ファンベルト交換

我が家のセレナ、最近エンジン始動時にベルトの音がキュルキュルと鳴るので、交換しなくちゃなぁと思いつつ、部品は用意してあるもののなかなか重い腰が上がらなくて（Ｖ３６の作業がしたい！）、つい後回しに…。

そんな折、セレナのエコモータ（オルタネータ）不良による交換のリコールが発表され、その作業時に交換してもらおうと思っていたんだけど、部品の納入が秋頃になるということで、今回は応急処置のカバー取付けのみ。ということで、それまで待つわけにもいかず、交換することにしました。

ただ、ＤＩＹによる交換は今回が初めて。某動画サイトを参考に用意したのがこちら。


ＰＩＴＯＷＯＲＫ　ポリＶベルト
ＡＹ１４Ｎ－７１２４Ｄ
※アイドリングストップ装着車用

ダイソーのドアストッパー


ドアストッパーは、高価なＳＳＴの代わりに使うものになります。価格はもちろん１００円です（笑）

セレナのベルトは、運転席側のフロントタイヤ奥にあるので、まずはジャッキアップしてタイヤを取り外します。

緑〇で囲んだクリップを外し、カバーとインナーフェンダーを外します。

カバーを外すと、クランクプーリーやエアコンプーリーなどがお目見え。これらを１本のベルトで駆動しています。

ベルトを取り外すにあたり、まずはテンショナープーリーのテンションを緩める必要があります。ただこの時テンショナープーリーにさらなるテンションをかけて、プーリーを移動させることで、緑〇で囲んだ部分の穴の位置を合わせる必要があります。

その後、その穴に六角レンチを差し込み、テンションをかけたまま保持しておくという、ちょっと大変な作業が必要になります。

ということで、まずはドアストッパーをベルト上に置き、１９ｍｍのソケットレンチを使用して時計回りに回し、写真のようにドアストッパーをプーリーに食い込ませていきます。

かなりの力が必要なので、頑張ってください（苦笑）

ドアストッパーが食い込むにつれ、ベルトにさらなるテンションがかかり、テンショナープーリーがだんだんと右へ移動していきます。

穴の位置が合ったところで、六角レンチを差し込み、テンションを保持。この状態からクランクプーリーを反時計方向へ回し緩めていくと、テンショナーは機能せず保持されたままとなるので、ベルトを緩めることができます。

緩んだベルトを取り外します。

右が旧品で左が新品。特にひび割れは見られなかったけど、新品は起毛のような表面をしています。

新しいベルトを装着します。

ベルトをかける際は、まずはエンジンルーム内のエコモーターのプーリーにもしっかりとかけ、その後下側のプーリーへ。

※エコモーターにはリコールの応急処置で、カバーが装着されていました。

下側のプーリーにもベルトをしっかりとかけたら、再び手順５に戻り、ドアストッパーをベルト状に置いて同じ作業を行います。

ベルトにテンションをかけ、六角レンチを引き抜いたら、ゆっくりとソケットレンチを反時計方向へ回し、元の状態へと復旧します。その後ソケットレンチを使用して、クランクプーリーを１～２回転させ、ベルトをなじませます。

最後にカバーとインナーフェンダーを取付け、タイヤ装着後ジャッキダウン。エンジンをかけ、異状がないことを確認して作業終了です。


現在の走行距離：９７１３６キロ