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2009年01月04日 イイね!

巧い運転を目指して:車との距離

※自分は今こう考えている、というものであり、
 これが正しいとは限りませんので御了承ください。

車と走るには、車の事をよく知る必要があります。物として知っている事を前提として、物理的では無い面で車との距離を縮める事が重要です。

車を物として知るには、メンテナンスを行うのが最適です。
メンテナンスの第一歩は洗車。車のいろいろな部分を手で直に触る事で、いろいろな事や状態が分かります。また洗車以外の事でも、自分以外の人が行っている作業を見ているだけで理解できることは多々あります。
この様にして、まずは車という物を知る事が必要です。

車という物を知った後に必要なのは、今の車の状態を知る事です。
手っ取り早いのは運行前点検で、タイヤの空気圧やエンジン・パワステ等の各オイル、バッテリー等の消耗品チェックは最低でも月に一度ぐらいは実施する事をお薦めします。もちろん都度確認するに越した事はありません。分かっていても、ついおろそかになっちゃう部分でもあります。
また車は物であり工業製品である以上は、そこには必ず個体差が発生します。弄り方等による性能やスペック・特性の違いも多々発生します。車を知る際は、車種だけでなく個体差を知覚する事も必要です。これらを踏まえて車を手に馴染ませる/手の内に入れる早さも運転技術の一つとなります。自分はこれに時間がかかります。下手の証拠と思ってます。
他方で、車へ一方的に近づくだけでなく車を近づける事も時には必要となる事があります。もしかしたら単なる言葉の綾かもしれませんが、車に寄っていく事と、車を引き寄せる事は異なると考えてます。


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以下、「車は道具である」事を前提に書いている為、車が好きな人ほど違和感を感じ、また不快に思う事があるかもしれません。本文章は一つの考え方を示しているだけであり、あくまで「こういう考え方もある」という一例に過ぎない事を理解した上で、読んで頂きますようお願いいたします。
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車は道具の一つです。歴史を紐解くまでもありませんが、産業とその発展を支える重要な交通機関の一つであり、車は手段として使用する為に進化してきました。
物が進化する時、枝葉の付き方により様々な多様性を兼ね備えていきます。車も同様に進化をする過程で、改めて言うまでもなく様々な使い方がされるようになりました。その使い方については以前述べた通りですので、割愛します。


使える期間の違いはあれど、道具が消耗品である事は純然たる事実です。従って、車が消耗品である事も純然たる事実です。その事実を認めた上で、どのようにつきあっていくかを考える事が重要です。

車を手段として保有しているのであれば車に愛着を持って接する事は大切ですが、車を維持する事が目的となっては本末転倒です。所有している目的に添って活用する事が本懐であり、状況によっては手放す等、譲れる事を吟味した上でコストパフォーマンスを第一優先で考えて何ら差し支えは無いと思います。

車を所有する事≒保つ事が目的であるならば、消耗品であるが故に無駄な消耗/損耗を抑える事と共に、適度に使用して状態を保つ事が必要です。
この「適度に使用」する事が実に曖昧で難しいところです。保つ事が目的であるならば、街乗りや普段の足にする事は厳禁だと思ってます。劣化するしないの問題だけではなく、事故等による損傷リスクの低減が第一義です。個人的には、使用頻度が低い場合でも2~3週間に一度程度はエンジンに火を入れ、最低3ヶ月に一度程度はフルタンク給油が必要になる程度の走行する事が好ましいと考えています。前者は油膜切れの防止、後者は燃料関連の水分による影響を減らして可動部分を固着させない事を目的としていますが、期間に明確な根拠はありません。どの程度がよいのかは分かりませんが、まずは「どの程度がよいのかを考える」事が必要だと考えてます。
状態を保ち無駄な損耗を抑える為にあらゆる努力を惜しまないのが理想ですが、その為には多大な手間とコストが必要となってしまいます。もちろんその手間とコストに見合う物であれば行うべきですが、それに見合わないのであれば結局の所は何処で妥協するかという事になります。とはいえ妥協している中でも努力できることは多々あります。車が金属で構成されている以上は、その特性から免れる事は出来ません。急激な温度変化はもちろんの事、直射日光等による穏やかな温度変化も金属の老朽性を損ないますので避けた方がよいでしょう。化学物質(化学を知っている人は分かると思いますが、特に周りに電子を多く持つ物質)との接触は酸化(錆)を促す事から、接触を抑えると共に内装等で保護する事も効果があります。日頃の洗車とは別に、定期的に見えない部分も洗浄するとより効果的です。この様な方法で経年劣化を抑制する事も可能です。「車を保つ」というときの「車」が何を指しているかにより、何をした方がよいのかを吟味すると更に効果的です。
車を長持ちさせるには、出来る範囲での細かい努力を積み重ねる事が必要です。すぐに効果が現れる事ではありませんが、5年10年の歳月を経た時には如実に効果が現れます。


個人的には、物を擬人化するのは好きではありません。物は物であり、そこに意識や意思は無いからです。
「車が走りたがっている」状態もありますが、冷静に考えてみれば走りたがっているのは車ではなくドライバーです。車はドライバーの意志をくみ取って動きで表しているのであって、車が自らの意思を持った上で体現しているのではありません。「車が走りたがっている」状態は、実はドライバーが走りたがっている想いに気が付けていない状態であり、車に投影された想いを見る事で「車が走りたがっている」と感じるのです。鏡を見るようなものですね。車との一体感が強いが故に気が付かない事とも言えます。
同様に、車との呼吸が合わないのも原因はドライバーにあります。例えばほんの僅かな操作感覚のずれがいつもよりもタイムラグを大きくし、そのタイムラグしか知覚できない時には原因が分からない為に、この様に感じます。これは単に知覚できない事が積み重なってしっくり来ないだけであり、知覚して補正する事で呼吸が合ってきます。この呼吸を合わせる方法と早さも、運転技術の一つです。
しかしながら「車に意識や意思はなくとも意志がある」のも、ある側面では事実です。俗に言う「魂が宿る」と同意語と思ってます。

どの分野に於いても、練達の士/達人と呼ばれる人々がいます。スタート地点は人により異なったかもしれませんが、達人も初めから達人であった訳ではなく、達人となっていく課程があります。
熟練の課程では、道具を知る事自体にはある側面では意味がありません。道具を知る事で知識を得るのではなく、道具を知っていく課程で活用する為の知恵を培う事に意味があります。
道具を知っていく事で使いこなし、使いこなす為に状態を保ちます。状態が保たれ、また道具自体が淘汰されていく事で道具は一級品に育ってゆき、役に立つ状態(役に立つ、という意味での使える状態)となります。この様にして人が道具を熟練させていく課程で、人は道具を熟練させる方法を身につけます。これは、道具が練達の手助けをしている事でもあります。この様にして、人と道具はお互いがお互いを熟練させていきます。
道具は作られた(≒設計)段階で、ある程度の方向性が決まっていますが、その方向性もどの様に使われるか/どの様な意志を受け止めているかで変化します。後天的に変化するという事であり、道具の意志は使う人が育む物です。
道具は達人が持つ事で血が通い活力を得るようになります。ゆくゆくは道具その物の存在感があらわになっていき、いずれ魂が宿ります。付喪神となるかはその後次第なのかな?


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ちなみに自分は、この面が非常に弱いです。自分で洗車をした事は数えるほどしかないし、簡単な作業も全くやらなくなりました。これだけじゃ良くないって事は重々承知しているので、この件については触れないでください・・・先日も壊しましたし...
すごいなぁと思うのは、球技。グローブ等は使い続ける事でその個体へも熟練する事が可能ですが、ボールは試合中でも何らかの事由で交換します。単純に手に馴染ませるだけでも大変だと思うのですが、新たなボールとの対話を瞬く間に行っているんだろうなぁ、なんて想像しています。ちなみに自分は、球技は全くダメです(笑)
Posted at 2009/01/04 14:56:39 | コメント(0) | トラックバック(0) | 運転について | 日記

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