エバポレーターを無理矢理洗浄(笑
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
さーてさて。今回はまた思いつき…ではなく、夏場のエアコンの効き具合ってこれで本当に全力なのか?といった点に着目してみた作業になります。
とはいってもこれはクーラーガスがどうこう、ではなくエバポレーターの具合が気になっただけ、ですね(笑
ちなみに中古車購入時にエアコンガスの点検とかはやってるので、さすがにまだ劣化は無いと信じてますよ。
が…この車、かねてからエアコン周りの配管具合やら何やらを研究してみてはいたのですが、正直クーラーになるエバポレーターの位置は本気で嫌がらせになってます_| ̄|○
場所的にはダッシュボードの下側のど真ん中にあり、グローブボックスを外せば見えるブロアモーターのさらに下という…(泣
しかし、少しでも状態を確認したりはしてみたかったのでなんとなく周辺を外してみましたよ。
助手席下側の物入れトレイ部分を外すと、ヒーターコアが見えますがその奥の方にエアコン配管が刺さっている物体があり、そこにフタが付いてます。
手は入りづらいですが、そのフタ自体は邪魔になるカプラーを外せばビス5本で止まっているだけですね。
当然、エアコンの配管は外さないのでそのフタをずらしてやるだけになりますが、これまた下方になるヒーターホースが邪魔でかなりずらしづらいですが、気合があればなんとかなります(笑
で、そのフタをずらした所の奥にはなんとかエバポレーターが見えています。
青枠で囲っている部分には隙間があり、下半分だけにはなりますが「吸気側」へのアクセスが出来ますね。
2
そしてカメラと照明をねじ込んでエバポレーター表面の様子を撮影してみると…茶色くなってはいますがヘドロとか堆積物がある訳ではありませんでしたよ。
この年式と距離ならそんなに汚れては居ないだろうとは思いましたが、予想以上に綺麗でしたね~
が、せっかく開けたのでちょっとだけ掃除はしようと思い、気休めレベルかとは思いましたが早速実行します。
ちなみに家庭用のスプレー式エアコンクリーナーといいますか洗浄剤と歯ブラシなんかを用意しました。
…が、1本350円の洗浄剤では、事前に実験しておいた部屋のエアコンに対しては強力、という程の効果が無かったのが事実ですが_| ̄|○
3
で、先端にストローをくっつけた先曲がりノズル化した洗浄剤を遠慮なくエバポレーター周りに噴射していきます。
この写真はエバポレーターの「表側」にもわずかにアクセス出来る隙間があったので、そっちからもぶしゅっとやってますね。
可能であればエアブローしたかったのですが、さすがにこの作業スペースでは不可能なので出来る限り洗浄剤を吹き付けてしばらく放置します。
その上で、柔らかくなったであろう汚れを要らない歯ブラシでしゅこしゅことこそげ取ります(笑
4
洗浄剤を一缶分、数回に分けて噴射→放置タイム→歯磨きを繰り返しましたが、見た目よりは歯ブラシの先も黒くなっていたので汚れが0、というワケではありませんでしたよ。
手を突っ込み指先でエバポレーターのフィンを撫でるとそれなりには黒いのが付いたりもしたので。
一応、フィン掃除の鉄則としてフィンの向きである「水平方向」にのみ歯ブラシをストロークさせ、フィンが曲がらない様には気をつけていますが歯磨き程度でフィンが曲がったら大変ですね(爆
とはいえ、出来る限り奥の方までごっしごしと磨いたのでそれなりには掃除は出来たかなとも。
後、万が一もっと汚れが剥がれ落ちる様な状態であれば、ごしごしした後に隙間から掃除機突っ込んで汚れを取ろうとしたのですが、その必要は無かったので滅多に使わない乾湿両用掃除機の出番はありませんでしたね~
5
こちらが洗浄後のエバポレーターの表面になりますね。
茶色っぽかったのはほぼ取れていますが、元から目詰まりがあったワケでは無いのであまり綺麗になった気がしないのがミソかなと(汗
一応、手や色々なモノが入る限り、ダクト内部と言いますかケース的な物の内部も出来る限り掃除はしました。
が、この車って外気導入部はライトの裏側という変な位置なので、でかいゴミが入ってたりはしなかったです。
元々、内気循環オンリーで運用されていた感じでしたからさしてそのあたりが汚れていなかった、というのは僥倖ですよ。
一応、運転席側の裏側にあるダッシュボード奥のダクト通路なんかもある程度分解して様子を見ましたが、意外と綺麗な物でしたしね。
…エアコンフィルターなんて元から無いワリには状態が良いなあ、と思ったのは秘密です(笑
6
最後に、このあたりをバラしたついでに、以前手が届いていなかった助手席フロアの前方部分にニードルフェルトや遮音シートを挟みこんで終了です。
ついでにヒーターホースも見えたので、保険的にゴムのコーティング材を塗りこんで保護しておいてますね。
私、過去の経験上、水のトラブルってホントにトラウマなので_| ̄|○
で、これで気付いたのですがこの車ってヒーターコア本体って銅製じゃあないんですねえ…と言いますか最近の車だと銅じゃないのかも、と(汗
これだけラジエターからコアまでが近い車だと熱交換効率が悪いワケではないはずなのでそこまでやらなくても良い、ってだけだとは思いますが(笑
…アクセスはしやすそうなのでもしもいつかホースが爆裂したらまだ自力でなんとかなりそうです。
とまあ、そこまで簡単ではありませんが無理矢理のエバポレーターの掃除でしたが、実際にはエアコンそのものは微妙に冷える勢いは強くなりましたよ。
事前に吹き出し口の温度測っておくべきだったかな、と思いましたが元々そこまで全然冷えなかった訳では無いのでこれで良しとします。
が、個人的な感覚ですがこの車、エアコンラインに無駄が少ない上、電動ファンの回転数が高いワリにはあまり冷えないな、というのはありますけれどね_| ̄|○
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
関連コンテンツ
関連整備ピックアップ
関連リンク