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総距離1077㎞を走って自宅に戻りました。雨に降られて気持ちよくとは行きませんでしたが、結構狭いImusのシートも、別に苦ではありませんでした。倉敷ICに乗る前に調べてみたら案の定リアスポのボルトが緩んでいたので、増し締めしておきました。平均燃費は１０．４㎞／Ｌと、普段の８㎞程度からジャンプアップでしたが、これには秘密があります。
ブーストコントローラーのＡＶＣ－Ｒには２種類のセッティングを保存しておけますので、普段の「最大圧１．１の中間域重視」モードとは違うセッティングにして３日間通したからです。こちらは「最大圧０．８の低回転域重視」になっています。走っていてややストレスが溜まるもたつきがあるのですが、スムーズに走るという点では、いろんな意味で参考になるモードです。減衰を下げた足回りと相まって、ゆったりとした気分で帰ってきました。

朝から車で直島目指して出発。ここには安藤忠雄設計の地中美術館という変わった展示がありまして、これが今回のたびの最大の目的。九州での３号線にあたる２号線というやつに乗って岡山市へ。そこから３０号線というやつで南下すると、なーんもない直線ばかりの道で、最後にやはり九州にあるループ橋（あれよりかなり小さいですが）で一気に山をくだってすぐに宇野港が見えてきました。フェリーが出ているのですが、どう考えてもGC8インプレッサで爆走するような道幅がある訳ないので身一つで乗船。
地中美術館へは地元の人が定期バスを出してくれてまして、やたらとすれ違う地元の人が、老いも若きも皆運転手さんに手を振って挨拶しているのが驚きでした。
地中美術館は残念ながらすべてが撮影禁止。すべての展示物を合わせても１０点に満たず、展示作品は基本的にまったく入れ替えをしないという変わった美術館で、私の目的はウォルター・デ・マリアの巨大インスタレーション。この館のこの部屋のために制作されたもので、想像通り素晴らしいものでした。でも予想を超えていたのは期待していなかったジェームズ・タレルのインスタレーションでした。これは久々にがつんと来ましたね。ミニマリズムっぽい寂しさとは無縁の高密度な体験ができました。
かえって一般人には目玉のはずのクロード・モネの睡蓮が一番普通でした。ちなみに美術館自体も凄い構造になってますよ。コンクリート打ちっぱなしの「らしい」がわと、自然光採光と正三角にこだわった空間が迫力。ホワイトボックスとしての美術館のように見せかけて、実はそれ自体の主張がかなり激しいという、グッゲンハイム美術館（ビルバオ）にも似た場所でした。
朝のめざまし占いでは運勢最低といわれた私ですが、時間と金と体力を使った甲斐のあった、良い一日になりました。

今日は昼過ぎに倉敷インターに到着し、そのまま車をホテルに置いて大原美術館に行ってきました。日本有数の私設美術館という意味では、久留米の石橋美術館と双璧のコレクション。モネの睡蓮など結構大量に東京の企画展へ持ち出されてしまっていたのですが、エル・グレコの受胎告知やあんまり好きじゃなかったモーリス・ドニの結構いい作品や、歴史の本流から注目されなくなった埋没作家など、個人収蔵らしい、いい展示でした。密かに館長が高階秀爾（授業で使っている本の監修者）だったことを知らなかったのは内緒で。
大原美術館の正面には市立美術館があるのですが、これは正直かわいそうな立地条件ですね。大原の前じゃ、わざわざ行きませんて…。
明日は一日使って直島のベネッセが作った美術館にウォルター・デ・マリアの新作を見に行きます。

明日から久々に高速道路を利用して旅行してきます。
目的地は岡山・倉敷・大原美術館・直島の美術館です。
東横インはLANが完備で安いので、不祥事のことは気にかかるけど予約しました。すると明日のシングル室の空き室が０に！
最後だったんですねぇ。
岡山には友人とか誰もいないし、一人気楽に行ってきます。

夕方から新嬉野市（塩田町）の友人のところへ行きますので、少し締め上げ気味だったインプレッサの減衰力を調整。同乗者のために優しくクリッククリックして前９段戻し、後11段戻しです。
突っ張り感がなくなって乗り心地アップ＆ステアリングの初期反応が鈍くなって安全運転で行ってきます。