ぎ目、溝部分に溜まったベビーローションも吸い取られて綺麗になってます。
もしベビーローションが残っていたり、気になるようで有ればショップタオル、マイクロファイバータオルで拭き取ってから運転してください。
この時、濡れタオルは使わない方が良いでしょう。
手で革を触っているとムラなどが均一になり、艶も出てきます。
8
Johnson’sのベビーローションは写真の様な艶だけでなく、手触りにシットリ感が出ます。適度なホールディング感が絶妙です👌
とにかくベビーローションのメンテがステアリングホイールの革劣防止には良いです。
半年に一度はメンテしておきたいですね。
また革の染料は酸性染料を使っています。
紫外線、水、アルカリ性の液体等で劣化します。
石鹸も苦手ですね。
これら天敵から革を守る方法は、
1. エンジンを停止させている時は、常にステアリングホイールにカバーを付けて紫外線から守る。
2. ガソリンスタンドで渡される車内清掃用の水気の付いたタオルは革には絶対に使わない。
3. Johnson’sのベビーローション等で汚れ取り、艶出し。
※スエードにもJohnson’sベビーローションで基本、問題ないはずですが試してません。
また革がパンチングされている場合は構造を確認しないと分かりませんがJohnson’s ベビーローションで良いはずです。パンチングの穴に入ったベビーローションを革が吸ってくれるか?などの不明な点が多いので、なんとも言えないです。
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