さ~て、今週の『ぎょうはん!!』は~?
●第7位:平成2年式スプリンターカリブ(AE95G)&平成2年式カローラ1600GT(AE92)
またスプリンターかよ!?、って言われちゃいそうですが、今週はこの車からスタートです。
変な色、触覚、屋根が食指な最上級グレードのAV-2です。
北海道からの出品なので、ある意味仕方ないのかもしれませんが、走行16、6万万キロ、腐食穴のため評価は2点・・・
こんなシケモクでも、カローラ系であれば輸出目当ての外人が買っていってしまいます。それ故に、90系以降であれば現行車と代わらないレベルで今も流通しているのです。
とは言っても、1600GTともなると新車での販売台数が少ないので流通量は少ないのですが・・・
それでも先週に引き続き平成2年式の後期型GTが出てきました!!今度はカローラのATです。
3,5点評価、走行7,1万キロ、ドライブシャフトブーツが破れていて内装はヤニ汚れが目立つものの、ホイールキャップも完備で先週のスプリンターGTより程度が良さそうです。

しかし、ATのハイオク仕様では外人の食い付きが悪いのか、だいぶん安くで落札されていました。
●第6位:平成元年式カリーナED・2000Gリミテッド(ST162)

最終型Gリミテッドの5速、走行6,8万キロ、外装4点評価、内装B評価ですごく程度が良さそうです。後期でグリニッシュのボディーカラーは中々珍しいかと。

しかも岡山58ナンバー(字光ナンバー)のワンオーナー車!!
業販が魔界であるとするならば、こんなのに乗ってる天然オーナーが普通に走ってる桃太郎王国こと岡山県は、さしずめ鬼ヶ島といったところでしょうか(笑)
●第5位:昭和63年式セドリック・グランツーリスモSV(Y31)

程度の良い前期のグランツーリスモというだけでも珍しくなってきてるのに、超レアなホワイトパールツートーン(#2F5)ではありませんか!!

ブロアムでもレアな色なのに、まさかグランツでお目にかかれるだなんて・・・
グリルに輝くJAFバッジが育ちの良さを物語る、ワンオーナー、走行8万キロ、記録簿完備な4点評価の個体です。

「あぁ、この瞬間が日産だね」、的なACの液晶表示不良と出品表にあるので、オーナー様は手放されてしまったのかもしれませんね?
第4位:昭和62年式スカイライン1800G(FJR31)

超希少な前期R31スカイラインの最廉価グレードGタイプ!!
ハイソカーを目指したR31スカイラインの癖にパワーウィンドすら付いてないなんて最高です。こういうグレード大好きです。
走行7、4万キロの5速、ワンオーナーの車庫保管ですが、3点と評価が妙に低いです。会場によって評価には結構バラつきがあるので他だと3,5点はいきそうな感ですが。
OPと思われるルーフキャリアが付いてるせいか、USDMみたいです(笑)

後ろから見ると丸テールの6気筒系とは、もう完全に別の車のよう。
実際に、オーストラリア仕様ではRB30を搭載する6気筒仕様をスカイランとして売る傍ら、4気筒仕様は910ブルーバード後継のピンターラという完全に独立した別の車種として扱われてましたし。
第3位:昭和57年式:ファミリアXG(BD1051)

あんなにゴロゴロ走っていたのに全く残っていない、初代FFファミリアのイメージモデルともいえる前期型1500XGです。

EGIやらターボは全て後期になってからの発売なので、前期ではこの仕様が最量販グレードにして最スポーツ仕様でした。
現車は当時のこのクラスのスポーツ仕様では珍しいAT、フロント修復アリ、キャブ不調、エアコン故障と良い感じにシケてます。それでも、この形があるというだけでも凄いことだと思います。

当時モノのフルコンポが食指です。是非これで岡田奈々とか聞いてみたいものです(笑)
メーター標示は走行8千キロらしいですけど、走行距離計が5桁メーターの時代の車の宿命で改ざん扱いになっています。まぁ、全体の傷み具合からして10万8千キロといった所でしょうね。
しかし、月販1万台も売れてたはずなのに何故、こんなにも残っていないんでしょう?不可解でなりません。
つい、B11サニーみたいに何らかの公にされなかった欠陥をかかえていた為じゃないのかと邪推してしまいます。当時のオーナーズレビューを見るに実際に品質は悪かったみたいですし。
FF第一世代の大衆車はメーカー問わずに防錆鋼板が普及する前で腐りやすかったのと、代替時期がちょうどバブル景気と重なって潰されまくったのとで残存率が低い傾向にはあるのですが、それにしても、ね~・・・
●第2位:平成7年式アプローズ・リミテッド(A101S)

メーター交換歴アリの走行23万キロ、3点評価と中々のシケモクながらも、ユーザー買取の群馬54ナンバー、最上級グレードのリミテッドでOPも多数!!
毎回アプローズが出てくるたびのお約束と化した、出品表に4ドアセダンと書かれちゃって、後から5ドアに訂正パターンが笑えます。

メーカーOPのツートンカラー、14インチアルミ、リアワイパーなどが確認できます。
各所でネタにされてるリアワイパーは、ハッチバックである証としてガラス部からではなく、ハッチゲートから生えてきています。
でも、そこには深い意味がある訳ではなく、ぶっちゃけワイパー専用の穴あきリアガラスを製造するよりも、ハッチゲートに穴を開ける方がコスト的に安いからなのです…
距離が距離なんで仕方ありませんが、エンジン、ATミッション要現車確認とあるので、よっぽど調子が悪いんでしょうね。

こんなにボロいのに落札されてたので輸出逝きかな?
●第1位:昭和54年式シャルマン1600GC(A40)

アプローズが出たと思えば初代シャルマンが・・・よくぞ残っていたモンです。
いまだかつて、こういったランキング形式の紹介文でシャルマンとアプローズがワンツーフィニッシュしている例は前代未聞でしょう(笑)
現車は昭和53年にマイナーチェンジした後期型の最上級グレードGC(グランドカスタム)です。
ダイハツのフラッグシップに相応しい高級モケット内装、リアシートにはセンターアームレスト、カーペットも他グレードより分厚くなり、インパネには木目パネル、電動ミラーやトランクオープナー、メッキのサイドモールも装備・・・というとショぼく思えますけど、当時のこのクラスではかなりの高級仕様でした。
エンジンは1600ccの12T型エンジンを搭載。
大幅に手が入ってるとはいえ基本的に1,2と1,4のエンジンを搭載していた20カローラセダンがベースなのに、30カローラのパワートレーンを搭載した隠れスリーパーな点が、この後期型シャルマンの面白い点です。
そして、まさかの走行8177キロ!!
これも距離計が5桁メーターなので改ざん扱いになっていますが、新古車のような内外装の程度のよさから、おそらく実走行じゃないかと思われます。
ここまで状態の良い初代シャルマンは、おそらくもう2度と出てこないのではないでしょうか。
ただ残念ながら、コアサポートやピラー廻りに板金塗装された形跡があるために修復アリ扱いです。でも距離が距離ですし、部品が普通に供給されていた時代に修理されてるんでしょうね。
・・・なんだかもう、見てるだけでお腹いっぱい。