さ~て、今週の『ぎょうはん』は~?
第7位:平成元年式サニー1500スーパーサルーン(FB12)

カローラ系ほどではありませんが、サニー系の車種も輸出では人気があるので、B12以降であれば今でも普通に流通しています。

とは言っても、この個体のようなスーパーサルーンのサンルーフ付きなんてキワモノは初見です。
当時は普通の人が普通に買っていたグレードなだけに、こうしたメーカーオプション装着車はなんとも珍しいものです。
日産ディーラー系会場からの出品で、走行4,7万キロ、3,5点評価のAT車でした。
第6位平成元年式ランサー1500SXサルーンX(C62A)

当時、突如としてサブカル的に流行の兆しを見せた、5ドア車。
それまで堅実にやってきたミツビシも、来るべきバブル景気の熱病にやられたのか、ヨーロッパ輸出用の5ドアをギャラン店主力のランサーブランドで売り出す始末でした。

メーカーとマスコミが何か勘違いしてただけでしかなかったブームなだけに、結局全然売れなかったのはご存知のとおり。

現車は平成元年4月にユーザーの上級化ニーズに応えるために追加された1500ccのファミリー系最上級グレードSXサルーンXです。

ベースとなったSXサルーンですらフル装備の豪華仕様であるところに、SXサルーンXは更にオートエアコン、オーディオなどの装備をプラスで上級車並に装備が充実しております。走行6万キロ、RA点、外装C・内装C評価の個体でした。
この型のランサーといえば、一部で有名なのが、大垂水峠近くの国道16号線沿いの駐在所のパトカー。どうやら、こちらの駐在さんが過去に某サビ取り雑誌から取材される程に古い2輪がお好きな方のようで、今でも大切に乗られているみたいです。
第5位:平成元年式ミラパルコ(L70V)

見るからにバネカットの車高短、塗装の黒バンパーなど、残念な弄り方をされてる特別仕様なんだけど特別感の無いミラパルコの2AT車。

でも、走行がたったの5970キロなんです!!距離が距離だけにモチロン4点評価。
ちなみに綺麗なフルノーマル状態で一度出品、落札されている個体です。

これだったら文句ナシ。わたしが欲しいくらいです。それが、どうしてこうなった?
第4位:昭和63年式コルサ1500EX(EL31)&平成2年式ターセル1300ジョイナス(EL30)

L30系は、去年まで1週間に1台程度は普通に出てきていたのが、最近は1ヶ月に1台出てこない事もあるなど、極端に流通量が減ってきました。もし購入を検討されているのでしたら、是非お早めに。

一説にはジウジアーロデザインと言われているのも納得できるツートンカラーがとってもお洒落。少なくとも、ボディサイドの6ライト目のウィンドの折れ曲がったラインは日本人のセンスにはないものかと。

5ドアの最上級グレードにのみ装備されているデジタルのバーグラフ表示の燃料計と水温計が、なんともピアッツァちっく。
走行6,6万キロ、RA(修復アリだけど綺麗)評価、内装C評価の5MT車。
こうしたコンパクトカークラスの車というのは、新車時に廉価なお買い得仕様やスポーツ仕様などのわかりやすいグレードばかりが売れていた為に、こうしたファミリー仕様の上級グレードというのは中々に珍しいものなのです。
そうやって、噂をすれば影が射す。お買い得仕様のターセルジョイナスも出てきました。

白や赤のイメージが強いグレードなだけに、ダークブルーというのは新鮮な印象を受けます。

トヨタディーラー系の会場からの出品で、走行たったの1,9万キロ、4点評価、外装C・内装D評価のAT車です。まだまだ、こんなに低走行の個体も生き残ってるものなんですね~
第3位:昭和48年式ニューギャラン1600(A112A)

初代コルトギャランと3代目ギャランΣの間に挟まれ、影の薄い2代目ニューギャラン。
事実、あんまり売れていなかったようで、現車は発売から約1年が経過した昭和48年7月登録の個体ながら、車体番号が7000番台までしかいってません。
残存しているだけでも凄いレア車なのに、桃太郎王国こと岡山からの出品だけあって、39年間ワンオーナーで、勿論「岡55」ナンバー!!

しかも排ガス規制が施行される前に製造された未対策の前期型。出品表にはグレードが記載されていませんでしたがデラックス系かカスタムだと推測されます?
走行4,1万キロ(5桁メーターの為に改ざん扱い)、記録簿完備、リア周りに修復アリとはいえ外装B・内装B評価なので、よっぽど大切にされてきたのでしょう。過ぎた年数を感じさせない異様な綺麗さです。
岡山、なんて怖いトコ。
第2位:平成元年式スターレットバン1500ディーゼル(NP76V)
リアウィンドの奥に輝くガードバーが4ナンバーの証し、今や幻の車となったスターレットバン!!

当時はスターレットのみならず、シャレードやシティ、フェスティバなどのコンパクトカーの3ドアハッチをベースとした4ナンバーバンが設定されていました。
しかし、車検期間が2年で維持費も車両価格も安い軽ボンバンに市場を奪われた為に、どの車も販売が奮わず1代限りで続々と廃止されていきました。
そんな訳で、元々の販売台数が少ないうえ、先週取りあげたカリーナDXと同じく、耐久消費財として消費され尽くしてしまった車なだけに、よくぞ残っていたものです。

なんだかプロダクションレースのN1車両みたいで、素敵なレーシーさ。
なんと、ガソリン車ではブレーキブースタすら省かれている始末。それ以外にもいろんな装備が省かれているので車重はシリーズ最軽量で、まるで競技ベースみたいな商用車(笑)

現車は走行17,7万キロ、3,5点評価、内装B評価。当時モノの長野44ナンバーつきなので、これもワンオーナー車かも?
第1位:昭和62年式アコード1800アニバーサリーEXL(CA1)

かの二玄社刊「日本車大検索図鑑」にすら記載されていない、どマイナーな限定車で今週のトップは決まり!!

なんでもアコード発売10周年、ビガー発売5周年を記念し、昭和62年2月3日に発売された特別仕様車なのだとか。

ベースになったのはA18A型シングルカム1800cc搭載のアコードEXLとビガーMXL。
ボディカラーは、白とグラファイトグレー/サバナグレー・ツートーンの2色を用意。ボディ同色の電動リモコンミラーや全面ブロンズガラスが採用され、外観は高級感が強調されています。
内装は、豪華で肌触りのよい専用モケットシートやモケットドアライニングを採用し、落ち着いたムードを演出。

大型センターコンソール、ルーフスポットライト(運転席・助手席側)、フロント助手席側のグラブレールも装備され、充実した内容となっています。

限定台数は、アコードが4500台、ビガーが1000台。これだけの装備が追加されていながら、価格はベース車の約2万円高の166,2万円(5MT)と、大変お買い得な設定でした。
現車は走行5,7万キロ、フロント周りに修復歴アリ、外装D・内装E評価、ホンダディーラー系の会場からの出品です。