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シケイカ★フェンダーミラー将軍・発動篇のブログ一覧

2012年03月24日 イイね!

わりとシャレード成分高めな舞子さんの1日

先日、名古屋で毎月第3日曜日に行われている新舞子サンデー(略して舞子さん)に生き恥を晒しに行ったら、シャレードの1リッター3気筒エンジンを搭載したイタリア製ミニ「イノチェンティ・3C(トゥーレ)」がお越しではありませんか!!



元々イノチェンティ社は1965年より英国オースチン社のミニやアレグロなどをイタリアでライセンス生産していたメーカーでしたが、70年代中頃に深刻な経営不振に陥いり、同じイタリアのスーパーカーメーカーのデトマソ社の傘下に入りました。

その際にデトマソによるテコ入れが行われ、イノチェンティ製ミニはシャシやパワートレーンをそのままに、ベルトーネのデザインの新しい内外装を与えた「イノチェンティ・ミニ120」にモデルチェンジしました。


(スポーツグレードのミニ・デトマソ)

1981年にデトマソがダイハツと業務提携を結ぶと(その結果生まれたのがシャレード・デトマソ)、それまでの旧ミニのBMC・Aタイプ4気筒エンジンに代わり、1982年5月より日本から輸入した初代シャレード用CB型993cc3気筒エンジンを搭載し、サスペンションをミニ由来のラバーコーンから新型のストラット(リアはリーフ)に改められた、「イノチェンティ・3C(トゥーレ)」となり、名称からもミニの銘が消えました。

この3Cは日本では1983年2月に、それまでイノチェンティ・ミニを輸入していたガレージ伊太利屋から輸入権を引き継いだ、ダイハツの子会社の(株)ダイハンによって、ダイハツ系のディーラーで販売されました。

この(株)ダイハン扱い物はガレージ伊太利屋モノと差別化するのに“イノセンティ”と表記され、3Cの最上級豪華グレードのSEが販売されていました。

しかし同じディーラーで売っている、同時期にG11型にフルモデルチェンジした同じエンジンを搭載するシャレードが100万円以下の時代に、倍以上の192万円という価格設定と皆無に近い知名度で、敢え無く某アゲガンダムのブルーレイディスクばりに爆死し、翌1984年末には業績悪化に伴い(株)ダイハンが解散し輸入が打ち切られた為に、3Cはサンプル輸入程度の結果で終わり100台も上陸していないようです。

そして、その翌年の1985年からは、(株)ダイハンが解散と同時に輸入権を返上したのに伴い、再びガレージ伊太利屋がイノチェンティの輸入権を取得し、今度はスポーツグレードのデトマソターボの輸入が開始されました。


(ミニデトマソとデトマソターボの見分け方は左右逆のボンネットのパワーバルジ)

名前でお気づきの通り、シャレードターボのエンジンを搭載したモデルで、日本で1983年9月にシャレードにターボが登場した翌月の10月にイタリア本国でラインアップされていたモデルでした。

基本的にシャレードと同じエンジンを搭載していた3Cとは異なり、デトマソターボはイノチェンティによる独自のチューニングが施され、タービンがシャレードターボのIHI製RHB3-2(当時のIHI最小タービン)から同社のRHB5型と一回り大きいタイプに変更される他、圧縮比も9,1(シャレードターボは8,0)に高められ、カムやキャブレターのセッティングなど細部も異なり、レブリミットがシャレードターボの6000回転から7500回転に引き上げられたハイチューン版エンジンを搭載していました。

しかし、デトマソターボも3Cほどではないにしろ、やはり基本的にシャレードと同じエンジンなのと知名度が低さがネックとなり、販売台数的にはあまり芳しいものではなく、またしても1988年で輸入打ちきりを強いられてしまいました

その後もイタリア本国では1985年にミラの547ccAB型2気筒の排気量をを617ccに引き上げ搭載した、格安の価格設定が売りのイノチェンティ650が追加されるなどして、90年代初頭まで生産されていました。


(イノチェンティ・650)


この3Cのオーナー様は直後に突然降りだした雨でお帰りになられたので、お会い出来ませんでしたが、是非とも今度はブランシェと並べてみたいものです!


・・・そして昼食を採るために移動した帰り道・・・


初代シャレードを発見!!


海が近い場所なのでグサグサに腐ってますが、廃車体でもまゆげと違って全然残っておらず、こうやって見るのは何もかもが懐かしくなってしまう程に久々で感動です。


1979年から1年しか生産されていない珍しい中期型(前期2年、後期3年)で、固めの足回り、サーボ付ディスクブレーキ、ラジアルタイヤ、タコメーターなどを装備したスポーティ仕様のXTEグレード(4速)でした。

まさか初代シャレードのエンジン搭載のイノチェンティ3Cを見た直後に、本物(?)の初代シャレードに巡り会おうとは…

まさに運命の赤い糸と言っても良い因縁じみた物を感じずにはいられません。
Posted at 2012/03/24 02:44:48 | コメント(5) | トラックバック(0) | シャレードがいっぱい | モブログ
2012年03月09日 イイね!

グレートまゆげビレッジ

あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!

『まゆげアトレーターボの草ヒロを見つけたと思ったら、その斜め後ろにもまゆげアトレーターボの草ヒロがあった』

な…何を言っているのかわからねーと思うがおれも何をされたのかわからなかった…

頭がどうにかなりそうだった…

『カタログの化物語な悪夢』だとか『カタログのイスラム聖戦士な悪夢』だとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ

もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…


(ターボ専用カタログの化物語な悪夢)


(毎度恒例イスラム聖戦士な悪夢)

――――――――――――――――

先日、近所の普段使わない裏道を抜け道に使ったら、車屋なのか運送屋なのか、全くわけがわからない店の前に以前はなかったLXターボのサンルーフ付き4WDを発見!



迷子の蝸牛ばりに、ずっと探してたのに、まさかこんな近場にあろうとは、乙女座のセンチメンタリズムな運命を感じずにはいられません!?

昭和59年に、まゆげアトレーに追加された軽ワンボックス初のターボエンジン搭載グレードのLXターボは、それまで豪華装備と使い勝手の良さで人気だったノンターボのLXグレードをベースに、IHI製RHB31型超小型タービンの装着により、ノンターボの約30%増しの39馬力、5、9キロを発生するAB55型エンジンを搭載していました。

当時のインプレによれば、最近の欧州車で流行のダウンサイジングターボに近い乗り味で、トルクピークは3000回転と比較的低い回転数で低速からトルクが立ち上がり、全域に渡ってターボが効いているような感覚だったそうです。


後のXXターボ程では無いにしろ、まだまだ当時はターボ車は特殊車両というイメージが強かったので、内外装も専用の赤と黒のボディカラー、シルバーグリル(ノンターボは白)、ボディストライプ、(スバル風に言うと)スタイルスチールホイール、ノンターボではOP(爆)のディスクブレーキ化、赤黒ツートーンの専用シート表皮など、スポーティーさを全面に押しだした力の入った物でした。

しかし、基本的に同じAB55型エンジンを搭載するミラターボが72万円だった当時に、軽自動車としては破格の100万円オーバー(4WDサンルーフだと108万円)と、シャレードターボより高価だった為に販売台数が少なく、また初期のターボ車故にトラブルも多かった為に早い段階で廃車されていったので、現存する個体は草ヒロでも凄く珍しいです。

なので半分デッキバンになりかけた、「これはゾンビですか?」な状態でも大変貴重な存在で心奪われました。

この気持ち、まさしく愛だ!!

しかも、この個体は究極の愉快OP品、クロック一体デジタルタコメーター装着車なのです!

(実はダイハツ初の液晶デジパネ)

ノンターボの遅くてもビューティフル・ドリーマーなフィーリングが気にいってるのでターボエンジンは要らないのですが、この液晶死んでるかもなデジパネを筆頭に、妙に大きい謎のリアバンパー(ヒッチメンバー?)、ターボ専用シートなど欲しい部品が多数あるのに、いつ行っても無人で関係者にエンカウント出来ず、自分は我慢弱いので愛を超越して憎しみとなりそうな勢いです(笑

それで流石に、そのまま帰るのもバカバカしかったので、斜め後ろの奥まったお宅の畑に、タイレルP34とトレッド幅の広さを競ってた2代目デリカスターワゴンがあったのを思い出して見に行った所…



あれ?まゆげターボ(2WD)だ!!

奇跡も魔法もあるだね!(本当は勘違いしてただけ)

ちなみに、その向かいの畑にはS30系ハイゼットキャブが…

いくら戦いは数だよ兄貴!とは言っても、このトライアングラー地帯は一体何なんでしょうね?
Posted at 2012/03/09 01:46:56 | コメント(7) | トラックバック(0) | まゆげ | モブログ
2012年03月07日 イイね!

『パリの平凡な車。』マリ・クレール ミラージュ1300CX-7

『パリの平凡な車。』マリ・クレール ミラージュ1300CX-7一部で大騒ぎになってるので皆さんご存知かもしれませんが、ヤフオクに2代目ミラージュが出品されてますね~

少し前には、まさかのミラージュⅡのターボルックまでもが出品されたりで、全くわけがわからないよ。

自分が実質最初に購入した車が2代目ミラージュ前期セダンの最上級グレードのCXエクストラ(デジパネ・ツートーン)だったので本気で買い戻したい所ですが、先月“欲しい車全部ゲットだぜ”な自分にとってのセカンドインパクトで血迷ってプロポーズした我が家の女神候補生さまにマミられる未来が用意に想像つくんで今回は残念ながら見送りです…

どうせなら折角のホワイトの3ドアなんで、購入された方には是非『マリ・クレール ミラージュ』のレプリカを再現して貰いたい所ですね!



この『マリ・クレール ミラージュ1300CX-7』がどんな車かと申し上げますと、1985年9月に女性向け雑誌のマリークレール誌と三菱の共同企画によって製作された女性向け特別仕様車で限定400台が販売されました。

当時ファッションブランドや雑誌メーカーとコラボした女性仕様車は多数企画されていましたが、基本的にはメーカー側からの提案が殆んどでコラボ側の協力は結果的な物に過ぎませんでしたが、『マリ・クレール ミラージュ1300CX-7』は、それとは逆に、フランスの『marie claire』誌との提携により発行されているマリークレール誌が主導となり企画されました。

そのマリークレール誌の“女性と車”というテーマで組まれた特集での、アンケートや投書、更には読者30人との話し合いの結果、「これまでの女性っぽい女性仕様より、むしろ大人感覚のシンプルでシックな車。しかも自分の生活空間を広げてくれるもの」という読者の求めている理想の車像と編集サイドの提案を出来る限り取り入れ、具体的には「フランス的な車である事」・「小回りが効いて燃費が良い」・「価格は100万円以下」・「運転する自分が美しく見える」というコンセプトで、ミラージュに元々からカタログモデルで設定されていた1300CG-Lという女性仕様車をベース車に、なるべくマリークレール誌側の希望に沿って開発されたそうです。

ですが、ぶっちゃけリアパネルとホイールキャップにマリークレールのサインが入り、上級グレードの1500CX-7と同形状のグリルとドアミラーに変更されている意外は1300CG-Lと大差の無い色替えがメインの限定車で、フランスの国旗をイメージしたホワイトとサンレモブルーのツートーン、サイドモールは濃いブルーに塗り分けられているのがポイントです。



しかも本当はボディカラー全面を青にするのがマリークレール側の希望だったのを三菱側が反対し、結局この塗装色になったそうです。

それでも売れたかどうかは別として、当時の女性仕様なら赤にしておけば間違い無いという発想を、女性自身が否定したという所に大きな意義があったのではないかと思います。
Posted at 2012/03/07 03:13:12 | コメント(9) | トラックバック(0) | ミツビシ | モブログ

プロフィール

「シャレードがいっぱい。中学生の頃の自分に「トミカサイズでG100シャレードのボディバリエーション全種揃うぞ」って言っても絶対信じないと思う。」
何シテル?   07/27 13:47
ほら今日も、まゆげのおじちゃん探してくるよ、シケモク車。
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