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シケイカ★フェンダーミラー将軍・発動篇のブログ一覧

2012年12月28日 イイね!

Kトラさんの、びようせいけいじゅつ

 

 550ccの軽トラが気になる日々が続いていました。

 そこで、ついつい妄想してしまうのが乗用仕様バン顔のスワップ。

 しかし車種によっては溶接でくっ付いているフロントパネルからして、もう全く別物なんですよね。
 アトレートラックやらドミンゴトラック、エブリィトラックなどなど、つらつらとエトセトラを作ってさしあげたかったのですけども、どれも個人レベルでの改造は絶望的です。


 ―――しかし我らが台湾は、やっぱり一味違いました(不自然にアカルイ笑顔)。


 暗黒フォースをかき集め、メーカーレベルでハチマル車を魔改造する習慣にかけては右に出るものがありません。
 架空のファンサービスに余念がないのです。
 


■ハイゼット

 台湾では羽田汽車がノックダウン生産をしていたS8♯ハイゼット。
 シャレードの1リッターエンジンを搭載したバンとトラックが生産されていました。

 当初は550cc車をベースに、角目ヘッドライト、輸出仕様に共通の大型バンパー(国内仕様660ccと同じもの)、CIプレス入りのアオリ、エンブレム程度の違いしかありませんでした。

 ところが93年のマイナーチェンジで、何をトチ狂ったのか車名をアトレーに変更した際に、バンだけではなくトラックも550cc後期版のアトレー顔にマジカルチェンジ!!(エンジンもEFI化)


 あちこちに輸出され、ついでに土着化もしているハイゼットですが、正式にアトレーを名乗っているトラックは世界広しといえども台湾だけでしょう。

 まぁ、アトレー顔のトラックというのだけであれば韓国製の起亜タウナーもですけど。

 こちらは台湾とは異なり、660cc版アトレー顔をベースとしているのが面白い違いです。



■サンバー(ドミンゴ)

 台湾で89年からドミンゴのノックダウン生産を開始した大慶スバルは、他の仕向地には無いトラックボディも製造していました。
 4WD車の設定もありましたが、エンジンは1、2リッターは存在せずに1リッターのみでした。


 荷台は日本のKTサンバーと基本的に同じものですが、他にもオール木製デッキ仕様が用意されていました。
 


■キャリィ

 スズキは現在ノックダウン生産を行っている太子汽車と89年に提携するまで台湾における販売拠点を持っていませんでした。
 その為にキャリィは、ごく最近までフォードブランドで販売されていました。

 フォード製キャリィ「プロント」の初代モデルにあたるのが、トミカのラーメン屋でお馴染みの8代目ST40(4スト)をベースとしたものです。

 
それをわざわざオーストラリア・フォードからデザイナーを招致してフロントフェイスをフォード化する力の入れよう…
 悪を狩り正義を行うのに理由はいらない的なアメリカ的マッチョイズムを見せつけてくるとは敵もさるものです。 




 
 これとは一転。9代目DA71ベースの2代目プロントには、お待ちかねのエブリィ顔が与えられました。(韓国のGM大宇製キャリィもエブリィ顔ですね)


 それだけならハッピーエンドなのに、そこは情け容赦なんてモンが微塵も無いのが安心と実績の台湾クオリティ…98年のマイナーチェンジでは、この有り様です。


 内装なんて初代フェスティバ用ステアリングとホワイトメーターで無駄にスポーティなんです(悲鳴)。

 こうして2000年に11代目DA52ベースの「PRZ」がデビューするまでの間、ずっと作り続けられたのでした。 


 ところで、8代目ST40キャリィは現在でもパキスタン、インドなどで現地生産が続いているのをご存知でしょうか?

 <パキスタン仕様>

2010年モデルから、最新のデザイントレンドを取り入れ、近代的な顔つきに変更されたバン「ボーラン」と、トラック「ラビ」が生産されています。(CA72アルトや2代目カルタスも絶賛生産中!!)

 内装もメーターパネル以外はすべて一新され、JA71ジムニーのステアリングが流用されています。トリム類の色使いがオシャレですね。


 しかし近代的というよりか、なんだか前衛的じゃありません?積み木細工を連想させます。


<インド仕様>

 CA72アルトベースの「マルチ800」の生産が終った今でも、キャリィバンをベースとした「オムニ」の生産は続いています。

 こちらも内装が近代化改修されていますが、センターパネルあたりなんか他の車種の部品を無理くり流用した感が満載です。
 それにしても、パキスタン仕様もですけど日本仕様にはあった筈の送風口すらないのには絶句です…


 そして迎えた2012年の第11回インドオートエキスポ(モーターショー)。

 いよいよ深刻な様相を呈してきました…

 なんだか発想がとっても中華的。
 シュールな風刺絵みたいな光景です。状況がのみこめません。

 このままでは油断してるとカレーの国からムーブメントの小波がやってきそうです。でもこのブームは絶対に阻止したい…
Posted at 2012/12/28 13:55:59 | コメント(8) | トラックバック(0) | 日記
2012年12月20日 イイね!

千葉真一さんの、あしのいいやつ

  業者オークションを覗くようになり、はや1週間。

 入札権利が無くて良かったと、つくづく思います。

 なにせ堪え性のない私のこと。
 入札OKなら、今頃は自己破産申告してたのは間違いありません…
 文字通り「天にも昇るような気持ちで地獄逝き。なう」です。

 上りきれない天国への階段は遠慮したいところですから、本命のシャレードならびにアプローズが出てくるまでは、ひたすら静観の構えを崩してはなりませぬのです。

 とはいえ、それでも良いモノは良いのです。
 なので今回は、その中から『残念キッズ推奨』なセダン系車種をピックアップしてみました。


●昭和59年式カリーナ1、6 ST-X


 日本初の純正ライン装着フルエアロ、リアスタビライザー、6ウェイスポーツシートなどが最大の特徴、というよりそれしか特徴のない見かけ倒しの超レアなスポーティーグレードです。

 実は個人的に大好きな車で、一時期は本気で捜していた事もあり発狂……でも我慢、我慢。

 しかも現車は5MTのワンオーナー、走行6、7万キロ、ディーラー整備の記録簿多数で4点評価だから、さぁ大変。
 結構良い値段が落札価格に設定されているのも納得な1台です。

 しかし値打ちのわかる方に巡り合うことが出来ないのか、ずっと回転寿司を続けています。
 誰か助けて差し上げてくださいな。


●平成元年式 チェイサー2、0GTツインターボ


 ミストグレー、屋根開き、リアワイパーと3拍子揃った、どっかのクレスタで見た事があるような仕様の81です(笑)

 出品表には動物の毛アリとの記載があったので、これだけ付けた新車時の価格の事を考えると、ブルジョワ階級のセレブあたりが乗ってたんですかね?

 えっ!?美人局(つつもたせ)ですか、そうですか。

 3,5点評価、走行13万キロのAT車でしたが、落札価格のあまりの安さに買っときゃあよかったと盛大に後悔した1台。


●昭和57年式 スカイライン1、8Ti

 ハチマル車のブログではお馴染みの「新・愛のスカイライン」なのに、私が取り上げるのは、なんと初!!

 それが一番低グレードの素のTiというのだから、なんとも見事に歪んでます…私の愛。

 チューニングされたスポーツタイプばかり見かけるスカイラインミーティングなんかに訳知り顔で乗りつけてやれば、さぞ痛快な1台かと。

 残存しているR30の大半がRSな世の中なので、ちゃんとTiの値打ちのわかる方の元に嫁いでいれば良いですね。

 とはいっても、走行9,1万キロ、4MT、修復歴有りのトランクフロアとピラーが歪んでるような状態では、やっぱりRSあたりとはゼロが1つ違う価格で落札されているのが悲しい現実です…


●昭和59年式サニー1,5GL

 

 まさかB11サニーで4点評価が出てこようとは…走行は10万キロなのに、よっぽど大切にされていたんでしょう。

 お約束のサビーの呪い、ダッシュ割れにも侵されておらず、ボディが信じられないくらい艶々してるんで車庫保管は確実です。

 名古屋ナンバーなので、出品地域の中部地方で現在1台だけ登録されている1,5GLのAT車と思われます。

 タイミングベルト交換済で車検も1年残っている、すごく良い個体ですね。

 売主さんも値打ちがわかっているのか、輸出屋さんが買おうとは思わないお値段に設定されているようです。


●平成4年式コンチェルト1、6 スーパーセレクト



 珍しいモデル末期の特別仕様スーパーセレクトです。
 1、6リッター車の廉価グレードJEをベースとして、92年2月~92年11までの僅か9ヶ月間しか生産されていないので、かなりレアなんじゃないでしょうか?

 現車は走行4,5万キロの3点評価なれど、残念ながらラジエターからのお漏らしで粗相をしてしまうようです。

 ホンダ系オークション会場からの出品だったので、ディーラーの下取り車かもしれませんね?

 だとしたらこんな状態でも、これを使用済み自動車=解体として扱わず、商品車として流通させる英断を下された営業マン氏を褒め称えたいところです。

 つくづく業者オークションと解体屋を見ていると、こういう車が後生に残るか否かを決めるのは下取りする人間次第なんだな~と思います。

Posted at 2012/12/20 18:29:33 | コメント(8) | トラックバック(0) | 中古車バザール | モブログ
2012年12月14日 イイね!

5ドアハッチさんの、さぶかる

 業者オークションはエキセントリックなのです。


 前回ネタにしたT11スタンザは、かなり本気で入札してもらうか悩んでたんです。
 そしたらいきなり出品取り消しで入札不可…

 情報一切ナシ。解決策ナシ。

 なんだか最近立て続けのお約束と化している、この躍動的展開には戸惑いを隠せません。

 今ならどんなカオスでも受け入れ可です。そもそも今の私がカオスです…

 ここは一つ、びっくり箱のような業者オークションの中身をブチ撒けてやり鬱憤を晴らしてやるとしましょうか。


●昭和62年式コロナ5ドア1、8GX


 この車をやたらと絶賛する当時のCG誌のバックナンバーが免許取得前の私のバイブルだったせいで刷り込まれてしまったんですかね?
 かつてセダン2000GT-Rに乗ってたことからお分かりのとおり、150系コロナは大好物なのです。

 特に黒バンパーの5ドアは理想の仕様で、おまけに現車はリトラフォグやリアにも付いているコーナーポール、フルシートカバーなどオプションも多数で食指です。

 走行も年式としては少ない15万キロのAT車で、結構綺麗そうなんですが、しかし肝心の出品表は白紙…エアコンが故障してる以外の詳細が全くわからぬのです。

 スタート価格は一桁前半で、かなり悩んだもののチキンな私はギブアップ。
 こんなんでも落札されてました。


●昭和62年式カペラCG・2000DOHC4WD


 ただでさえ珍しいCG(シティギア)なのに、この初期型にはCGの2リッターDOHC車にだけ設定されていた超レアなフルタイム4WD車なので驚きです。

 しかも車体番号は3ケタ台中盤!!本当にど初期の個体みたいです…

 こんなナリをしていながら、BFファミリアの競技ベース車GT-Aと基本的には共通のデフロック付きセンターデフやビスカスLSDを備えたスポーツ4WDのはしりともいえる車なんです。ミッションも当初は5速MTのみでした。 

 これは入札が入ったものの流れてたので、たぶんソコソコの値段みたいですね。それでも値打ちの分かる人にとっては激安なんでしょうけど。

 でも3,5点評価ながら、走行は9万キロ、コアサポートが歪んでいたり、ダッシュボードとテールが割れていたり、あんまり状態はよろしくなさそうな雰囲気です。

 しかし、これだったら90年代後半までバンとワゴンが作り続けられていたので維持も楽そうです。


●昭和62年式スプリンターカリブAV-2ホワイトリミテッド



 これは5ドアというより5ドアワゴンですが、珍しい限定車のホワイトリミテッドなので紹介です。

 ホワイトリミテッドは85年~87年の間、毎年スキーシーズンに向けて販売されていた冬季限定車で、映画「わたしをスキーに連れてって」などに代表される当時の世相が伺える1台です。

 ボディ各部がフルホワイト仕様になって、ブロンズガラス、専用ストライプが装備される他、大型バッテリー、強化スターターなどの寒冷地仕様に準じた装備を標準装備しているのが特徴です。

 現車は走行17万キロ近い3点評価ですが記録簿多数で、見ての通りの結構なシケモクなんですけど落札されていました。


●昭和62年式カローラⅡ5ドア・1500ZX


 珍しい前期5ドアのうえ、スピードとタコはアナログなのに水温と燃料計だけがデジパネになっている、よくわからんメーターパネルを装備した標準車の最上級グレードです。

 一説には、EL3#系の基本デザインはジウジアーロらしいので、デザイン画をそのまま再現したのやも?
 どんな風になってるのか実物を一度見てみたいものです。

 現車は走行13万キロの5速車で、フロントとリアのパネルやらフロアやらが歪んでいる修復すらしてない修復歴車です。
 なんだか誰かさんが騙されて売りつけられたシャレードソシアルを思いだします。

 でも5MTなので輸出需要があるのか、意外な程の高値で落札されていした。

●昭和59年式スプリンター5ドア・1,5ZX 



 凄いのが出てきました…これ、SEXYすぎますよ…
 
 なんでも80カローラ系中でも一番オリジナルデザインに近いのが、このスプリンター前期5ドアらしいのです。

 3,5点評価のワンオーナー、ユーザー買い取りの履歴のはっきりした車で、走行も5万キロになったばかりと申し分ありません。

 AT車なので嫁用にもってこいですし、これなら4ナンバー登録で維持費ウマウマするのも容易そうです。

 ただ一つ懸念されるのが、カローラ系は輸出需要が高いので値段が信じられないくらいまで上がるということ…
 ハイオク仕様は輸出の需要が無いのか、GTよりSEとかの方が落札価格が高いという恐ろしい世界。

 さて、どうなることやら?


 しかし、こうやって見ていると80年代は5ドア車がサブカルチャー的に発展しては消えていった時代な気がしてきます。

 アプローズを筆頭(笑)に、スカイライン、クイント、コンチェルト、ランサー、オースター、アスティナ、シエロなど諸行無常な世界なのです。
Posted at 2012/12/14 20:30:24 | コメント(12) | トラックバック(0) | 中古車バザール | モブログ
2012年12月12日 イイね!

業者オークションさんの、おあずけ

出てきました。




出てきてしまったのです・・・


コメント返信がまったく追いついてないのにブログを上げるなとお叱りを受けそうですが、ほとばしるリビドーとパトスを抑えられらずにはいられませぬのです。

と、言うのも業者オークションに新車のようなG11シャレードが出品されたのです!!

ウチのブランシュも大概綺麗な方だと思ってましたが、世の中上には上がいるもの。


昭和60年式の5ドア、中間グレードのガソリンCS、泣く子も笑う2AT。

この年式で4点評価、内装もA評価。走行距離もたったの2万キロ弱。
出品表によれば傷は全く無く、色褪せして当然の赤いボディカラーやテールレンズが光り輝いてるので車庫保管必須でしょうね。
オプションのフォグランプもポイント高いです。



そして驚くべきは内装の美しさ・・・
シートには新車時のビニールが残っていて、まったく使用感がございません。
新古車でも通用するレベルじゃないでしょうか?


もちろん、即断即決です。
悩む間もなく問答無用で欲しいのです。
そして入札を代行してもらおうと思ったところ。


――終了してました・・・・・・


ルプリに引き続き、またしても手を伸ばせばそこにあるのに縁がないという残酷な天使のテーゼ。
しかも落札価格が一桁万円前半(陸送と代行手数料を入れても10万以下)とくれば悔しくて発狂しかねません。


発狂のあまり、つい変な車があったら入札してしまいかねません。


そう例えば、『ママにお誕生日プレゼント』な愛が乗るT11スタンザFXとか・・・


たしかT11系は2010年9月時点ですら登録されている台数がスタンザ152台、オースター31台のはず。よく出てきたモンです。

現車は昭和59年式の後期型。しかもキャブレター仕様のファミリー系最上級グレードの1800SGXエクストラ、これまた低走行3、5万キロの5速車。

T11は前期型が、ジウジアーロデザインと囁かれる程に秀逸なデザイン(でも本当は社内デザインらしい)のおかげか、今になってようやく評価されるようになってきました。

ところがそれに対し、フロント廻りのボディパネルを総とっかえして“セドリックスピリット”的にビッグチェンジをした後期は今でも酷評され続けています。

でも基本的に輸出仕様は後期でも前期オースターボディのまま作り続けられた(なので日本仕様に無いオースター顔の5ドアとかもあります)ので、この四角ばったデザインのボディは実質国内専用に作り分けられていたんですよね。

海外での余り物を割高な価格で売ってる不甲斐ない新型車に較べて、なんと贅沢な話なんでしょう。
――もう少し後期型を見直してやっても良いんじゃないですかね?

特にこの個体みたいに真っ赤だと、カタログカラーの2トーンのイメージが強いので怪しいアジアンカーのように感じられ、いとおしくて仕方ありません。

ACは壊れてるけど、車検は再来年4月までと長いし、評価も3、5点と年式からすればかなり高得点です。

こんな車を欲しがるのはシャリマールさんか私くらいしかいないでしょう。
たぶんスタート価格の1桁中盤で入札=落札の予感がひしひしと。

しかし、こんなのに手を出してしまうとルプリ以上に泥沼な予感が・・・はたして部品供給は大丈夫?

まぁ、台湾にはコイツのコンポーネントをまるっと流用た「ユールン・フィーリング」なる車があるので世界規模で見れば何とかなりそうな気もしないではないですが。

Posted at 2012/12/12 18:35:59 | コメント(12) | トラックバック(0) | 中古車バザール | モブログ
2012年12月10日 イイね!

ルプリさんの、ほしがりませんかつまでは

呼ばれました・・・



呼ばれてしまったのです。


県内北部の中古住宅を見に行った帰り道、普段は通ることのない旧道沿いの『若いハートの日産サニー店』の前をたまたま通りったのが事の発端でした。

ふと何かを感じて廃車置き場の奥に目を向けたところ、なんだか四角くて古臭いガンメタのセダンがチラリと見えました。

わずか一瞬見えただけなので車種の識別はつきません。
なんとなく雰囲気でランタボか60カリーナあたりかと思いましたが、雪が降るほど寒かったので最初はスルーするつもりで通りすぎてしまいました。

しかし何か引っかかるものがあり、気になって仕方ありません。
だいぶ先に進んでいましたが、やっぱり引き返して確認することにしました。


――電撃ルプリでした!!


セダンのルプリって去年の時点で36台(ウチのを含む)しか残ってないんじゃないでしたっけ?
まさか県内にウチの以外のセダンルプリが残ってたなんて。
我ながら1%以下の可能性にかけてばっかりの作り話の主人公じみた強運には驚くばかりです。




シートベルトのタグを見るに製造は昭和58年、登録は翌59年の空冷ターボの後期の前期です。
車検は来年3月まで残ってるのに新車に乗り換えで下取りに出されたそうです。

セダンルプリというと白や赤のイメージが強いので、ガンメタのボディカラーは新鮮です。


積雪地帯なので、融雪剤のせいか下廻りはサビーの呪いに侵されています。
ですが塗装や樹脂類の状態は良好なので車庫保管は間違いないでしょう。


オプションのフォグランプ付き。


内装はお約束のダッシュボードの割れもなく良い状態を保っています。
やはり車庫保管?


あまり日焼けのないオレンジのシート表皮も新鮮です。
ハーフシートカバーもルプリ専用?


それもそのはず、走行たったの5万4千キロ!


機関はオイル漏れも一切なく、ヘッドカバーの結晶塗装も剥がれていません。
エンジンをかけてみたところ「ガ」行の音は一切なく、ルルルと軽い音でハミングしています。
走行の少なさもさることながら、しっかりディーラーでメンテされているので調子は最高です。


ウチのルプリの車体は錆穴等が一切ない綺麗なものの、機関は30万キロ近い走行でガタガタです。
こちらの車両はまったく逆で車体は終了しているものの、機関は極上といえる状態です。


そこで、部品取り車として活用すべく交渉を開始しました。
これがそこいらのモータースなら喜んでホイホイ譲ってくれるところなんですが、お役所仕事の古典ともいえるディーラーの壁は高かった・・・

丸ごとはおろか、部品を外すのすらダメだとか。
一般客相手が無理なら友人の車屋を通して業販を打診するも、それすら出来ないとか・・・

なんでも会社の方針とやらで解体として本部に注文書を提出している以上、再販は無理なんですと。

既に強運は使い果たしてしまったようです。
わたしはその場に凝固しました。
ショックでした。

去年の時点で5台しか残ってない後期の前期MT車(ハチミーに来られていた個体もこの中に含む)のうち1台が最後の時を向かえようとしているなら尚更で。

これでセダンルプリの残りは35台?
滅亡へのカウントダウンは刻一刻と近寄ります。

こうして看取ってやれたのが、せめてもの慰めでしょうか・・・
まるで死に水を取るためだけに呼ばれたかのようです。


~12月11日追記~
さっきサニー店から連絡があり、向こうも何とかならんか検討してくれたみたいですけど、リサイクル法の絡みで解体屋も部品は売れぬということでした…

悪法には勝てませぬです…
Posted at 2012/12/10 18:18:11 | コメント(17) | トラックバック(0) | 時任三郎と松坂慶子 | モブログ

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「もう一台のタントはコペン純正レザーで!!」
何シテル?   06/07 19:02
ほら今日も、まゆげのおじちゃん探してくるよ、シケモク車。
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