
SVXに着いているタイヤのサイズは標準で225/50R16で御座います。
これが新品タイヤの時は、アスファルト道路の轍にハンドルを取られる事は少ないんですが、減ってくると思わぬところでハンドルが取られ、ハッとします。
原因として、某ネット記事ではタイヤの肩の部分が丸みを失って角張ってくるからだそうです。
ゴムの硬さが増してくるのも影響があると思いますが、幅広タイヤを履くとこの現象が顕著に表れて来る事は体験済みです。
そこで、一つの実験としてタイヤの幅を細くして見るとどうなるのか、長所短所を考えてみたいと思います。
(1)タイヤ仕様
① 標準タイヤ・・・225/50R16 92V 外径631㎜
標準空気圧 前2.3kgf/cm 後2.0kgf/cm
② 実験タイヤ・・・205/55R16 91V 外径631㎜
ダンロップ ルマン LM704 2014年製 中古(ヤフオク)
空気圧 前2.6kgf/cm 後2.3kgf/cm
(2)ホイール仕様
① 純正ホイール・・・7.5J PCD114.3 16インチ
インセット55 ハブ径56㎜
② 実験ホイール・・・6.5J PCD114.3 16インチ
インセット40 ハブ径73㎜ 商品名 Weds JOKER 中古(ヤフオク)
写真1 タイヤとホイール

写真2 外観

タイヤは外径が同じで20㎜細く、扁平率は5%高く、ロードインデックスは1段階低い。
ホイールは1インチ細く、インセットは15㎜少なく、ハブ径が大きいのでリングをはめる。
タイヤが細くなった分、インセットを少なくしてトレッド幅を出した。
空気圧は標準より1割ほど高めに調整。
見た目は悪くないが、SVXにはちょっと似合わない感じ?かな。まあいいでしょう。
(3)走行フィーリング
良いところ
① 轍に関しては2014年製タイヤの割にかなりよろしい。取られない。
② 静粛性はLM704の吸音スポンジが効いていて良い。
③ 車庫入れ時のパワステのうめき声(グーグー)はやや少なくなった。
④ 直進性が少し良くなった。轍に取られなくなった関係か。
⑤ 段差の突き上げはほぼ同じかやや良い。
悪いところは今のところ無い。緊急時はどうかまだ解りません。
(4)総評
普通は、グリップを良くしたいと思ってタイヤを太くします。
私もやりました。255/40R17、245/40R17などで幅広とインチアップをして試してみた。
ところが思ったより良いものではない事が解りました。
轍に取られる事や、パワステに対する負荷の掛かり方、段差の突き上げ感など車体にも人間
にもストレスが 有りました。
タイヤは細くすると、接地面積が減った分グリップ力が落ちると言われる。
しかし、そんな事はないと言う説も有る。
なぜなら、摩擦力はクーロンの法則により面積には関係なく重量と摩擦係数で決まるから。
この法則によるとグリップ力は変わらない事になる。
むしろタイヤが細くなった分空気抵抗が減る。
この事を考慮したタイヤがブリジストンの「ologic(オロジック)」なのだそうだ。
オロジックは外径も相当大きくなっているのでちょっと違うけれど。
タイヤを細くする事は理論的には間違っていないと思う。
だが、安全性が損なわれるんじゃないかという懸念も?はたしてどうなのか。
タイヤの摩耗に関しては、接地面積が少ないから理屈上早く減ると思う。
摩擦力は変わらないとしたら、発熱はどうか。
中の空気量が少ない分圧力を高めているので、熱の発生は多いのではないか。
発熱によって、タイヤの劣化を若干早めることになるかも知れない。
まだまだ疑問の点は有りますが、乗り心地に関しては悪くないなあ。
以上、走りは至って快調。このまましばらく使ってみます。燃費が良くなれば尚よろし。
※ タイヤチェンジャーとホールバランサーを中古で購入して、自分でいつでもタイヤのはめ替えと
バランスが取れる体制となっています。
Posted at 2018/05/27 09:06:04 | |
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