
GWは皆様のブログを見ながら、いろんなところに行った気になれました。
私自身は1日に仕事の会議、2日&3日は予想以上に疲れていて家でごろごろ。
4日にようやく動くことにして、まずは熊本の実家へ。特にGW渋滞などもなくてすいすいと到着しました。
翌日朝から、旅行らしい旅行として鹿児島へ向かいました。
高校時代は宮崎県小林市にいましたので、言語圏は鹿児島でした。鹿児島弁ヒヤリングなら準一級くらいです。喋る方はもうほとんど忘れました^-^; そんな私にとっては鹿児島はとても親近感のある県です。
でも、近かった分だけあんまり有名なところに行ったことがないのも事実。
まずはおそらく高校時代に一回行ったきりの「霧島神宮」へ。
そういえば温泉あるんだった!!
俺のいつでも車内に積みっぱなしの『お風呂セット』が火を噴くぜ~
午前中だったうえに、超暑かったのでキャンセルw

なんだかここは人が多い!そんなに有名神社だったっけ??
有名と言えばなんかあったな…

そうそう、これ。もしかすると九州の杉の始祖かもしれないというでっかい杉の木です。でも霧島神宮は何度も噴火の火災で焼失してるってのに、ここのこの杉だけ燃えずに残ってるというのは何とも不思議というか、ホントなの???と思っちゃったりも…細かいところは突っ込み厳禁なのでしょう。おそらくそのための縄です。

立体的に折り重なる屋根のリズムが美しい。そしてそこに連なる大量の参拝客の列。一瞬お参りせずに帰ろうかと思いましたが。

並びました^-^;
兄、大学時代からの親友、ペットのカメと立て続けにやってきた不幸を多少なりとも払っておくために来たのですから、少々は我慢しますよ。でも…
こんなに待たされる神社は太宰府天満宮以来だ!
昼をさくっとカレーで済ませて、次の目的地:城山展望台へ。
ここらへんの道は霧島山系の山の中を、ひたすら綺麗な道で適度にワインディングしながら駆け抜けていきます。天気も気温も最適で、ATF漏れを忘れてひとときの「freude am fahren」でした。
で、お次は鹿児島市内を一望できる有名観光スポット、城山展望台。以前友人と来たときと何ら変わりなく、駐車場待ちで10分ほど待たされるのも一緒w

絶景なのも一緒。ホントに市内のど真ん中にある高台です。ニュースで「今年の桜島の噴火は活発で…」というのを聞いてましたが、この日はまったく気になりませんでした。かえって朝出発するときに実家の駐車場でくらった阿蘇の火山灰のほうがすごかったです。熊本市内も風向き次第でたまーに阿蘇の灰をかぶりますが、ホントにひどかったんですよ…。

いやー、すばらしい眺めです、桜島。
私、視力は非常に良い(真面目に測ると2.0を超えることも可能)のですが、D800&28-300㎜スーパーズームレンズの組み合わせは自分の視覚を超えますね。デジタル一眼の時代が来て、初めて自分の目を超えてる!と思えたモンスターマシンです、D800。もう3年近く経ったけど、未だにこの感覚は新鮮です^-^
夜は市内の天文館近くに宿を取りました。前にも利用したところですが、非常にリーズナブルで部屋も快適。結構お気に入りです。そうそう、温泉もあるんですよ。

そして天文館のちょっと小さな居酒屋へ。観光客向けな感じの店でしたが、料理自体はなかなか美味でした。お値段的には「複数人数で来る」ほうがいい店かな?
キビナゴ刺しから始まって、最後は鰹の腹皮の干物で締めでした。

で、翌日朝から鹿児島水族館へ。朝の開館前に並んでみました。
九州の水族館では一二を争うほど好きなところです。理由は…適度なゆったり感と適度なここしかない感。普通の人でも楽に半日は時間がつぶれます。私は水族館マニアなので…ほっておくと一日居てしまいそうですw

しかし今回は、見る前から少しがっかりしてました。名物のジンベイザメさん(6代目だったらしい)が、ちょっと前に亡くなってまして、黒潮大水槽がなんとなくガランとした寂しい感じでした。放流のための飼育なので、居なくなっちゃうときもあるんですな。でもGW最期の休日なのに、大して人も多くなく、快適な館内でした。

地味ですが、ここに来たらこれ。
サツマハオリムシさんです。
消化器官を持たない、割り切った生き物です。錦江湾の深いところの熱水噴出口で生きてらっしゃるのを持ってきてます。水槽暗くて撮るの大変でした(TT。


こんな感じの小型魚好きです。撮りにくいけど好きです。

今回びびっと来たもの。ミズクラゲの幼生を見せてくれる特殊なスコープです。
もう、このくらいの時代の精密機器って、心がビリビリ来ます。最高のデザインです。

ジンベイザメさんの代わりのように感じたものの、でもその割に全然見向きもされてなかった珍しい鯨類の骨格です。鯨の骨格、好きです。中と外の恐ろしいほどの違いが好きです。一応後肢の名残の骨片がつり下げてあるのもいい!

ここの一つの目玉だと思うのが、これ。ピラルクさんたちがこれでもかと言うほど群泳している特殊大型水槽です。一匹2~3メートル(もしかしたら個体によっては4mあるかも?)という超巨大淡水魚が、ここに写ってる数の倍以上いらっしゃいます。もう、ど迫力です。そしてゆったり動かれるので、撮りやすいし、癒されます。
このときも近くで見ていた女の子が、写真中央に移っているおなかの膨らんだ個体を見て「お母さん、あれ、赤ちゃんがいるね~」と言ってました。癒されます。
でもねお嬢ちゃん、ピラルクさんはお魚さんだから胎生じゃないし、肉食系の方々なんだよ…。
たぶんなんかやばいくらいでかいのを食っちゃったんだと思います。

この写真ででかさが伝わるでしょうか?結構サービス精神旺盛で、水槽の前に人が多くなると、たくさんのピラルクさんがよってきてくれます。
私一人が見ているときは、すーっと奥のセット(柵の向こうに水没した施設のようなセットが組んである)に引きこもりやがります。損得勘定もできるようです。

あんまりイルカが好きって訳ではありません。でも、ここのイルカ水槽は良くできていて見やすいと思います。だらーっと見てても飽きません。でも、微妙にやる気のないイルカが多いです。

イルカショーは水族館の定番ですが、ここでは外の水路でもやってます。この日は2頭が芸を見せてましたが、うち一頭は飼育員のサインを無視して遊びほうけていました。やはり微妙にやる気ありませんw
というわけで、気を抜いてたらあっという間に3時間以上が経過し、昼過ぎに鹿児島を出発して帰路に着きました。総距離600㎞弱の旅行中、車は快調、天気も最高、給油したスタンドではお土産までもらってついてました。
そして、帰ってきてしばらく走ったらこんな瞬間が訪れました。

壱拾壱万壱千壱百壱拾壱㎞。6桁ゾロ目です。1だから絶対失敗ですがw
次の6桁ゾロ目は22万㎞オーバーしないとこないので、遠い道程です。でも、まさに22万㎞こそが目標距離。次の6桁ゾロ目目指して、まずはATオイルパン&シーリングの交換部品を探しましょうかね~^-^;