さ~て、今週の『ぎょうはん』は~?
第10位:平成6年式アプローズ1600Xi(A101S)

2010年時点ですら現存台数が400台程度と云われていたアプローズなのに、何と2週連続で出てきちゃいました。
なんと、既に今月に入って3台目の出品・・・いつもは半年に1台程度しか出てこないのに、もう何がどうなってるのやら。
今回の個体も、3点評価、外装D・内装C評価の走行8,1万キロ、ノークレームコーナーからの出品と素敵なシケモカーです。

聞きなれない16Xiというグレードは平成6年のマイナーチェンジの際に、従来の16Siに換わってラインアップされたフル装備のお買い得仕様でした。
第9位:昭和63年式サニー1500スーパーサルーン(FB12)

セダンの赤!!
B12は前期の赤ガンメタツートンを筆頭に、歴代サニーの中で一番赤が似合いますね。

北海道からの出品なので走行は27、9万キロと多いのですが、朱色にならずに艶の残った赤色、融雪剤による腐りのないボディーからして車庫保管で大切にされてきた個体かと思われます。

距離のわりに内装がめちゃんこ綺麗なうえ、ニスモ系のグリルが付いているので、お好きな方が乗られていたのでしょうか?
第8位:平成2年式スターレットXリミテッド4WD(EP85)

変な色といえば、コレ!!
わたしもこの個体で初めて目にする前期にのみ設定されていた「ブルーイッシュグレー」というEP8♯系専用に開発されたカラーです。一見黒バンパーにみえる部分もガンメタで塗装されているツートンカラーなのです。

この前期のXリミテッドのみ、メーターパネル内にタイヤの向きと後進の方向を表示する「ハンドルモニター」なんていうトンでも装備も付いていました。なんてバブリ~。
第7位:昭和60年式アコードエアロデッキ1800LX-S(CA2)

赤ツートン、屋根付きと、まるでカタログから出てきたかのような、60年10月登録のド初期のエアロデッキ。

1800LX-Sは、一番バランスの良い組み合わせと言われている、B18ツインカム・ツインキャブエンジンを搭載したベーシックグレードです。パワーウィンドすら装備されないグレードですが、ツインカム搭載車にはツートンカラーが標準装備でした。廉価仕様にも関わらず、ホンダらしくクルーズコントロールまでも装備しているのは流石です。

走行7,5万キロ、3,5点評価、内装B評価、某大手中古車サイトに新潟から出ていた個体ですかね?
第6位:昭和61年式エテルナΣ1800EXE(E12A)

ギャランΣだったら今でもちょくちょく出てきますが、エテルナΣとなると久しぶりの出品です。
EXE(イグゼ)とは、度々販売されていた為に、もはやカタログモデルのような印象を受ける、エアコンやオーディオなど充実した快適装備がウリのお買い得特別仕様車です。

EXEシリーズには1800LXサルーンエクストラがベースの「1800EXE」、1800ツーリングエクストラがベースの「1800ツーリングEXE」、ギャランΣにのみ設定の1600LXエクストラがベースの「1600EXE」の3種類が設定されていました。
現車は、この中でも1番スタンダードかつ、1番販売台数の多い1800EXEです。

走行8、3万キロ、3点評価、内装D評価、名古屋78ナンバーが付いているので、ひょっとしたらワンオーナー車だったり?
ちなみに昭和62年に販売されたEXEはフロントエアダム、カラードマッドガードを新たに装備しています。ここはテストに出るので覚えておくように(笑)
第5位:昭和52年式ギャランΣ・2000スーパーサルーン(A133A)

先々週の後期に引き続き、今週は前期のスーパーサルーンの登場です。しかも、こちらは名古屋59ナンバーのワンオーナー車。 まんま、トミカリミテッドですね(笑)

電動ファン追加、ポイント点火からイグナイター方式に変更など、いかにも昭和の愛車家って感じのオーナー様に可愛がられてきた個体かと思われます。

走行5,4万キロ、3,5点評価で内装はB評価。年式からすれば異様に状態の良い個体です。内装も全然日焼けしてないので、間違いなく屋根下保管でしょう。
第4位:昭和52年式ブルーバード1800GL(PJ810)

これまた排ガス規制という名の暗黒時代を生き抜いたミドルクラスのセダン、こちらも松本55ナンバーのワンオーナー車!!

出品表が白紙の未検査コーナーからの出品ながら、走行はたったの3万キロ。見ての通りの極上車です。まさに長野コンディション!!

810ブル自体が3年ちょっとでフルモデルチェンジと、歴代ブルーバード史上最も短命だったモデルなだけに、ここまで状態の良いモノはもう出てこないかもしれませんね。
第3位:平成3年式NXクーペ1800タイプS・Tバールーフ(HB13)

またしても赤色のサニーです(笑)
メーカーとしては、サニーから独立した1車種という位置付けにしたかったようですが、これが大失敗。この個体の販売された91年の時点で月販台数は500台以下、翌92年になると100台弱になる月も出てくる始末。
あんまりにも売れなかった為、とうとう次期型のB14では北米仕様の2ドアセダンとクーペは統合されてしまうのでした。
そんな現車は、ただでさえ珍しいNXクーペの中でも特に珍しい最上級グレードタイプS・Tバールーフです。

Sとは勿論「スポーツ」のことで、ハイオク仕様のSR18DEを搭載、シリーズで唯一の針パネ(他は全てデジパネ)、4輪ディスクブレーキ、ビスカスLSD、ハードサスなどを装備していました。
しかも、この個体はABS、アルミホイール、55扁平タイヤがセットOP化されたGパッケージ装着車なのです。
名古屋71ナンバーのワンオーナー車、5速MT、走行8,5万キロの3点評価。
あと少し予算を足せば、S13シルビアや180SXのターボが購入できたグレードなだけに、よっぽど拘りのあるオーナーが新車購入されて乗られていたのでしょうね。
第2位:昭和61年式クイントインテグラ・5ドア1600GS(DA-1)

ひょっとしたら昭和のホンダな方々の間で噂の、都内で度々目撃事例の上がっている野生の5ドアがコレでしょうか?
品川52ナンバーのワンオーナー車で、走行17万キロ、3,5点評価、内外装共にB判定なので、年式と距離からすれば凄く綺麗な個体のようです。

11月登録の個体なので既に4ドアセダンは発売されている中、敢えて5ドアを選択されるなんて初代オーナー様は実に通な方です。
それ故なのかオプションも多数装備しており、フォグランプ、ホイールキャップ、コーナーポール、マッドガードなどが確認できます。

部品供給の劣悪さには定評のある昭和のホンダのことだけに、とうとう維持できずに手放されてしまったのでしょうか?
第1位:昭和59年式カリーナ1500DX(AT150)

サイドモールすら付かない廉価グレードDXの奇跡のサバイバー!!
こういったグレードは、文字通り耐久消費財として使い潰されてしまって残ってないので、車種を問わず本当に貴重かと。
なんせ、この150カリーナの場合は、あと6万円足せば装備充実のSGが購入できたので一般ユーザーは、まず買わないグレードでしょうし。

この下にも更なる最廉価仕様のカスタムDXが用意され、このDXとカスタムDXは、主に会社やら官公庁なんかのフリートユーザー向けに販売されていました。
そういったユーザーニーズを反映してか、カスタムDXとDXのみはフェンダーミラーが標準装備です。
ただお察しの通り、フリートユーザー需要の大半を占めるカローラクラスよりも1クラス上な車格が災いし、販売台数は少ないのですが。

カスタムDXには装備されない成型ドアトリム、メーター内時計、セミファブリックシート、シガーライターなどが標準装備。廉価グレードらしいシンプルな内装に好感が持てます。
走行11、3万キロ、こちらも未検査コーナーからの出品でした。