リアドアデッドニングとブチルゴムとの死闘

音質改善のため、静粛性アップのためリアドアのデッドニングをします。
内張りをはがすとこんな感じです。しばらくサービスホールは樹脂パネルで覆った車に乗ってきましたので、この安っぽいビニールシートを見るのは久々です。(^^;)

２cmくらい窓ガラスを空けて作業するのが正しいやり方だそうです。

内張りを留めているスクリューですが、ドア開けるレバーのところ(インサイドハンドルベゼルの裏）黒ねじｘ１、ドアの持ち手(ドアポケットカバーの裏）銀ねじｘ２、があります。それぞれ樹脂カバーの外し方は特段特殊なところはないのですが、ドアポケットカバーは少し手間取りました。地面に平行に=ドアに直角に、ブサッとリムーバーを突き刺す感じで外れました。パワーウィンドウスイッチも外し、コネクタを外します。それと・・・・

ここにもネジがあります。
合計4本です。

それと、ウェザーストリップというゴムのパーツが付いていますので、それを無くさないようにします。窓枠には養生しておきましょう。

最初は、よくあるようにサービスホールを制振シートで覆うつもりでしたが、緑の防水シートをめくったらブチルゴムが、まるでアツアツのピザのチーズのようにビヨ～んと伸びて、切れません。これがチーズなら手でちぎって、そのまま口に入れるか、自陣のピザにランディングさせるのですが、プチルゴムでは、それができません、というかしたくありません。(^^;)黒く伸びるチーズに、いっぺんで戦意喪失。防水シートはそのまま残すことにしました。(安易ダナ）

といっても、防水シートをめくらないとアウターパネルの作業ができませんので、車体パネル側についたブチルゴムを布ガムテープで除去して（←この方法思いついた人、天才ですね！）からサービスホールから手を突っ込んで作業します。

スピーカー裏には、元々７cm角くらいの制振シートが貼ってありました。なんと、圧着不足のようで、半分くらい浮いた状態でした。（頼むぞトヨタ～！）

写真のは、手で押し付けた後に撮ったものです。

スピーカー裏にはよくある波波スポンジを貼りました。もちろんレクサス乗りたるもの、純正スピーカーを交換したりなどという邪道なことはいたしません。はい。

アウターパネルには、下側のサービスホールの裏にも同じ大きさの制振シートが貼ってありました。

制振は、あまり重くしたくないので、パネル上部真ん中に小片一枚、インパクトビームに一枚、インナーパネルのスピーカーホール周辺に四枚を追加し終了とします。

加えて、アウターパネルには、3mm厚のエプトシーラーのシートを10cmx50cmくらいに切って3枚貼りました。

次に、内張りに取り掛かります。内張りは、こんな感じでフェルトの吸音材が貼り付けられています。周囲にもスポンジがぐるりと貼ってあります。インナーパネルと接触する（だろう）突起にはテープが貼られていて異音対策にも気を配っているのが分かります。(ピンク矢印）
クリップには、パッキンがついています。パッキンがドア側に残ったり（白矢印）、クリップ自体が車体側に残ったり(黄色矢印）しますので、忘れず回収してください。

内張りには、吸音材の無い部分にエプトシーラーのシートを貼ります。多分矢印の部分は吸音材で覆わない方がいいと推測します。

内張りを戻したら完成です。内張りは、上からドアのレールに乗せて下に押し込み、上手くはまったらドアに内張りを押し付けクリップを留めます。

書き忘れましたが、ドアロックケーブル(白）、ドアオープナーケーブル(緑）2本のケーブルの脱着が必要です。白が上です。間違えるとドアが中から開きません。(^^;)

この方法がイイというお勧めではありません。飽くまでも、私はこうしてみましたというご紹介です。

もっと、こうした方がいい、この方法は間違っているなど有りましたら、遠慮なくご指摘ください。m(_ _)m

作業後は、ドアの開閉音が明らかに変わります。特に開けるときの最初の音「カリッ」がトテモ上質です。(^_-)-☆