ミジェットタカのブログ一覧

　雹で傷んだ軒屋根材を積んで山奥の処分場に行ってきました。働き者のキャリーおばはんです。帰りは通ったことのない道に挑戦しました。人っ子一人見えない細い山道ですが舗装はされています。スマホには無縁ですし、ましてカーナビなぞ触ったこともありません。地図も積んでません。どこをどう進んでいるのか不明でしたが、分岐点には道標があって助けられました。海外においては、特に南米などでは幹線ですら道路方面表示標識がないことが多いのです。人に道を聞くときは複数の人々に聞いて多数派に従え、とは海外旅の極意です。ラテン系アラブ系インド系トルコ系では絶対です。日本の心遣いは特異です。

　オイルフィルター周りからオイル漏れがあって増し締めでそれは止まっていたと思っていたのですが、またオイルがにじみ漏れています。オイル交換直後ですが新品のオイルフィルターに変えることにしました。オイル交換時に変えればよかったのですが、前回交換後からろくろく走っていなかったのでそのままにしたのです。
　前回の増し締めの時にはフィルターバイスレンチを使って結構締めたつもりでしたが、えらく軽く緩み抜けました。ところが驚いたことにアダプターパイプごと抜けてきました。今までは、このアダプターはエンジン側にねじ込まれ残っていたのです。このゆるみからフィルター自体の緩みが出たのかもしれません。
　この緩みが昨夏のエンジン空焚き加熱によるものだとしたら、重要なエンジン内締め付けボルトナットの緩みが心配です。ヘッド降ろし積みとピストン交換をしましたからエンジン上下のボルトナットは心配ありませんが、前後、例えばカムシャフトやタイミングチェースプロケットの固定ボルト、フライホイール固定ボルトなどの緩みは心配です。
　外したフィルターからアダプターをねじ抜いてエンジン側にしっかりねじ込んでおいた後、新しいフィルターを着けてやりました。この後、動かしていませんので漏れ止まり確認はできていません。次に走った時にはしっかり確認しなければなりません。
　

　添加剤を合わせて４，２Lほどのエンジンオイルを入れたところ、レベルゲージ上限を２ｃｍほども油面は上回っていました。マニュアルに示されたエンジンオイル容量は４，５Ｌです。レベルゲージの指標上下の中間を油面が示していて、抜かれた古オイルはこぼれた分を含めても３Lはありませんでした。１，５Lものオイルが抜けきらずにエンジン内に残っているはずがありません。ネット記事には得体のしれぬゲージが差し込まれていてエンジンオイル量が不明、と言った記載が見られますが、この車のゲージはしっかりしていてオリジナルものとしか思えません。
　ネット上フォーラム記事を当たってみたところ、小生と同様に正規量のオイルを入れると、小生のものと同じくゲージ上限を２ｃｍほど上回っているというものがありました。それに関して、その状態で走っているが今までトラブルが出たことはない、と言うミジェット１５００オーナーがいました。同様の記述がトライアンフ１５００においても見られました。ちなみにミジェット後期型１５００はトライアンフエンジンです。しかし、フォーラム内意見の大勢は、レベルゲージ上限を超えぬようにする、多すぎると泡立って潤滑能力が落ちる、と言うものでした。
　小生はレベルゲージ表示よりも正規エンジンオイル量を入れる方を良しとして、ゲージ上限を２ｃｍほども上回った状態を維持することとしました。これで４０ｋｍほど走りましたが全く問題ありません。
　スキー現役時代でホンダ５５０　2気筒アクティー箱バンを使っていた時のことです。エンジンオイル漏れが少々あって、オイル交換したときにかなり多めにオイルを入れてしまってもまあいいかで走りだしました。季節始めの渡りで６００ｋｍほどの移動をするのですが、高速道路に乗ります。高速に乗ってしばらくすると猛烈な煙幕を後ろに張っていました。やがて、煙は収まって何事もなかったように走り続けたものです。

　昨夏のヘッドガスケット交換後にエンジンオイルを交換してありましたが、また交換です。５００ｋｍも走ってないでしょうが、ピストン及びリングを新品に着け替えていましたので、新部品慣れ後対策と言うわけです。
　櫻製油所 の２０W５０　４Lに、信頼するメカニックから頂いたワコーズの添加剤を加えました。

　オラがミジェット１５００にはオリジナルのままにZSキャブが着いています。アイドリングではどうしても濃すぎるようで、ジェットニードル固定部にあて物をしてさらに下へ伸び出るようにしてあります。アイドリング以上ではもとより薄すぎるようで、本来純正ではNGK５番相当プラグが着くのですがそれでは焼け過ぎでずっと７番を着けています。アイドリング以上でもっと濃くしたいのでジェットニードルの根っこを除いて先の方へとサンドペーパー掛けしてやりました。
　３０ｋｍほどの通常走行をした感じでは、何ら変化は感じませんでした。変化を感じるほどなら削りすぎとなっていたかもしれません。７番プラグの焼け加減は、今までよりやや鼠色あるいはきつね色度合いが深まったように見えます。もっとも、帰り後半はマニュアルＥＧＲを掛けて走ってきましたので、その効果が出ているだけかもしれません。